2023.05.15

ビジネスにおけるChrome EnterpriseとChromebookの有用性を企業ユーザーにインタビュー

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ビジネスにおけるChrome Enterpriseと Chromebook の有用性を企業ユーザーにインタビュー

昨今、教育現場だけでなく企業でも導入が増えているGoogle WorkspaceやChrome Enterprise、そしてデバイスの Chromebook がありますが、残念ながら広く浸透しているとは言えません。しかし、少しずつ企業における導入が進んでいることは事実であり、今後業務のクラウド化やDXの一環としてChrome Enterpriseを検討することもあるかと思います。

そこで今回、Chrome Enterpriseの導入提案を行い、業務でも Chromebook を使っている株式会社TOKAIコミュニケーションズの武井誠さんに現状と生の意見を聞き、企業やビジネスにおいてChrome Enterpriseと Chromebook の有用性について語ってもらいました。

武井さんは現在、技術営業という職種で働いており、お客様にAWS(Amazon Web Services)などのパブリッククラウドサービスの提案とともにChrome Enterpriseの導入やサポートを実際の業務で行っています。

なお、この記事では区別しやすくするため、管理ツールを含めた全体を示す場合にはChrome Enterprise、端末のみを示す場合には Chromebook と表現します。

取材 尾村 真英
動画 鈴木 章史

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Chrome Enterprise とは?

Chrome Enterpriseとは、 Chromebook に法人向けの機能や仕組みを追加したサービス全体のことを指します。具体的には、 Chromebook など各デバイスの設定を一元管理するためのユーザーインターフェースやユーザーとデバイスをコントロールする機能、クラウドからリモートでデバイスをロックする機能、Googleによるサポート窓口の提供などが挙げられます。

また Chromebook などのChromeOSデバイスに限らず、Chromeブラウザを業務利用している場合には、管理ツールを使用してデバイスに様々なポリシーを適用したり、アプリや拡張機能の制御などを行うこともできます。

Chrome Enterpriseを導入することで強固なセキュリティを実現し、初期費用や導入コスト、管理コストの削減ができるという点が企業にとって大きなメリットとなります。さらに業務システムにGoogle WorkspaceなどGoogleサービスを組み合わせることで、コラボレーションの促進と生産性の向上が期待できるというものです。

なぜ、Chrome Enterprise ( Chromebook ) を選ぶのか?

武井さんの携わる案件においては、すでに企業内で基幹業務システムやWindowsパソコンを利用している企業がほとんどですが、Chrome Enterpriseや Chromebook の導入を検討するきっかけをいくつか挙げています。

特に多い例として、Windowsパソコンのリプレイスを検討している、紛失や盗難時の情報漏洩を防止するためデータをローカルに残さないようにしたい、VDIを活用するにあたってセキュリティとコストの両立ができるシンクライアント端末を探しているといったタイミングが多いようです。

その理由として、 Chromebook やChrome Enterpriseを導入することでセキュリティの確保と管理者の負担や管理コストの削減が両立できること、さらに Chromebook の端末単価が比較的安価であることから、全体的な導入コストを下げることが期待されるためとしています。

「例えば、Windowsパソコンをリプレイスするとなると、また再キッティングしたりとかポリシーを全て書き換えなければいけないとか、負荷が大きいです。最近パソコンも高いので費用も馬鹿になりません。その点、 Chromebook であればWindowsパソコンに比べて導入しやすい価格、最低ラインが数万円から入れられるというところで、そこをフックに Chromebook の導入を検討されるお客様が多いです」

一方、企業では最優先で考えなければならないセキュリティ、また大量の台数を管理する管理ツールにおいても当然重視され、最終的にChrome Enterpriseと他サービスとはそれらをセットにした状態の金額を含め、比較・検討されることが多くなります。

セキュリティの堅牢さと管理の手軽さが強み

強固なセキュリティとデバイスを含めてクラウドで一元管理できることがChrome Enterpriseの強みとなりますが、武井さんの携わる案件においても導入の決め手になることの多くはセキュリティの堅牢さによるものと語ります。

