コロナ禍により人々の働き方は大きく変容しています。リモートワークと通勤を繰り返すハイブリッドワークが新しい常識となる中、基本的な仕事道具であるモバイルPCへの期待はますます高くなっています。今回のTech and Device TVの企画では、インテル® Evo™ プラットフォームに準拠したHPの最新モバイルPCを”ハイブリッドワークの達人”とも言うべき多様な職業の方々にメインマシンとして活用してもらい、それぞれの働き方における評価ポイントについて、取材を通じて検証していきます。みなさまにとっては、モバイルPCの選定基準が理解できるとともに、新しい時代における働き方の変化や仕事への向き合い方に対するヒントを得られる絶好の機会となるはずです。

コロナ禍により人々の働き方は大きく変容しています。リモートワークと通勤を繰り返すハイブリッドワークが新しい常識となる中、基本的な仕事道具であるモバイルPCへの期待はますます高くなっています。今回のTech and Device TVの企画では、インテル® Evo™ プラットフォームに準拠したHPの最新モバイルPCを”ハイブリッドワークの達人”とも言うべき多様な職業の方々にメインマシンとして活用してもらい、それぞれの働き方における評価ポイントについて、取材を通じて検証していきます。みなさまにとっては、モバイルPCの選定基準が理解できるとともに、新しい時代における働き方の変化や仕事への向き合い方に対するヒントを得られる絶好の機会となるはずです。

子どもの頃からの夢を追いかけてライターへ

――フリーランスの教育ITライター経て、現在は編集者としてご活躍ですが、この道を目指したきっかけはどのようなものだったのですか?

以前は、夫の仕事の関係でアメリカのサンフランシスコで暮らしていました。主婦で子育てをしながらの生活でしたが、ここでの暮らしを通じて様々な影響を受けたと思っています。

例えば、アメリカではフルタイムで働いていても副業をしたり、独立したりと、自分でビジネスを立ち上げている人が多いです。私は当時、子どもが生まれたばかりで企業で働くことはしなかったのですが、自宅でeコマースをしてみたり、パートタイムで働いたり、いろいろとチャレンジしてきました。

アメリカには10年ぐらい居たのですが、日本への帰国を決めた頃には、子ども学校や幼稚園に通う年齢になったので、私もフルタイムで働こうと考えるようになりました。

――日本に戻られてからライターを目指したということですね。

そうです。子どもの頃から文章を書くのが好きで、一度ライターという職業についてみたいと思っていました。それでフリーライターとして活動し始めたのですが、当初は自分の専門や得意分野なども分からないまま、とりあえず自分が書けることを書こうと考え、主婦目線のブログを始めることにしたのです。

ブログのテーマは、「iPadと主婦」にしました。実は日本に帰国するタイミングで、iPadがアメリカで先行発売され、ITエンジニアの夫が5台ほど買い込んでいたのです。私はそれを1台もらって、主婦だったらどうiPadを活用できるかという視点でブログを書き始めました。

 
 

――2010年頃のお話ですね。当時としては最先端ですよね?

はい。実は日本に帰ってきて驚いたことがあって。私はアメリカに居た頃の感覚で子どもにiPadを与えて自由に使わせていたのですが、それを見た親御さんから“子どもらしくない”と言われたことがあったのです。当時の日本は確かに、子どもがデジタルを使うことに対して、今ほど理解はありませんでした。しかし、ICTに対する偏見を変えてみたいという思いもあって、家庭で使うiPad活用を記事にするようになりました。

――今でこそタブレットPCは教育現場にありますが、昔は確かにそれぐらいの認識の方が多かった気がしますね。

そんなブログを書くようになって、私は主婦の方に読まれるかと思っていたのですが、実際に一番多い読者は学校の先生方でした。当時からiPadの教育利用を考える先生方はいらっしゃって、Twitterでつながったり、有志の勉強会に参加させてもらったりして、交流を続けていました。そのうちにこのテーマの書籍化が企画されて、ライター志望だった私は「はい!私にやらせてください!」と立候補したことで本格的な執筆活動が始まりました。

――運命的な流れですね。

もちろん、その仕事だけでライターとして収入が安定することはありませんでしたが、書籍の執筆をきっかけに、どう動けば依頼をもらえるかという流れは掴むことができたと思います。また、教育の中でも特にICT教育の分野を書けるライターはとても数が少ないことも分かり、私としてもチャレンジする価値のあるジャンルだと思いました。それからは教育ITライターという肩書きで仕事をするようになって依頼を頂く機会が格段に増えていきました。

教育分野のICT活用を加速

――日米でICT教育の差は感じますか?

