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2020.05.01

テレワークとリモートワークの違いや特徴を解説

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働き方改革やコロナウイルスの影響を受けて、一気に広まった「テレワーク」と「リモートワーク」。どちらも耳にする機会が増えましたが、これら2つの違いを把握していますか?
今回は、テレワークとリモートワークの違いや、それぞれの特徴について解説していきます。多様な働き方に興味がある方、これから導入しようと検討している企業担当者の方の参考になれば幸いです。

テレワークとリモートワークの定義

はじめに、テレワークとリモートワークそれぞれの言葉の意味を理解しておきましょう。

テレワークとは

日本テレワーク協会によると、テレワークは次のように定義されています。

テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。

※「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語

引用元:日本テレワーク協会

つまり、パソコンなどの通信機器を使用して、いつどこでも仕事ができる働き方のことを指します。ITエンジニアやWebデザイナーなど、パソコンありきで行う職種で多く見られる働き方です。

リモートワークとは

次に、リモートワークの定義も見ていきましょう。

“在籍する会社のオフィスに出社せず、自宅やレンタルオフィスなど、会社から離れた(リモート)場所で業務を遂行する勤務形態。”

引用元:Weblio辞書

「リモートワーク」という言葉どおり、“オフィスから離れて仕事を行うこと”を指します。定義上、自宅やコワーキングスペース・カフェなどオフィスから離れていれば、パソコンなどの通信技術の活用は必須ではありません。

テレワークとリモートワークの違い

このように、テレワークとリモートワークに大きな違いはありません。明確な違いと言えば、テレワークは“パソコンなどの情報通信技術の活用”が前提であり、リモートワークは“情報通信技術の活用は必須ではなく、単にオフィスから離れて働くこと”でしょう。

とは言え、これだけインターネットが普及した現代社会では、どのような職場でもスマートフォンやパソコンを使う機会があるのではないでしょうか。実際、今ではほとんど同じ意味として使われていますが、言葉の定義上それぞれの特徴やイメージがあるためここで解説していきます。

テレワークの特徴

テレワークという言葉は、主に国や大企業が使用しており、リモートワークよりもフォーマルなイメージがあります。ニュースなどでも「株式会社〇〇が全面テレワークに」と、テレワークという言葉が使われていることが多いです。

実際、法務省の平成30年版 情報通信白書のタイトルを見てみても、「広がるテレワーク利用」とテレワークという言葉が使用されています。

このようにフォーマルな場面で使用されることの多いテレワークには、「雇用型テレワーク」と「自営型テレワーク」の2つの形態が含まれています。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

【雇用型テレワーク】
会社や組織に雇われながらテレワークを行う働き方です。具体的には、次のような働き方があります。

勤務形態 内容 導入率
在宅勤務 自宅でのテレワーク 29.9%
モバイルワーク 外出先で営業活動などの業務を行うテレワーク 56.4%
サテライトオフィス勤務 勤務先以外のオフィスで行うテレワーク 12.1%


参考元:総務省|平成30年版 情報通信白書

一番多く導入されているのが「モバイルワーク」で、次に多いのが「在宅勤務」。コロナウイルスの影響で、出社せず自宅で仕事をして欲しいと会社から通達のあった方も多いでしょう。

そして、まだ導入率は少ないながらも近年少しずつ増え始めているのが「サテライトオフィス勤務」。本来勤務するオフィスではない場所で仕事をする働き方です。コワーキングスペース勤務などがこれに該当しますが、会社以外の人もいるため、同時にセキュリティ対策も行う必要があります。

【自営型テレワーク】
「自営型テレワーク」とは、個人事業主が情報通信機器(IT)を活用して自宅や好きな場所で働く働き方です。フリーランスや海外で多く見られ、旅をしながらなど好きな場所で働く「デジタルノマド」というのもこれに該当します。

リモートワークの特徴

一方「リモートワーク」はフォーマルなシーンで使われる「テレワーク」より、もう少し自由な印象があります。国や大企業が「テレワーク」という言葉を使うのに対し、「リモートワーク」はIT業界やベンチャー企業などで多く使われている印象です。

また、「テレワーク」では「在宅勤務」や「サテライトオフィス勤務」など働く場所がある程度明確に定義されているのに対し、「リモートワーク」はオフィス以外であればカフェでも旅行先でも場所を問いません。「自営型テレワーク」に近い意味と言えるでしょう。

テレワーク・リモートワークの導入事例

言葉の意味や特徴について理解できたところで、最後にテレワークやリモートワークの導入事例をいくつか挙げていきたいと思います。

■ケース1

業種 情報通信業
実施者 93名/全社員(160名)
導入の経緯 生産性向上・非常時の事業継続
概要 職住一体型のサテライトオフィスを設置
効果 従業員の満足度が向上した


北海道のIT企業の事例です。社員の自由な働き方を推進すべくテレワークを導入しました。通勤時間がないことや、家族とのコミュニケーションが増えるといった点で、社員の満足度が向上しました。

■ケース2

業種 医療・福祉
実施者 3名(社員2名、登録型ホームヘルパー1名)
導入の経緯 IT化による生産性向上・職員のワークライフバランス
概要 訪問介護先で記入する訪問記録を電子データで会社に送付する
効果 報告のための帰社が不要となり、訪問介護先へ直行直帰できるようになった


福島県のとある介護施設です。以前までは報告のために帰社していましたが、IT技術を活用することで、訪問先から訪問記録を電子データとして送付できるようになりました。直行直帰が可能となり、職員のワークライフバランス向上に繋がりました。

■ケース3

業種 卸売業・小売業
実施者 20名/全社員(830名)
(顧客サポート・電話サポート・マーケティング関連部署)
(社員2名、登録型ホームヘルパー1名)
導入の経緯 生産性向上・従業員のワークライフバランス
概要 会社からパソコン・スマートフォンの支給
効果 業務効率が向上した。家族との時間を確保できるようになった。


東京都にある卸売業・小売業者です。実施者は全社員の2%とまだまだ普及率は低いですが、オフィス以外でも仕事がしやすい技術部門や、マーケティング部門から徐々に導入が進んでいます。会社支給のパソコン、スマートフォン、また、セキュリティ対策としてSSL通信を徹底。実施した社員は、業務効率が向上し、通勤時間がないため家族との時間を確保できるようになりました。

【まとめ】フォーマルなテレワーク、カジュアルなリモートワーク

IT企業に限らず、さまざまな業種で導入され始めている「テレワーク」や「リモートワーク」。本文でもお伝えしたとおり、両者にほとんど違いはなく、同じ意味として扱われることも多いです。
ただし、一般的に「テレワーク=よりフォーマルで国や大企業が行う働き方」「リモートワーク=よりカジュアルでベンチャー企業などが行う働き方」というイメージがあることも事実です。導入を検討されている方は、一般的なイメージも考慮して言葉を選んでみてはいかがでしょうか。

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