Windows 10 Home と Pro の違いって?
いざパソコンを購入しようという時に、Windows 10 のエディションである「Home」または「Pro」どちらが良いのだろうと悩みますよね。皆さんがお仕事でお使いのエディションは「Pro」ですか?それとも「Home」でしょうか。
何となく仕事で使うから「Pro」を。という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、Windows 10 Pro を選ぶときに参考となる代表的な特徴をご紹介します。
1ドメインに参加できる
最もメジャーな違いの一つとなりますが、ドメインという専用ネットワークにパソコンを複数台接続して、Windowsサーバーでユーザーの認証や、パソコンの管理をする使い方です。多くのパソコンを一括して使うようなケースで便利な機能となります。
しかし、数名から十数名の規模でサーバーを構築して利用するという場合、逆に手間がかかってしまう可能性もあります。Home エディションでクラウドのサービスを併用したりするほうが効率的であったりするケースもありますので、将来の事業拡大を考慮して選択をする必要があります。
2BitLockerが使える
こちらも最近、注目や関心が上昇中の違いの一つとなりますが、ハードディスクまたは、SSDに保存されたデータを暗号化で保護することができるという機能になります。
個人情報を扱う可能性のあるパソコンには、高度な暗号化を行うことが推奨※されていますが、OSの機能として搭載されているWindows 10 Proを選択であれば暗号化のためのソフトウエアを別途購入しなくてもよいのでシンプルです。
3リモートデスクトップが使える
リモートデスクトップとは、遠隔でパソコンをコントロールすることのできる機能で、複数台を所有していて、もう1台のパソコンを同じパソコンでウインドウを開くだけでコントロールできるので便利な機能となります。
Windows 10 Home はリモートデスクトップには対応していないのですが、Windows 10 Pro であればリモートデスクトップの利用が可能となり、その制御ができます。
リモートデスクトップに相当する遠隔制御を提供するソフトやサービスはたくさん存在しますが、OSに最初から組み込まれているので、それらのソフトの利用する費用と比較してこちらのほうが有利であれば選択する意義があります。
その他の違いについては、マイクロソフト社の提供する情報がありますので、詳しくはこちらをご覧ください。
将来に備えて、Windows 10 Pro を選択するという方法もありますが、Pro でサポートされている機能を将来的にもあまり活用する予定が無いという事であったり、必要となったタイミングではパソコンの買い替えをするつもりという計画でしたら、あえてWindows 10 Homeを選択して、その分メモリーの容量を大きなものを選択するという判断も十分効率的であると言えます。
もしも、「Pro」にするか「Home」にするか迷っているのであれば、「Pro」搭載パソコンのご購入をオススメします。あとからProにアップグレードする事もできるのですが、最初からProを選んだ場合と比べて費用が少し割高になってしまうケースが多いことが一つの理由です。
パソコンのお買い換えを検討されているときに、判断する材料の一つにしていただけましたら幸いです。