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2024.03.28
「Z1」のカスタマイズの幅は広い。CPUはインテル第13世代CoreプロセッサーをCore i3からi9まで選ぶことができ、メモリは8~64GBを搭載可能。ストレージはNVMe SSDやHDDを組み合わせられ、業務に応じてフレックスI/Oポートやメディアカードリーダーライター、オプティカルドライブも追加できる。
また、カスタマイズにおける最大の特徴は、ワークステーションでありながらプロフェッショナル向けだけでなくゲーミング向けGPUを選択できるという点だろう。
「昨今、アプリケーションによっては、ゲーミング向けGPUの方が適しているケースも増えています。例えば「UnrealEngine」をベースとしたリアルタイムグラフィックスなどでは特に推奨されており、ニーズが高まっていることを当社でも認識しておりました。また、コスト重視でGPUを選択したいという方も少なくありません。ローコストでワークステーションの品質が欲しいというニーズにも応えられると思います」と大橋氏は強い自信を持って語る。
もちろん、これまでのプロフェッショナル向けモデルで培ってきた使いやすさも健在だ。ワークフローを支える冷却機構には専用の設計を施し、高品質な電源ユニットを採用。
見せてもらったデモ機の電源には80PLUS PLATINUMが搭載されていた
また必要に応じた拡張も折り込み済みで、ケース内部はツールレスでアクセス可能となっている。メンテナンス性の高さも魅力のひとつと言えるだろう。
その場でツールを使わずに解体を実演してくれる大橋氏
ワークステーションが実現する高い処理能力と耐久性、“東京生産”ならではの高品質さとサポートを兼ね備えながら、価格と納期を抑えた「Z1」。想定するユーザーはデザイナーやクリエイター、設計・開発・解析担当者が中心となるが、近年はこれまでと異なる引き合いもあり、新しい需要も狙っていると大橋氏は話す。
「例えば、学校法人様が授業のためにクリエイティブなPCを用意するという用途ですね。生徒さんにちゃんとしたソフトウェアを使ってもらい、かつ生徒さんの利用に耐え、長時間安定して動作させるためには、ワークステーションが求められるでしょう。ですが、ある程度台数を揃えるためには一台あたりの価格を押さえなければなりませんし、故障に対する手厚いサポートも必要です。Z1ならこういった需要にも応えられると考えています」(大橋氏)
2019年に文部科学省でGIGAスクール構想が登場してから、教育機関では急速にICT環境の整備・運用が進められている。先進的な中学・高校は大学に入学する前段階からの人材育成を進めており、最先端のICTを体験させる授業も増加中だ。未来を担う子どもたちのための環境を整えたいという思いも、Z1には込められている。
「“低価格でありながらもハイクオリティ”というモデルは、当社の幅広いポートフォリオから抜け落ちていた製品でした。今回、Z1を発売することでその狭間を埋めることができたと思います」(大橋氏)
「Z1」の投入で、より柔軟な選択が行えるようになった日本HPのワークステーション。その高いパフォーマンスと安定性を必要とするかたは、ぜひそのラインナップを一度確認してみてほしい。
2024年新モデル!HPワークステーションデスクトップ シリーズ