人事部、IT部門ともに必見!どこでも働ける、を推進するSCSK株式会社のテレワーク導入に迫る 人事部、IT部門ともに必見!どこでも働ける、を推進するSCSK株式会社のテレワーク導入に迫る

テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)2018年度特別奨励賞を受賞されたSCSK株式会社様。「どこでもWORK」という呼称で、「いつでも、どこでも働ける新しい働き方」の実践・定着を目指して展開されています。87%の社員から仕事の生産性が維持・向上した、98%の社員から生活の質が維持・向上したとの回答を得られているという彼らの取り組みにTech and Device TV powered by HPでは、日本HPの社員も加え、その成功の秘訣はもちろん推進における苦労話、そしてその乗り越え方などを中心に、HPではどう考える?なども交えながらお届けした60分をノーカットで配信します。

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ライブ番組配信中にチャットで寄せられた質問に対してゲストとして
参加したメンバーからの回答を記述しました。

視聴者様からのご質問

Q

家のPCから会社PCに接続するソフトは何を使っていますか?

【SCSKからの回答】特別なソフトウェアは導入しておりません。リモートデスクトップ接続です。
※社内のネットワークにアクセスする為に、ワンタイムパスワードなどの一定のセキュリティを行っています。

Q

会社PCに接続するためのハードウェア追加は必要?

【SCSKからの回答】不要です。

Q

自宅のローテク・セキュリティ(防音など)への注意点は?

【SCSKからの回答】機密情報を扱うため家族であっても画面を見られないよう、社員へ情報管理意識に関する注意喚起を行うとともに、組織的には自己監査を定期的に実施しています。

Q

個人PCを使用する上で行っているセキュリティ対策はどうしているんでしょうか?

【SCSKからの回答】日頃より情報管理に関する社内教育や注意喚起を徹底するとともに、システム制限としては、会社PCのデータを個人PCに保存や印刷ができないようにしています。

Q

適用対象を入社〇年度以上など限定していますか?

【SCSKからの回答】限定していません。

Q

ボードのメンバーもどこでもWORKを実践してるんでしょうか・・・?

【SCSKからの回答】役員であっても、在宅勤務を実践しています。(非常勤は除く)

Q

現場の業務内容によって(物理的な物を扱うなど)テレワークのやりやすさの差から不公平感は出ないのでしょうか?

【SCSKからの回答】実践し難い業務もあると思います。当社でも客先勤務の社員が実践し難いなど、課題もあります。
しかし、基本的な考え方は、実践できるように工夫することです。工夫にもレベルがあると思います。
例)個人レベル(在宅できる仕事を集める)→組織レベル(複数の業務のアサインを図る)→会社レベル(制度や仕組みで対応)

Q

どのように上層部の理解を得たのですか?

【SCSKからの回答】上層部ほど、充分な理解と実践する姿勢が重要です。結果的に社員のメリットになること、会社や社会的なメリットにもつながることを徹底して説明しました。
加えて、手当で工夫しました。(番組で説明:組織チャレンジ)

Q

テレワーク実施時にはマネジメントのスキルが異なると思いますが、そのあたりのマネジメント教育はどのようにされているのでしょうか?

【SCSKからの回答】勤務の開始時と終了時には、上司に一報を入れることになっています。必要に応じて、そこで進捗や状況の確認を行います。

Q

どこでもWORKだと、労務管理(労働時間の把握)が難しくないですか?

【SCSKからの回答】リモートアクセスのログも取得し、必要に応じて勤務実績との差異を確認しています。

Q

個人PCだと情報流出の危険性はありませんか?

【日本HPからの回答】 個人向けPCでも法人向けPCでもセキュリティに関する対策は必要です。またセキュリティ対策の観点からは個人の過失による情報漏洩に対する対策も必要ではありますが、それだけではなく標的型攻撃を中心とするサイバーアタックをエンドポイントでどう対策するのかが重要な論点となるのが最近のトレンドです。セキュリティに関する情報と対策については日本HPのWebサイトで紹介しておりますので、ご参照ください。
>https://jp.ext.hp.com/business-solution/security/

Q

ハード、ソフトウェアの導入事例も知りたいです。

【日本HPからの回答】 日本HPのWebサイトにて多数の事例を紹介しておりますので、ご参照ください。
>https://jp.ext.hp.com/business-solution/casestudy/

Q

費用対効果とリスク回避策、費用への好例が知りたい。

【日本HPからの回答】 日本HPのWebサイトにて多数の事例を紹介しておりますので、ご参照ください。
>https://jp.ext.hp.com/business-solution/casestudy/

Q

中小零細企業だと、『ファーストアクションとして何をするべきなのかわからない』がボトルネックだと思います。それを解消する方法は?

【日本HPからの回答】 中小企業ではトップの一声が始まりのきっかけが多いようです。また、人事を中心に総務部門、IT部門の3つの部門、または人でチームを結成し、目指す姿をトップと握りながら進めて例が多いように思いす。
>https://jp.ext.hp.com/techdevice/workstyle/ に少しの例とテレワーク研究を続けていらっしゃる東京工業大学比嘉教授のインタビューなども掲載されておりますので、参考になれば何よりです。

Q

勤怠管理はどのようにしていますか?離席や途中退席などの確認できるのでしょうか?また何をもって生産性が向上したと判断しますか?営業部門はまだしもスタッフ部門は判断が難しいのでは?

【日本HPからの回答】 各社によってやり方はもちろん異なりますが、当社のケースでは、すべては性善説に基づく上司との目標設定が重要になります。上司との目標設定において成果やゴールが話し合われますので、営業部門ではなくとも、進むべき道が明らかになったうえで毎日の業務が遂行されていくことと、都度都度の1on1ミーティングや中間レビューでその成果を評価したり、修正していくことで細かすぎる時間の管理は省いていくことができるのではないでしょうか?

SPEAKERS

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SCSK株式会社
人事グループ 人事厚生部 部長
山口 功

1991年に株式会社CSK(現SCSK株式会社)へ入社し、2006年に株式会社CSKシステムズ(現SCSK株式会社)の人事部長に就任。以降、労務や健康増進など幅広い人事業務に携わり、2017年より現職。「どこでもWORK」の推進に取り組んでいる。

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SCSK株式会社
人事グループ 人事厚生部 労務課 課長
南 政克

1997年に株式会社CSK(現SCSK株式会社)へ入社し、給与計算のアウトソーシングから複数の人事システム立ち上げまで、多岐に渡って労務関連業務に従事。2016年より現職に就き、残業削減・有休取得を目指す「スマートワーク・チャレンジ」をはじめとした働き方改革を推進している。

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株式会社 日本HP
パーソナルシステムズ事業本部
クライアントソリューション本部 ソリューションビジネス部 プログラムマネージャ
大津山 隆