「画像編集に挑戦したいけど、どんなパソコンを買えばいいかわからない」
「仕事として画像編集に挑戦したい」
そんなお声にお応えするため、今回はグラフィックデザイナー歴20年の楠本さんに、
画像編集ソフトとパソコンの選び方を解説していただきます。
- おすすめの画像編集ソフト
- 画像編集用のパソコンに必要なスペック
- おすすめのパソコン
- 画像編集を仕事にする方法
動画像編集ソフト・パソコンの購入を検討している方の疑問にお応えしています。
どの画像編集ソフト・パソコンを購入するか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
監修者プロフィール
楠本大輔
デザインオフィス Head Wright Graphics代表。大学卒業後シドニーでデザインの仕事をはじめ、グラフィックデザイン歴20年。
ロゴ・パッケージ・広告・Webなどグラフィックデザインに関する仕事に幅広く対応している。
デザイナーが選ぶ
おすすめの画像編集ソフト
画像編集ソフトと一言で言っても、撮影した写真の加工ができるソフト、PCでのイラスト作成ができるソフトなどさまざまなソフトがあります。これから画像編集に挑戦しようと思っている方は、どのソフトを選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回はプロのデザイナーが、おすすめの画像編集ソフトを厳選してご紹介します。
- Photoshop
- illustrator
- Canva
- Adobe XD
- Figma
それぞれのソフトのできること・メリット・デメリットを合わせて紹介します。これからデザイナーになりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
プロの使う画像編集ソフト「Photoshop」
画像の編集・合成などグラフィックデザイン全般ができるPhotoshop。
画像の色調整や加工が得意なソフトで、素材となる画像を加工するために使います。そのためデザイナーの仕事をするのであれば、必須となるソフトです。
Photoshopは写真やイラストの編集、バナー作成、Webサイトのデザインなどの場面で使われます。デザイナーを目指すのであれば、Photoshopを使いこなせるようになりましょう。
< Photoshopの商品詳細 >
価格 | 月々プラン:3,828円(税込)/月 年間プラン:2,728円(税込)/月 年間プラン(一括払い):28,776円(税込)
|
---|---|
特徴 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
イラストを描くソフト「illustrator」
Photoshopと並んでデザイナーによく使われるソフトがillustratorです。
illustratorは画像の描画に使われるソフトです。0から画像を作るのに使われるので、こちらもデザイナーの仕事で活用されます。
illustratorはロゴやアイコンのデザイン、名刺・チラシ・看板の作成などあらゆる場面で使われます。こちらもデザイナーを目指すのであれば、使いこなすことが必須のソフトです。
< illustratorの商品詳細 >
価格 | 月々プラン:3,828円(税込)/月 年間プラン:2,728円(税込)/月 年間プラン(一括払い):28,776円(税込)
|
---|---|
特徴 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
無料で使える画像編集ソフト「Canva」
無料で使える画像編集ソフトとして人気なのがCanvaです。
豊富なテンプレートや素材が揃っているので、初心者でも簡単に画像が作れます。有料プランになると使える素材が増えますが、簡単なデザインであれば無料プランでも作れます。
無料で使える画像編集ソフトとして人気なのがCanvaです。豊富なテンプレートや素材が揃っているので、初心者でも簡単に画像が作れます。有料プランになると使える素材が増えますが、簡単なデザインであれば無料プランでも作れます。
< Canvaの商品詳細 >
価格 | 無料プランあり 有料プラン:12,000円/年
|
---|---|
特徴 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
UI/UXデザインで使う「Adobe XD」
WebサイトのUI/UXデザインで使われるソフトがAdobe XDです。
画像を並べる機能に特化しており、Webサイトのワイヤーフレームを作るときに主に使われます。そのためWebデザインを仕事にする方であれば、使えたほうがいいでしょう。
< Adobe XDの商品詳細 >
価格 | 月々プラン:1,298円(税込)/月 年間プラン(一括払い):10,978円(税込)
|
---|---|
特徴 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
無料で使えるUI/UXデザインソフト「Figma」
UI/UXデザイン用のソフトとしてAdobe XDと並んで使われているのがFigmaです。
無料プランでも基本機能は使えるため、デザインの現場でも利用される場面が増えてきます
UI/UXデザインソフトでは、Adobe XD・Figmaどちらも使われています。そのためWebデザインに関わるのであれば、Figmaの操作も覚えておいた方がよいでしょう。
< Figmaの商品詳細 >
価格 | 無料プランあり 有料プラン:15ドル/月
|
---|---|
特徴 |
|
メリット |
|
デメリット |
|
画像編集ソフトを使うために
おすすめのパソコンのスペック
画像編集ソフトを使う場合、パソコンにはある程度のスペックが求められます。パソコンのスペックが足りないと、途中でソフトが動かなくなってしまう可能性もあります。画像編集ソフトを使う場合、パソコンのスペックを確認しましょう。
