Windows 10
日本HPは法人向け Windows 10 Pro をお勧めします。

2019.09.20

待ったなしのWindows 10搭載PCへの移行、今選ぶならこのPC

いよいよ、2020年1月にWindows 7の延長サポートが終了する。2009年に登場したWindows 7も10年の時を経て、引退が目前に迫っているわけだ。とはいえ、まだまだ搭載PCを使っている人や企業も多いかもしれない。特に企業内でWindows PCの入れ替えを担当されている方に、最新ビジネスPC選びのポイントを詳しくお伝えしよう。

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2019年1月14日のWindows 7延長サポート終了まで、ついに180日を切った。Windows 7やそれ以前のOSを備えたPCでも「まだ使える」と、何とかやりくりして使っているという企業ユーザーも多いことだろう。

しかし、延長サポートが終了したOSを使い続けていると、個人情報の漏えいやマルウェアの感染といったセキュリティリスクが高まり、セキュリティトラブルから企業イメージの低下にもつながる可能性がある。

IT担当者にとっては悩みの種だろうが、発想を転換すれば、これはWindowsとともにPCのリプレースを実施する良い機会だ。近年のPCの進化は目覚ましいだけに、PCをリプレースすれば、業務効率改善、生産性向上は必至だ。働き方改革やテレワーク、モバイルワークを促進するチャンスでもある。

セキュリティリスクへの消極的対処から、仕事をする場所が多様化していく中で生産性向上に直結させる積極的リプレースへ。よりよい成果を上げるには、どんなPCを導入すればよいか、これから考えてみよう。

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2009年に登場したWindows 7。既にメインストリームのサポートは終わっている。延長サポートがかろうじて行われている段階だが、それも終了目前だ

セキュリティリスクの放置は企業の経営問題そのもの

サポート期間が過ぎたOSは、セキュリティ上の弱点となる脆弱(ぜいじゃく)性が新たに発見された場合でも、対処する修正プログラムが開発元から提供されないため、常に攻撃を受ける可能性にさらされることになる。

多くのマルウェアは、OSやアプリケーションの脆弱性を突いて侵入し、PCに保存されている情報を盗んだり、他のサーバを攻撃する踏み台にしたりする。

このセキュリティリスクを放置して取引先や顧客の情報を漏えいさせたり、踏み台に利用されたりとなれば、自社以外の多数の人に迷惑をかけてしまうし、何より企業イメージを失墜させ、お客さまや取引先はもちろん社会的な信用までも大きく失ってしまう。

SNSが普及した今では、悪い評判はすぐに拡散してしまう。「情弱(情報弱者)」「コンプライアンスが甘い」などという評判が拡散されてしまえば、企業の存続問題へと発展する可能性すらある。

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自分はセキュリティ問題に関係ないと思っている人ほど、実は危険と隣り合わせであることを覚えておいた方がいい

セキュリティ問題だけではないWindows 7のデメリット

Windows 7を使い続けるデメリットは、セキュリティ以外にもある。これまで使えていた周辺機器(プリンタなど)やソフトウェアが使えなくなる可能性だ。

周辺機器を動作させるには「デバイスドライバ」が必要だ。新しいOSやハードウェアに対応したり、脆弱性対策のために随時更新されたりする。アプリケーションソフトウェアにしても同様だ。新しいOSやハードウェアの対応、新機能追加、脆弱性対策などで更新される。

新旧OSとの互換性確保や動作確認は開発側の大きな負担の1つで、Microsoftのサポートが終了したOSは対応を取りやめるきっかけになりやすい。2020年以降は、Windows 7上での動作を保証しないソフトウェアや周辺機器が徐々に増えてくることが予想され、これまで使えていたものも使えなくなる可能性が高まる。

やはり最新ハードウェアの導入がお勧め

セキュリティリスクへの対応だけなら、Windows 7 拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)という延命手段も残されてはいるが、有償であり、2年目、3年目と費用が増加していく料金体系になっている。あくまでも緊急避難用として、どうしても間に合わなかった場合に利用する程度にとどめておくべきだろう。

また、セキュリティリスク回避のためにOSのみアップグレードしてハードウェアを使い続ける方法もあるが、これもあまり良い方法とはいえない。古いハードウェアは処理性能が低く、アップグレード作業自体にもかなりの時間がかかるし、すんなりと成功するかどうかも分からない。作業中にトラブルに見舞われる可能性もある。最初からWindows 10がプリインストールされている最新のPCを導入して使うのに比べてあまりにも効率が悪く、IT担当者の負担も大きくなりすぎる。

