Windows の初期化方法は?必須準備と失敗しない手順
2026-05-29
「Windows の動作が重い」「起動しなくなった」「パソコンを譲渡・廃棄する」こんなときの解決策が、Windows の初期化です。しかし、準備不足のまま初期化を実行すると、大切なデータを失ったり、作業が途中で止まったりするリスクがあります。本記事では、Windows 初期化の基礎知識から、失敗しないための必須準備、パターン別の実行手順、トラブル対処法まで、わかりやすく解説します。安全かつ確実に Windows を初期化できるよう、ぜひ参考にしてください。
1.Windows の初期化とは?
Windows の初期化とは、パソコンを購入時の状態に戻す機能のことです。「リカバリ」とも呼ばれ、使用していくなかで変更した設定やインストールしたアプリケーション、保存したデータなどをリセットできます。
初期化には大きく分けて以下2つの方法があります。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| すべて削除する | ファイルやフォルダを含めすべてのデータを削除し、まっさらな状態に戻す |
| 個人用ファイルを保持する | ユーザーアカウント情報やユーザーが作成したファイルを残したまま初期化する |
「すべて削除する」を選択した場合は、「ドライブのクリーニング」も実行できます。これにより、削除したデータが復元されにくくなるため、パソコンを譲渡・廃棄する際に有効です。
1-1. 初期化と復元、リフレッシュの違い
Windows には「初期化」「リフレッシュ」「復元」という3つの機能があり、それぞれ目的と結果が異なります。
初期化は、パソコンを購入時の状態に完全に戻す操作です。Windows の再インストールが行われ、インストールしたソフトウェアや保存したデータ、個人用ファイルがすべて削除されます。
リフレッシュは、Windows をインストールし直しますが、個人用ファイルは保持されます。ただし、購入後にインストールしていたソフトウェアは削除されるため、再インストールが必要です。
復元は、Windows のシステムを過去の特定時点(復元ポイント)の状態に戻す機能です。ソフトウェアや個人用ファイルはそのまま残ります。
違いをまとめると、以下のとおりです。
| 項目 | 初期化 | リフレッシュ | 復元 |
|---|---|---|---|
| Windows | 再インストール | 再インストール | 復元ポイントに戻す |
| ソフト | 削除 | 削除 | 残る |
| 個人データ | 削除 | 残る | 残る |
これらの違いを理解したうえで、状況に応じて適切な方法を選択しましょう。
システムの復元については、以下の記事で詳しく解説しています。
https://jp.ext.hp.com/techdevice/windows10sc/48/
1-2. 初期化が必要になる代表的なケース
Windows パソコンを初期化する必要があるケースには、以下のようなものがあります。
| 主なケース | 具体例 |
|---|---|
| 動作トラブル |
|
| 起動に関する問題 |
|
| パソコンの譲渡・処分 |
|
これらのケースでは、初期化によってシステムを購入時の状態に戻すと、ソフトウェアに起因する問題の解消や、安全なデータ削除が可能になります。ただし、調子の悪い原因がハードウェアの故障であった場合は、初期化しても問題が解決しないことがあります。
1-3. 初期化で解決できる問題・できない問題
初期化を実行する前に、お使いのパソコンのトラブルが初期化で解決できるものなのかを確認しておくことが重要です。初期化で解決できる問題と、解決できない問題の一覧は、以下のとおりです。
| 初期化で解決できる問題 | 初期化では解決できない問題 |
|---|---|
|
|
ソフトウェア起因の問題は、初期化によって Windows を工場出荷時の状態に戻すと改善が期待できます。
一方、ハードウェアに起因する問題は、初期化を行っても解決しません。初期化後も同様の症状が続く場合は、ハードウェアの故障を疑い、修理や交換を検討する必要があります。
2. Windows 初期化前の必須準備リスト
Windows の初期化を実施する前に、必ず以下の準備を行っておきましょう。事前準備を怠ると、重要なデータを失ったり、初期化作業が失敗したりする可能性があります。
- ファイル・データのバックアップ
- Windows Update の実行
- 周辺機器の取り外し
- Microsoft アカウント情報のメモ
- ACアダプターの接続
これらの準備を確実に行うと、スムーズかつ安全に初期化作業を進められます。
2-1.ファイル・データのバックアップを行っておく
初期化を実行すると、保存されている個人用ファイルやデータが削除される可能性があります。そのため、重要なデータは必ずバックアップを取っておきましょう。
バックアップの方法には、以下の選択肢があります。
- 外付けストレージへの保存:USBメモリーや外付けハードディスクにファイルをコピー