- CPU
- メモリ
- HDD・SSD
- 画面サイズ
- 2in1パソコン
これらの項目を確認すると、画像編集でも使えるパソコンかどうかがわかります。それぞれ具体的にどんなスペックがあればいいか、詳しく解説していきます。
CPU(プロセッサー)
CPUとは周辺機器やソフトウェアから来る指示を処理したり、メモリなどを制御したりする装置のこと。CPUはパソコンの頭脳の役割を持つとされており、高性能であればあるほど動作が早く快適になります。
CPUの代表的なメーカーであるインテルであれば、Core i7で第12世代の製品がおすすめです。第12世代ではハイブリッドアーキテクチャという2種類のCPUコアが搭載されており、処理能力が大幅にアップしています。「Core i7-12700」のようにCore i7の後ろの先頭の数字が、12以上になっていれば問題ありません。
CPUの性能が悪いと、画像編集ソフトが快適に動かなくなってしまいます。そのため動画編集用のパソコンを購入する際は、必ずCPUをチェックしましょう。
メモリ
メモリとは、データを一時的に記録する部品のことです。メモリの容量が大きければ大きいほど、一度にたくさんのデータを処理できます。
画像編集をする方は、メモリ16GB以上のパソコンを選びましょう。メモリ8GBでも作業できなくはないですが、動作が遅くなりストレスになってしまいます。快適に仕事をしたいのであれば、メモリ16GB以上のパソコンを選びましょう。
HDD・SSD
HDD・SSDはパソコン内のデータを保存する場所です。HDDは大容量のデータを扱える、SSDは読み書きの速度が速いという特徴があります。HDD・SSDの容量は512GB以上のものを選びましょう。
近年GoogleDriveなどクラウド上でもデータが保存できるようになりましたが、パソコン内にデータを保存する機会もあります。そのためHDD・SSDの容量は少し余裕をもった512GB以上をおすすめします。
画面サイズ
デザイナーは、画像の細かな部分を加工する機会も多くあります。そのため画面サイズも15インチ以上の、大きめなものを使うことをおすすめします。モバイルノートPCだとサイズが12~14インチのものが多く、ストレスを感じてしまいます。画像編集用のパソコンを購入する場合は、画面サイズも確認しましょう。
2in1
2in1とはパソコンとタブレット両方の使い方ができるモバイル端末です。デザイナーはロゴなどを作るとき、マウスより手書きの方が作りやすいことも多いです。そのため通常時はパソコンとして使い、手書きをするときはタブレットとして使える2in1がおすすめです。
またタブレットとして使う場合は、キーボードが邪魔になってしまいます。そのため360度ディスプレイが回るタイプもしくは、キーボードと分離できるタイプがおすすめです。
画像編集におすすめのパソコン
ノートパソコン
-
HP OmniBook Ultra 14-fd
【ブラックフライデー】
スタンダードプラスモデル<マウスセット>¥189,800(税込)~
ご購入はこちら-
OSWindows 11 Home
-
プロセッサーAMD Ryzen™ AI 9 365 10コア/20 スレッド プロセッサ
-
メモリ32GB
-
ディスプレイ14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ(2240x1400)
-
ストレージ1TB SSD
-
-
HP ENVY x360 15-fe(インテル)
スタンダードモデル
ノートパソコン¥198,000(税込)~
ご購入はこちら-
OSWindows 11 Home
-
プロセッサー第13世代 インテル® Core™ i5-1335U プロセッサー
-
メモリ16GB
-
ディスプレイ15.6インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 400nit)
-
ストレージ512GB SSD
-
-
HP OmniBook Ultra 14-fd
【ブラックフライデー】
パフォーマンスモデル<マウスセット>¥209,800(税込)~
ご購入はこちら-
OSWindows 11 Home
-
プロセッサーAMD Ryzen™ AI 9 HX 375 12コア/24 スレッド プロセッサ
-
メモリ32GB
-
ディスプレイ14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ(2240x1400)
-
ストレージ1TB SSD
-
-
HP OmniBook Ultra Flip 14-fh
【キャンペーン】
スタンダードモデル(マウスセット)¥229,800(税込)~
ご購入はこちら-
OSWindows 11 Home
-
プロセッサーインテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V
-
メモリ16GB
-
ディスプレイ14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880x1800)
-
ストレージ1TB SSD
-
-
HP OmniBook Ultra Flip 14-fh
【キャンペーン】
スタンダードモデル¥229,800(税込)~
ご購入はこちら-
OSWindows 11 Home
-
プロセッサーインテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 226V
-
メモリ16GB
-
ディスプレイ14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880x1800)
-
ストレージ1TB SSD
-
-
HP OmniBook Ultra 14-fd
【キャンペーン】
スタンダードプラスモデル<マウスセット>¥249,800(税込)~
ご購入はこちら-
OSWindows 11 Home
-
