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HP Latex 大判プリンター導入事例 有限会社 大蔵プロセス

HP Latex第4世代ホワイトインク対応プリンターの導入で顧客満足度と生産性の向上を実現

ー有限会社 大蔵プロセス

印刷設備の更新は、どの印刷業者にとっても一大事業となる取り組みだ。生産性や業務効率を高めるためには、進化し続ける印刷機器の性能を最大限に活かすことが重要であるため、企業の意思決定者は、印刷機器の導入やアップグレードにかかる費用と、それによって得られる効果(費用対効果)をしっかりと見極める必要がある。ここでは判断が難しい次世代印刷機の入れ替えに苦悩しながらも成功を果たした、有限会社 大蔵プロセスの事例を紹介したいと思う。

大蔵プロセス 代表取締役社長 蔵本 泰靖氏

HPプリンターを選んだ理由

  • HPの産業用大判プリンターはUVインクのTurboJetや第1世代のLatexプリンターから使い慣れており、業務改善に大きく貢献してきたため他社製品に変えたくなかった
  • インクや生産性に対する懸念点が解消されたため
  • HP Latexプリンターの品質・信頼性が高く、トラブルが少ないと感じているため

HP Latex 2700 Wプリンターの導入で解決できたこと

  • 第4世代Latexインクの、カラーターポリンなど可塑剤の多い柔らかな塩ビ系ターポリン素材でのベタつき問題が解消された
  • ホワイトインク導入により、従来できなかった色付き生地や透明カーテンへの印刷が可能になった
  • 生産性が向上し、従来機種よりも効率的な運用ができるようになった
  • 多様な印刷素材に対して安定した発色と品質を実現できるようになった
  • 導入・運用時のトラブルがほとんどなく、安定した稼働ができているきるようになった

顧客のための
自社工場であるために

昭和49年9月に創業した有限会社 大蔵プロセス(以降、大蔵プロセス)は、拠点のある広島県を中心に活動を続け、現在までに日本全国の非常に多くの取引先や顧客から信頼を得ている企業だ。シルクスクリーン印刷や大型インクジェット出力サービスなどの分野を得意としていることからも分かるように、通常の印刷業者には頼めない、横断幕や養生シート、看板などの特殊印刷において品質とサービスの良さで一線を画す存在となっている。

社員一同のチームワークの良さでも知られており、「広島を代表する企業100選」にも選出された他、各方面から優良法人として認定されるなど、企業価値の高さにおいても評価されている。顧客にとってのベストパートナーであることを目指す大蔵プロセスは、「自社工場のような存在」を目指すことを志しており、顧客の活躍を裏でささえる黒子役に徹しながら活動を続けている。

そんな大蔵プロセスはインクジェット出力機として、各世代の「HP Latexプリンター」を導入してきた経緯がある。「HPの製品を長く使っていることからもお分かりのように、信頼性や印刷品質の良さから大好きなブランドです。実際にHP Latexプリンターを導入してから業績が良くなったこともあるので今後も使い続けていきたいと考えています」と大蔵プロセス 代表取締役社長の蔵本 泰靖氏(以降、蔵本氏)は、HPへの評価を語る。

次世代機への懸念点を
デモで排除

順調にHP Latexプリンターの使用を続けてきた同社だが、第3世代(HP Latex 3200 プリンター)から第4世代(HP Latex 2700 Wプリンター)への移行の際、ある事象がきっかけで導入を見合わせる事態となった。「インクも同じタイミングで変更になったのですが、こちらで試したところターポリン素材のいくつかに印刷した際、べとついてしまうケースが確認されました。また、印刷スピードが落ちているという話もあったので、これらが解消されなければ、機器の更新は難しいという判断になり、一旦保留という形をとることにしたのです」と振り返る蔵本氏。

インクのべたつきについては対策品として更新発売された新しいオーバーコートインクによって、解消されたことが分かった。また、HP Latex 2700 Wプリンターの印刷スピードに関しては、第3世代からプリントヘッドの配列を変えるという大幅な仕様変更があったため、単純なパス数による生産性比較だけでは伝わりづらかったという課題があったのだ。

