コロナ禍が続き、ニューノーマルといわれる時代が到来したと感じている企業が増え続けている昨今、ビジネスにおいてもテレワークが中心となり、ワーキングプレイスの見直しや、さらなる働き方改革を進める動きも活発になっています。そんな時代だからこそ、PCに求められる機能や使い方のコツは必ずあるはず。社会の移り変わりの中でお客様のニーズを直接感じているHPの営業スタッフが、HPビジネスノートPCを選ぶべきポイントを紹介します。

エンタープライズ営業統括　第二営業本部　第二営業部所属　堀口高志

堀口さんの現在のワークスタイルは？

　主に首都圏のインフラ、メディア、建設、製造などの分野の大手企業様を担当しています。現在はテレワーク主体で活動をしています。品川オフィスがオープンした当初は週に2日程度出社できましたが、コロナの流行と共に逆戻りです。テレワークは移動時間が無いため業務効率が良いのがメリットですが、一日中椅子に座りっぱなしになりやすいので適度なリフレッシュも必要だと思います。

　お客様もみなさん同じ状況でコミュニケーションはほとんどWeb会議やメール、電話となっています。この方法に私も含めてお客様も慣れてきている印象ですね。

HPビジネスノートPCのオススメポイント
―HP Sure Click / HP Sure Sense―

　お客様が重要インフラやメディアなど、サイバー攻撃の対象になりやすい企業様が多いので必然的にセキュリティに対して高い関心があります。中でも標的型攻撃は経済産業省が日本企業に対して警鐘を鳴らすほど対策が急がれています。

　標的型攻撃は一般的なシグネチャー型のウイルス対策ソフトではすり抜けてしまうので、添付ファイルやリンククリックの結果を完全分離状態でオープンできる「HP Sure Click」がとても効果的です。標的型攻撃は一度添付ファイルや悪意あるWebサイトを開いてしまうと、どこまで感染したとみなすかの切り分けが難しく、社内システムへの流入が無いかチェックするのはもちろん、対象となったクライアント端末は良くて再インストール、悪ければ廃棄という状況になりかねません。

　HP Sure Clickが入っていれば、それらのファイルをオープンしても、仮想空間上で見ているだけなので単純に閉じてしまえば何も起こりません。ユーザーはセキュリティソフトであることを意識することもなく、通常業務に集中できるので生産性も維持できますし、管理者にとっても負担が少なく、導入するだけで標的型攻撃への備えができるというメリットがあります。

　また、一般的なウイルスもまだまだ送られてくるので、これに対する対策も必要です。「HP Sure Sense」はいわゆるシグネチャー型のウイルス対策機能に加え、未登録の亜種をAIで解析し分離する機能を持っています。シグネチャー型の弱点は最新パッチが届くまで、新型ウイルスには無防備になるところですが、HP Sure Senseは無防備な瞬間をAIがカバーすることができるソリューションなのです。

HP Sure Click / HP Sure Senseはタスクトレイに常駐している

高い安全性を持つChromiumベースのセキュアブラウザ「HP Sure Click Secure Browser」も提供される

　この両者はHPの法人向けPCをご購入いただければ「HP WOLF SECURITY FOR BUSINESS」という複数のサービスがパッケージされた形で無償提供されます。追加予算なしで、これだけのセキュリティ対策ができる製品はそれほど多くはありません。また、金融機関などを中心にニーズが高いBIOSの自動復旧が可能な「HP Sure Start」も同じく無償で提供されます。豊富なセキュリティ製品群で多層的に脅威からPCを守ることができるのがHP法人向けPCのメリットでもあるのです。

今後について

　HPのセキュリティソリューションに興味はあるものの、自社で導入しているPCがHP製品ではないからといってあきらめる必要はありません。例えば、HP Sure Clickには「HP Sure Click Enterprise」という製品が用意されているので、どのような環境でもソフトウェアとして機能を提供することができます。

　HP Sure Click Enterpriseはソフトウェアをクライアント端末にインストールしてインターネット接続すれば利用できるため、早期導入も可能です。個別にご提供できる製品も多いので、まずは出入りのHP営業にご相談いただければと思います。

最新の仮想化技術が活かされているHP Sure Click