地域コミュニティ施設の活性化に HP 大判プリンターが活躍
HP DesignJet Studio A1
- 神戸市西区の地域コミュニティ「たけのパーク」
神戸市西区竹の台の地域コミュニティ「たけのパーク」にて、自身がコミュニティデザインアドバイザーとして活動しているティキィ小林様へインタビューを行った。 HP DesignJet Studio A1 を実際に使用していただき、現状の課題や実証実験の手応えを伺ってみた。
ティキィ小林 氏
現在の印刷物への課題
神戸市西区にある竹の台では地域の自治活動が盛んです。この運営の中心である竹の台地域委員会において、私はコミュニティデザインアドバイザーとして活動しております。
神戸市から受託し地域が施設運営をしている「たけのパーク」ではランチ事業も行っております。このランチは地域の認知度があまり高くないという課題があります。そのため装飾を改善してはという話が持ち上がっていました。
外から見えるガラス面に内側から印刷物を張り付けることで、視覚的に店舗であることが分かるようになるのではと私は考えました。
そのため試行錯誤がしやすい大判プリンターの活用を視野にソリューションを探していました。
HP大判プリンターに興味を持った経緯
大判インクジェットプリンターの進化はとても速く、最新モデルに触れられるのは自分としても興味深く、今後のビジネスにも役立つと考えています。機能面での進化はもちろんですが、肝心の印刷スピードやクオリティなどにも非常に興味があり、「たけのパーク」での実証実験によって多くの知見が得られる事をたいへん期待しておりました。
たけのパーク 施工前
たけのパーク 施工後
PoCでの手応え
“簡単”に大きなビジュアルがプリントできる。 HP大判インクジェットプリンターのこの特徴は以前からあったものでしたが、今回使用してみてさらに手軽になった印象を受けました。
たけのパークの装飾には外から見える側に地域のキャラクター「タケくん」を配置した緑の帯、内側にはオレンジを基調としたデザインを配置しました。視覚的に人目を惹きやすくなり、以前よりも目立つようになった、地域での評判は上々というお話を竹の台地域委員会の委員長であり施設責任者を兼任される森川氏から伺っております。色域が広い印象だったのでRGBデータを使い、結果として特色印刷に近い高い発色効果があったと私も感じております。
また森川氏からは、機器の基本操作は簡単なため、地域委員会の一般スタッフでも、印刷がとても簡単だったという感想をいただいております。
特筆すべきは、用紙に応じて解像度やカラーキャリブレーションを自動で設定してくれる点です。
また、他社に比べてインクの持ちがとてもよく、さらに印刷途中でインク切れとなったケースでも、インクカートリッジを交換しそのまま印刷を続行できるのにはたいへん驚きました。
HP大判プリンターで作成した装飾
PoC実施後に出た課題
地域の歴史を「竹の台の成り立ち」として年表にまとめ、資料としてロール紙に横長で印刷してみましたが、こちらもたいへん好評でした。これは定型サイズではなくカスタムサイズを指定しながら調整しましたが、プリセットが消せず全て残るため、設定の消去ができるようになると嬉しいですね。
とはいえ、年表のような横長の印刷物が無理なくレイアウトできるのは、クリエイティビティを高めてくれます。実際にこの印刷物はとても好評で、印刷してよかったと思える掲示物になりました。
年表「竹の台の成り立ち」を印刷
他にも、記念撮影などに使える「タケくん等身大ポップ」の作成や、「竹の台の成り立ち」を学校教材として小学校等に提供するなど、様々な用途に活用できると考えております。
今回は店舗の装飾という用途がメインでしたが、たいへん手応えがあったため、さらに出力する機会が増えれば導入効果は大きいと感じています。
今回のPoCではさまざまな地域のデザインを作成することができたので、その使い勝手や掲載内容の告知効果などを見ながら今後も検討を続けたいと思います。
竹の台の地図を印刷
HP DesignJet プリンター活用動画
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スピーディーで高品質な印刷
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大型印刷物の装飾もかんたんに設置