その他のプロセッサー徹底解説
インテル Core i5 プロセッサーとは?
インテル社が製造販売しているCore iファミリーの中で、ミドルレンジに位置付けられ、デスクトップパソコン、ノートパソコン、液晶一体型パソコン等幅広いラインアップで使用されるプロセッサーです。
画像編集や動画編集をするミドルユーザーやライトユーザー層に人気で、主にパソコンを一般利用する方に選ばれています。
機能とパフォーマンス
最新のインテル Corei5プロセッサーなら、4K画質の動画のストリーミング再生や人気のオンラインゲームの快適なプレイ等が可能です。また、写真や動画などの編集作業もシームレスに実施できるパワフルさと共に、電力効率も改善されており、パソコンのバッテリー駆動時間の長さにも深く関係しています。
機能面では、全てのモデルでインテル ターボ・ブースト・テクノロジーが採用されています。この機能は、今お使いのパソコンにさらに負荷の高い作業を実行させる際に、CPUのパフォーマンスを加速させるものです。
コアスレッド
コアとは、1 個のコンピューティング・コンポーネント (ダイまたはチップ) に含まれる独立した CPU の数を示すハードウェア用語です。
スレッドとは、1 個の CPU コアを通じて渡すことのできる、または 1 個の CPU コアで処理できる、順序付けられた基本的な一連の命令を表すソフトウェア用語です。
どちらも数が多ければ多いほど、ハイパフォーマンスというように理解しておけば問題ありません。
ベース周波数
ベース動作周波数とは、プロセッサーのトランジスターの開閉速度を示すものです。簡単に言うと、プロセッサーの動作タイミングをとる信号の周波数のことです。
クロック数とも言い、プロセッサーが1秒間で動作する回数となります。まったく同じ構造のプロセッサーであれば、ベース動作周波数が高い方が処理が速いと判断できます。
キャッシュ
キャッシュとは、プロセッサーに配置された高速メモリー領域です。メインメモリよりも高速のため、最も頻繁に扱うデータは内蔵のキャッシュメモリに蓄えまられます。キャッシュメモリはメインメモリの読み出しだけではなく、書き出しも有効に機能します。
容量が多ければ多いほど、蓄えられるデータ量が増えるということになります。
TDP
TDP(Thermal Design Power)とは、熱設計電力のこと。消費電力と発熱の大きさを表しています。ワット数が低いほど放熱しやすく、静音やモバイル用途に向くと言えます。ただし、あくまで指標であり、同じTDPであっても動作クロックの違いで実測値と異なる場合も見られます。