その話を受けたHPのスタッフは蔵本氏に実機のデモンストレーションを見て欲しいとリクエストを送り、蔵本氏もこれを承諾。シンガポールにあるデモセンター「HP Graphics Experience Center Singapore (HPグラフィックス エクスペリエンス センター シンガポール HP GEC)」へ蔵本氏と共に向かうことになった。

「HP Latex 3200プリンターと同じプリントモードで印刷すると生産性が少し落ちてしまうと思ったのですが、第4世代のLatexインクは色鮮やかで低温硬化し、プリントヘッド横に並べるシンメトリー配列の実装でより生産性の高いプリントモードを選択できました。結果的に10%以上は生産性が向上するという事実が実機を拝見した結果わかりました」と振り返る蔵本氏。こうして懸念点を払拭した大蔵プロセスは第4世代のHP Latex 2700 Wプリンターの導入を決定。2024年4月に同社の工場に無事に設置されることになった。

期待以上の
生産性向上を実現

「デモセンターで実機を見たことで、
生産性が向上することを確認したので安心して発注することができました。」

「デモセンターで実機を見たことで、生産性が向上することを確認したので安心して発注することができました。2024年2月後半に発注しましたが、4月には実機が納品されたのでとてもスピーディーな対応だと思いました。設置後もスムーズに稼働させることができたので、導入時の苦労はありませんでした」と語る蔵本氏。

実はシンガポールのデモセンターへ出向く際、蔵本氏は自社で扱うことが多い12種類の素材を持ち込み、テスト印刷を依頼していたのだという。「その結果、どの素材においても問題なく印刷できることが分かりました。現地へ一緒にいってくださったスタッフの方にもご協力いただいたことで実現しましたが、結果を見て安心感が増しました」と蔵本氏は語る。

また、HP Latex 2700 Wプリンターはホワイトインクを搭載したモデルだが、これにも期待が大きかったのだという。「白インクが無い頃は、色物生地に白色でロゴや社名を入れる際にカッティングシートを貼ったり、コストがあがってしまうが部分的に全面フルカラーで印刷したりするなどで対応をしてきました。その点ホワイトインクを搭載したHP Latex 2700 Wプリンターでは、そういった対応をしなくともホワイトで必要な個所にだけ印刷ができているので、ホワイトインクを使った仕事を積極的に受けていけるようになったのは大きな前進です。」と蔵本氏は評価する。

そのほか、UV出力機やソルベント(溶剤)出力機を所有する大蔵プロセスだが、それらの印刷機の比較についてはどのように考えているのだろう。「ソルベント出力機は廃棄予定となっています。屋外での耐候性が良いのではないかという思いがあったのですが、HP Latexプリンターで遜色ない耐久性があると思っています。そもそも溶剤機は印刷後にインクを乾燥させる時間が必要となるので採算性が悪く、廃止を決定しました。また、UV出力機に関しては印刷後のインク剥がれなどのトラブルが多く、インクの改良などもしていただいたのですが発色が悪くなるなど、あまり納得のいく品質は得られていません。弊社で導入した印刷機だけの問題なのか、他社との比較はしていませんが、こちらも印刷後に乾燥させる必要がなく、発色や屋外対候性も十分なHP Latexプリンターに分があると考えています」と蔵本氏は分析する。それぞれの印刷機にも良さはあるが、大蔵プロセスにおいてはHP Latexプリンターに優位性があるようだ。

さらなる顧客満足を目指して

「お客様からは多岐にわたるご依頼をいただいておりますが、
印刷クオリティに関しては安定したご満足をいただいております。 」

2025年1月には、追加のHP Latex 2700 Wプリンターの増設も完了し、現在2台体制で運用を始めている大蔵プロセス。「運用を始めて改めて期待を上回る実力を発揮していると思います。お客様からは多岐にわたるご依頼をいただいておりますが、印刷クオリティに関しては安定したご満足をいただいております。 」と笑顔で語る蔵本氏。

