Microsoft Copilotとは?プランの違いと使い方
2026-03-04
Microsoft Copilot(コパイロット)とは、Microsoft社が提供するAIアシスタント(生成AIサービス)です。なかでも「Microsoft 365 Copilot」は、Microsoft 365のWordやExcel、PowerPointなどをはじめとした様々なアプリケーションとCopilotを連携できるうえ、関連サービスも多数提供されています。Microsoft Copilotの活用により、従来よりも業務負荷が軽減されて生産性向上につながるでしょう。
この記事では、Microsoft Copilotの概要や機能、ChatGPTとの違い、無料版と有料版の違いを解説します。また、Microsoft 365アプリに統合されている「Microsoft 365 Copilot」の特長や使い方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Microsoft Copilotとは
Microsoft Copilot(コパイロット)とは、Microsoft社が提供する生成AIアシスタントのことです。2023年12月に、かつて「Bing Chat/Bing Chat Enterprise」として提供されていたサービスが「Microsoft Copilot」として生まれ変わりました。※1
2026年2月時点では、GPT-5シリーズの中から利用状況やタスクの内容に応じて最適なモデルを自動選択する仕組みが採用されており、エンタープライズ・一般ユーザーともに自動的にこの強力なAI推論機能の恩恵を受けられるようになっています。※2
「Copilot」は日本語で訳すと「副操縦士」で、「Microsoft社のAIは副操縦士として、操縦士である人をサポートする」という意味が込められています。また、Microsoft Copilotのロゴは、人とAIの握手をイメージして作られているそうです。
Microsoft Copilotは、「Microsoft 365」をはじめとするMicrosoftの様々な業務アプリケーションやサービスと連携して使える点が大きな特長です。Microsoft Copilotの活用で、生成AIを業務に手軽に導入できるようになります。
Microsoft Copilotに関して、業務部門、セキュリティ運用、ソフトウェア開発など様々な製品群が提供されています。主要な製品名の例は、以下のとおりです(2026年1月執筆時点)。
| 製品名 | 概要 |
|---|---|
| Microsoft 365 Copilot | クラウド型の生産性向上プラットフォーム「Microsoft 365」に統合されたAIアシスタント |
| Microsoft Copilot for Finance | 財務担当者向けのAIアシスタント |
| Microsoft Copilot for Service | カスタマーサービス担当者向けの生成AIアシスタント |
| Microsoft Security Copilot | 生成AIを活用したセキュリティソリューション |
| GitHub Copilot | AIがリアルタイムでコードの提案や自動補完を行い、開発者の生産性を大幅に向上させる「AIペアプログラミング」ツール |
| Copilot for Dynamics 365 | Microsoftのビジネスアプリケーション「Dynamics 365」に統合されたAIアシスタント |
| Microsoft Copilot Studio | ノーコード・ローコードで独自のAIエージェント(チャットボット)を作成・カスタマイズできるプラットフォーム |
他の製品群については以下の関連リンクも合わせてご覧ください。
Microsoft Copilotでできること
Microsoft Copilotは、Microsoft 365(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams)やWindows、Web(Bing)上で動作するAIアシスタントです。文章生成、情報検索、データ分析、タスク自動化など、日常業務を幅広くサポートします。
| 主にできること | 具体例 |
|---|---|
| コンテンツの作成と編集 | Wordでのドラフト作成、PowerPointでのプレゼン資料生成、Outlookでのメール返信案作成など |
| 情報検索と要約 | Bingと連携し、インターネット上から最新の情報を検索して回答を生成。長文の資料やドキュメントの要約も可能で、必要な情報を素早く把握できる |
| 業務アプリの提携 | Teams会議の議事録作成、Excelでのデータ分析補助、アプリ内でのエージェント設定 |
ユーザーの利用状況や組織のデータに基づき、一人ひとりに最適化されたサポートを提供します。使い込むほど、より的確なアシスタンスが受けられるようになるでしょう。
Microsoft CopilotとChatGPTの違い
Microsoft CopilotとChatGPTは、どちらも生成AIを活用した業務支援ツールですが、利用環境や得意とする領域に違いがあります。
ChatGPTはOpenAIが開発した汎用型の対話AIで、ブラウザ上で動作し、特定のアプリケーションに依存しません。文章作成、質問応答、コード生成、翻訳・要約など幅広い用途に対応できる柔軟性が特長です。