何より、最新のハードウェアには、快適な処理性能や更なるセキュリティ機能の強化も含め、古いハードウェアにはない魅力がたくさんある。せっかくコストも時間もかけるのだから、Windows 10とともに最新のよりよいハードウェアを導入し、従業員の満足度向上、生産性の向上、働き方改革推進へとつなげたいところだ。

ハードウェアのポイントをチェック

昨今の多様な働き方に対応するには、どんなPCを導入すべきだろうか。まずは売れ筋のハードウェアの基本スペックがどのような水準なのか、5年前(2014年)と比較した。

最初のポイントはCPUとストレージだ。特にCPUはここ2年ほどで性能が飛躍している。Intelの第8世代Coreプロセッサでは、第7世代以前のプロセッサに比べてCPUコアが倍増し、格段にパワフルになっている。メモリ容量の増加もあって、薄型軽量のノートPCでも、動画や写真なども扱えるようになっている。

ストレージの主流が、当時のHDDからSSDに移ったことも大きい。2014年頃もSSDはあったが、かなり高価であり、ベーシックなビジネスPCではHDDの搭載が多かった。HDDシステムとSSDシステムでは、レスポンス、使用感が段違いだ。OSの起動、アプリの起動、Webブラウジング、写真などの素材の取り込み、ワークシートやプレゼンテーションなどの読み出し、保存など、全て作業が格段に快適になる。Windowsやアプリのアップデートにイライラするような場面も大きく減る。

液晶ディスプレイのきれいさや見やすさも大きく違うポイントだ。特にノートPCの画面はここ数年で表示解像度、品質ともに大きく進化した。画面の一覧性、見やすさともに向上している。TN液晶にありがちだった薄暗く、かすんだような画面に対し、IPS液晶ではパキッとクリアな画面になり、どちらの方が仕事をしようというモチベーションが高まるだろうか。取引相手などへ画面を見せて商談する際にも、画面がきれいだとより印象が良いだろう。

さらに画面横のフレーム幅をできるだけ狭くし、本体はできるだけ小さいながらも画面サイズを大きくしていくことも最新機種の特徴だ。12型の本体サイズでありながら、13型の画面を採用している機種なども見逃せない点だろう。

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テレワークで差がつくサウンド機能

基本スペックの進化だけでもかなりの生産性向上は見込めるが、働き方改革時代ならではの新しい要素も意識して選びたい。

例えばTV会議やSkype会議などを行うことを想定すると、課題として浮上してくるのがサウンド機能だ。音圧が十分でなかったり、ノイズがひどくて会議の進行がスムースに行かなかったりすれば時間のロスになるし、内容にも悪影響が出てしまうかもしれない。ステレオで十分な音圧があり、クリアな音声が再生できるスピーカーや、音声以外のノイズ成分を除去することで明瞭な音声を届けるノイズキャンセル機能などにも注目したい。

特に日本HPのPCでは、サウンド機能を世界的に有名なオーディオブランドであるBang & Olufsenと共同開発したプレミアムオーディオを搭載。大きな音圧で音声もクリアに再生できる点は、テレワークなどを中心とする遠隔会議などでは必須の機能となる。

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「Bang & Olufsen」と共同開発したサウンドシステムは、日本HPのPCの共通した特徴だ。エンターテインメントコンテンツを迫力の音質で楽しめるだけでなく、音声処理技術がテレワークでも大きなメリットをもたらす

働き方改革を意識して、ノイズキャンセルに関しても力を入れている。自分の声をクリアにするだけでなく、Skypeなどで着信したコールの相手側の雑音を除去する「双方向ノイズキャンセル機能」を持つ製品や、自分含め周囲の声全体を拾える「360度マイク」を搭載する製品もある。

日本HPのビジネスPCには、会議室など周りの音声を正確に届ける全方位マイクを搭載するモデルも。専用マイクやスピーカーがなくても、PC1台で快適にWeb会議が可能だ

モバイルワークの生産効率を飛躍的に高める内蔵LTE

現行のビジネスPCの多くは、通信機能としてIEEE 802.11ac(Wi-Fi 5、867Mbps以上)対応の無線LAN、バージョン4以降のBluetooth、そして1000BASE-T対応有線LAN機能を標準で装備している。

そして、働き方改革、特に取引先やコワーキングスペース、あるいはカフェなどにアクティブに持ち出してビジネスを行う「モバイルワーク」を意識するならば、携帯電話用のモバイル回線を利用してインターネットに接続できる「WWAN機能」にも注目したい。

日本HPのビジネスPCは、WWANに対応した製品を多く用意している。回線事業者の自由度が高い「SIMロックフリー」仕様で、LTEを拡張して通信速度を高めたLTE-Advanced(Cat.9=下り最大450Mbps)対応と、最新トレンドを満たす。