感じます。特に私はサンフランシスコという、いわゆる“シリコンバレー”と呼ばれる地域に住んでいたので、肌感覚でいうと20年近くは遅れているように感じます。例えば、日本の小学校では担任の先生のメールアドレスを保護者は誰も知りません。アメリカでは何かあったらすぐに連絡できるようにメールアドレスは保護者に公開されていました。ほかにも欠席の連絡をする場合、アメリカなら簡単でしたが、日本で娘が通っていた幼稚園は朝8時00分から8時15分の間だけ連絡を受け付けますという対応で、これには本当にショックを受けましたね。

また、アメリカ、特にシリコンバレーでは子どもが新しいテクノロジーを活用するのは当たり前という文化がありました。アメリカで息子が通っていた小学校も、教室にPCが数台置かれていて、課題を早くできた子がアルファベットのゲームをしたり、英語が話せなくて授業についていけない子は個別に学習したりと、ICTを使った学習が馴染んでいました。

そういう環境にいたので、私はiPadに英単語のスペルが学べるアプリをインストールして、子どもに与えていたのですが、日本では驚かれました。一方でテレビゲームやポータブルゲームを子どもに与える保護者が多く、これにはとても違和感がありました。

――なるほど、日本ではGIGAスクール構想が実施されて、子どもたちも1人1台のPCで学ぶようになりましたが、最近のICT教育はいかがですか?

GIGAスクール構想とコロナ禍によってICTに向き合う姿勢が大きく転換されたのを感じます。一方で取り組みが進んでいない学校も多く、ICTによる格差はより大きく広がっていることも忘れてはいけません。また以前は私立の中高一貫校を中心にiPadを選ぶ学校が多かったのですが、GIGAスクール構想ではChromebookを使う学校が増えました。小学1年生からクラウドを活用する時代に入り、学校での学び方や、学びに対する価値観は大きく変わる時が来たと感じています。

実は私自身も学校教育が大きく変わっていく中で、コンテンツづくりに対する考え方も変化しています。今までは教育ITライターとして、日本全国の学校の取り組みを取材してひとつのコンテンツを作っていましたが、それだとどうしても一本の記事の価値をいかに高めるか、という視点で原稿を書くことになります。しかし、教育業界は大きな節目を迎えており、より多くの人に訴えられる影響力のある記事を作りたいと思うようになり、編集者への転職を考え始めました。

ちょうどそのタイミングで、教育分野の編集者を募集していたのがインプレスだったのです。もともとインプレスからお仕事をもらっていたこともあって、すぐに立候補しました。それが2020年のことです。

 
 

ICTが拓く多様性のある未来

――これからは少し広い視点でコンテンツづくりができるようになるということですね。

はい、それを実現したいと思っています。私がライターをやっていた頃は毎週出張取材が入っていて日本中を飛び回っていましたが、今ではコロナ禍もあってほとんどの取材がオンラインに変わっています。もちろん、対面取材の良さを否定するものではありませんが、オンラインでの人間関係、信頼関係の構築もやりやすくなってきました。

先生方の働き方が変わってきているのも良い傾向だと思います。以前は、校務のメールアドレスに取材の連絡をしても、職員室でしか開くことができず、翌日まで返事を待つということもあったのですが、今は学校によってはICT環境が整備されて、先生個人のスマートフォンでメールを確認できる学校も出てきました。連絡がすごくスムーズになり、私たちの仕事のスピードもアップしています。学校はどんどん先生の働き方改革を進めてほしいと思っています。

他にもGIGAスクール構想で配布されたタブレットPCを使って、保護者の方が子どものICT教育に興味を持ってくりたり、一緒に学んでくれるようになりました。その様子を見ていると、日本もようやく教育分野におけるICT活用が当たり前になってきたと感じます。