一方、Microsoft Copilotは、主にWord、Excel、PowerPoint、Outlook、TeamsなどのMicrosoft 365製品に組み込まれたAIアシスタントです。既存の業務ツール内で直接AIを活用できるため、日常業務の効率化に適しています。
| 項目 | ChatGPT | Microsoft Copilot |
|---|---|---|
| 開発元 | OpenAI | Microsoft |
| 利用環境 | ブラウザ(汎用) | 主にMicrosoft 365アプリ内 ※Windows、Web(Bing)上でも動作可能 |
| 主な用途 | 文章作成、調査、コード支援など | Word・Excel・Teamsなどでの業務効率化 |
| 特長 | 柔軟な対話、幅広い領域に対応 | 既存ツールとのシームレスな連携 |
どちらが優れているかではなく、自社の業務環境や目的に合わせて選ぶことが重要です。
Microsoft 365を日常的に使用している場合はCopilot、特定のツールに縛られず幅広く活用したい場合はChatGPTが適しています。
Microsoft Copilot無料版と有料版の違い
Microsoft Copilotは、無料版と有料版の2種類が提供されています。
Microsoft Copilot無料版
無料版はWindows 11、Webブラウザ、スマートフォンアプリから追加費用なしで利用でき、基本的な質問応答、文章作成・要約、画像生成などが可能ですが、Microsoft 365アプリ(Word、Excel、PowerPointなど)との高度な連携や、一部の最新AIモデルへの常時アクセスは制限されています。
一方、有料版のプランは、これらの制限が緩和されます。現在用意されている料金プランは、個人向け・一般法人向け・大企業向けです。
Microsoft Copilot有料版:個人向けプラン
「Microsoft 365 Personal(1人向け)」や「Microsoft 365 Family(家族向け)」「Microsoft 365 Premium(AI利用が多いユーザー向け)」のすべてでMicrosoft Copilotが使用可能です。
ただし「Microsoft 365 Personal」では、一部のCopilot機能で無料版より高い使用上限が適用されます。
反対に「Microsoft 365 Premium」では、一部の Copilot機能で使用上限が最も高く設定されています。
| 個人向けプラン | 料金(税込) | 特徴 | おすすめユーザー |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Personal | 2,130円 / 月 | Microsoft Copilot搭載のWord、Excel、PowerPoint、Outlookデスクトップアプリが使用可能 | 単独ユーザー |
| Microsoft 365 Family | 2,740円 / 月 | Microsoft 365 Personalの内容すべてに加え、1人あたり最大5台のデバイスで同時に使用可能。最大6TB | 6人までの家族 |
| Microsoft 365 Premium | 3,200円 / 月 | Microsoft 365 Familyの内容すべてに加え、一部のCopilot機能で、使用上限が最も高い。現在Copilot機能を利用できるのはPremiumサブスクリプションメンバーのみ | AI利用が多いユーザー |
Microsoft Copilot有料版:一般法人向けプラン
以下のいずれかのライセンスをもつユーザーは「Microsoft 365 Copilot Chat(AIチャット機能)」を追加料金なしで利用できます。
- Microsoft 365 A1/A3/A5 (学生向け MA3/MA5、教員向け MA3/MA5、MA3/MA5 学生利用特典を含む)
- Microsoft 365 Business Basic/Business Standard/Business Premium
- Microsoft 365 E3/E5
- Microsoft 365 F1/F3
- Microsoft Teams/Teams Enterprise/Teams Essentials/Teams Rooms
- Office 365 A1/A1 Plus/A3/A5
- Office 365 E1/E1 Plus/E3/E5
- Office 365 F3
有料版は、Teamsでの機能の有無で、それぞれプランが用意されています。大企業向けプランと違い、一般法人向けプランはいずれも最大300ユーザーまでとなります。
【Teamsありプラン】
| 一般法人向けプラン | 料金(税込) | 特徴 | おすすめの企業 |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Business Basic and Microsoft 365 Copilot Business | 4,451円 ユーザー / 月相当、年払い |
アプリ内のMicrosoft 365 Copilotで業務データ接続済のAI搭載チャットと推論AIへのアクセスが可能。 |
