Vpro

インテル® vPro® プラットフォーム

Windows11 HPはビジネスにWindows11 Pro をお勧めします

2023.05.11

ハードウェアからハイブリッドワークとモダン管理を支援するインテル® のテクノロジー

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インテル株式会社
セールス & マーケティンググループ
ビジネスクライアント・テクニカル・セールス・スペシャリスト
佐近 清志 氏

ハイブリッドワークでの業務効率化や生産性向上には、PCのハイレスポンスが欠かせません。重たい作業をすると待たされたり、ハングアップしたりするようでは働きやすい環境は作れないからです。最新のインテル®プロセッサーは常に快適な環境を提供できるすぐれたパフォーマンスを持っています。ここでは、インテルの佐近氏にプロセッサーの優位性やハードウェアレベルのセキュリティについて説明していただきます。

取材 中山一弘

――最新世代(12世代、13世代)のインテル® プロセッサーが、これまでのプロセッサーと違いがあるのはどのような点でしょう?

今までの第11世代プロセッサーまでの製品がおこなってきたのは、流れてくるタスクをそれぞれのコアが順次処理していくというものでした。何かの作業に合わせてコアを変えていくようなことはせずに淡々と演算していくという形です。

第12世代プロセッサーになると、これが大きく変わり、「Efficient-Core(Eコア)」と「Performance-Core(Pコア)」があり、それを役割に応じて振り分けて処理効率を上げる機能を持ったアーキテクチャに生まれ変わっています。

CPUのパッケージやデザインは同じなのですが、コアとその役割が変わったと理解していただければ良いと思います。Eコアはシングルスレッド対応の省電力でバックグラウンドでの処理に長けた性格を持っていて、Pコアはマルチスレッド対応で様々な処理がおこなえるパワフルな性格となっています。

これを上手に振り分けるのがインテル® スレッド・ディレクターという機能で、Windows 10や11から依頼された処理を最適なコアに振り分けます。これによって流れてくるタスクをより高速に処理することが可能となり、これまで以上のパフォーマンスを発揮します。さらにWindows 11はこの機能をより効率よく実行できるので、Windows 10と比較して10%の効率化を実現しています。(※HP調べ)つまり、Windows 11と組み合わせることで、これまで以上の業務効率化や生産性向上が実現できるソリューションということになります。

――インテルが考えるモダン管理について教えてください。

モダン管理というテーマでいうと、やはりコロナ禍以降のハイブリッドワークの増加を考えなくてはいけません。私たちも様々な企業様からヒアリングをさせていただいていますが、IT部門の方がどのような事にお困りなのか調べたことがあります。

もっとも多いのは在宅ワーク中の社員からのお問い合わせで、例えばアンロックされたストレージを解除するための暗号が長くて苦労されているケースや、在宅中にVPNから弾かれてしまいネットワークにログインできないなど、リモート中のトラブルに関するお声が顕著でした。

これを解決する手段として、私たちが提供しているソリューションが「インテル® vPro® プラットフォーム」になります。専用のチップセットとCPUが搭載されたPCやデバイスを対象にリモート環境でPCの管理がおこなえるというものになります。

――企業の方々からはどんな機能が注目されていますか?

様々ありますが、例えばインテル® vPro® プラットフォームをご利用いただくための専用ツール「インテル® エンドポイント・マネジメント・アシスタント(インテル® EMA)」をクラウド上に配置し、インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー(インテル® AMT)を使うことで、社内だけでなく社外にある電源が入っていないPCに対してリモートから電源を入れることが可能になります。

現地に人が居なくてもOSの修復やBIOSやファームウェアの管理がおこなえるテクノロジーで、インテル® vPro® プラットフォームならではの機能といえます。インターネット越しに在宅ワーク中の社員のPCの電源管理をしたり、パッチの配布や適用、BIOS画面にアクセスして設定を変えてあげたりといったことがどこからでもできるようになります。

また、インテル® EMAは無償のツールですが、APIを使うことが可能です。様々なソフトウェアベンダーのクライアントPC管理ツールと連携できるので、現状でそうしたツールをお使いであれば簡単にご導入いただけると思います。

――HPと協業することにより、どのような相乗効果がありますか?

HPの法人向けPCにはインテル® vPro® プラットフォームに対応した製品がたくさんあります。サイネージやTV会議システム、あるいはPOSといったデバイスでももちろん対応しているので包括的にリモート管理をおこなうことが可能です。HP製品群と私たちのテクノロジーを使えば、従業員の方々の時間を奪わず、作業効率を落とさないモダン管理が可能だと考えます。

また退職者の方が出れば、その方が使っていたPCは安全に廃棄しなければなりませんが、インテル® vPro® プラットフォームとHPのデータ消去テクノロジーを組み合わせれば、リモート環境からのデータの完全消去も可能になるでしょう。そういったケースを考えれば、私たちとHPのコラボレーションによって様々なモダン管理ができると思います。今後もお客様の環境に合わせたソリューションを提案していきたいですね。

――ありがとうございました。

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