パソコンひとつで在宅ワークをする人が増えている

在宅ワークをする方は年々増えています。
これには政府による副業の推進、育児や介護などで柔軟な働き方が必要な人材の増加、それにワークライフバランスを重視する人材の増加など様々な背景があります。
また、クラウドソーシングサービスの普及も在宅ワークが増えている理由の1つでしょう。クラウドソーシングサービスのようなプラットフォームが発達することで、企業は必要なタイミングで業務の外注がしやすくなりました。

このように、社会的な背景に加えICT(情報通信技術)の発達で、在宅ワークがより行いやすい環境になってきています。

在宅ワーク（パソコン）のメリット

では在宅ワークの具体的なメリットは何でしょうか。
主なメリットとして、以下が挙げられます。
● 勤務時間を自分で決められる
● 好きな場所で仕事ができる
● 自分のペースで仕事が進められる

ICTの発達で、好きな時間と場所で働けるようになりました。
副業で在宅ワークをすれば、すきま時間を活用するなどして自分のペースで仕事を請けることが出来ます。

在宅ワーク（パソコン）のデメリット

反対に在宅ワークのデメリットは何でしょうか。

最も大きなデメリットは「自己管理が重要なこと」でしょう。
企業のテレワークの場合、ツールを使って仕事時間を管理できます。しかし自宅にいるため仕事時間が不規則になり、過重労働気味になることもあります。会社のシステムや上司のフォローなども大切ですが、それ以上に自己管理することが重要です。

また、在宅ワークのフリーランスの場合、自己管理によるモチベーションの維持も重要です。周りに同じように働く同僚や上司がいない分、モチベーションを高く持ち続けるのは簡単ではありません。
また、自由度の高い働き方ができる一方で、万が一働けない状況になったときに収入がゼロになるリスクもあります。

パソコンで出来る！おすすめの在宅ワーク

ここからは自宅のパソコンで出来る、おすすめ在宅ワークを紹介します。

クラウドソーシング

クラウドソーシングでは、アカウント登録を行い、スキルやポートフォリオなどを充実させ、自ら仕事に応募します。
プロフィール欄を充実させたり、実績を積み上げていけば相手から仕事の依頼がくることもあります。

以下がクラウドソーシングにある仕事の一例です。
1. データ入力・テキスト入力
2. 文字起こし
3. ライティング
4. イラスト作成など

「データ入力・テキスト入力」は特定の仕事の経験がなくても、一通りパソコンの使い方を知っていればできる仕事です。多くの場合、Excelまたは入力するフォームのURLと、掲載する情報のあるデータ元のURLを渡されて、指定された箇所にデータを入力していきます。
地道な作業や単調な作業が苦にならない、工夫をすることが好きな方に向いている仕事と言えるでしょう。

「文字起こし」は音声や動画のデータから、内容を文字にしていく仕事です。
インタビューや会議の内容の議事録の作成が多いでしょう。
文字を聞き取りながら、正確に素早くタイピングができる方に向いています。
単価は5,000円～10,000円のものが多いです。

「ライティング」はメディアやブログに載せる記事を作成する仕事です。
一文字あたり0.5円という風に募集されています。
記事のリサーチや構成の作成などの時間もかかるため、調べることが好き、文章を書くことが好きな方にはおすすめです。
医療やITなどの専門的な知識があり、そのうえで記事を書ける方は高単価の案件を受注できます。

「イラスト作成」は本の表紙や、YouTubeのイラスト作成などが仕事です。
絵を描く以外にもCGを使ったイラストの作成もあり、企業のイラストやロゴの作成は1案件あたり約10万円などと非常に単価が高いです。

上記はあくまで一例で、他にも動画制作・編集、事務やビジネスサポートなど様々な仕事があります。

ネットビジネス

一部違法なビジネスもありますが、ネットビジネスの多くは法律にのっとったものです。
以下がネットビジネスの一例です。
● ブログ（アフィリエイト）
● ネットショップ
● せどり

「ブログ(アフィリエイト)」は主に広告収入で稼ぎます。
主婦の方が子育てや料理のこと、それに内職などをブログで紹介して、多くの広告収入を得ることは珍しくありません。
ただしブログやアフィリエイトはすぐに稼げるものではなく、長期的に運営していく必要があります。

「ネットショップ」は自分で作ったものや卸業者から購入したものを販売する方法です。
現在は自分のネットショップを開設することも難しくなく、気軽にネットショップで販売ができます。

「せどり」は別の場所で購入した商品を、ECサイトなどで販売するいわゆる転売です。
転売と聞くと悪いイメージがありますが、意図的に商品を高額な値段で売りつけるだけがせどりではありません。
安い商品を見つけ、少しでも高く販売しているECサイトなどに出品する仕事です。

専門職系

最後は専門職系の在宅ワークを紹介します。
高度な知識やスキルが必要になるため、単価も高く、この分野でフリーランスとなっている方も少なくありません。
● WEBサイト制作
● プログラミング
● 翻訳
● オンライン講師

「WEBサイト制作」はホームページの作成、ウェブデザイン、WordPressでの制作や導入などをする仕事です。
コーディングの知識やウェブデザインの知識が必要となるため、それなりの経験が必要になります。しかしWordPressでの制作に関しては専門性もあまり高くなくてもできるものもあり、ある程度経験があれば参入できる仕事と言えるでしょう。

「プログラミング」は非常に需要が高まっている仕事の1つです。
そのためクラウドワークスやLancers(ランサーズ)などの大手クラウドソーシングサイト以外にも、IT系に特化したクラウドソーシングサイトでも案件を探すことができます。
プログラミングは専門的なスキルが必要ですが、現在はオンラインスクールで自分の好きな時間に自宅で学ぶこともできます。自身でスキルを磨いてから、簡単な仕事から探してみてもよいでしょう。

「翻訳」は音源の翻訳や、映像、本，資料などの内容の翻訳などを行います。
ここ近年では特にECの需要が伸びていることから、海外在住で商品の引き受けや発送を依頼する案件も増えています。

「オンライン講師」はオンラインで学生の家庭教師をしたり、外国人に日本語を教えたりします。
オンラインの家庭教師は知識や学歴が求められますが、各サイトで採用担当者が採用試験や面接などを実施していることもあり、顧客とのミスマッチを防ぐような対策もされています。

【まとめ】在宅ワークで新しい仕事を始めてみよう

パソコンひとつで始められる在宅ワークを紹介してきました。
在宅ワークでできる仕事は誰でも手軽に始められるものから、専門的な知識やスキルが求められる仕事まで様々です。
フリーランスとして活動するなら専門性を高めて高単価の案件を受注できるようにしておくことがおすすめです。一方、副業で少しでも稼ぎたいという方は、自分が副業にあてられる時間や条件から仕事を見つけ出すのが良いでしょう。
理想のワークライフバランスの実現のためにも在宅ワークに取り組んでみてください。