- クラウドストレージの活用:Microsoft OneDrive やその他のクラウドサービスにアップロード
特に、写真や動画、文書ファイル、ブックマーク、メールデータなど、日常的に使用しているデータは漏れなく確認してください。初期化の方法によっては「個人用ファイルを保持する」オプションもありますが、万が一のトラブルに備えて、重要なファイルは別の場所への保管がおすすめです。
2-2.Windows Update を実行しておく
初期化を実行する前には、最新の Windows Update を適用しておきましょう。
初期化の方法として「クラウドからダウンロード」を選択すれば最新バージョンの Windows をインストールできますが、「ローカル再インストール」を選ぶ場合は、購入時にパソコンにインストールされているバージョンの Windows が再インストールされます。事前に Windows Update を実行しておけば、初期化後に最新バージョンに近い状態から再スタートできるため、初期化後の更新作業の負担を軽減できます。
Windows Update の実行手順は、以下のとおりです。
- 「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」を開く
- 「Windows Update」から「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新プログラムをすべてインストールする
更新プログラムのインストールには時間がかかる場合がありますので、余裕をもって実行することが大切です。
詳しくは、以下のページをご覧ください。
https://jp.ext.hp.com/v-ivr/common/os-install/faq/31/
2-3.USBメモリーなどの周辺機器は取り外しておく
初期化を実行する前に、パソコンに接続している周辺機器は必ず取り外しておきましょう。周辺機器を接続したまま初期化を行うと、デバイスドライバーに関連する問題が発生し、初期化が正常に進まず失敗してしまう可能性があります。
取り外すべき周辺機器の例は、以下のとおりです。
- USBメモリーやUSB接続の外付けHDD/SSD
- プリンター
- Webカメラ
- 外付けDVDドライブ
- その他USB接続機器
ただし、初期化の操作に必要なマウスとキーボードは接続したままで問題ありません。これらを残し、それ以外の周辺機器はすべて取り外してから初期化作業を開始してください。
特に、バックアップデータを保存した外部ストレージは、初期化中に誤ってデータが消去されないよう、必ずパソコン本体から切り離しておくことが重要です。
2-4.Microsoft のメールアドレスとパスワードをメモしておく
Windows 11 の初期化を実行すると、Microsoft アカウントに関する設定情報もすべてリセットされます。初期化後に同じ環境で作業を再開するには、事前にアカウント情報を確実に記録しておくことが重要です。
控えておくべき情報は、以下のとおりです。
- Microsoft アカウントのメールアドレス
- アカウントのパスワード
- 二段階認証を設定している場合は認証方法
これらの情報を忘れてしまうと、初期化後にサインインができなくなり、以前と同じ環境に戻せなくなる可能性があります。特に企業で使用しているパソコンの場合、Microsoft 365 や OneDrive などのクラウドサービスへのアクセスにも Microsoft アカウントが必要となるため、業務への影響が大きくなります。
メモは、初期化するパソコン以外の場所に保存しましょう。パソコン内のファイルに保存すると、初期化時に消えてしまうため注意が必要です。
2-5.ACアダプターを接続しておく
Windows 初期化は思いのほか時間がかかる作業のため、作業途中でバッテリーが切れてしまうリスクがあります。初期化の途中で電源が落ちると、システムファイルが破損して Windows が正常に起動しなくなる可能性があるため、必ずACアダプターを接続した状態で作業を開始しましょう。
特にノートパソコンの場合、バッテリー残量が十分あると思っていても、初期化作業中は通常より多くの電力を消費します。途中で電源が切れてしまうと、最悪の場合OSが起動できなくなり、専門業者への修理依頼が必要になることもあります。
初期化作業は環境によって30分から数時間かかることもあるため、ACアダプターがしっかりと接続されているか、電源コンセントが正常に通電しているかを確認してください。また、初期化中は絶対にACアダプターを抜かないことが重要です。
3.【パターン別】Windows 初期化の実行手順
Windows の初期化は、パソコンの状態によって複数の実行方法があります。それぞれの状況に応じた適切な手順を選択すると、スムーズに初期化を完了できます。
3-1. Windows が正常起動する場合の方法
Windows が正常に起動できる場合は、設定画面から簡単に初期化を実行できます。以下の手順で進めてください。
- 「スタート」→「設定」→「システム」→「回復」の順で進む
- 「このPCをリセット」の「PCをリセットする」をクリック
