Windows 11
よりシンプルな体験がスタート

2022.04.18

Windows 11と融合した最新Teamsが作り出す新しいコミュニケーションとは?

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 Windows 11の特徴の一つがMicrosoft Teamsとの融合です。ただし、現段階では企業向けというよりも、個人で利用するWindows 11とTeamsの融合が先行しています。企業向けWindows 11とTeamsがどう融合していくのか、明らかになっていない部分も多いのですが、個人向けでも様々な機能が利用できることから、Teamsとはどんなサービスなのか、チャット、ファイル共有とはどんなものかを体感して、理解することができます。

フリーライター 三浦優子

利用者数が急増し機能強化速度も早まる

 Teamsは、2017年3月にリリースされた、マイクロソフトのコミュニケーションサービスです。オンライン会議のための優れたサービスとして知られていますが、オンライン会議機能だけでなく、通話機能、チャット機能など複数のコミュニケーションサービスが統合されています。利用できるのもWindowsだけでなく、Android、iOSなどWindows以外のOSで動くデバイスを使うこともできます。

 利用者の数は、コロナ禍以降、急増しました。2021年4月時点で、全世界の利用者が1日あたり1億4500万人だと発表されました。2019年7月時点ではアクティブユーザー数は500万人、2020年10月時点では新型コロナウイルスの影響でオンラインコミュニケーションを実施するユーザーが急増したことで1億1500万人となったと発表していましたが、ユーザー数はさらに増加したことになります。

 マイクロソフトのCEOであるサティア・ナデラ氏は、コロナ禍で急速にオンラインコミュニケーション需要が高まったことなどを受け、2020年5月の決算発表時に「この2か月で2年分に匹敵するほどのデジタルトランスフォーメーションが起こった」というコメントを発表しています。マイクロソフトにとっても予想を超える変化が起こったのが2020年のコロナ禍によって起こったのです。

 ユーザー数増加を受け、Teamsの機能強化のスピードもあがりました。毎月、新しい機能が加わり、既存の機能の強化が行われています。例えば2021年11月には、Teams のカメラのコンテンツ機能として、アナログなホワイトボードや紙のドキュメントなどのコンテンツをインテリジェントにキャプチャし、高い品質なコンテンツを会議で共有することができるようになりました。

 Teams のアンケート向けのワード クラウド機能は、Teams会議で自由記述式のアンケートを行う際、頻出する文言をすばやく把握し、データからインサイトを得ることができるようになりました。

 こうした新しい機能が毎月発表されています。これまでにない速さで新しい機能が加わっています。常に、「どんな機能が加わったのか?」を確認しておかないといけないほど、Teamsの最新機能は進化を続けています。

Windows 11の中に融合されたTeams

 Windows 11は、Teamsとの融合が行われました。Windows 11を使い始めた時に、タスクバーの中にTeamsが表示されるので驚いた人もいるかもしれません。

 機能のベースとなっているのは個人向けTeamsで、個人のマイクロソフトアカウントに紐付いて利用することになります。企業や団体でTeamsを利用する場合には、Microsoft 365を持っていることが必須となります。そのため、企業がお試しとしてWindows 11に入っているTeamsを使い、それを企業で利用できるようアップグレードしていくパスは現段階では用意されていません。

 ただ、日本の小規模企業では、「個人向けに提供されているLINEを業務にも利用している」というケースがあります。これは個人でチャット機能を利用するうちに、「この機能は便利なので、業務でも利用できるのではないか」という声があった結果、業務でも利用することになったというケースが多いようです。

 実はチャットは欧米ではビジネス現場で以前から利用されていました。ところが、日本ではビジネス現場でのチャット利用は欧米ほど普及していませんでした。ところが、LINEのような個人向けチャットサービスでその便利さを実感した人が増えたことで、「これはビジネス現場でも利用できるのではないか?」と考えた企業が出てきたのです。

 今回、Windows 11にTeamsが融合され、コミュニケーションの方法として、パソコンからオンライン会議、チャット、ファイル共有といった機能が気軽に利用できるようになりました。いずれの機能も、実際に使ってみないと便利さがわかりにくいものですから、個人向けで利用したことをきっかけに、「これはビジネス用にも使えるのではないか?」と考える企業が出てくる可能性があります。

 2021年12月、1ユーザーあたり月額430円で利用できる、「Microsoft Teams Essential」が発表されました。小規模企業の利用を狙ったサービスで、企業向けサービスでも利用の敷居を下げるものです。

 Windows 11からTeams Essentialへのアップグレードパスが用意されているわけではありませんが、マイクロソフトがTeams利用拡大を色々な角度から進めていこうとしていることは明らかだといえるでしょう。

コミュニケーションツール競争の勝者目指すTeams

 では、Windows 11に融合されたTeamsではどんなことができるのでしょうか。

 マイクロソフトでは、Windows 11とTeamsの融合について、「多くの人がオンライン会議に参加した際、ミュートのまま話す、画面共有したスライドが見えているのか確認した経験があると思います。Teamsなどのコラボレーションおよびコミュニケーションアプリとしっかり統合することで、マイクのミュートや解除、デスクトップの共有などが簡単に行えるようになります」と説明しています。

 現時点では、Windows 11に設けられたTeamsのタスクバーから、ボタン一つでチャットと会議を始めることができます。アプリケーションを起動するよりもはるかに気軽にビデオ会議、チャットを始めることができます。しかも、その相手がWindows 11を使っていなくても、AndroidやiOSを使っている場合でも、つながることができます。相手がTeamsアプリケーションをダウンロードしてない場合には双方向SMSで接続することができるなど、「多くの人と気軽にコミュニケーションを取る」ことが重視されています。

 コロナ禍によって、Teamsだけでなく、他社のコミュニケーションサービスも利用者を急増させました。競争が激化しているコミュニケーションサービスの中で、Teamsの存在感を示すためにマイクロソフトが取った施策のひとつがWindows 11にTeamsを融合することだと見ることができます。現段階では、Windows 11とTeamsの融合は、現段階では始まったばかり。使ってみると、課題も多いと感じます。この課題をどう収束させていくのか、コミュニケーションツールを巡る戦いでマイクロソフトが勝者となるのかがかかっているといえるでしょう。



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