Zoomやskypeなどでテレビ会議をしている際、
・部屋を見られたくない…背景ってどうやって変更するの？
・そもそも、どんな種類の背景があるの？
・背景を設定する方法が知りたい！
と思ったことはありませんか？

働き方改革やコロナウイルスの蔓延を機に在宅ワークが増え、「テレビ会議」の回数が増えているという方も多いでしょう。そこで今回は、テレビ会議を上手に使いこなすための手段として、各ツールのバーチャル背景の設定方法や、どんな種類の背景があるのかを解説していきます。

各企業がバーチャル背景を提供

バーチャル背景とは、テレビ会議ツールを利用している際に、背景にだけ画像や動画を表示できる合成機能のことで、主要なテレビ会議ツールの多くで実装されています。

テレビ会議ツールでは「どんな背景を使用するか」はユーザー自身で選ぶことができるため、多くの企業が宣伝をかねてバーチャル背景用の画像をTwitterなどで公開しています。
※Twitterで「#バーチャル背景」と検索すれば、様々な企業のバーチャル背景が見つかりますので試してみてください。

実際にテレビ会議でバーチャル背景を利用する場合は「どのツールを使うか」によって設定方法やできることが異なってきます。
ここからは、テレビ会議ツールで有名な4つのサービスを取り上げて、バーチャル背景の設定方法などについて詳しくみていきましょう。

zoomで背景を設定する

ビデオ会議ツールと言えば「zoom」。まずは、zoomでバーチャル背景を設定する方法についてみていきましょう。

設定方法

バーチャル背景を設定する前に、お持ちのパソコンの「バージョン」を確認しておきましょう（zoomヘルプセンター）。あまりにもOSが古いと、バーチャル背景が利用できない可能性があります。

バージョンに問題がなければ、バーチャル背景の設定に進みます。バーチャル背景を利用する際は、まずアカウント設定でバーチャル背景を「有効」にする必要があります。

具体的な方法としては、
① zoomアプリを開き「設定」をクリックします
② 左側に表示される一覧（ダイアログ）から「バーチャル背景」を選択
③ バーチャル背景の一覧が表示されるので、利用したい背景を選択してください
これでバーチャル背景が適用できます。

自分で画像や動画を追加したい場合は、バーチャル背景が一覧表示されている画面の右上にある「＋」マークをクリックします。あとは、利用したい画像をフォルダから選択するだけ。これで、背景の追加ができます。
「グループ全体でバーチャル背景の設定を一括変更したい」といった詳細な設定については、「zoomヘルプセンター」ページをご確認ください。

外見の見栄えをよくできる＊外見補正機能で美肌に見せることができる

在宅で仕事をしていると、肌の調子が良くない、化粧をするのが面倒くさいという日もあるでしょう。そこでオススメなのがzoomの「外見補正機能」。この機能を使うことで、肌の色合いが滑らかになり「カメラ写り」が良くなります。

設定方法は非常に簡単です。
① zoomアプリにログイン
② 「設定」→「ビデオ」の順にクリックしていきます
③ ビデオ設定の一覧が表示されるので、その中から「ビデオフィルタを適用する」を選択
これで「外見補正（美肌効果）」が適用されます。

Snap Cameraと連携して顔を加工できる

Snap Cameraは、PCカメラで撮影している映像をリアルタイムで加工できるアプリです。自分の目を大きくしたり、果物やエイリアンに変身できたりと、遊び心のある着せ替えが多数搭載されています。
Snap Cameraをインストールし、設定を少し変更することで、zoomでもSnap Cameraが利用できるようになります。

設定方法としては、
① zoomにログインします。
② 「設定」→「ビデオ」の順にクリック
③ カメラ設定から「Snap Camera」を選択します
Snap Cameraは、テレビ会議だけでなく、オンライン飲み会などにも利用できるので、是非活用してみてはいかがでしょうか。

skypeで背景を設定する

次は、Skypeです。
Skype（Mac）では、バージョン8.59.0.77以降から「バーチャル背景」に対応するようになりました。しかし、これはMacのみで、Skype for Windows 10はバーチャル背景に未対応です。