- 「個人用ファイルを保持する」か「すべて削除する」のどちらかを選択
- Windows の再インストール方法を「クラウドからダウンロード」か「ローカル再インストール」から選択
- 追加設定を確認し「次へ」をクリック
- 内容を確認して「リセット」をクリック
初期化には1時間程度かかる場合があります。ノートパソコンの場合は必ずACアダプターを接続してから実行してください。
3-2. ログイン画面から初期化する方法
Windows にログインできないものの、ログイン画面までは表示される場合は、そこから初期化を行えます。以下の手順で進めてください。
- ログイン画面の右下にある電源アイコンをクリックし、Shiftキーを押しながら「再起動」を選択
- 青い画面が表示されたら「トラブルシューティング」を選択
- 「このPCを初期状態に戻す」をクリックし、「すべて削除する」または「個人用ファイルを保持する」を選択
- 画面の指示に従って初期化を完了させる
この方法は、パスワードを忘れた場合や、ログイン後にエラーが発生してしまう場合に有効です。ただし、初期化後に以前の Microsoft アカウントでのログインを求められる場合があるため、事前にアカウント情報を確認しておきましょう。
3-3. 起動できないときの回復環境から実施する方法
Windows が正常に起動できない場合でも、回復環境(Windows RE)から初期化を実行することが可能です。Windows が起動に失敗すると、自動的に回復環境が起動する場合があります。
手動で回復環境に入る方法は、以下のとおりです。
- 電源を入れ、Windows ロゴが表示されたら電源ボタン長押しで強制終了
- この操作を2回繰り返す
- 3回目の起動時に自動修復画面が表示される
回復環境が起動したら、「詳しい修復オプションを表示する」または「詳細オプション」をクリックし、次に「トラブルシューティング」→「この PC を初期状態に戻す」の順に進みます。
その後は通常の初期化と同様に「すべて削除する」または「個人用ファイルを保持する」を選択し、再インストール方法を選んで実行します。ただし、途中で設定変更ができないため、慎重に選択してください。
3-4. クリーンインストールによる初期化の方法
クリーンインストールは、Windows を完全に新規インストールする方法です。通常の初期化よりも徹底的にシステムをリセットできますが、事前準備が必要です。
事前に準備するものは、8GB以上の空のUSBメモリー、インターネット接続環境、プロダクトキー(必要時)です。以下の手順で進めます。
- Microsoft のWebサイトから「メディア作成ツール」をダウンロード
- ツールを起動し、ライセンス条項に同意
- 言語・エディション・アーキテクチャを選択し、USBメモリーを指定してインストールメディアを作成
- 作成したUSBメモリーをパソコンに接続し、再起動時にUSBから起動
- 「Shift」キーを押しながらパソコンを再起動し、Windows 回復環境(WinRE)で起動
- 「Windows セットアップ」ページで、言語、時刻、キーボード環境設定を選択し、「次へ」をクリック
- 「今すぐインストール」をクリックし、Windows 11 を再インストールする場合は、「Windows のライセンス認証」ページで「プロダクトキーがありません」を選ぶ
- 「インストールするオペレーティングシステムを選んでください」で同じエディションの Windows 11 を選び、「次へ」を選択
- 「カスタム:Windows のみをインストールする(詳細設定)」を選びクリーンインストールを開始
クリーンインストールは数時間かかる場合がありますので、時間に余裕をもって実施しましょう。
詳しくは、以下の記事で解説しています。あわせて参考にしてください。
https://jp.ext.hp.com/techdevice/windows10sc/46/
4. Windows 初期化後にやるべき設定と作業
初期化が完了したら、以下の作業を順番に進めていきましょう。これにより、パソコンを快適に使えるようになります。
4-1. 基本的なシステム設定の見直し
初期化後は、まずシステムの基本設定を確認しましょう。以下の流れで行ってください。
- Windows Update を実行し、最新の更新プログラムを適用する。これによりセキュリティが強化され、動作の安定性が向上
- ディスプレイ設定やサウンド設定など、使いやすさに直結する項目を調整。画面の明るさや解像度、音量などを自分好みに設定すると、快適な作業環境を整えることが可能
- プライバシー設定の見直し。位置情報やカメラ、マイクへのアクセス許可など、セキュリティに関わる項目を確認し、必要に応じて制限をかける
- 電源オプションでスリープまでの時間やディスプレイの電源を切るタイミングを適切に設定。これにより、バッテリー寿命の延長や省エネにつながる
これらの基本設定を丁寧に見直すと、初期化後のパソコンをより快適に使用できるようになります。
4-2. 必要なアプリケーションの再インストール
初期化後は、必要なアプリケーションを優先順位を考えながら再インストールしていきます。推奨される順序は、以下のとおりです。