|
| Microsoft 365 Business Standard and Microsoft 365 Copilot Business | 5,524円 ユーザー / 月相当、年払い |
Business Basicの内容すべてとCopilotに加え、デスクトップ、Web、モバイル版Microsoftアプリ、Microsoft Loop(コラボレーションワークスペース)、Microsoft Clipchamp(動画編集、デザインツール) |
|
| Microsoft 365 Business Premium and Microsoft 365 Copilot Business | 7,090円 ユーザー / 月相当、年払い |
Business Standardの内容すべてとCopilotに加え、高度なIDとアクセス管理。デバイスおよびエンドポイント保護、サイバー脅威対策強化、機密データの検出、分類、保護 |
|
【Teamsなしプラン】
| 一般法人向けプラン | 料金(税込) | 特徴 | おすすめの企業 |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Business Basic(No Teams)and Microsoft 365 Copilot Business | 4,188円 ユーザー / 月相当、年払い |
アプリ内のMicrosoft 365 Copilotで業務データ接続済のAI搭載チャットと推論AIへのアクセスが可能。 |
|
| Microsoft 365 Business Standard(No Teams)and Microsoft 365 Copilot Business | 4,995円 ユーザー / 月相当、年払い |
Business Basicの内容すべてとCopilotに加え、デスクトップ、Web、モバイル版Microsoftアプリ、Microsoft Loop(コラボレーションワークスペース)、Microsoft Clipchamp(動画編集、デザインツール) |
|
| Microsoft 365 Business Premium(No Teams)and Microsoft 365 Copilot Business | 6,561円 ユーザー / 月相当、年払い |
Business Standardの内容すべてとCopilotに加え、高度なIDとアクセス管理。デバイスおよびエンドポイント保護、サイバー脅威対策強化、機密データの検出、分類、保護 |
|
どちらもMicrosoft Loop、Clipchamp、Booking、Planner、Formsなど、ビジネスニーズに対応する10種類以上のアプリが利用できます。研究やデータ分析も可能です。
Microsoft Copilot有料版:大企業向けプラン
大企業向けプランでも、以下いずれかのライセンスをもっていれば「Microsoft 365 Copilot Chat」を追加料金なしで利用できます。
- Microsoft 365 A1/A3/A5 (学生向け MA3/MA5、教員向け MA3/MA5、MA3/MA5 学生利用特典を含む)
- Microsoft 365 Business Basic/Business Standard/Business Premium
- Microsoft 365 E3/E5
- Microsoft 365 F1/F3
- Microsoft Teams/Teams Enterprise/Teams Essentials/Teams Rooms
- Office 365 A1/A1 Plus/A3/A5
- Office 365 E1/E1 Plus/E3/E5
- Office 365 F3
大企業向けプランでは、さらにビジネスデータに基づいたCopilot機能を活用したい場合に活用できる有料版が用意されています。
| 大企業向けプラン | 料金(税込) | 特徴 | おすすめの企業 |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Copilot | 4,947円 ユーザー / 月相当、年払い |
Microsoft 365 Copilot Chatの内容すべてに加え、ビジネスデータに基づいたAIチャットを搭載。Teams、Outlook、Word、PowerPoint、Excelなどのアプリ内で作業内容を典拠とするCopilotにアクセス | AIアシスタントで従業員の生産性を飛躍的に向上させ、プロセスを効率化したい |
有料版では、エンタープライズレベルのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスを得られるでしょう。
Microsoft Copilotに関する調査
2024年、Microsoft社とLinkedIn社が公開した「仕事とAIに関するアニュアルレポート」で、Microsoft Copilotに関する調査結果を報告しています。60人の「Copilotユーザー」を対象に半年にわたり調査を行ったところ、「Copilotユーザーはメールを読む回数が11%減り、メールのやり取りにかかる時間が4%減少した」「Copilotユーザーは、Word、Excel、PowerPointを使った文書の編集量が10%増加した」との結果になりました。Copilotで他の業務が効率化され、より価値の高い文書作成業務に時間を多く使っていると考えられます。
