2022.10.13

時代の最先端を創造する
企業のデザインをサポートするHP Workstation

株式会社日南

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まだ誰も到達していない技術を盛り込んだ製品をゼロから創り上げる。企業にとって必要不可欠な進歩を社会へ広げるには、実際に動くモックアップやVRコンテンツが必要だ。圧倒的な技術力がなければ成しえないこの難しい課題を当たり前のように創造することを可能としているのが株式会社日南だ。時代の最先端を積み重ねる同社のデザインにHP Workstationが使われている。そんな同社を取材してきたので紹介しよう。

時代を拓く技術を体現

株式会社日南(以降、日南)は1970年8月に創業、前身となった株式会社日南工業をスタートとし、以降数々のグループ会社を設立し、現在では本社を含む10社によるグループ企業として活動している。産業界のモックアップ製作を主幹事業としており、デザイン・エンジニアリング、プロダクトの両分野において、それぞれが顧客ニーズを満たすものづくりを実施、製品開発に関わるすべてのプロセスをフルパッケージでサポートしている。

株式会社日南(日南グループ本社)

「弊社は開発総合支援企業として、お客様がアイデアをこれから製品化していくためのお手伝いをしています。わかりやすい例ですと、車メーカーのコンセプトカーや、電気メーカーのプロトタイプ製作などを作らせていただいています」と語る植村氏。

株式会社日南クリエイティブベース デザイン本部 UX デザインスタジオ マネージャー 植村 はるか氏

日南で創られる成果物のほぼすべては企業との守秘義務契約に基づいて作られるため、一般には知られることがない。しかし、これから世に出てくるものをゼロから組み上げていくだけの優れた開発力と製造力を持つという意味で、世界でもトップレベルの企業であることはすぐにおわかりいただけると思う。

「弊社には設計からデザイン、メカニック、電気制御など、様々な部署があります。私たちが所属するUXデザインスタジオという部署はそれらを横断的につなぎ、製品づくりを円滑にするための役割があります」と説明する植村氏。工業的なものづくりと、電気工学的なものづくりをUXデザインで繋ぎ、よりよい製品にするべくサービスとプロダクトを融合させるのがUXデザインスタジオの仕事なのだ。

日南がプロデュースしたコンセプトカー(写真提供:日産自動車株式会社様)

日南が開発・製造したコックピットモノコック

優れたワークステーションが不可欠

「企業の方が展示会で自社サービスを発表する際にVRを使うことも多くなってきましたが、私はそういったコンテンツの制作や、モックのインターフェイスに配置される各機能を確認するためのメーターやボタン類などをデザインしています」と語るのは福富氏だ。

デザイン本部 UX デザインスタジオ リードデザイナー 福富 康平氏

同氏は学生時代にオートデスクのFusion 360アンバサダーに認定されるなど、溢れる才能を日南で開かせたリードデザイナーだ。そんな彼が現在使っているワークステーションがHP Z2 Tower G9 Workstationになる。

HP Z2 Tower G9 Workstation

「コンパクトな見た目なのに、スペックがすごい。このサイズ感ならVRを動かす展示会に筐体ごと持ち込むといったことも可能なほどですよね」と笑顔で感想を語る福富氏。彼が導入したZ2 Tower G9はプロセッサーにインテル® Core™ i9-12900K、メインメモリが128GB、グラフィックスにNVIDIA RTX A5000という、現状でZ2シリーズが搭載可能なフルスペックモデルとなっている。

「Unity、Blenderなどをメインに使っていますが、このワークステーションに変えてスペックダウンを感じたことはありません。負荷が高いベイク処理の際でもスムーズに動いてくれています」と笑顔で語る福富氏。

インテル® Core™ i9-12900Kが採用できることで、プロセッサーのクロック数に応じた処理の際などではアドバンテージすら感じるという福富氏。「もちろん、普段使っているモバイルワークステーションにはインテル® Core™ プロセッサーが搭載されているので、ある程度はわかっていましたが、世代差やモバイル版からの移行ということで、プロセッサーパワーへのインパクトはすごく感じました」と同氏は語る。

またグラフィックスでも高負荷の作業をさせているという福富氏。「AI による画像生成ツールが出始めていますが、お遊びレベルで使ってみました。面白いツールなのですが、グラフィックスメモリを大量に使うので心配していました。しかし、さすがNVIDIA RTX A5000 の処理能力とメモリ搭載量ということもあって余裕で動いていたのをみてとても感心しましたね」と福富氏。

現在はまだ試用段階だが、1、2 年もすれば実用段階に入ると予想される技術だ。その際にもZ2 Tower G9 があればまったく不安を感じずに済むというのもメリットだという。

HP Z2 Tower G9 Workstation

エントリーワークステーションのパワーの新基準

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NVIDIA® RTX™ A5000のハイエンドグラフィックスを搭載可能。
大規模な複数の3Dワークフローの同時実行でき、4K+映像の編集、大規模なデータセットの解析、機械学習、ディープ ラーニング、中規模のレンダリングおよびシミュレーション、ゲーム開発、ソフトウェア開発におすすめします。
※別途グラフィックスカード単体の後付けオプションでの対応

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