プロセッサーAMD Ryzen™ AI 9 365 10コア/20 スレッド・プロセッサ + Radeon™ グラフィックス
-
メモリ32GB
-
ディスプレイ14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ(2240x1400)
-
ストレージ1TB SSD
-
-
HP OmniBook Ultra 14-fd
【キャンペーン】
パフォーマンスモデル<マウスセット>¥269,800(税込)~
ご購入はこちら-
OSWindows 11 Home
-
プロセッサーAMD Ryzen™ AI 9 HX 375 12コア/24 スレッド・プロセッサ+ Radeon™ グラフィックス
-
メモリ32GB
-
ディスプレイ14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ(2240x1400)
-
ストレージ1TB SSD
-
-
HP OmniBook Ultra Flip 14-fh
【キャンペーン】
パフォーマンスモデル(マウスセット)¥269,800(税込)~
ご購入はこちら-
OSWindows 11 Home
-
プロセッサーインテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V
-
メモリ32GB
-
ディスプレイ14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880x1800)
-
ストレージ1TB SSD
-
-
HP OmniBook Ultra Flip 14-fh
【キャンペーン】
パフォーマンスモデル¥269,800(税込)~
ご購入はこちら-
OSWindows 11 Home
-
プロセッサーインテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V
-
メモリ32GB
-
ディスプレイ14.0インチ・2.8K・OLED タッチディスプレイ (2880x1800)
-
ストレージ1TB SSD
-
デスクトップ
画像編集ソフト・パソコンについて
よくある質問
ここまで画像編集ソフト・パソコンについて解説してきました。最後に画像編集ソフト・パソコンについて、よくある質問をまとめています。
- 画像編集ソフトを使っての仕事はどんなものがある?
- 画像編集の仕事はWindowsのパソコンでも大丈夫?
- 無料の画像編集ソフトでも仕事はできる?
- 初心者が画像編集を学ぶ方法は?
画像編集ソフト・パソコンについて、より詳しく知りたい方はご覧ください。
画像編集ソフトを使っての仕事は
どんなものがある?
デザイナーの仕事は目に見える視覚情報すべてをデザインすることです。
そのため成果物は多岐にわたり、ロゴ・パッケージ・名刺・チラシ・ホームページ・看板・雑誌などがあります。
デザイナーと一言で言っても幅は広く、例えば看板専門のデザイナーなど専門特化したデザイナーもいます。一方でどの成果物でもデザインの基本は同じなので、どれもまんべんなく対応できるデザイナーもいます。
いずれにせよデザインには基本があり、それをマスターできればさまざまなものが作れるようになります。
デザイナーの仕事は
Windowsのパソコンでも大丈夫?
デザイナーの仕事を始めるのであれば、Windowsのパソコンがおすすめです。Windowsをおすすめする理由は、以下の通りです。
- 価格が安い
- クライアントや印刷所がWindowsを使っていることが多い
- 2in1のパソコンがある
クライアントや印刷所はWindowsのパソコンを使っていることが多いので、同じ環境であるWindowsの方が仕事がしやすいです。また2in1のパソコンはWindowsにしかないので、手書きをしたいデザイナーにとっては、使いやすさでもWindowsに軍配が上がります。これらの理由から、デザイナーになりたい人には、Windowsのパソコンをおすすめします。
無料の画像編集ソフトでも仕事はできる?
仕事として画像編集をするのであれば、Photoshop・illustratorのような有料の画像編集ソフトが必須です。
これらの画像編集ソフトのほうができる幅が広く、高いクオリティの成果物が作れます。
Webデザイナーの場合、UI/UXデザインで無料のFigmaを使うこともあります。ただしAdobe XDを使っているクライアントも多いので、Adobe XDも使えるようにしたほうがいいでしょう。
プロのデザイナーとして仕事をするのであれば、有料の画像編集ソフトは必須です。
初心者が画像編集を学ぶ方法は?
PhotoshopやillustratorといったAdobeソフトは、Adobeのチュートリアル動画を見て学ぶことをおすすめします。
チュートリアル動画は3~10分程度の動画が、10~30エピソード用意されています。これらの動画を見て、実際にソフトを触ってみれば、動画編集ソフトの操作はある程度把握できます。
ソフトの操作がある程度わかったら、あとは実際に成果物を作ってみて、試行錯誤を繰り返します。わからないことがあったら、記事や動画を見れば解決することも多いです。
初心者はまずAdobeのチュートリアル動画で学び、その後は自分でソフトをどんどん使ってみることをおすすめします。
画像編集ソフトとパソコンを揃えて
デザイナーになろう
本記事では、画像編集ソフトとパソコンについて解説してきました。画像編集ソフトとパソコンをそろえて、はじめてデザイナーとしての第一歩を踏み出します。パソコン選びの際には、以下のスペックを満たしているパソコンを探してみましょう。
- CPU:Core i7の第12世代
- メモリ:16GB以上
- HDD・SSD:512GB以上
- 画面サイズ:15インチ以上
- 2in1であると便利
これらのスペックを満たしていれば、快適に画像編集ができるようになります。ぜひこの機会に、画像編集ソフトとパソコンを揃えて、画像編集に挑戦してみましょう。