――良いですね。子どもたちがICTを使い始めると一気に覚えていくでしょうから、これから加速していきそうですね。

はい、そこには大きく期待したいですね。子どもたちは、大人や先生に遠慮なく、どんどん使って追い抜かしていけばよいと思います(笑)。デジタルデバイスがあって、ネットにアクセスできれば、さまざまな情報が手に入る時代です。やりたいことへの近道を知ってほしいですね。

私が媒体を通して伝えたいのは多様性を受け入れる社会と、それを実現するためには大人こそ変わらなければいけないというメッセージです。偏差値の高い大学に入ることを教育のゴールにするのではなくて、多様な子どもたちが活躍できる社会になってほしい。そういう意味で、ICTが得意な子もいれば、不得意な子がいてもいいと思っています。得意な子はプログラミングを学んでも良いでしょうし、不得意ならYouTubeの動画を見て広い世界を知るだけでも良いと思っています。子どもたちがICTを通じて、自分の未来の可能性と多様性を感じてくれるようなコンテンツを届けていきたいですね。

神谷さんの活動をもっと知りたい方はこちらから

こどもと IT副編集長 神谷 加代さん

HP Elite Dragonfly のヘビーユーザー

――神谷さんは、普段どのようなワークスタイルなのですか?

私がインプレスに入社した時からコロナ禍が始まって、在宅ワークが推奨されるようになっていました。以前から自宅の近所にサテライトオフィス的なお部屋を借りていて執筆部屋のように使っていたのでそこを使っています。必要な日は出社しますが、それ以外はサテライトオフィスで仕事をすることが多いですね。

またコロナ禍であっても仕事によっては、対面取材や出張もあるので、新幹線や飛行機、旅先のホテルでも仕事ができるように、必然的に選ぶPCはノート型になりますね。

実はインプレスではPCも貸与されるのですが、モデルは自分で選ぶことができました。いくつかの候補の中から選んだのがHP Elite Dragonfly G1だったのです。

――それはご縁がありますね(笑)。

そうなのです。今回お話を頂いた際にレビュー対象機がHP Elite Dragonfly G2と聞いたので驚きました(笑)。

 
 

――どうしてHP Elite Dragonfly G1を選んだのですか?

取材ではPC以外にもいろいろと荷物を持っていくので、私の中では軽さを第一に考えています。G1を最初に持ったとき、軽いことはもちろん、手に良く馴染み、カバンに入れやすいコンパクトデザインがとても気に入りました。カラーも女性が持っても違和感がなく、カフェやひざ上でも仕事がしやすい。執筆や編集作業に使うにはとてもよいマシンだと思いましたね。

――ライター、編集者ということであればかなりヘビーな使い方もされますよね。

そうですね。例えばゲームで人気のあるマインクラフトをプログラミングの授業で使う学校もあります。ですから、私も実際にマインクラフトを起動して、動作確認しながらPDF資料を見るといった使い方もします。こうした高い負荷を与えるような場合は、今回使わせていただいているG2の方がスムーズですね。インテル® Core™ i7プロセッサーのパフォーマンスをまさに体感させてもらっています。

――G1とG2ではプロセッサーの世代が違いますからね。マルチタスク環境下でのパフォーマンスの違いを体感してもらえてよかったです。

はい。ほかにも動画データをライターに渡す際に、企画に不要なシーンをトリミングするといった簡単な編集をするのですが、それも快適になっています。それと描画される映像がとても美しくなったと思います。
これは新しくなったインテル® Iris® Xe グラフィックスのおかげだと思います。動画もゲームも画面がきれいだとついつい夢中になってしまいますね(笑)。

――持ち歩くことが前提とおっしゃっていましたが、バッテリーはいかがですか?