Windows 10では、OSレベルでWi-Fi環境とWWANをシームレスな切り替えに対応している。高速SSDやスピーディーな認証機能(顔認証/指紋認証)を搭載した日本HPのモバイルPCならば、休止状態から高速復帰、ログイン直後からすぐにビジネスが始められる。打ち合わせの前後にできた数分単位の「すき間時間」でもメールをチェックして返信するなど、有効に活用できる。

社外で仕事をこなすことが中心となるモバイルワーカーや管理職にとっては、これだけでも業務効率、生産性の大きな向上は間違いないところだ。

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日本HPのモバイルPCは、SIMロックフリー、LTE Advanced/Cat.9(最大450Mbps)対応のWWAN機能を備えたモデルを多数用意する。国内の各キャリアやMVNOとの動作確認も済んでいるので安心だ

最先端の働き方を実現するUSB Type-CとThunderbolt 3

最先端のワークスタイルを目指すならば、ぜひとも頭に入れておきたいのが、USB Type-Cのエコシステムだ。

USB Type-Cは、従来のUSBの機能を超えた多彩な拡張機能をサポートしているのが特徴だ。対応ディスプレイやドッキングステーションと組み合わせることで、ディスプレイ出力とPCの充電、各種USB周辺機器の接続をわずか1本のType-Cケーブルで実現できる。

充電を行いながら大画面表示と外付けストレージ、マウスやキーボードなどを接続した充実の環境と、身軽なモバイルPCをケーブル1本のみの着脱ですぐに切り替えることができる上、デスク周りをすっきりとさせられる。オフィスにいる時間は短くても、スマートかつ効率的にオフィス内作業をしたいモバイルワーカーにとっては理想の環境といえるだろう。

もっとも、この運用を実現するには、PCと周辺機器両方がUSB Type-Cの拡張規格(DisplayPort Alt ModeとPower Delivery)に対応している必要がある。ややこしいとも言われているが、日本HPの製品であれば、PCだけでなく液晶ディスプレイやドッキングステーションも一緒にそろえることが可能で、それぞれ対応製品も明確だ。規格問題に頭を悩ませることはない。

なお、Thunderbolt 3は、USBと互換性を持ちつつ、最大40Gbpsでの高速転送を可能にした上位互換規格だ。USBの次世代規格「USB4」に仕様が採用されていることもあり、USB Type-CポートがThunderbolt 3対応であればさらに将来性は有望だ。

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Type-Cに対応した液晶ディスプレイ(「E243d」)とモバイルPC(「HP EliteBook 830 G5」)を使えば、身軽なモバイル環境と大画面の充実環境をケーブル1本の接続で切り替えられる。デスク周りもすっきり整理され、モバイルワーカーにとっては理想的な環境といえる

Windows 10は更新管理が面倒?

これまでは、主にクライアントPC選びの観点を述べてきたが、情報システム担当者の視点でもWindows 10のメリットを触れておこう。

Windows 10は、機能の追加など年2回の大型アップデートが定期的に行われるため、従来のOSとは異なる管理方法が求められる。更新ファイルのサイズが大きく、社内のインターネット帯域を圧迫せずに、各端末が適切なタイミングでアップデートするなどの施策を検討する必要がある。

その点、日本HPではドライバや各種設定の更新管理を効率化するツールといった便利なソフトウェアを無償で提供しており、担当者の負荷を低減してくれる。さらにPCの導入台数に応じて、導入から保守、廃棄までのライフサイクルを支援するサービスを組み合わせたさまざまなソリューションも提供されているので安心だ。

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日本HPが提供するさまざまなWindows 10への移行・運用管理支援サービス

働き方改革時代だからこそ重要性を増すセキュリティ

先述したように、働き方改革を推進する上で欠かせない要素がセキュリティだ。「またセキュリティ?」と思うかもしれないが、セキュリティリスクはOSの脆弱性に限らない。ブラウザ(Webサイト)などから侵入するマルウェアなどに対しても対策をしておきたいところ。また、オフィスの外に持ち出して使うモバイルPCの場合は、PCの直接操作やのぞき見による情報漏えい対策も必要だ。

日本HPのPCは、こうしたセキュリティリスクに対応したさまざまなセキュリティ機能を標準で用意している。カメラに顔を向けるだけでログインできるWindows Hello対応IRカメラ、軽く触れるだけでロックを解除する指紋センサーの内蔵といった生体認証機能は、情報漏えい対策とスピーディーな使用感を両立させ、高度なセキュリティ対応時代の基本となる。

