日本のアニメは世界的に見ても圧倒的な人気を誇るが、それには確かな技術力を持った映像制作会社が不可欠だ。数々の大ヒット作を見ても分かるように株式会社バンダイナムコフィルムワークスは、トップレベルの技術力と個性豊かな表現力で特に人気の高いエンターテインメント企業だ。そんな同社ではHP Workstationが活躍しているという。新しい拠点へと移った同社に話を伺ってきたので紹介しよう。

株式会社バンダイナムコフィルムワークス
IP制作本部（SUNRISE Studios）制作部　サンライズ第１スタジオ
CGチーフ　佐藤光裕氏

数々の人気作品を輩出し続けてきた映像制作会社

株式会社バンダイナムコフィルムワークス（以降、バンダイナムコフィルムワークス）は、映像作品の企画、制作をメインにテレビや映画、配信などのメディアを通じてユーザーに提供する企業だ。日本における映像作品の中でも“いいもの”を創造し続けてきた実績で、老若男女問わず、幅広い層に高い支持を受けている。

バンダイナムコグループとしても主要なサービスを提供しており、近年ではバンダイナムコピクチャーズ、SUNRISE BEYOND（いずれもバンダイナムコフィルムワークス100%資本）の2社と共に、東京都杉並区荻窪に本社機能を移転、拠点名を「ホワイトベース」としてさらに強力な制作環境を整え、新たな作品創りに意欲を燃やしている。

「現在は、『ガンダムSEED』のTVシリーズの続編となる劇場作品を制作しています。ファンの方には必見だと思っています」と語る佐藤氏。

取材時はまさにその制作期間の真っ只中で、製作スタッフ一同が意欲的に制作に打ち込んでいる時期だった。「制作に使っているコンピューターは、ほとんどHPのワークステーションとなっています。それにAutodesk 3ds Max、Adobe After Effectsなどのソフトウェアを使った環境がメインですね」と佐藤氏。HP Workstationを長年使ってきた同社で検証中の機種がHP Z2 Tower G9 Workstationになる。

佐藤氏がレビューしたHP Z2 Tower G9 Workstation