オペレーター担当者からも特に気になるような報告はなく、順調に業務をこなしているという。「弊社のオペレーターもHP Latexプリンターをとても気に入っていますから、愛情を持って業務に打ち込んでいます」と蔵本氏。

なお、現在「HP Latex 2700プリンターシリーズ」は、製品名を変更して「HP Latex FS50プリンターシリーズ」として継続販売されている。FSとはフレキシブル・スケーラブル、すなわち「柔軟な拡張性」を意味し、性能や機能を追加で更新させることによってプリンターの長寿命化を目指すものとなっている。現在の基本的な機能はLatex 2700プリンターシリーズとまったく同じで、最大プリント幅3.2m、屋外品質での最大印刷速度は89㎡/時、5リットル、オプションで10リットルのカラーカートリッジへのアップグレードや、ジャンボロールデュアルロールキットなどのアクセサリーも準備されている。

蔵本氏の話に出てくるホワイトインク対応モデルは「HP Latex FS50Wプリンター」となっており、3リットルホワイトインクカートリッジが追加され(ホワイト印刷モードでは最大54㎡/時)、より幅広い業務に最適な製品となっている。

「HPの製品を使い続けていますが、大きなトラブルもなく、サポートも充実しているのでとても安心できます。弊社としては基本的にお客様のための黒子に徹して、みなさまの自社工場のように思っていただけることに注力していきたいと考えています。生産性向上のための設備投資はこれからもしっかりと続け、最新のプリンターでお客様によりよい商品を納品できる会社づくりを目指していきます。そのためにもHP様にはこれまで同様、最新情報のご提供とサポートをお願いしたいと考えています」と最後に蔵本氏は語ってくれた。HPは今後も大蔵プロセスの発展のため、サポートを続けていく。

対象プリンター

HP Latex FS50プリンター

HP Latex FS50プリンター(HP Latex 2700 W プリンター後継機)

大判サイネージや装飾用途として大量印刷に対応する設計の
HP製ロールツーロール方式大判プリンター。
3.2mのプリント幅、拡張性の高いプラットフォーム、
ホワイトインク搭載モデルをラインアップで幅広い用途に対応します。

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最新お客様導入事例

  • ※1 最も光沢度の高いホワイト:2018年1月の HP 社内テストに基づいた結果。このテストではUV硬化インク技術を使用したHP Scitex FB750/FB550プリンターとの比較を検証。ホワイトインクはリジッド素材(アクリル)を使用し、入射角60度の光沢度を測定。グロスメーターはBYKマイクロ-トリ-グロス(20°, 60°, 85°)を使用(光沢度参考規格:ISO 2813、ASTM D523)。隠蔽度と耐黄変については、2017年10月にHP社内で実施された HP ウェザーオメーターr 試験にて、HP Latex Overcoat dppx を各種非ラミネートのリジッド/ロール素材で検証した結果に基づいており、黄変はホワイト下塗りサンプルのL*とB*に基づいています。ホワイトインクの性能については、別売のHP ホワイトインク オプションキットの購入が必要な場合があります。
  • ※2 最も鮮明度の高いカラー:2018年1月の HP 社内テストにて、350,000米ドル未満の主要競合他社製プリンターとの比較に基づいた結果。リジッド素材(ホワイトアクリル12-パス、6色、120%)に高画質モードで検証。HP 社内テストではHP GamutViewer、Alpha Shapes=50000で検証。
  • ※Intel、インテル、Intel ロゴ、Ultrabook、Celeron、Celeron Inside、Core Inside、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel vPro、Itanium、Itanium Inside、Pentium、Pentium Inside、vPro Inside、Xeon、Xeon Phi、Xeon Inside、Intel Optane は、アメリカ合衆国および / またはその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標です。
  • ※AMD、AMD Arrowロゴ、Radeon、およびそれらの組み合わせは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標です。
  • ※ Google、Chromebook、Android、YouTube およびその他のマークは、Google LLC の商標です。その他、本サイトに記載されている製品名、会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
  • ※Amazon、Amazon.co.jp およびそのロゴは Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
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