いよいよ登場したインテルの最新プロセッサー第13世代 インテル® Core™ プロセッサー(Raptor Lake)。
高速で動作するP-coreとマルチスレッド性能と電力効率に優れたE-coreを前世代から更に強化し、シングルスレッド性能で最大約15%、マルチスレッド性能で最大約41%のパフォーマンスを向上させています。
プロセスノードの進化やキャッシュ容量の増加により、複数の高負荷作業にも対応することが可能で、クリエイティブな作業も快適に行えます。
信頼性とパフォーマンスを向上させる高度な機能を備えた新しいインテル® 700シリーズ・チップセットへの対応はもちろんインテル® 600シリーズとの互換性も備えています。
第13世代インテル® Core™プロセッサー搭載でゲーム・コンテンツ制作・仕事など多岐にわたり、最先端のパフォーマンスを提供します。
第13世代/第12世代Coreプロセッサーに搭載された「ハイブリッド
アーキテクチャ」
「インテル スレッド・ディレクター」とは?
2種類のコアが組み合わさった「ハイブリッドアーキテクチャ」で、
高速 & 電力効率アップ!
CPUにはコアと呼ばれる計算エンジンが複数搭載されています。
そのコアの性能が高ければ高いほど、そして数が多ければ多いほど、CPUの性能は上がっていきます。
しかし、高性能なコアは消費電力が高いという特性もあります。
大きなパワーを持ったCPUを動かすには、大きな電力が必要というのはイメージしやすいですよね。
第12世代より前の インテル® Core™ プロセッサーは、全て高性能なコアで構成されていて、それによって高いパフォーマンスを実現していました。
しかし、パソコンで行う作業が全て高性能なコアによる高度な処理を求められるものではありません。
例えば友人とのチャットだったりブラウザでの検索は、動画編集やPCゲームと比較するとライトな作業であり、大きなパワーを持ったCPUでなくても十分に処理することができます。
パフォーマンスを求められる作業は高性能なコアで、そうでもない処理は消費電力を抑えたコアで、というように分業による処理ができるのではないか?
そこで第13世代/第12世代インテルCoreプロセッサーでは、高性能なコアである「Pコア」と高い電力効率を実現した「Eコア」という2種類のコアを組み合わせた”ハイブリッド・アーキテクチャ”が採用されています。
引っ越し屋さんに例えて考えてみましょう。
引っ越しでは、冷蔵庫や洗濯機などの大型で重い荷物から、段ボール1箱のような軽い荷物もあります。
大型の荷物を運ぶには、大きなパワーが必要になるので、力持ちなスタッフの出番です。
一方で、段ボール数箱程度を運ぶくらいなら、そこまでムキムキマッチョなスタッフでなくても、一般的なスタッフで十分ですよね。
第11世代 インテル® Core™ シリーズは、全てが高性能コア、すなわち全員力持ちのスタッフを揃えて、引っ越しというタスクをスピーディーに終わらせよう、という考え方です。
でも、力持ちのスタッフをたくさん集めるのは大変ですよね。
それなら、比較的軽い荷物を運ぶことに特化した一般スタッフで頭数を増やし、より早く引っ越し作業を完了させよう、というのが第13世代/第12世代 インテルCoreプロセッサーの考え方になっています。
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「インテル スレッド・ディレクター」が2種類のコアに効率的にタスクを割り振って、
パフォーマンスを最大限に引き出す!
第13世代/第12世代インテルCoreプロセッサーには、高性能なPコアと高効率なEコアという2つのコアが搭載されていることはご理解いただけたかと思います。
でも、2種類のコアが搭載されているとなると、どちらのコアでどのようなタスクを割り振るのかで迷ってしまったり、混乱してしまいそうですよね。
それを解決するのが、インテル スレッド・ディレクターです。
インテル スレッド・ディレクターとは、Windows 11との組み合わせで第12世代 インテル® Core™ プロセッサーのパフォーマンスを最大限に引き出すことのできる機能で、アプリケーションの動作状況を常に監視しながらどのコアを使えばCPUのパフォーマンスを最大限に引き出せるかを把握し、タスクを最適に割り振る、まさに司令塔的な存在です。
複数のアプリケーションを同時に立ち上げて作業するマルチタスクが当たり前になっているからこそ、インテル スレッド・ディレクターのような司令塔がいることで、高いパフォーマンスを維持することができます。
先ほどの引っ越し屋さんのたとえで言うならば、現場リーダーとでもいうべきでしょうか。
次に運ぶ荷物を見て、これは重たいからパワーのあるスタッフに任せよう、あるいはこれは比較的軽いから一般スタッフに任せよう、と現場の指揮を執り、効率よく引っ越しを進めていくために重要な役割を担っています。
第13世代 インテル® Core™ プロセッサー搭載パソコンを使うことのメリットとは?
メリット① とにかく速くてストレスフリー!