「Windowsでも暗号化をすれば良いという意見もありますが、仮に紛失したときにはデータ漏洩していないという証明をしなきゃいけなかったり、漏洩を防止したら終わりではありません。 Chromebook であれば仕組み上、担保されているところがあるので、セキュリティを重視しているお客様はChrome Enterpriseを選んでいます」

例えば紛失や盗難にあった場合の情報漏洩を防止したいという点において言えば、ChromeOSを搭載する Chromebook を導入していれば、ユーザーのプロファイルやデータをローカルに残さず、クラウド上からリモートでアクセス権を消去することも可能といったところを挙げます。

Chrome Enterpriseの管理ツールである「Google Admin (Google 管理コンソール)」を使うことで、あらかじめインターネット上で用意された設定を組織、グループ、アカウント、デバイス単位で適用することができます。そのため、一度に多くの端末をキッティング、あるいは管理する必要があってもChrome Enterpriseであれば様々な設定をクラウドから一元管理で行える点も導入の決め手の一つになっています。

ユーザーの視点で見れば、 Chromebook であればログインするだけでユーザーの環境がクラウドから復元され、そのまますぐ使えるというところも大きなメリットになります。

業務中断リスクを減らすことができる

クラウド上から設定を適用するだけと手軽なことやGoogleアカウントでログインするだけでユーザーの環境が復元できることなどから、例えばキッティングや修理が必要になったときでも端末を交換するだけですぐに業務に戻ることができます。

また、管理者もGoogleアカウントにログインして、クラウド上に用意されている管理ツール(Google Admin)から各ユーザーアカウントやパソコンのプロファイルを管理するだけなので、覚える必要のあるスキルが少なく、管理者にとっても導入のコストが低いという点で良く好まれます。

「これまで下手をすると2日かかってキッティングするところが、 Chromebook であれば最短10分とか20分で復旧できるので、業務中断リスクを軽減したいというようなお客様が導入する事例は多いです。Chrome Enterpriseにあらかじめインターネット上で用意された管理ツール(Google Admin)から、ユーザーの管理とか全ての端末を管理できるので、その管理のしやすさという面も重視されるお客様にも選ばれています」

Chromebook の活用例

クラウドによる一元管理によって Chromebook はゼロタッチ登録が行え、管理者はデバイスに触れることなく設定を完了させることが可能になります。そのため社員には Chromebook とログインに必要なアカウントとパスワードを渡すだけで、後はログインすればクラウドから自動で設定を適用させることができ、即座に業務に取り掛かることできるようになっています。

また、 Chromebook は手元にデータが残らず、Chrome Enterpriseによってクラウド・リモートによって全てのデータを管理できるため、持ち出しや在宅勤務用、一時的に使用する場合などにも適しています。

「一番多いのが持ち出しパソコン、あとは在宅勤務用のパソコンとして利用されるお客様が多いです。 Chromebook はデータが手元に残らず、Chrome Enterpriseによってリモートでほぼすべてのパソコン内のデータも含めて管理が可能というところで、持ち出すユーザーとしても、紛失したときの対応が不要というところで気軽に持ち出せる。しかも Chromebook は基本的に起動が早かったり、OSのアップデートを数分で終わるので、使いやすさの面ではかなり評判が良いです」

しかし、実際の業務ではWindows環境を使う必要があることも少なくありません。 Chromebook だけで業務が完結できない場合もありますが、そのような場合には仮想デスクトップサービスやリモートデスクトップなどを組み合わせることによって、 Chromebook だけでは足りないところを補うような使い方で解消することができます。

この場合、 Chromebook をローカルにデータを残さないシンクライアント端末として利用することも可能です。

ビジネスにおける Chrome Enterprise と Chromebook の有用性を企業ユーザーにインタビュー1

業務で使う Chromebook の選び方

導入コスト削減という側面からChrome Enterpriseおよび Chromebook を検討する企業もあるかと思いますが、導入の際には実際の業務でどれほどの負荷がかかるのか、どのような使い方をするのか、それらに合わせて Chromebook を選ぶことが重要になります。

まず、一般的には価格帯として4万円~6万円台の、ミドルスペックのモデルが選ばれる傾向が多いようです。さらにビジネスならではとして、HDMIポートの有無であるとか比較的大きめのディスプレイを備えているものなどが好まれています。