同調査によると、現在ナレッジワーカー(知識労働者とも呼ばれる)の75%が仕事でAIを使用していて、「時間が節約できる」「より重要な仕事に集中できる」など、AIによる効果を回答しています。
また、2025年の「Copilot 利用状況レポート」によると、以下の結果が出ました。
| 2025年の傾向 | 詳細 |
|---|---|
| 健康が最優先トピック | モバイルでのCopilot利用において、日時を問わず健康関連の会話が最も多い。ユーザーは体調管理や健康のヒント検索に常にCopilotを活用している |
| 平日と週末の使い分け | 8月のデータでは、プログラミング関連は平日に、ゲーム関連は週末に利用が増加する明確なパターンが見られた |
| 2月のバレンタインデー効果 | バレンタインデー前後に「パーソナル成長とウェルネス」「人間関係」に関する会話が急増した |
| 時間帯別の傾向 | 早朝は宗教や哲学の会話が増え、通勤時間帯は旅行関連の会話が多い |
| アドバイス需要の増加 | 情報検索に加え、人間関係や人生の選択に関するアドバイスを求める利用が増加している |
参照:今こそ知るべき: Copilot 利用状況レポート 2025|Microsoft
情報検索は依然として人気の使い方であるものの、傾向としてアドバイスを求める利用が明確に増えていることがわかっています。
Microsoft 365 Copilotの特長
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、TeamsなどのMicrosoft 365アプリに組み込まれたAIアシスタントが「Microsoft 365 Copilot」です。ここでは、Copilot for Microsoft 365の特長を解説します。
Microsoft 365上で動作
「Microsoft 365 Copilot」は、業務で頻繁に使用するWord、Excel、PowerPoint、Microsoft Teams、Outlookなど、Microsoft 365のアプリケーション上で動作する点が大きな特長です。
たとえば以下の作業を自動化でき、業務効率化に貢献します。
- Wordに箇条書きで項目を並べて、チャットで伝えるだけで文書を代筆する
- PowerPointにWordファイルを読み込ませてスライドを作成する
- 売上データのリストに関して、チャットで伝えるだけで自動で表やグラフを作成し、データ分析を行う
大規模言語モデル(LLM)を搭載
「Microsoft 365 Copilot」には、OpenAI社の最新技術をベースとした大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)が搭載されています。LLMは、書籍、記事、Webサイトなど膨大な量の公開データを使ったトレーニングを通じて、言語、文脈、意味を学習する仕組みです。
チャットを使って質問と回答を続けていくと、これまでの会話から関連性のある回答を生成し、精度が上がっていきます。業務でWordやExcelなどのアプリケーションを使うとき、Copilot機能を利用すればするほど生産性向上につながると期待できます。
なお、「Microsoft 365 Copilot」において、チャットに入力した内容はLLMのトレーニングに使用されることはないので、安心して利用できます。
Copilot Copyright Commitmentを適用
Microsoft社は「Copilot Copyright Commitment」を発表し、Copilot製品が生成する出力結果について、著作権に関するリスクを心配することなく利用できると述べています。
さらに万が一、著作権上の異議申し立てがあった場合、Microsoft社は法的リスクの責任を負うとも伝えています。たとえ悪意がなくても、業務でAIを使用して著作権侵害が起こらないかと懸念している企業にとって、Microsoft社の対応は安心材料になると考えられます。
Microsoft 365 Copilotの主な使い方
続いて、「Microsoft 365 Copilot」はどのように利用できるのか、具体的な使い方を紹介します。
Copilot in WordとPowerPoint
Microsoft Copilot(以下、Copilot)を使ってWordに法人向けセミナーの企画書を作り、WordファイルをPowerPointに読み込ませて、プレゼンテーション資料を作成できます。
まずはCopilotにセミナーの企画書を作成してもらうために、Wordを起動してCopilotに以下の指示を出します。
私は、Win PC推進株式会社の販売推進の田中太郎です。
Windows 10のサポート終了が2025年10月に迫ってきていることを前提にして、お客様にWindows 11 搭載HP法人向けPCを紹介するセミナーを企画しています。
次の「#条件」に応じてアジェンダを含めて、セミナー(セミナータイトル、時間割)の企画書を作ってください。
#条件
セミナーの条件は以下の「#情報」に基づくものとする。
#情報
