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2023.09.04

単純作業はロボットに任せよう Power Automate の活用

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RPAで浮いた時間を人間にしかできないことに使おう

ライター:山田 祥平

RPAが注目されています。RPAはRobotic Process Automationの頭文字をとったもので、日常的なパソコンでの操作を自動化するための技術、つまりソフトウェアによるロボットです。 Microsoft も、Windows 10、11 のユーザー向けに、同社のRPAツールとして、Power Automate Desktop を無償提供しています。

これまでも、パソコンでの作業を自動化する方法は、いろいろなものが提供されていました。VBScript など、Windows OS や関連アプリの操作を自動化するものや、古くはバッチファイルなども使われました。また、アプリが独自に提供するマクロ機能なども自動化のために愛用されてきました。

ただ、現代のパソコン作業では、OS上で稼働する異なる複数のアプリや、ブラウザ、そして、インターネットを介してのクラウドサービスとのデータのやりとりなどが当たり前のように行われるようになり、旧来のツールで制御するのが難しくなってきています。

そこでうまく利用したいのが、モダンな自動化ツールとしてのRPAです。Microsoft から無償で提供されている Power Automate は、Microsoft が2020年に買収した Softomotive の「WinAutomation」をベースとしています。

無償のツールとはいえ、機能は豊富で過不足ありません。Windows 10、11 の最新ビルドを使っていれば、スタートメニューのすべてのプログラムの中にあるWindowsツールの中に「Power Automate」が見つかるはずです。このアプリを使って、RPAによってアプリやシステムを連携させながら、反復的なタスクの人間の手による実行を削減していきます。それによって、単純な繰り返しの作業が自動化され、結果的にケアレスミスを防止し、短時間で正確に作業を進めることができます。それによって浮いた時間は、人間にしかできない思考や新たな思索に使うことができます。

Windows 10,11 の最新ビルドには、スタートメニューにあるすべてのアプリにはPower Automate が用意され、無償で利用することができる。

Power Automate にできること

Power Automate を起動すると、ホーム画面が表示され、このアプリを使ってできることを紹介するツアーや、そのチュートリアルなどを使って、このアプリの使いこなしを学習していくことができます。

このアプリでは、「フロー」と呼ばれる手順書を作っておき、それを実行することで、させたい作業をロボットに指示します。

あらかじめ用意された「アクション」を順に並べていくことで手順を組み立てていきます。組み立てといっても、アクションはフロー作成のウィンドウの左側ペインにカテゴリ別に並べられた中から必要なものを探し、パラメータとして条件等の情報を入れるだけです。

一般に、ノーコード、ローコードと呼ばれる環境で、高度なコーディング知識やプログラミング経験がなくても、グラフィカルなUIでアプリケーション的なものを作成することができます。そうはいっても、知識がゼロでは望みの作業をさせることは難しいでしょう。ロボットにさせたいことを指示として並べる論理的な思考が求められます。また、RPAは定型的な作業には向いていますが、非定型作業をフローにするのは難しいでしょう。

自分の操作をレコーダーで記録して手順書にできる

論理的な指示が難しいなら、自分の操作をそっくりそのままレコーディングすることもできます。レコーダー機能を使ってマウスやキーボードの操作を記録し、その操作を何度でも再現することができます。

レコーダーにマウスやキーボード操作を記録させることで、アクションを自動的にフローにし、その操作を繰り返し実行することができる。

たとえば、毎朝、必ず、特定のウェブサイトを開き、そこに掲載されている何らかのデータをクリップボードにコピーして、指定したExcelファイルのワークシートに貼り付けて保存といったことなら、レコーダーの機能を使えば、誰でも簡単にフロー、つまり手順書を作ることができるでしょう。なお、EdgeやChromeなど、ブラウザの操作を記録するためには、別途拡張機能を追加する必要があります。

なぜパソコン操作の自動化が求められるのか

冒頭に挙げたように、パソコン操作を自動化することは、人間の手を煩わすことなく、正確に短時間で特定の作業を実行するためです。そのことで、人間は新たな時間を手に入れることができ、その時間を創造や企画の立案など、人間にしかできない非定型な作業に割り当てることができます。

つまり、機械にできることを人間がやるのは無駄なことであり、それは機械にまかせてしまうのが理にかなっているということです。

近年、パソコンの操作がグラフィカルなものになってからは、単純操作の自動化が難しい時期が続いていました。かつてのコマンドラインインターフェースは、呪文のような命令をプロンプトに対して入力することで、望みの結果を得ていましたが、どちらかといえば、その時代の方が、操作の自動化はたやすかったといえます。

でも、 Power Automate のような新しいツールの登場によって、自動化のプロセスも大きく変わろうとしています。今こそが、そのときというわけです。今後は、さらにやさしく、誰にでもできるものになっていくでしょう。

現時点でRPAを駆使するためには、まだ、それなりのスキルが求められます。誰もが簡単に自動化に取り組むことができるところまではいっていません。むしろ、IT管理者が手順化したフローを、エンドユーザーが自分で使うことが多くなりそうです。でも、今の時点から、こうしたRPAによる自動化に慣れ親しんでおくことで、機械にまかせたほうがいいこと、人間がやったほうがいいことの違い、そして、その向き不向きを判断する力が身につきます。また、将来的には、これらのフロー作成もAIに任せることができるようになる可能性も高いのです。それまでに、人間にしかできないこととして、自動化のもたらす合理的な世界について考えられるスキルを身につけておくのは、とても大事なことだといえるでしょう。

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