2022.04.28

HP ZBook モバイルワークステーションが実現する
ハイブリッドワーク時代のソフトウエア開発環境

株式会社システム計画研究所/ISP

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世界的なコロナ禍を受け、ビジネス界では大きな変革が起きている。急速なコロナ拡大により、巣ごもりを余儀なくされた在宅ワーク時代から、最近では在宅ワークとオフィス、あるいはサテライトとなる拠点を行き来するハイブリッドワークを採用する企業が急増しているのだ。システム開発のエキスパートである株式会社システム計画研究所/ISPもまさに多様化する働き方に柔軟に対応している企業のひとつだ。今回はハイブリッドワーク時代のコンピュータ運用について伺ってきたので紹介しよう。

適材適所のコンピュータ配置が文化

株式会社システム開発研究所/ISP(以降、ISP)は、システム開発、導入、運用サービスを40年以上に渡って提供し続けている企業だ。AIをはじめ、様々なシステムを創り続け、コンピュータによる効率化のみならず、人がいきいきと暮らし、働く世界を実現するための付加価値をも提供してくれている。導入実績も豊富で、これまでに多くの企業の信頼をえていることでも知られ、中でもあらゆる案件に対応できる人材力では業界でもトップクラスの実力を誇っている。

そんなISPは、コロナ禍を受けてワークスタイルを変化させることで業務効率や生産性を落とさずに、ビジネスを継続させることに成功している企業でもある。

「緊急事態宣言が発令される状況ではさすがに在宅ワークを推奨していました。しかし、プロジェクトによっては出社しないと成立しない業務があることも事実です。そのため、まん延防止法や特別な施策が無い時期には開発者が作業しやすい環境を選んで良いことにしています」と実情を語る久野氏。ISPで2022年3月現在、約7割が在宅ワーク、残りの約3割が出社というペースで活動を続けている。

同社のシステム運用だが、世代的な違いはなく、あくまでもプロジェクトの内容に合わせた要件によって、社員に貸与するコンピュータの要件を決めているのだという。

「例えば重めの作業をするのであれば、クラウドコンピュータを活用することもありますし、セキュリティ面で難しければ弊社内のオンプレミスサーバも利用できます。さらに厳しい要件としては制御システム開発用のロボットや外部デバイスをワークステーションに取り付けての作業もあります。もちろん、弊社で請け負っている案件のすべてがそういったものではありませんが、プロジェクトに求められる環境ごとにコンピュータを用意するのが弊社のスタイルです」と久野氏は説明する。

株式会社システム計画研究所/ISP 事業本部 第2セグメント サブマネージャ 久野 祐輔氏

HP ZBookシリーズを新入社員に

ベテラン社員にはそれぞれ、要件に見合ったデスクトップ型のワークステーションが与えられているが、コロナ禍の中で入社した新入社員に対してはそういう訳にはいかなかった。

「コロナ禍以前から弊社の社員として働いているメンバーはリモート操作用のノートPCを貸与して、自宅から自分のマシンにアクセスする方法が取れたため、業務の続行は難しくありませんでした。しかし、コロナ禍となった2020年以降に入社した社員は研修後にデスクトップ型のコンピュータを与えることができず、かといって非力なノートPCでは心もとないというジレンマがありましたね」と当時を振り返る久野氏。

思案を重ねたISPが出した答えが、HPのモバイルワークステーション ZBookシリーズの導入だった。

「接続するべきコンピュータもないですから、ローカルである程度の作業はこなせる必要があります。さらに開発用途なので、デュアルディスプレイ、人によってはトリプルディスプレイまで使いますから、基本的なパフォーマンスとディスクリートグラフィックスは必須です。それでいて持ち運べるコンピュータとなると、それほど選択肢が多いわけではありません。いくつか候補はありましたが、そんな厳しい要件を満たせるのはHP ZBookシリーズぐらいだと思いました」と久野氏は語る。

実際にコロナ禍の真っ只中、新社会人となった社員はこの状況についてどのように考えているのだろう。「2021年4月に入社して、その年の5月から9月まで緊急事態宣言が続きました。まだ、“仕事をする”という感覚がないまま在宅ワークとなったので、正直業務の進め方も全然分からなかったのが実情でした」と語るのは奥出氏だ。

