2022.11.02

Windows 11のダウングレード方法は?10日以上たつと復元できない?

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Windows 11は2021年に10月に提供が始まりました。日本HPが提供するパソコンもWindows 11搭載パソコンです。

しかし、「社内で利用するための検証作業が終わっていないので、当分はWindows 10を使い続けたい」と考える企業も多いのではないでしょうか? 「使っているアプリケーションや周辺機器がWindows 11で動くのか、きちんと検証した後でなければ、安心してWindows 11を使うことはできない」と考えるのは当然のことです。

Windows 10を使い続けるのであれば、ダウングレードするという選択肢もあります。どうすればダウングレードできるのかをご紹介します。

1. 既にWindows 10搭載パソコンの出荷は終了

まず皆さんに、注意点をお伝えします。実は既にWindows 10搭載パソコンの出荷は終了しているのです。日本マイクロソフトのホームページには、「Windows 10 を搭載したデバイスの出荷が終了となり、市場在庫の終了をもって販売が終了いたします」と記載されています。

Windows 10のサポートが終了するのは2025年10月の予定です。サポートが終了するまでWindows 10搭載パソコンが購入できると保証されているわけではありません。

しかし、調べてみるとWindows 10搭載の新品のパソコンは現在でも販売されています。これが「市場在庫」です。すでに出荷されているものの、メーカーや販売会社が持っている製品です。これは無尽蔵に存在するわけではありません。すでに出荷が中止されていることを考慮し、必要であれば早い段階で購入しておくことが必要です。

また、既に出荷された製品ですから、最新パソコンのスペックではなく、発売された当時のスペックであることも念頭に置いておく必要があります。

2. 新品のWindows 11パソコンをWindows 10へダウングレード

Windows 10搭載機の市場在庫が品切れの場合や、必要なスペックのWindows 10パソコンがない場合などには、どうすればよいのでしょうか?

その時に有効なのが、ダウングレード権があるWindows 11搭載パソコンを購入する方法です。

ダウングレード権とは、ダウングレードを行う権利のことです。マイクロソフトでは、「サポート終了日を迎えていない Windows Pro/Professional であれば、ダウングレードすることができます」と説明しています。

2022年時点ではサポートが終了していないWindowsは、Windows 11以外にはWindows 10のみです。Windows 11パソコンには、Windows 10にダウングレードできるダウングレード権があると思ってよいでしょう。

3. 「ライセンスキー」と「インストールメディア」は自分で用意を

では、具体的にどのようにダウングレードを行えばいいのでしょうか? 新品のパソコンの場合、マイクロソフト ボリュームライセンス契約を結んでいる企業であれば、一定の条件の下、その企業ごとの展開イメージをインストールするサービスがデバイスメーカーなどから提供されている場合があります。

自社のライセンス契約を確認し、このサービスを利用することができるのかどうか問い合わせてみてください。

ダウングレードの際は、Windows 10を再インストールします。インストールを行うためには、ライセンス認証専用窓口に電話をしてライセンスキーの発行を依頼し、ライセンスキーを手に入れる必要があります。Windows 10は、マイクロソフトのボリュームライセンスサービスセンター(VLSC)からダウンロードできます。

Windows 11 Proにはサポートを終了していないWindows Proにダウングレードを行う権利がついています。現在、Windows 11からダウングレードすることができる、サポートが終了していないWindowsとは「Windows 10 Pro」になります。Windows 10のインストールメディアを自分で用意する必要がありますが、ダウングレードを行うことができます。新品のパソコン場合には必要ありませんが、もし、一度Windows 11環境で利用を始めたものの、Windows 10に戻すのであれば、戻した時にデータが消えてしまわないように、データのバックアップを取ることが必要です。

Windows 11 Homeを利用している場合、インストールメディアに加えライセンスキーが必要になることがあります。ライセンスキーが手元にない場合など、不明な点があればサポート窓口に問い合わせて確認してからダウングレードを実施した方がよいでしょう。

なお、Windows 11にアップグレードした場合、アップデートから10日以内であれば、「復元」という機能を使って簡単にWindows 10に戻すことができます。10日を過ぎると、インストールメディアを用意し、Windows 10を再インストールする作業が必要です。

4. ダウングレード前提ならダウングレード可モデルを

しばらくWindows 11を導入できない企業が多いことを考慮し、ライセンスキーやインストールメディアを用意したパソコンが、「ダウングレード可モデル」として販売されていることがあります。

どうしてもダウングレードを行う必要がある場合は、「Windows 10へのダウングレード可能なモデルが欲しい」とパソコンメーカー側にリクエストすることも一つの方法です。