「価格帯として多いのは、やはり4万円台からだいたい6万円台の、ミドルスペックのものを最初に検討されるお客様が多いです。 Chromebook の強みというのは低価格から購入できるという点で、やはりお客様としても印象強いところになっているので、その価格帯から検討されるお客さまが多いです。スペックとしては、例えば画面が13インチとか14インチのもの、解像度としてはフルHD、作業領域が広いのでそういったものを選ばれるお客様が多いです。HDMIポートが少なくともついているとか、ビジネス向けに保証のプランがあるとか、そういったものを選ぶお客様が多いです」

管理者視点から見るとセキュリティや管理、導入コストの低さという点が Chromebook の魅力ですが、一方、ユーザーとしては安価なパソコンと言われると業務に耐えられるかが不安になるかと思います。この点についても武井さんに意見を伺いました。

使い方と業務内容に合わせることが大切

Chromebook はブラウザベースの作業が中心となるため、必然的にブラウザで開くタブが増えていきます。例えば、タブの量が5個程度で、起動しているアプリも1~2つのようなシングルタスクであるとか、Web会議も参加がメインで並行した作業を行わない場合であれば、4~5万円台の Chromebook でも十分作業を行えます。

しかし、複数の作業を並行して行うような場合、例えばWeb会議をしながら資料を画面共有し、そこから何かの操作を行うといったことであれば、できる限り性能の良い Chromebook を選んでおくと問題や不満が起きにくい。ハイエンドになることで、前述の希望の多い仕様に応えられるモデルも増え、快適に作業できるようになって生産性も向上していきます。

「起動するアプリも1つ、シングルタスクであれば4万円5万円程度の Chromebook でも十分作業できるんですけれども、そこにWeb会議をして資料を画面共有して作業するとか、あとはマイクをつないでタブを10個も20個も開いて色々マルチタスク、ドキュメントを同時に2つ開いてメールに返信したりとか、そういったメインで使う場合にはやはりハイエンドを選んでおいたほうが安心です。ハイエンドを選んでおけば画面も広かったり解像度も高かったり、快適に作業できますし生産性も上がります。どうしても価格は高くなってしまうんですけれども、できるだけハイエンドのモデルを検討してもらうようおすすめしています」

このあたりはコンシューマーでも同じことが言えます。やることが限られていれば低価格モデルでも十分ですが、やること、やりたいことが増えてくれば、より性能の高いものを選ぶ必要があります。

慣れてくると、より上位のモデルを選ぶようになる

また、最初の導入時には低価格帯のモデルを導入したものの、実際に Chromebook を使い始めてChrome Enterpriseに慣れてくると、リプレイスのたびに段々と高スペックのものを使っていくケースも多いようです。

「低価格のものを使っていると、より性能の良いもの、動作が安定しているものを使いたいという要望は多いです。実際 Chromebook を使いはじめたお客様の中では、ChromeOSの良さをわかってくると、あえて安定している動作が動くもの、あとは例えば入力がしやすいものというものを選ぶお客様も多くなって、全社員ではないんですけれど、そういった作業が必要な社員様についてはハイエンドの Chromebook を選んでいるお客様がたくさんいらっしゃいます。」

コストを下げた結果、現場では思い通りに作業が進まず効率が落ちたり、不満が出てしまう可能性も否定できません。過剰な性能を選択する必要はありませんが、業務や用途によっては最初からハイエンドモデルを選択することも重要と言えます。

ハイエンドモデルを選び、スムーズに業務に取り掛かる

ハイエンドモデルは、動作が安定していることで作業のひとつひとつが早く済むというところが大きなメリットとなります。例えば、Web会議アプリを使って画面共有をしたときや、複数のウィンドウを開いて作業している場合、複数のモニターに出力して作業しているときなど、低価格帯のモデルに比べて動作が低下しづらく、快適さを維持することができます。タブやWebアプリ、大量の行列を含むスプレッドシートなどの読み込みも快適で、開いてすぐに仕事にとりかかることができるため、シームレスに作業を行うことができる点も魅力の一つです。