第13世代インテルCoreプロセッサーは、先に説明したハイブリッドアーキテクチャ―やIntel Thred Directorによって、とにかく動作の速さが魅力。
ブラウジングやメール、オンラインショッピングや動画閲覧などの普段使いはもちろん、ビジネス用途での事務作業、動画や写真の編集や、PCゲームに至るまでどんな作業でもサクサクスピーディーにこなせて、パソコンの処理待ちというストレスから解放してくれます。
メリット② 1台のパソコンでどんな用途にも対応!
在宅勤務やお子様のオンライン学習、ゲームや動画鑑賞などのエンターテイメント、家族や友人とのオンライン通話など、自宅でパソコンを使う機会は、年々増えてきています。
PCゲームや動画編集のような作業はもちろんのこと、オンライン通話をしながら表計算ソフトで作業をするマルチタスクなども、パソコンの高いパフォーマンスを必要とします。
そうなると、従来のパソコンでは性能が足りないケースも増えてきました。
一方で、そのような用途に合わせてパソコンを1台ずつ用意するのももったいないですよね。
だから、「1台で何でもできるパソコン」が今求められているのです。
第13世代インテルCoreプロセッサーは、ニューノーマル時代のパソコンに求められる性能をしっかりと担保。
第13世代インテルCoreプロセッサー搭載パソコンさえあれば、あらゆる用途に対応できます。
メリット③ 変化に強く、長く使える!
新型コロナによって、私たちの生活は大きく変わりました。
そして、今後またいつ大きな社会の変化が、生活の変化を引き起こすか分かりません。
また、たとえ社会が変わらなくても、たとえば転職をしたり、お子様が進学したり、自分や家族にも常に変化は起きていますよね。
そのような変化が起きると、生活の中でのパソコンの使い方も変わり、パソコンに求められる性能や機能も変わっていきますが、高いお買物であるパソコンを都度買い替えるわけにもいきません。
だからこそ、「変化に強い」ことがメリットとなります。
第13世代インテルCoreプロセッサーなら、今の時代に求められる高い性能を持っているので、今後もしパソコンの用途や使い方が変化したとしても大丈夫。
変化に強いPCを選ぶことが、賢い買い物や、ひいてはサステナビリティにも繋がります。
第13世代 インテル® Core™ プロセッサー
比較
デスクトップ向け第13世代 インテル Core i9 プロセッサー
Raptor Lake(ラプターレイク)
コアスレッド | ベース周波数 | キャッシュ | TDP | |
---|---|---|---|---|
Core™ i9-13900F | 24コア32スレッド | 最大5.6GHz | 36MB | 65W |
Core™ i9-13900 | 24コア32スレッド | 最大5.6GHz | 36MB | 65W |
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デスクトップ向け第13世代 インテル Core i7 プロセッサー
Raptor Lake(ラプターレイク)
コアスレッド | ベース周波数 | キャッシュ | TDP | |
---|---|---|---|---|
Core™ i7-13700F | 16コア24スレッド | 最大5.2GHz | 30MB | 65W |
Core™ i7-13700 | 16コア24スレッド | 最大5.2GHz | 24MB | 65W |
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デスクトップ向け第13世代 インテル Core i5 プロセッサー
Raptor Lake(ラプターレイク)
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デスクトップ向け第13世代 インテル Core i3 プロセッサー
Raptor Lake(ラプターレイク)
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ノートパソコン向け第13世代 インテル Core i9 プロセッサー
Raptor Lake(ラプターレイク)
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ノートパソコン向け第13世代 インテル Core i7 プロセッサー
Raptor Lake(ラプターレイク)
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コアスレッド
コアとは、1 個のコンピューティング・コンポーネント (ダイまたはチップ) に含まれる独立した CPU の数を示すハードウェア用語です。
スレッドとは、1 個の CPU コアを通じて渡すことのできる、または 1 個の CPU コアで処理できる、順序付けられた基本的な一連の命令を表すソフトウェア用語です。
どちらも数が多ければ多いほど、ハイパフォーマンスというように理解しておけば問題ありません。
ベース周波数
ベース動作周波数とは、プロセッサーのトランジスターの開閉速度を示すものです。簡単に言うと、プロセッサーの動作タイミングをとる信号の周波数のことです。
クロック数とも言い、プロセッサーが1秒間で動作する回数となります。まったく同じ構造のプロセッサーであれば、ベース動作周波数が高い方が処理が速いと判断できます。
キャッシュ
キャッシュとは、プロセッサーに配置された高速メモリー領域です。メインメモリよりも高速のため、最も頻繁に扱うデータは内蔵のキャッシュメモリに蓄えまられます。キャッシュメモリはメインメモリの読み出しだけではなく、書き出しも有効に機能します。
容量が多ければ多いほど、蓄えられるデータ量が増えるということになります。
TDP
TDP(Thermal Design Power)とは、熱設計電力のこと。消費電力と発熱の大きさを表しています。ワット数が低いほど放熱しやすく、静音やモバイル用途に向くと言えます。ただし、あくまで指標であり、同じTDPであっても動作クロックの違いで実測値と異なる場合も見られます。