Windows 11
よりシンプルな体験がスタート

2022.08.31

Windows 11に今使っているCPUは対応している?
2022年夏発売の第12世代Core搭載製品がWeb会議ありきのビジネスコンピューティングを加速する

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1. 新しいCore i5と古いCore i7、速いのは新しい第12世代Core i5

Windows 11が最新のWindowsとしてリリースされたのは2021年10月。Windowsの最後のバージョンであったはずのWindows 10と併行して提供されるバージョンです。

セキュリティ強化のため、システム要件に大きな手が入り、原則としてセキュアブート対応のUEFI、TPM 2.0、DirectX 12以上(WDDMドライバー)対応、VBSやHVCIなどのセキュリティ関連など、Windows 11をインストールするための基本要件を満たさなければインストールはできません。

プロセッサー要件は1GHz以上で2コア以上の64bit互換プロセッサーまたはSoC(Intelでは第7世代Core以降、AMDではZen 2以降)です。現役で使われているパソコンなら容易にクリアできるでしょう。

2. 利用しているパソコンがWindows 11に対応しているかどうかを確認してみよう~「PC正常性チェックアプリ」の活用とWindows Update

念のために、今、Windows 10でお使いのパソコンが、Windows 11に問題なく移行できるかどうかを確認しておきましょう。
 Microsoftはお使いのパソコンがWindows 11の最小システム要件を満たしているかどうかを確認するためのアプリとして「PC正常性チェックアプリ」を提供しています。このアプリは、Windows Update等ですでに入手済みのこともあるかもしれません。

また、エンドユーザーによるアップデートを制限していない組織では、Windows 11にアップデートされていることもあるでしょう。その際にも確認にこのアプリが使われます。

Windows Updateを制限していなければ、エンドユーザーがWindows 11への移行を確認して自分でアップデートできる。

TPM(Trusted Platform Module)は、TCG(Trusted Computing Group)が策定したハードウェア内蔵のセキュリティチップで、その最新バージョンが2.0です。また、VBSやHVCIは、仮想化技術によってコードの整合性チェックがCPUに大きな負荷を与えることを抑止します。そのためにもTPM2.0が必須とされました。

MicrosoftではWindows 11のために、Windows Hello、デバイス暗号化、仮想化ベースのセキュリティ(VBS)、ハイパーバイザーで保護されたコードの整合性(HVCI)、セキュアブートなどの保護をデフォルトで有効にできるハードウェアを要求することにより、セキュリティの水準を引き上げるとしています。

同社の説明では、これらの機能の組み合わせにより、テスト済みのデバイスでマルウェアが60%削減されるということです。

セキュリティ確保はすべてに優先される原則です。その原則を満たすために、Windows 11は、すべてのCPUにTPMが組み込まれ、セキュアブートをサポートし、VBSやHVCIのサポートを要求しているのです。

Windows 11のリリース当時、インテル®のCore™プロセッサー・ファミリーは、第11世代が最新製品でした。モバイル向けが2020年、デスクトップ向けが2021年に発売されて、各社のパソコン製品に搭載されて販売が開始されました。

さらにインテルは2021年秋、Windows 11のリリースとほぼ同じタイミングで、そのアーキテクチャを刷新した第12世代Core™プロセッサー・ファミリーを発売します。最初はデスクトップ向け、追って、翌2022年にはモバイル向けの製品が出荷開始され、2022年の夏から秋にかけて各社のパソコン製品は第12世代Core搭載製品に置き換わってきています。

Windows 11は第12世代Core™プロセッサー・ファミリーと、きわめて相性がよいとされています。アーキテクチャに大きな手が入った第12世代Core™と、その目玉機能であるスレッドディレクターの働きが功を奏して、高い処理性能を得ています。

システム刷新には慎重に慎重を重ねて先延ばしにしようとする各企業も、Windows 11の正式リリース後、ある程度の時間も経過し、最新のプロセッサーも登場した今、重い腰を上げ、その移行のための検証作業をスタートしています。

そこで、第11世代Core™ i7と第12世代Core™ i5をWindows 11環境で比べ、いったいどのくらい相性がいいのかを実証してみましょう。実際に、日本HPの最新ビジネスノートを使ってベンチマークしてみました。その結果、第11世代Core™プロセッサー・ファミリーと最新の第12世代Core™プロセッサー・ファミリーの間には大きな飛躍があることが実感できました。