「低スペックモデルだとタブを開いてウェブアプリを起動するとか、Googleスプレッドシートを起動するときに、ちょっとワンテンポ待って画面が出てくるところが、ハイエンドモデルであればタブを開いた瞬間に画面が出てきて次の作業に取り掛かれる、そういったところの快適性にハイエンドモデルのメリットがあると思います。特にWebアプリの起動が早く、Web会議アプリだとか動画編集アプリだとかそういったものをマルチタスクしていても動作が安定しているところがハイエンドモデルのメリットかなと思います。」

さらにハイエンドモデルであれば機能面も充実していることが多く、Webカメラによる不意の撮影を防ぐシャッターや指紋認証、一部モデルでは画面の覗き見を防止するプライバシースクリーンが搭載されていたり、モバイルネットワークのサポートもされています。そのため、業務内容や運用スタイルにも依りますが、ハイエンドモデルを使うことで様々な業務に対応できるようになります。

一方、デメリットを挙げるとすれば、ハイエンドモデルは高出力なためバッテリー駆動時間が短くなる傾向にあります。低いスペックのモデルではやれる作業が限られていることで、10時間以上持つことも珍しくありません。しかし、ハイエンドになると様々な作業を並行して行える分、マシンパワーを使うことでバッテリーの消費量も結果として増えてしまうため、その点は注意が必要です。

ビジネスにおける Chrome Enterprise と Chromebook の有用性を企業ユーザーにインタビュー2

導入する際の注意点

Chrome Enterpriseおよび Chromebook を導入する際の注意点として、Windows端末からのリプレイスがきっかけだとすれば、既存の業務やシステム、機器類がそのまま利用できるかどうかを確認しておく必要があります。

既存の業務に影響が出ないか

スムーズにChrome Enterpriseに以降できれば良いですが、多くの場合は既存業務やシステムとの兼ね合いが問題になるかと思います。

例えば、専用のアプリケーションを使っている場合や対応OSが限定されている場合など、業務によってはWindows環境を使わなければならず、 Chromebook だけでは業務が完結できないこともあります。

この場合、DaaSやVDIなどを導入あるいは別のクラウドサービスへ置き換えるなど、様々なサービスを組み合わせることで解消できる可能性があります。

実際に武井さんもWindows環境が必要になることがあり、Amazon Workspaces上に構築したWindows環境にアクセスして業務を行うことがあるとしています。

「どうしてもこれまで使ってきたファイルであったり、システムであったり、多くはWindows前提が多く、 Chromebook だけではどうしても対応ができないお客様が大半です。そういったときにリモートデスクトップや仮想デスクトップなどでWindows環境で補うという使い方が多いです」

なお、こういった場合でもハイエンドモデルを利用することでスムーズな動作が期待でき、ストレスのない業務進行が可能になります。

しかし、それ以外の面でも Chromebook は従来のOSとは異なるChromeOSが搭載されていますので、例えば操作性や周辺機器に関しても考えておかなければなりません。

操作性や周辺機器との相性

Chromebook はブラウザの使い勝手としては他OSと変わりありませんが、キーボードがChromeOS独自の配列となるため、例えば、ファンクションキーやデリートキーの操作などがWindowsとわずかに異なるため、ここは慣れる必要があります。場合によっては操作に関しては社員に学ぶ機会を設けるといった方法もあります。

周辺機器に関しても、キーボードやマウス、Webカメラといったものであればほとんどが利用できますが、専用のアプリケーションをインストールして使う周辺機器であったり、暗号化してあるUSBメモリなどを利用する場合には注意しなければなりません。

また、 Chromebook でもプリンターが動作するかという質問もよく聞かれますが、Wi-Fiまたは有線ネットワークに接続している対応しているプリンターであれば問題なく使うことができます。現在、 Chromebook が対応しているプリンターにはオフィスプリンターからA0まで対応する大判プリンターなどもありますが、既設のプリンターを使うのであれば対応しているかどうかが重要になりますので、事前に確認しておく必要があります。

そのため、現場への混乱や業務遂行への支障が起きないよう、導入前に確認することを推奨しています。導入前にはほとんどの場合、評価機を借りることができるため、こういった問題が起きないか、あるいは起きても代替案でフォローできるかという点を試しておくことが必要になります。