リクエストが全て叶えられるわけではありませんが、通常よりもダウングレードしやすい環境が揃うダウングレード可モデルは。Windows 10を使い続けなければならない企業にとってはありがたい存在だといえます。

5. 早期にWindows 11を導入することも一つの選択肢

インストールメディアやプロダクトキーを用意することが面倒だと感じるのであれば、思い切ってWindows 11を使い始めることも一つの方法です。

Windows 10は2025年10月にサポートが終了することが決定しています。サポート終了ギリギリになって新しいWindowsにアップグレードする準備を始めた結果、「準備が間に合わない」と混乱する企業が毎回登場します。ギリギリになって移行準備を始めることは、時間不足で検証が十分にできないなどマイナス面が色々あります。

パソコンの買い換えなどが必要になったタイミングを好機と捉え、予定よりも早く移行準備を始められれば、余裕を持って準備ができます。

Windows 11は、Windows 10と高い互換性を持っています。Windows 10で動いていたアプリケーションや周辺機器はWindows 11でも同様に動く可能性が高いです。Windows 11リリース当初は、「バグが多い」といった酷評もありましたが、時間を重ねて修正も進みスムーズに動くようになってきました。改めてWindows 11を検証し、早期移行を検討する価値は十分にあります。

6. セキュリティ対策として有効なWindows 11

Windows 11を利用することは、10以上に企業にプラスメリットがあります。

昨今、ランサムウェアなど企業を狙う様々なサイバー攻撃がありますが、Windows 11はセキュリティ対策強化を考慮して開発されたWindowsです。ハードウェアベースの隔離、暗号化、マルウェア保護といったセキュリティ機能が内蔵されています。

ログイン時にも、Windows Hello for Businessが強化されたことで、パスワードだけでなく、顔認識または指紋認証に基づいた生体認証またはPINを使用し、秘密鍵/公開鍵を利用したサインインが可能です。多要素認証とセキュアなデバイス属性の組み合わせによるゼロトラストセキュリティによって、法人のIDとデータの保護が可能となりました。組織向けに最適化されたアプリとアクセス権をクラウドで構成し、Windows 11デバイスを保護することもできます。

Windows 11は、システムファームウェアとしてPCの起動(ブート)時に悪意のあるソフトウェアが読み込まれないように設計された重要なセキュリティ機能UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)セキュアブートに対応しています。

UEFIは、従来のBIOSに代わりOSが起動する前にハードウェアを制御し、OSを起動させる役割を担うプログラムです。

HPはインテルと共にUEFIの前身となる機能を開発するなどパソコンのセキュリティ機能を積極的に開発してきました。パソコン本体にもWindows 11を補完するようなセキュリティ機能を独自に搭載しており、他社を大きくリードする高いセキュリティを実現しています。

早期にWindows 11を検証し、高いセキュリティ機能を持つWindows 11搭載の日本HPが提供するパソコンの利用を始めることで、脅威対策としても有効となります。

7. 企業に適した機能を多数のWindows 11

セキュリティ機能以外にも企業が利用するのに適した機能がWindows 11には搭載されています。Windows 10とのアプリケーションの互換性が高いことは先ほどご紹介しましたが、アプリケーションをパソコンに展開する際にも使い慣れた展開ツールとプロセスを利用できます。

コラボレーションのための機能も強化されました。Microsoft Teamsにおいて、Web会議の最中にタスクバーからコンテンツを共有することや、AIによるノイズ抑制や背景をぼやかして利用することも可能です。

ほかにもスナップレイアウトによるシンプルな情報整理とウィジェットを使った情報のパーソナライズによって従業員の認知過負荷を軽減し、Microsoft EdgeをWebブラウザとして利用することで、高速にWebブラウズ作業を進めることができます。

入力もペン、音声、タッチ入力がサポートされています。音声入力にはAIによるサポートがあり、スムーズな入力を実現しています。

こうしたWindows 11のメリットをよく理解した上で、Windows 10へのダウングレードを行うのか、早期にWindows 11利用を開始するのか、総合的に判断することが望ましいといえます。



ハイブリッドワークに最適化された、
Windows 11 Pro+HP ビジネスPC

ハイブリッドなワークプレイス向けに設計された Windows 11 Pro は、さらに効率的、シームレス、安全に働くために必要なビジネス機能と管理機能があります。HPのビジネスPCに搭載しているHP独自機能はWindows 11で強化された機能を補完し、利便性と生産性を高めます。

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