内蔵型のプライバシーフィルター「HP Sure View」はのぞき見対策に極めて有効だ。ワンタッチでオン/オフできるため、外付けのプライバシースクリーンと違って着脱の手間が省ける他、タッチパネルモデルでもタッチの感度を損なわないという利点もある。

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ビジネス向けPCでは、顔認証対応のIRカメラや指紋センサーの内蔵はもはや必須だ。セキュリティを確保しつつ、スピーディーなログインを実現する

Webブラウザを仮想環境で実行することでマルウェアの侵入を防ぐ「Sure Click」、侵入検知機能を持つ自己回復BIOS「HP Sure Start Gen.4」、ウイルス対策ソフトのプロセスを監視し、万が一停止された場合に自動的に安全な状態に復旧する「HP Sure Run」、廃棄時にSSDの内容を完全に消去する「HP Secure Erase」といった機能も用意されている。

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日本HPはセキュリティ対策に力を入れており、ハードウェアとソフトウェアの両面でクライアントPCを守ってくれる

モチベーションアップに貢献する美しいデザイン

日本HPのPCは、素材の質感、デザインへのこだわりが強いことも魅力として加えておきたい。特に、外に持ち出すモバイルPCは、人目に触れる機会も多いだけに、モバイルワーカーにとっては重要な要素だ。デザインや質感に優れた製品を使えるのは、モチベーションアップの効果も大きい。

もちろん、見た目だけでなく、ビジネスPCとして必須の頑丈さも兼ね備えている。日本HPのモバイルPCは、厳しい耐久性基準である米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリア。振動や衝撃などを受けやすい毎日の持ち運びも安心して行える。

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日本HPのPCは、素材の質感、デザインへのこだわりが強いのも特徴の1つ。金属素材の質感を生かした仕上げはとても美しく、外で利用していても覆わず自慢したくなるほどだ(写真はHP EliteBook x360 1030 G3)

最新スペック+αで成果に差がつく! Windows 10搭載PCは日本HPビジネスPCラインアップを推奨

 これまで述べてきたように、Windows 7搭載PCをこの先も使い続けるにはリスクが大きく、今以上の生産性向上も見込めない。セキュリティリスクを考慮すると、できるだけ早く最新のWindows 10搭載PCにリプレースすべきだろう。

 現行の標準的なビジネスPCの基本スペックは、数年前から大きく進歩しており、それだけでも生産性の向上につながるのは間違いないが、日本HPのビジネスPCならば、最新のスペックに加えて独自の付加価値を多数備えており、さらに大きな成果が期待できる。

 具体的には、堅牢(けんろう)性を備えながらも美しいデザイン、充実のセキュリティ、先進のUSB Type-C、ノイズキャンセリングサウンド機能など、いずれもこれまでの通常のビジネスPCではあまり重視されてこなかった要素であり、自らも働き方改革を推進している日本HPならでは視点が生かされている。最新ビジネスPCの中で、このような条件を全て満たすPCは貴重な存在だ。

 Windows 7のサポート終了を機会に最新PCを導入し、生産性の大幅向上、働き方改革の推進につなげたいのであれば、最新スペック+αの付加価値を備えた日本HPのWindows 10搭載PCを真っ先に検討したい。

【本記事は2019年8月27日、ITmedia PC USER に掲載されたコンテンツを転載したものです】

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HP EliteBook x360シリーズ

最上位のフラッグシップシリーズです。360°回転するディスプレイにより、タブレットとクラムシェルの両方の形状で使用できるコンバーチブルPCは、あらゆるシーンに合わせて、さまざまなモードで使用可能。生産性を最大限に発揮し、作業効率を向上させます。14インチの「HP EliteBook x360 1040 G5」と13.3インチの「HP EliteBook x360 1030 G3」は、外出先や移動中も安定した通信環境を実現する、4G LTE-Advanced対応モデルも選択可能です。

  • Windows 10 Pro
  • 第8世代 Intel® Core™ i5 / i7 CPU
  • 8GB / 16GB / 32GB DDR4メモリ
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HP EliteBook 830 G5

13.3インチのクラムシェルタイプで管理性、セキュリティ、耐久性を兼ね備え、軽量&コンパクトを実現。指紋認証センサーやIRカメラによる顔認証に加え、覗き見を防ぐプライバシースクリーンもオプションで選択可能など、先進のセキュリティ機能や、最新テクノロジーを提供するパフォーマンスシリーズです。

  • Windows 10 Pro
  • 第8世代 Intel® Core™ i3 / i5 / i7 CPU
  • 4GB / 8GB / 16GB DDR4メモリ
  • 128GB / 256GB / 512GB / 1TB SSDストレージ

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