運用の仕方によって導入機種を決める

最初からハイエンドモデルを選ぶ場合であっても、端末コストの問題や業務によってはそこまでのパワーを必要としないこともあると思います。そういった場合、例えば100台中100台をハイエンドや同じ機種にする必要もなく、用途に応じて導入する機種を変えるといったことも可能です。

例えば、1日フルで使うような社員にはハイエンドモデルを渡して、1日のうち短時間であったり、期間限定で使うような場合には低価格のモデルにするといった場合もあるようです。あとは部署ごとに分けていたり、社員ごとに希望を取って渡すというパターンも考えられます。

導入前には必ず評価・検証を

しかし、Chrome Enterprise、 Chromebook で業務が滞りなく遂行できるかどうかは実際に使用してみないとわかりません。

そのために、まずは少人数や少数台での検証を行い、 Chromebook が業務利用できるかどうかを確認することが大切です。メーカーや代理店によっても異なりますが、評価機・検証機は性能別で貸し出してもらえることもあり、OSが違うことで戸惑う社員もいると思いますので、業務に支障が出ないかや社員などユーザーの反応も含めて事前に確認しておくことが推奨されます。

いま使っている Chromebook は?

現在、武井さんが使っている Chromebook についてお聞きしたところ、ハイエンドモデルの「HP Elite Dragonfly Chromebook 」をお使いでした。このモデルについては当サイトで何度も紹介していますが、ビジネスユーザーに求められる性能と機能が詰め込まれた仕様となっていることが特長です。

例えば、指紋センサやUSB-C/AとHDMIなどポートの充実、3:2のアスペクト比を採用した13.5インチの高解像度な画面、覗き見を防止するプライバシースクリーン機能、5Gサポートなどが搭載されています。また、搭載されているWebカメラは5MPと高解像度、ノイズキャンセリングマイクも搭載されており、本体一つでクリアな映像と音声でWeb会議に参加することもできます。

さらに覗き見を防止するプライバシースクリーン機能は、本体に内蔵されているためボタン一つでオンオフの切り替えが可能です。そのため、これまでのように保護フィルムをディスプレイの上から貼ったり被せたりする必要はありません。本体はMIL-STD 810Hに準拠した堅牢性を有し、重さも1.27kgと軽量なこともあり、出先での業務や出張が多いユーザーには非常に頼もしいデバイスとなっています。

国内では非常に珍しい日本語・英語配列のどちらも選択可能であることなどを含めても、ビジネスユーザーの希望に沿うハイエンドモデルに仕上がっています。

「HP Dragonfly Chromebook には、高性能、Webカメラ、キーボード、インターフェース、ディスプレイ、マイクと仕事に必要な性能と機能が全て盛り込まれていますし、ハイエンドと言われるモデルの最新のトレンド全て取り込まれているので、このDragonfly Chromebook は非の打ち所がないモデルだと思います」

スモールスタートの導入を推奨

最後にここまでインタビューを受けていただいた武井さんにChrome Enterpriseや Chromebook の導入を検討している企業・団体の皆様に向けてのコメントをお願いしました。

「 Chromebook の良いところは、なんといっても手軽さだと思います。管理面で言ったら導入のキッティングがしやすい、クラウドで全てを管理できる、データレスなのでセキュアなところ、使ってる人にとっても起動が早くってOSの更新もすぐに終わるというところで、非常に手軽に使えるってとことがメリットだと思います。

業務によってはこれまでのパソコンが必要という業務もあるでしょうけれども、ひとによっては ブラウザさえ使えれば良いもしくはAndroidのアプリが使えればよい人もたくさんいると思います。100人いる部署で100台 Chromebook を入れるというわけではなく、中でも Chromebook で良いという人が10人20人を、まずはスモールスタートして5台10台入れてみて、使えると思ったらもっと広げていくといった使い方が Chromebook を入れる、導入するには良いかと思います」

以上、今回は実際に業務で利用され、お客様への提案を行っている武井さんにビジネスにおけるChrome Enterpriseと Chromebook の有用性について語っていただきました。

この記事がChrome Enterpriseや Chromebook の導入を検討している企業・団体のご担当者様のお役に立てば幸いです。

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