事業本部 第2セグメント 奥出 拓生氏

研修が終わり、息もつかないうちに在宅ワークを社会情勢によって強いられた形になってしまった不安は想像に難くない。久野氏も「仕事の進め方をきちんと教える時間も無かったですからね」とうなずく。とはいえ、世界を巻き込んでの危機的状況だった時期なのである意味乗り切るしかなかったともいえる。

「プロジェクトの進め方について、チャットをメインに、必要であれば画面越しに相手が見えるWeb会議も使いました。自宅では4Kの大画面ディスプレイを接続しながらのコミュニケーションや作業でしたが、最初からパワフルなコンピュータをいただけたのでいろいろとやりやすかったと思います」と奥出氏は振り返る。

毎日使う道具として不自由さを感じさせないHP ZBook

2022年3月現在、任意の出社が許可されているISPで奥出氏は時差通勤によって密を避けつつ業務を遂行しているという。

「プロジェクトチームのみなさんと一緒に仕事をすることはもちろん、それ以外の方々とも同じ空間にいることで学べることが多いと気が付きました。やっぱり自分が好きなのはこうやって職場で皆さんと一緒に居られる環境なのだと実感しました」と現在の心境を語る奥出氏。

現在の彼のメインマシンはHP ZBook Firefly G7だ。14インチディスプレイを採用したモビリティ能力の高いワークステーションで、CPUにインテル® Core™ i7 プロセッサー、グラフィックスにはNVIDIA T500を搭載するなど、基本的な開発業務には十分な対応力を持ったハイパフォーマンスを提供。さらに重量は約1.4kgとこのクラスとしては軽量で持ち運び用途には最適なモデルとなっている。

「出社するときは自宅から30分ぐらい電車に揺られてきますが重さは気になりません。自分が所有してきたノートPCの中では最軽量なのでうれしいぐらいです。CPUパワーを使う仕事が多いのですが、レスポンスも良いですし、処理も早いのでとても気に入っています。メモリが16GBと余裕があるのも良いですね。個人的にブラウザをたくさん開きながら仕事をするタイプなので、いくら開いてもパフォーマンスが落ちないところも頼もしく感じています」と奥出氏は感想を述べる。

奥出氏に支給されたHP ZBook Firefly G7(現行モデルはHP ZBook Firefly G8)

社員の成長に合わせたデバイス戦略で生産性と業務効率を最大限に引き上げるISP

「今後のことを考えれば、コロナ禍が収束したとしても、昔のように100%出社という状況にはもうならないと思います。そういう意味では、これから入ってくる社員は奥出のようにモバイルワークステーションという選択肢が最適だと考えます。このジャンルのコンピュータはモバイル性能とスペックを同居させることが難しいですが、HP ZBook Fireflyのように良いバランスでまとまった製品でしたら、使い勝手は抜群です。また、社外で使うということでセキュリティにも注意したいところですが、弊社指定のウイルス対策ソフトウェアの他にもHP ZBookには『HP Wolf Security』がプリインストールされているので安心ですね。ユーザーが意識することなくセキュリティが高められるソリューションだと思います」と久野氏は総括する。

「約1年間、HP ZBook Firefly G7を使ってきましたが、仕事をしていて不自由を感じたことはありません。同じマシンを持っている同期からも、不満を聞いたことはないですから、これからも長いお付き合いができると思っています」と奥出氏は最後に元気よく答えてくれた。

ハイブリッドワーク時代の開発環境に最適なパフォーマンスを提供するHP ZBookシリーズ。ISPでは今期の新入社員向けにも同機種を貸与する予定だ

あらゆる企業の悩みを解決し続けてきたISPの一員となった新入社員はこれからますます成長し、スキルを蓄え、優れた人材として社会に貢献していくことだろう。HPワークステーションはそんな彼らの良き仕事道具としてその役割を果たしていくため、今後もパフォーマンスを発揮していく。

導入機種の現行モデル
HP ZBook Firefly 14 inch G8 Mobile Workstation

HP史上、最小・最軽量の14インチ
モバイルワークステーションをあなたに

インテル 第11世代プロセッサー、NVIDIA T500 グラフィックス搭載。

軽さはわずか約1.4kgを実現。14インチZBook Fireflyは高速なWi-Fi 6を装備し、モバイルユーザーのために作られています。
さらに外出先においても、より長寿命のバッテリー、および周囲からの覗き見を防ぐHP Sure View Reflectを装備することで安心して作業に集中することが可能です。

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