2022.08.16

最前線で働く医師の負担軽減に貢献するAIソリューションを支えるHPワークステーション

プラスマン合同会社

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HP Z6 Workstationを選択する理由

そんなプラスラングノジュールに採用されているのが、HP Z6 Workstation シリーズだ。

Z6はデュアルプロセッサー搭載までを視野にいれられるミッドレンジワークステーションで、パフォーマンスとコストのバランスが取れたプレミアムモデルという位置づけになる。AI での利用ではNVIDIA RTX Aシリーズなども搭載可能だが、プラスマンではあえてNVIDIAGeForce RTX3000シリーズをすすめることが多いという。

HP Z6 G4 Workstation

「GPU のクロック数とメモリ量のバランスでNVIDIA GeForce RTX3090をおすすめしいます。性能は十分ですし、コストパフォーマンスでも有利になるので、この組み合わせが現状ではベストですね」と中村氏は解説する。

また、Z6を選択した理由として本体のデザインの良さを挙げている。「スペックやコストはもちろんですが、筐体単位でみた場合、軽量なのも良いところだと思います。医療現場にはサーバルームなどはないケースが多いので、設置場所を固定せずに動かす機会もあります。その場合の持ち歩きを考えると軽くてもちやすい形状のデザインはとてもうれしいですね」と現場をよく知る大塚氏は語る。

拡張性の高い内部レイアウトを採用しているので要件に見合ったグラフィックスを搭載可能

さらに「実は以前、サーバルームにメーカーが違う複数台のワークステーションを入れて運用していたことがあるのですが、ある日空調が止まってしまって室温が90度を超えていたことがありました。そんな中、HPのワークステーションはきちんと停止してくれたのですが、他の何社かの製品はそのまま稼働を続けていました。運用が厳しい状況のときはきちんと止まってくれることがその時の経験で分かったのでHP製品への信頼性が高まりましたね」と経験談を語る大塚氏。

機械であるからには正常な稼働をする限界はどのようなコンピューターにもある。それを超えても動き続けてしまうと、パーツに与えるダメージもより深刻となり、最悪のケースでは破損、損傷といった致命的なトラブルに発展しかねないのだ。HPのワークステーションはその点でいえば確実に安全装置が稼働するため、安全なコンピューター運用の実現が可能というわけだ。可用性の高さもワークステーションには必須の要件となる。過酷な医療現場で活躍するマシンだからこそ信頼性が重要となるのだ。

さらなる医療界の発展へ向けて

AIを使った画像解析テクノロジーで、医療界に新たな課題解決をもたらしたプラスマン。

「胸部単純写真でも医師の読影をサポートするソリューションを発表しました。心臓の裏や横隔膜と重なる部分も対象ですが、ここは熟練の医師でも見つけるのが難しいですから、プラスマンのAIを活用することで安心感が得られるのではないでしょうか」と大塚氏は最新ソリューションについて語る。

「医療界でもHP製品を使ったソリューションは非常に多いと思います。信頼性、パフォーマンスと厳しい環境だからこそ選ばれる理由がそこにあるのだと考えます。私たちとしても、これから出てくるソリューションでもHP製品を使い続けていきたいと思っています」と語る中村氏。

「様々な報告から、39.4~83.0%の肺結節の見落としが発生しているようです。プラスマンのAIをご活用いただいて、少しでも負担を軽減に寄与できればと思っています。また、プラグラングノジュールによる客観的な画像解析は患者さんにとっても説得力のあるデータになります。今後の治療方針の説明などに用いれば、納得が得られやすい情報として活用していただくことも可能です。プラスマンはこれからも、医療界の進歩のために様々なソリューションを開発していきます」と大塚氏は最後に展望を語ってくれた。

放射線科医の負担軽減に寄与するプラスマンのプラスラングノジュールとそれを支えるHPワークステーション。これからも医療界を支えていく一助となるようHPはサポートを続けていく。

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