Vpro インテルi5
HP with インテル

2024.01.31

HP Dragonfly G4をより強力にするソリューション
「インテル® vPro® プラットフォーム / インテル® EVO™ プラットフォーム」

リンクをクリップボードにコピーしました

HPの法人向けノートPCのフラッグシップモデル「HP Dragonfly G4」。世代を経るごとに完成度を増していくこの製品にはビジネスユース向けの魅力がたっぷりと詰まっている。今回はその中でも注目ポイントについて厳選。3名の識者にHP Dragonfly G4をさらに強力にしてくれるソリューションについて語ってもらった。

取材:中山 一弘

プレゼンター
フリーランスライター 笠原 一輝

求められるのはさらに高度なセキュリティ

法人向けPCのセキュリティについて、年々厳しい仕様が求められるようになっており、それはHP Dragonfly G4も同様です。持ち歩くことを前提としたノートPCの場合、セキュリティを語るうえで、現在もっとも注目されているのはMicrosoftが提唱した「Secured-core PC」でしょう。

これはセキュリティに特化したPCに与えられる称号で、ハードウェアレベルのセキュリティ機能が充実しているのが特長です。例えば「インテル® vPro® プラットフォーム」対応のプロセッサー搭載モデルに採用される「インテル® ハードウェア・シールド」は、その代表的な機能といえます。つまり、Secured-core PCに分類されるPCを選んでおけば、OSが起動する前のBIOS/UEFIを狙ってくる脅威にも対応できるだけの強固なセキュリティを持っていることが証明されるのです。

Secured-core PCの場合、OSが起動した後のソフトウェア上のセキュリティとしてウイルス対策ソフトが必須とされていますが、もっとも代表的なのが「Microsoft Defender」です。このウイルス対策ソフトのオプション機能をフルに活用するにはE3以上のライセンス契約が必要ですが、多くのエンタープライズ組織ではすでに導入済みだと思います。「インテル® vPro® プラットフォーム」と「Microsoft Defender」を組み合わせて活用すれば、OSやアプリケーションを守るアンチウィルスを購入する必要がない上、近年大きな脅威になってきているBIOS/UEFIへのサイバー攻撃にも対処できるので大企業や自治体にとっては必須で導入すべきソリューションと言えます。

また、Windows OSを使っていると、Windows Updateでパッチを当てたり、アプリをインストールした後で再起動するということがあると思います。最近のマルウエアはそうしたOSが起動する前に侵入することを狙っており、そうした危険性に対処する必要があります。インテル® ハードウェア・シールドのようなBIOS/UEFIを保護する機能から順に安全を確かめながら起動する「DRTM(Dynamic Root of Trust for Measurements)」が機能するので、セキュアに起動することができます。機密情報を多く扱う企業にとって、Secured-core PCを構成するインテル® vPro® プラットフォームは必須の要件といえるでしょう。

さらにインテル® vPro® プラットフォームには、ランサムウェアなどの攻撃のふるまいを検出する「インテル® スレット・ディテクション・テクノロジー(インテル® TDT)」を搭載しています。これにより、Secured-core PCの範囲を超えて、より安全な環境を提供します。

ハードウェアセキュリティは、ハイブリッドワークでPCが社外に持ち出されることを考えれば必須の機能と言えます。例えば今回の企画では山田氏が解説する「HP Dragonfly G4をより強力にするソリューション 『HP eSIM Connect』」や、苫米地氏が説明している「HP Dragonfly G4をより強力にするソリューション 『HP Protect and Trace with Wolf Connect』」にあるように、HPでもハイブリッドワーク向けのソリューションを次々と発表しています。それらを安心して活用するためにも、インテル® vPro® プラットフォームへの対応は大きなポイントになると考えます。

ハイブリッドワーク向けのPCが簡単に選べる

もうひとつ、HP Dragonfly G4を語るうえで見ておきたいのは「インテル® EVO™ プラットフォーム」に準拠した仕様である点です。このバッジは 第13世代インテル® Core™ プロセッサー のマルチコアを効率よく運用する「インテル® ハイブリッド・アーキテクチャ」による高いパフォーマンスはもちろん、ハイブリッドワークを支援する様々な仕様を定義しています。その中でも特に私が注目してみているのはバッテリーについてです。
※一部モデルを除く

一般的なPCベンダーのスペック表にもバッテリーの使用可能時間(消費時間)は記載されています。採用しているテスト内容によって表記は変わりますが、大抵驚くような長時間で記載されている例が多く見受けられます。それはそれで、採用したテストの結果出ている数値なので参考にはなりますが、実際に私たちが使用する場合は、マルチタスクでの高付加作業もあれば、動画編集、画像編集といったパワーが必要な作業もあります。つまり、一定の条件下で実施される定点観測のようにはいかないケースがほとんどなのです。

これまではベンダーが発表する数値から割り引いて考えたり、実際に評価機を借りて実測したりする必要がありましたが、インテル® EVO™ プラットフォーム が定義しているのは、より厳しい基準の中で得られた「9時間以上のバッテリー」とされています。事実上、“丸1日は持つ”と表現している点にこの規格の正確さや誠実さを感じています。

人によっては9時間が1日分と定義できないこともあるでしょうが、一般的な平均値とみればかなり参考にできる数字だといえます。もちろん、バッテリーですから長期間使用すれば劣化しますし、レンダリングのような極端な負荷が長時間かかれば消費も激しくはなります。そういった特別な例を踏まえても、普段使いでなら1日は持つという事実はとても大きいといえます。

例えばその定義が正しければ、「日帰りの取材ならACアダプターは置いていく」といった使い方ができます。フットワークにも大きく影響するので インテル® EVO™ プラットフォーム の仕様の中でも一番実情に沿った捉え方ができると考えています。

もうひとつ、インテル® EVO™ プラットフォーム の中でユニークなのはWi-Fiの最新規格を仕様に盛り込んでいる点です。最近になってWi-Fi 7の認可が下りたばかりですが、実際に現状での最新の規格はWi-Fi 6Eでしょう。この規格はしっかり インテル® EVO™ プラットフォーム で定義されていますから、このバッジがついているPCを選べばおのずと最新のWi-Fi 6Eに対応できているということになります。

私も実際にWi-Fi 6E環境を自宅で使っていますが、かなりの高速通信を体感できます。自宅は集合住宅なので、Wi-Fi 6以前の規格はリストに大量に並んでいますが、Wi-Fi 6E(6GHz)はだれも使っていないのでとても快適です。

いずれはみなさんがこの規格に合わせてくるので、この快適さは失われるかもしれませんが、最新の規格を体験する驚きはとても新鮮です。インテル® EVO™ プラットフォーム はスペック表をみなくてもこうした体験が得られる分かりやすい指標といえるでしょう。みなさんも、時代の最先端を体現する、インテル® vPro® プラットフォームとインテル® EVO™ プラットフォーム に注目してみてください。

※このコンテンツには日本HPの公式見解を示さないものが一部含まれます。また、日本HPのサポート範囲に含まれない内容や、日本HPが推奨する使い方ではないケースが含まれている可能性があります。また、コンテンツ中の固有名詞は、一般に各社の商標または登録商標ですが、必ずしも「™」や「®」といった商標表示が付記されていません。

リンクをクリップボードにコピーしました