今回のベンチマークに使った製品とそのスペックは下記の通りです。

HP Elite Dragonfly G2(2021年2月発売)

プロセッサー 11th Gen Intel® Core™ i7-1165G7 4コア8スレッド 最大4.7GHz
実装 RAM 16.0 GB (15.7 GB 使用可能)

HP EliteBook 630 G9(2022年7月発売)

プロセッサー 12th Gen Intel® Core™ i5-1235U 10コア12スレッド(Pコア2、Eコア8) 最大4.4GHz
実装 RAM 16.0 GB (15.6 GB 使用可能)

メモリ容量は同じですが、プロセッサーが異なります。第11世代Core™ i7と第12世代Core™ i5の比較です。ハイエンドプロセッサーであるCore™ i7搭載の前世代フラグシップ製品と、最新世代のCore™ i5搭載のミドルレンジ製品を比べてみました。
評価には定番のベンチマークソフトPCMark10を使いました。その結果は次の通りです。

HP Elite Dragonfly G2のベンチマーク結果

HP EliteBook 630 13 inch G9のベンチマーク結果

スコアは上が4,496、下が4,704です。下の表の処理性能が高いことがわかります。つまり、Windows 11稼働時の処理性能が高かったのはCore™ i5を搭載したHP EliteBook 630 13 inch G9です。1年前のハイエンド機に、最新世代のミドルレンジ機が処理性能で勝るという事実が明らかになりました。

3. Windows 11ならスレッドディレクターでPコアとEコアのハイブリッド構成を活かせる

Windows 11と第12世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーの組み合わせでは、新機能として導入されたスレッドディレクターが使えます。

インテル® Core™プロセッサー・ファミリーにおける前世代からのアーキテクチャ変更で、大きく変わったのは、プロセッサー内コアの構成です。性能重視の複数コアで構成されていた第11世代Core™とは異なり、第12世代Core™は、性能重視のP(Performance)コアと、効率重視のE(Efficient)コアという種類の異なるコアのハイブリッド構成になっています。

そして、Windows 11は、その構成に最適化され、刻々と変わるタスクの種類や状態によって使うコアを切り替えるタスクスケジューラとして「スレッドディレクター」が有効に機能し、そのときごとのタスクの処理内容や、バックグラウンドかフォアグラウンドかといった状態の違いによって実行するコアをダイナミックに切り替え、結果として、全体の処理性能を底上げできます。

これによって、Windows 11稼働というシーンでは、前世代のCore™ i7に最新世代のCore™ i5が処理性能で勝るという結果が出たわけです。パフォーマンスを左右した立役者は2種類のコアを使い分けるスレッドディレクターだったことが容易に想像できます。

もちろん、パソコンの使い勝手がベンチマークの結果だけで左右されるわけではありません。それでも、第11世代から第12世代へのアーキテクチャ刷新が、ものすごい進化を果たしていることを示す説得力のある結果だといえるでしょう。

4. ウェブ会議システムの浸透で使い方が変わったパソコンをWindows 11が救う

コロナ禍は、Microsoft TeamsやZoomといったウェブ会議システムの浸透を大きく加速させました。これらのシステムなしには、コロナを乗り切ることはできなかったでしょうし、この先も、ハイブリッドな働き方には欠かせない存在として進化を続け、ビジネスに欠かせないシステムとして受け入れられていくでしょう。

そして、ウェブ会議は、パソコンの使い方を変えました。以前は、没入型スタイルで、ひとつのアプリに専念して作業するのが主な使い方でした。アプリを切り替えるにしても、ブラウザとOfficeアプリを交互に使う程度でした。

ところが、最近は、より多くのアプリを切り替えながら、ウェブ会議アプリでプレゼンテーションやコミュニケーションをする使い方が当たり前になりつつあります。結果としてパソコンのプロセッサーは大忙しです。だからこそ、システム全体の処理性能は高ければ高いほどいいし、最新のプロセッサーを最大限に活かすべきなのです。同じ最新パソコンでもWindows 11はずっと高い処理性能が得られます。Windows 11を使わない理由はないといえるでしょう。



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Windows 11 Pro+HP ビジネスPC

ハイブリッドなワークプレイス向けに設計された Windows 11 Pro は、さらに効率的、シームレス、安全に働くために必要なビジネス機能と管理機能があります。HPのビジネスPCに搭載しているHP独自機能はWindows 11で強化された機能を補完し、利便性と生産性を高めます。

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