セミナーの目的:Windows 11の新機能、Windows 11に移行する理由、HPの技術などの価値を紹介すること
主催者:Win PC推進株式会社
開催日時:2024年5月16日(木)14時~16時
セミナー開催場所:Win PC推進株式会社セミナールーム
人数:50名
登壇者:Win PC推進株式会社 代表取締役社長 加藤次郎, Win PC推進株式会社 Windows デバイス事業部 マーケティング 山本一太郎, 日本HP 営業 清水久子
参加費用:無料
集客:営業による紹介
指示を出して少し待つと、以下の案内文が作成されます。必要に応じて、企画書の仕様となるよう修正します。
そのほか、セミナー開催までに準備すべき項目や、当日までのスケジュールなどの下書きをCopilotに作成してもらうことも可能です。
その後、作成した企画書を社内共有するために、PowerPointに読み込ませるとプレゼンテーション資料のドラフトを作成できます。
適切な指示を出すことで、Copilotがセミナーの企画書やプレゼンテーション資料の「たたき台」を短時間で作成します。人がそれに手を加えていくと、精度の高い文書を効率的に作成でき、作業時間が短縮されて生産性が向上すると期待できます。
詳しい使い方は、以下のリンクも合わせてご確認ください。
Copilot in Excel
ExcelにもCopilotを利用することが可能です。Copilot in Excelでは、作表や数式の入力自動化、データ分析の可視化が行えます。
ExcelでCopilotを使うとき、右側に以下のようなCopilotへの指示を入力する画面が表示されます。
Excelのシートにテーブルが表示されている場合、テーブルを選択したうえで、Copilotへの指示入力画面にある「データの分析情報を表示する」をクリックします。
すると、分析されたグラフの概要がCopilotとのチャット欄に表示されます。このグラフをExcelに挿入したい場合、グラフ下に表示された「+新しいシートに追加」をクリックすると、グラフが追加されます。
以下のリンク先では、Copilotを使って、自動でピボットテーブルを作成する方法も紹介しています。合わせてぜひご覧ください。
関連リンク
Copilot in Teams
ビデオ会議やチャット、ファイル共有などができるTeamsでも、Copilotを活用できます。具体的な活用方法の例は、以下のとおりです。
- 会議やチャットの要約
- 会議中の質問内容の提案
- アクションアイテムの確認
たとえば、Teamsを使ったビデオ会議で「レコーディングと文字起こし」を開始すると、Teamsの画面右側でCopilotと会話ができます。
ここでは、「会議の雰囲気」や「会議内容の要約」について尋ねると、以下のような回答が得られました。
さらに、アクションアイテムリストをテーブルで作成するよう、指示を出すことも可能です。会議で話し合われた重要な情報について、一覧表で把握できるようになります。
以下のリンクでは、Teamsにおける過去のチャット履歴からハイライトをまとめる活用例も紹介しています。あわせてぜひご覧ください。
Microsoft 365 Copilotを利用する際の注意点
「Microsoft 365 Copilot」を利用する際の注意点を見てみましょう。
間違いを含む可能性がある
Copilotは、Web上の複数のソースから情報を抽出することで、質問に対し回答する仕組みです。
しかし、間違った回答や不適切な表現を用いる可能性がある点に注意が必要です。
Copilotでは回答だけでなく参照したリンク先も表示されるので、ソース元で情報の正確性や信頼性を確認することが重要です。
また、WordやExcel上でCopilot機能を利用した場合も、生成された内容をそのまま採用するのではなく、必ず見直しを行うようにしましょう。
利用するにはサブスクリプションが必要
「Microsoft 365」アプリと連携できる「Microsoft 365 Copilot」を利用するには、個人・法人問わず、サブスクリプションサービスの登録が必要となります。
「Microsoft Office 2021」のような永続版の製品では利用できないので、切り替えが必要となる点に注意しましょう。
ただし、「Microsoft 365 Business Basic」や「Business Standard」「Business Premium」などのライセンスをもっている場合は、追加料金なしで利用可能です。
参考:Microsoft 365 Copilot チャットを管理する|Microsoft
PCが古いと作業がスムーズに進まない
数年以上前の古いPCを使っている場合、「Microsoft 365 Copilot」の利用時に「作業がスムーズに進まない」「重くて動かない」といった事態に陥る可能性があります。その理由として、PCのメモリ容量が少ない、またはCPUやGPUへの負荷が大きくAI処理に時間がかかっている点が挙げられます。
このような事態を回避し、「Microsoft 365 Copilot」をストレスなく利用して生産性を高めるには、AIの動作に最適な最新型PCへの切り替えが推奨されます。
情報漏洩のリスクがある
「Microsoft 365 Copilot」をはじめとしたMicrosoft Copilotを利用する際には、機密情報や個人情報を入力しないよう十分に注意する必要があります。生成AIは、ユーザーが入力したプロンプトを学習データとして使用する場合があり、入力した情報が第三者に漏洩するリスクがあるためです。
