2022.07.15
株式会社IROC
「私たちKDDIではある自動車メーカーさんとのお付き合いの中で、レーシングゲームに興味を持っている若者が本当のレーサーになれる道はないのか、という話題になったことがありました」と語るのはアイロックとはDRiVe-Xの販売などを通じて協業体制にあるKDDIの伊藤氏だ。
KDDI 株式会社 5GXRサービス企画開発部 サービス・プロダクト企画2G グループリーダー 伊藤 悟氏
コロナ禍もあってレース離れが激しくなった日本の自動車競技環境に危機感を持ったメーカーが若手の育成の可能性の一貫として先端技術を使った方法はないか模索をしていたのだという。
「そんな時にアイロックさんのシミュレーターを知り、大変興味を持ちました。そこでDRiVe-Xが効果的なのではないかという話になったのです」と伊藤氏は言葉を続ける。若手もこのシミュレーターを使って練習をすれば、効果は得られることは古賀氏自らも証明済みだ。「それもあって、KDDIとしてもアイロックさんとWin-Winの関係が築けないかと思い、弊社のサイトでも商品を取り扱わせてもらうことになったのです」と伊藤氏は語る。
レーサーの育成にDRiVe-XとHP Reverb G2 VR Headsetが活用されるとしても結果が出るのはまだまだ先になるが、新しい世代の育成方法としては高い可能性を秘めていると感じさせてくれる。
「また、私たちは通信事業者でもあるわけですから、AR、VRなどのいわゆるXRテクノロジーとリアルの融合という面ではかなり力を入れており、バーチャル空間を作ってコミュニケーションをするといった企画もやっています。アイロックさんのレーシングシミュレーターは、そうした市場とも相性が良いと感じています」と期待を込め語る伊藤氏。
そうなってくると、DRiVe-XとHP Reverb G2 VR Headsetを使ってバーチャル空間でワールドグランプリを開催するといったこともいよいよ実現味を帯びてくる。
「VR の好きなところはもともとアナログな感覚なものをデジタルで表現し、それをアナログに戻してくれるところなのです。それがヘッドマウントディスプレイの大事なところだと思います。目の前にある鮮明な画像よりも、周辺視野に溶け込んでいる世界観、いわゆるシックスセンスが再現できるか、そこに関してはHP Reverb G2 VR Headset より良い製品に出会ったことがありません」という古賀氏。
また同氏はKDDIのサービスにも大きな期待を寄せているという。「機能が進化してヘッドマウントディスプレイも軽量で安価になっていくのだと思いますが、それを動かすためのPCはそうはいきません。ですから、KDDIさんにお願いしたいのが、超高速通信網を使ったクラウド配信です。それが実現できれば、この業界も盛り上がるでしょうね」と古賀氏は提案する。
「ひとつの流れとしてクラウド活用は確かにありますし、低遅延の高速回線にも期待が大きいということは理解しています。レーシングシミュレーターほど遅延に対する要求が高いジャンルありませんから、大きなチャレンジになると思いますがぜひ実現したいですね」と伊藤氏も言葉を受け取る。
「それには高性能なヘッドマウントディスプレイは必須です。HPさんにはこれからも良い製品を作っていただきたいですね」と最後に古賀氏は語ってくれた。
HPは今後もアイロックならびにKDDIの取り組みをサポートしていく。
アイロックとKDDI。お互いの得意分野を活かし、カーレースの未来を創っていく
「DRiVe-X code-F au PAY マーケットモデル」の
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