- セキュリティソフト:ウイルス対策ソフトなどを最優先でインストール
- Webブラウザ:Chrome、Firefoxなどの使い慣れたブラウザを導入
- Microsoft Office 製品:Word、Excel などの業務に必要なソフトウェアをインストール。事前にメモしたプロダクトキーやライセンス情報を使って認証を行う
- その他業務用ソフトやゲーム:用途に応じて必要なアプリケーションを追加
Microsoft Store から入手したアプリは、ライブラリから簡単に再インストールできます。Webサイトからダウンロードしたものは、公式サイトから最新版を入手してください。
グラフィックボードなどのドライバーが必要な場合は、各メーカーのWebサイトから最新版をダウンロードしましょう。
4-3. バックアップデータの復元
初期設定後は、バックアップしておいたデータを復元します。外付けHDDやUSBメモリー、または OneDrive などのクラウドストレージから、必要なファイルをパソコンへコピーしましょう。
復元の際は、以下の手順で進めてください。
- バックアップ先のデバイス(外付けHDD・USBメモリーなど)をパソコンに接続する
- エクスプローラーからバックアップデータの保存場所を開く
- 必要なファイルやフォルダを選択し、ドキュメント、ピクチャ、ビデオなどの適切なフォルダへコピーする
ファイル数が多い場合は復元に時間がかかるため、ノートパソコンであればACアダプターを接続した状態で作業するのがおすすめです。また、復元後は念のため主要なファイルが正しく開けるか確認しておくと安心です。
5. Windows 初期化のトラブルシューティング
Windows の初期化中にエラーが発生したり、途中で進まなくなったりすることがあります。初期化時によくあるトラブルと対処法を紹介します。
5-1. 初期化が途中で止まる・進まない場合
初期化の進行状況が途中で長時間止まったままになることがあります。
まずは24時間以上そのまま待ってみてください。システムの処理に時間がかかっているだけの可能性があるためです。
24時間経過しても進まない場合は、以下の手順で対処します。
- 電源ボタンを長押しして強制終了させる(10秒程度)
- 数分待ってから再度電源を入れる
- パソコンの状態を確認する
再起動後、初期化が自動的に再開される場合もあれば、エラーメッセージが表示される場合もあります。状況に応じて、初期化を最初からやり直すか、回復環境から再度実行してください。
それでも解決しない場合は、ハードディスクやSSDなどのハードウェアに問題がある可能性があり、部品の確認や交換が必要になるケースもあります。メーカーサポートへの相談も検討しましょう。
5-2. 初期化できないエラーが出た場合
初期化の実行時に「PCを初期状態に戻すときに問題が発生しました」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは以下のような原因で発生します。
- 空き容量不足
- システムファイルや回復環境(WinRE)の破損
- 周辺機器の干渉やドライバーの競合
- セキュリティソフトやBitLockerによる制限
- ストレージの物理障害
このエラーが出た場合は、まず周辺機器をすべて取り外し、ストレージセンサーで空き容量を確保してください。次にセキュリティソフトを一時的に無効化し、コマンドプロンプトから「sfc /scannow」や「DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth」を実行してシステムファイルを修復します。
それでも解決しない場合は、回復環境の再設定やセーフモードからの初期化、最終手段としてクリーンインストールを検討しましょう。
コマンドプロンプトや修復については、以下の記事もご覧ください。
https://jp.ext.hp.com/techdevice/windows10sc/27/
https://jp.ext.hp.com/techdevice/windows10sc/51/
5-3. 初期化後も問題が解決しない場合
初期化を実行したにもかかわらず、パソコンの動作が改善しない場合は、ハードウェアの故障やシステムファイルの深刻な破損が考えられます。この状況では、より根本的な対処が必要です。
まずは、インストールメディアを使用したクリーンインストールを実施してください。通常の初期化では残存するシステムファイルも、クリーンインストールなら完全に削除できるため、より徹底的な初期化が可能になります。
それでも改善しない場合は、メモリーやストレージなどのハードウェア故障が疑われます。特に、以下の症状がある場合は、ハードウェアトラブルの可能性が高いでしょう。
- 起動時に異音がする
- 画面表示が乱れる
- 頻繁にフリーズする
このような場合は、無理に自分で対処しようとせず、メーカーサポートや専門業者への相談をおすすめします。
6. 企業・組織での Windows 初期化の注意点
企業や組織で Windows 初期化を行う場合、個人利用とは異なる重要な注意点があります。以下のポイントを確認しましょう。