とても長持ちしますね!1日の外出ならACアダプターは持ち歩きません。朝から夕方まで使ってもいつも余裕があるので、丸1日は持つという安心感があります。ACアダプターって割と重いですしかさばるので、荷物の負担は大きく減りましたね。

それと、持ち歩くという意味ではG2に搭載されている「Tile」が便利ですね。登録も簡単でしたし、万が一のときにトラッキングしてくれる安心感があります。これまでPCを忘れたり、落としたりしたことはありませんが、セキュリティ対策としても効果的だと思うのでとても良い機能だと思っています。
同じようにHP Sure View Reflectも安心できる機能です。外出先で席から離れるときや、後ろの人が気になるときはすぐにオンにするようにしています。

――さっそくたくさんの機能を使っていただいていますね。他に気に入った点はありますか?

キーボードがとても打ちやすくなったと思います。ストロークの深さや反発力などが心地よくて、長時間の作業もストレスを感じません。たぶんキートップの素材もサスティナブルなものに変わっていますよね。質感が良くてとても気に入っています。

また、これはWindowsの機能になると思いますが、Windows11から採用されている音声入力機能がとても便利です。取材対象者の方がお話している内容をそのままテキスト変換してくれるので議事録として使うことができます。自分の記録用としては十分な精度なので、頻繁に使う機能の一つです。

――取材の効率化ができるのはうれしいですよね。

確かにその通りです。実はこれまで学校取材にいくとき、G1とiPadの両方を持って取材していました。G1は先生のインタビュー取材に使い、学校で授業の取材をするときは教室内を動き回るため手書きの方がやりやすくiPadを使っていたのです。しかし、G2で手書きメモを試してみたところ、ペン入力の精度が上がっていてとても使いやすくなっていました。ですから今ではiPadを持ち歩くのをやめて、G2だけの1台体制で取材に臨めるようになりました。これによって取材に持ち込む道具類の重量的な負担は大きく軽減できましたね。

メディア業界は教育分野も含めて、コンテンツ制作や働き方など変化が求められています。コロナ禍をきっかけに教育現場では新しい挑戦も増えて、記事として取り上げたい取り組みも多いのですが、一方でコンテンツを作る人手が足りない現状もあります。そんな業界において、編集者ひとりの業務効率化ができるというのは心強いですね。これからもHP Elite Dragonfly G2をフル活用してよいコンテンツ創りを目指していきたいと思っています。

――ありがとうございました。

 

インテル® Evo™ プラットフォーム準拠の
モバイルPCがハイブリッドワークに最適な理由

「インテル® Evo™ プラットフォーム」はインテルとHPが、ハイブリッドワーク環境に必要とされる仕様を満たした製品であることを示すブランドバッジです。

このバッジは、ハイパフォーマンスを提供する
インテル® Core™
プロセッサー・ファミリーおよび
インテル® Iris® Xe グラフィックスを搭載し、Wi-Fi6、
Thunderbolt4など、最新の機能を提供していることなどを条件に付与されます。それだけでなく、日常化したWeb会議を想定したクリアな音声の入出力機能や高性能なインカメラなど、より強い付加価値を提案しているモデルであることを表すものでもあります。

また、ワークスタイルの変化により、カフェやサテライトオフィスなど様々な場所で利用されることを想定し、内蔵のバッテリーで駆動した際のパフォーマンスも重要視しています。要件としてフル充電から約9時間は快適に動作することを前提としており、併せて30分で50%まで
バッテリー残量を復帰できる急速充電機能もこれに含んでいます。

これらの要件はインテル® Core™ プロセッサー・ファミリーおよび
インテル® Iris® Xe グラフィックスの省電力設計やPCベンダー独自の最新技術を惜しみなく投入することで実現しています。

つまり、在宅勤務と通勤を繰り返しながら日々の仕事を頑張っているビジネスマンや、副業を始めたりフリーランスとして独立された方まで、安心してハイブリッドワークを続けることができる製品であることを約束してくれるのがインテル®Evo™ プラットフォーム準拠のバッジなのです。これからの時代に必要なPCをお探しのみなさまは、ぜひこのバッジを見つけてください。きっとみなさまの期待に応えてくれる製品と出会えるはずです。

  • 境界を超えるインテル® Iris® Xe グラフィックスによる第11世代のパフォーマンス

  • 驚きの応答性

  • 高速充電、長時間持続バッテリー

  • プレミアムな画質と音質

  • インテル® Wi-Fi6(Gig+)内蔵

まさに、素敵

HP Elite Dragonfly G2

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