さっそくSkypeの背景設定についてみていきましょう。
① Skypeアプリを立ち上げたら「設定」を開きます
② 一覧にある「音声/ビデオ」を選択
③ 「背景効果を選択する」に表示されている「+」マークをクリック
これで背景に使いたい画像のアップロードができます。

使いたい画像のアップロードが完了したら、その画像を選択します。これで背景の設定は完了です。
通話中でも背景を設定できますので、気軽に試してみてください。

背景をぼかすことができる

実は、Skypeではバーチャル背景の設定だけでなく「背景をぼかす」ことも可能です。
設定は非常に簡単です。
バーチャル背景の設定と同じ要領で「音声/ビデオ」までクリックしていきます。すると、一覧に「すベての通話で背景をぼかす」と表示されているので、それを選択してオンに。これで背景に自動で「ぼかし」が入るようになります。
意外と知られていない機能なので、まだ使ったことがないという方は、是非この機会に試してみてはいかがでしょうか。

Googleハングアウトで背景を設定する

次は、Googleハングアウトで背景を設定する方法をみていきましょう。

Snap cameraを使う

Googleハングアウトでは、zoomの章でもご紹介した「Snap Camera」を利用して背景の設定を行います。Snap Cameraは無料で利用できますので、もしGoogleハングアウトで背景を利用したい場合は、ダウンロードしてみてください。

GoogleハングアウトでSnap Cameraを利用する際の設定も非常にシンプルです。
① Googleハングアウトの画面右上にある「歯車アイコン」をクリックし、設定画面を表示
② 設定画面の一覧から「ビデオ」を選択し
③ カメラを「Snap Camera」に変更
これで、googleハングアウトでSnap Cameraが利用できるようになります。

microsoft teamsで背景を設定する

最後に、microsoft teamsでバーチャル背景を設定する方法を確認していきましょう。

teamsも背景設定が可能になった！

2020年4月9日より、microsoft teamsでも「バーチャル背景」が利用できるようになりました。ただ、残念なことにWeb版では実装されておらず、アプリ版のみの機能となっています。

正式リリースがまだ先ということもあり、公式ページには「バーチャル背景の設定方法」が記載されていません。ここで、2020年5月時点でのteamsでバーチャル背景を設定する方法をご紹介しておきます。

① 会議中に表示されるコントロールバーの中から「その他のオプション（・・・）」をクリック
② オプションが表示されるので「背景効果を表示する」を選択
③ 背景の一覧が表示されるので、お好みの画像を選ぶ
④ 「適用してビデオをオンにする」をクリック
これで背景の設定は完了です。

バックグラウンドノイズを低減する機能を導入予定

microsoft teamsが2020年3月15日で3周年を迎えるということもあり、3周年を記念していくつかの「新機能」が実装されます。

その一つが「リアルタイムノイズ抑制機能」。ビデオ会議をしていると、自分のタイピング音や雑談の声、環境音などをマイクが拾ってしまい、ノイズが生じることがよくあります。
今回実装予定のリアルタイムノイズ抑制機能では、これらのバックグラウンドノイズを自動的かつリアルタイムで抑えてくれます。

この機能が実装されれば、これまでよりもストレスなくテレビ会議を行うことができるようになるでしょう。「近日公開」となっていますので、teamsユーザーの皆さんはお楽しみに。

【まとめ】テレビ会議でバーチャル背景を設定してみよう

今回は、テレビ会議でバーチャル背景を利用したい人に向けて、各ツールの背景の設定方法やそれぞれのツールでできることをご紹介しました。
バーチャル背景を利用すれば、部屋が写ってしまうという心配もなくなりますし、ユニークな背景を使えばコミュニケーションがより活発になるかもしれません。
是非この機会にバーチャル背景を試してみてはいかがでしょうか。