6-1. 業務データのバックアップは必ず上長やシステム管理部門に相談する
会社で使用しているパソコンの初期化を行う際、個人判断でバックアップを進めると、重要な業務データの漏洩や消失につながる可能性があります。特に以下のようなデータは、組織全体の資産として管理されているため、必ず上長やシステム管理部門に事前相談してください。
- 顧客情報や取引先データベース
- 社内共有サーバーと同期しているフォルダ
- 業務システムのログイン情報やライセンスキー
- メールアカウントに紐づく送受信履歴
システム管理部門では、バックアップ対象の優先順位や適切な保存先(社内サーバー、承認されたクラウドサービスなど)を指示してくれます。また、個人用の外付けドライブやUSBメモリーへの安易なコピーは、情報セキュリティポリシー違反となる企業も多いため注意が必要です。
初期化作業そのものよりも、「何をどこにバックアップするか」の判断ミスが、後々大きなトラブルに発展します。
6-2. インストールされているソフトウェアのライセンス情報を確認しておく
企業や組織で使用しているパソコンを初期化すると、業務で使用しているソフトウェアもすべて削除されます。初期化後に再インストールする際、ライセンス認証が必要になるため、事前に以下の情報を確認しておきましょう。
- プロダクトキーやシリアル番号
- ライセンス証明書やメールの保存場所
- ライセンス認証の回数制限の有無
- サブスクリプション型ソフトの契約状況
特に Microsoft Office や Adobe製品、CADソフトなど高額なソフトウェアは、ライセンス情報を紛失すると再認証できなくなる可能性があります。プロダクトキーが不明な場合は、情報システム部門やソフトウェアの購入元に問い合わせて確認しておくことをおすすめします。
6-3. 事前に情報システム部門へ連絡しておく
企業や組織で使用しているパソコンを初期化する場合は、必ず事前に情報システム部門へ連絡しましょう。業務用パソコンには、セキュリティソフトや社内システムへの接続設定など、特別な設定が施されていることが一般的です。
初期化を実行すると、社内システムへのアクセス権限やVPN設定なども削除されてしまいます。これらの再設定には管理者権限や特別な手続きが必要になることが多いため、事前の連絡が不可欠です。
7. 適切な手順で Windows を初期化しよう
Windows の初期化は、パソコンの不具合を解決したり、売却・譲渡前にデータを消去したりする際に有効な手段です。しかし、準備を怠ったり誤った手順で実行したりすると、大切なデータを失ったり、かえってトラブルを招いたりする可能性があります。
初期化を行う際は、必ず以下のポイントを押さえておきましょう。
- バックアップの徹底:必要なファイルやデータは必ず外部メディアやクラウドに保存
- 事前準備の確認:ドライバーやライセンス情報、アカウント情報のメモ
- 適切な方法の選択:パソコンの状態に応じた初期化方法を選ぶ
- 初期化後の設定:Windows Update やアプリの再インストールを忘れずに
特に企業や組織で使用しているパソコンの場合は、情報システム部門への事前相談が必須です。適切な手順を踏むと、安全かつ確実に初期化を完了させられます。
HPは、ビジネスに Windows 11 Pro をお勧めします。
Windows 11 は、AIを活用するための理想的なプラットフォームを提供し、作業の迅速化や創造性の向上をサポートします。ユーザーは、 Windows 11 のCopilotや様々な機能を活用することで、アプリケーションやドキュメントを横断してワークフローを効率化し、生産性を高めることができます。
組織において Windows 11 を導入することで、セキュリティが強化され、生産性とコラボレーションが向上し、より直感的でパーソナライズされた体験が可能になります。セキュリティインシデントの削減、ワークフローとコラボレーションの加速、セキュリティチームとITチームの生産性向上などが期待できる Windows 11 へのアップグレードは、長期的に経済的な選択です。旧 Windows OSをご利用の場合は、AIの力を活用しビジネスをさらに前進させるために、Windows 11 の導入をご検討ください。
※このコンテンツには日本HPの公式見解を示さないものが一部含まれます。また、日本HPのサポート範囲に含まれない内容や、日本HPが推奨する使い方ではないケースが含まれている可能性があります。また、コンテンツ中の固有名詞は、一般に各社の商標または登録商標ですが、必ずしも「™」や「®」といった商標表示が付記されていません。
ハイブリッドワークに最適化された、Windows 11 Pro+HP ビジネスPC
ハイブリッドなワークプレイス向けに設計された Windows 11 Pro は、さらに効率的、シームレス、安全に働くために必要なビジネス機能と管理機能があります。HPのビジネスPCに搭載しているHP独自機能は Windows 11 で強化された機能を補完し、利便性と生産性を高めます。
詳細はこちら

















