2023.11.20

【インタビュー】AIの未来を共に創る。
「Innovation LAB」が目指すパートナーコミュニティ

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――PoCを行う際もメーカーがしっかりと伴走してくれる点は、AIの導入を検討している企業にとって安心できる点だと思います。先ほど、自治体も参加しているとお聞きしました。取り組み事例があれば教えてください。

――佐々木氏

2021年から大分県および公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所と「GPUの活用に関する三社協定」を締結し、同研究所内の「おおいたAIテクノロジーセンター」が旗振り役となって、産業促進を目的とした県地場産業へのAI導入・開発を進めています。

大分県内の企業において画像認識AIのPoCを実施した際には、当社がGPU検証環境の提供や導入支援のサポートを行いましたし、物体検出モデルの生成や音声合成など、AI技術を通して産業促進に取り組む県内企業には、「おおいたAIテクノロジーセンター」を通して継続的にGPU環境を提供しています。

――佐々木氏

また、「おおいたAIテクノロジーセンター」とはさまざまなイベントでもご一緒しています。2022年には大分駅前広場にて開催された「おおいたAIフェスタ」に、当社をはじめInnovation LABの複数のAIパートナーと一緒に共同出展し、先進的なAIサービスについてのデモンストレーションを実施しました。

――佐々木氏

他にも、大学と共催した学生向けのAI開発コンテストなど、さまざまな取り組みがありますので詳しくはこちらをご覧ください。

――イベント開催や実際にPoCを実施したりと、幅広く取り組みを行われているのですね。大分県の取り組みはAI導入・開発を検討している他の地方自治体のモデルケースになると感じました。

「Innovation LAB」は’’AI導入の駆け込み寺’’

――どのような企業に「Innovation LAB」へ参加していただきたいですか?

――佐々木氏

細やかな規定やルールなどは一切ありません。「Innovation LAB」のミッションと想いに共感し、パートナーと「共創」しながら新たな挑戦をしたい企業にご参加いただきたいです。

パートナー同士が共創することで、お互いに足りないピースを補えます。言い方を変えれば、「これからAI開発・導入を検討している」企業や「AI導入がなかなか進まない」といった課題を抱える企業に対しても、「Innovation LAB」のパートナー企業がタッグを組んで共創することで、部分的ではなく全体最適をめざしたサポートが可能になります。

ぜひ、AI導入の駆け込み寺として活用していただければと思います。

――小俣氏

当社もメーカーパートナーとして、検証用ワークステーションの貸出しを無料でおこなっています。とくに官庁、自治体で新しい取り組みやAI導入を検討されていましたら、ぜひご相談ください。

――本日は貴重なお話ありがとうございました。

今回は、NTTPCコミュニケーションズが展開する「Innovation LAB」についてお話を伺いました。

AIなどの最新技術を導入・活用し、新たな事業やビジネスを始めたいと考えている企業が増えてきています。しかし、AI開発に関するノウハウや開発環境がなかったりと、なかなか自社だけでは進まないケースも多いです。

「Innovation LAB」は「共創」という形で、足りないところをお互いに補いつつ事業を進めていけるパートナープログラムです。

AIの導入を検討しているが導入フローが分からない、開発に取り組んでいるが環境整備や技術リソースが追いついていないなど課題をお持ちの企業はぜひ「Innovation LAB」に参加してみてはいかがでしょうか。

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