入力を避けるべき情報の例として、以下が挙げられます。
| 情報の種類 | 具体例 |
|---|---|
| 個人情報 | 氏名、住所、電話番号、メールアドレス |
| 機密情報 | 社内文書、契約内容、ソースコード |
| 顧客情報 | 取引先データ、顧客リスト |
| 財務情報 | 売上データ、予算計画 |
情報漏洩を防ぐためのポイントは、以下のとおりです。
- 生成AIへの入力前に、機密情報が含まれていないか確認する
- 社内でガイドラインを策定し、従業員に周知徹底する
- オプトアウト機能(サービスや情報提供において、利用者が意思表示をして配信や利用を拒否する仕組み)を活用し、入力データが学習に使われない設定にする
- セキュリティ性の高い法人向け生成AIサービスの利用を検討する
組織でMicrosoft Copilotの活用を検討する際は、従業員に対して明確な利用ルールを設けることが重要です。日常的な業務効率化のために便利な生成AIですが、情報管理には細心の注意を払いましょう。
生成物が著作権を侵害している場合がある
「Microsoft 365 Copilot」をはじめとしたMicrosoft Copilotを利用する際には、著作権への配慮が欠かせません。AIが生成したテキストや画像であっても、他者の著作物を無断で利用している可能性があるため、出力結果をそのまま公開・配布する前に、著作権侵害のリスクがないかを確認することが重要です。
著作権法で保護される著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」としています。
著作権を侵害した場合、損害賠償請求や刑事罰の対象となる可能性があります。法人が侵害した場合は、行為者だけでなく法人にも罰金が科されることがあるため、十分な注意が必要です。
まとめ
Microsoft 365上でMicrosoft Copilotを利用すると、WordやExcel、PowerPoint、Teamsなどを使った作業の効率化や生産性向上が期待できます。Microsoft Copilotが短時間で生成したたたき台をブラッシュアップすることで、精度の高いアウトプットの作成が実現するでしょう。
この記事で紹介した「Microsoft 365 Copilot」を活用し、企業のナレッジワーカーがより重要な業務に集中する環境を作るには、最新のPCを選ぶことが大切です。最新のWindows 11と十分なメモリを搭載したPCならば、Microsoft Copilotのパフォーマンスを発揮しやすくなるでしょう。
日本HPは、AIと人との共同作業により生産性向上を目指すのに適した、ビジネス向けPCを複数提供しています。下記のリンクより、ぜひご覧ください。
- Microsoft Copilotとは?プランの違いと使い方
- 企業での Microsoft Copilot 活用事例|導入効果と成功ポイント
- CopilotとChatGPT、ビジネスに最適なAIはどっち?
- 「マイクロソフトが描く未来|AIエージェントとCopilotの革新」
- Copilot活用ガイド|業務効率化と導入のポイント
- Wave 2 となってさらに進化する Microsoft の Copilot
- 企業でのAI導入を促す Microsoft Copilot と Windows 11
- Copilotで変わるWord活用
- 【マーケター必見】Copilot の Analyst・Researcher 活用ガイド
- Copilotで変わるTeams活用:働く現場のコミュニケーションをさらに進化させるCopilot
HPは、ビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします。
Windows 11 は、AIを活用するための理想的なプラットフォームを提供し、作業の迅速化や創造性の向上をサポートします。ユーザーは、 Windows 11 のCopilotや様々な機能を活用することで、アプリケーションやドキュメントを横断してワークフローを効率化し、生産性を高めることができます。
組織において Windows 11 を導入することで、セキュリティが強化され、生産性とコラボレーションが向上し、より直感的でパーソナライズされた体験が可能になります。セキュリティインシデントの削減、ワークフローとコラボレーションの加速、セキュリティチームとITチームの生産性向上などが期待できる Windows 11 へのアップグレードは、長期的に経済的な選択です。旧 Windows OSをご利用の場合は、AIの力を活用しビジネスをさらに前進させるために、Windows 11 の導入をご検討ください。
※このコンテンツには日本HPの公式見解を示さないものが一部含まれます。また、日本HPのサポート範囲に含まれない内容や、日本HPが推奨する使い方ではないケースが含まれている可能性があります。また、コンテンツ中の固有名詞は、一般に各社の商標または登録商標ですが、必ずしも「™」や「®」といった商標表示が付記されていません。
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