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2024.05.20

AIトレンドフォーラム2024にHPが登壇

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生成AIの登場により、ITのトレンドが大きく動いている。AIがビジネスに与える影響だけでなく、世界各国の政府を巻き込んでの法整備やルール作りが急がれるなど、いまや企業のみならず、すべての人類にとって大きなテーマとなっている。そんな現状を受け、日経BP総合研究所がAIの最先端情報を発表すべく、2024年3月26日に開催したのが「AIトレンドフォーラム2024」だ。各界の専門家や有識者が揃う中、日本HPも登壇。当日はベンダーとして来るべきAIの世界に対してどのようなサービスが提供できるのかを語った。それではさっそくHPが発表した内容をダイジェストで紹介しよう。

取材:中山 一弘

株式会社日本HP
パーソナルシステムズ事業本部
クライアントビジネス本部
CMIT製品部 プロダクトマネージャー
宮澤 彩 氏

AIを有効活用しPCも高性能化

オンライン配信開催となったAIトレンドフォーラム2024。HPは「イノベーションをパーソナルに、AIをすべての人に」と題されたセミナーを披露した。「AIの力はゲームチェンジャーとなるものです。AIを使用することで、労働者は本当に重要なことに集中できるようになります」と語る宮澤氏。同氏は、Chat GPT、Copilotといった、生成AIが提供する検索力の高さを例に、人力による手作業と生成AIがそれを肩代わりすることによる生産性の高さを強調。それを受け、「HPの使命はAIをより活用しやすい形で提供し、生産性、独創性、接続性、セキュリティを備えながら、すべての組織の従業員がAIを利用できるようにすることだと考えています」と宮澤氏は語った。

HPのAI PCやソリューションは、それらを満たすように設計されており、特にナレッジワーカーにおいては、仕事がより楽しく、簡単にできるようになるのだという。「2024年はAIと共にPCの進化が加速します。それには大きな3つの要素があると考えます」と宮澤氏。

HPが考えるAI PCの進化の加速を裏付ける要素として挙げているのは、ひとつにはAI専用エンジンを持つようになる最新プロセッサー「インテル® Core™ Ultra プロセッサー」の登場や、Windows 11 世代のPCのキーボードに配置されることになるCopilotキーの存在など、ハードウェアの大幅な進化。次にAIが必要とする電力や排熱を自律的に最適化する「HP Smart Sense-AI」や、1日を通した行動パターンなどの習慣を学習することで、自動的にバッテリーの節約をする「Intelligent Hibernate」などの登場。そして、AIアルゴリズムを使用して、音声品質を向上させたり、画像の色調を自動的に調整/補正をしたりするPolyテクノロジーなどにより、AIの可能性が高まるのだという。

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「そうした進化を背景に、HPは生産性を維持し、エンタープライズレベルのセキュリティでAIワークロードに対応できるよう、すべてのビジネスパーソン向けにノートPCを再考しました」と宮澤氏。

先ほど述べたような3つのポイントを満たすことで、グラフィックス性能において最大で80%、AIビデオ編集では最大132%、AIによって強化されたコラボレーション機能を使った際の電源使用料削減で最大38%の効率化を実現したテスト結果を発表(※HP調べ)。独自機能として開発されたHP Smart Sense-AIにより、最大40%の静音化と40%以上のパフォーマンス向上の他、バッテリー駆動時間においてもIntelligent Hibernateなどにより、最大で21時間のバッテリー駆動時間と、ビデオ再生時で最大29時間のバッテリー寿命の延長などを測定したという。

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PolyのテクノロジーによりWebミーティングはさらに快適になる

「AIによりオンラインコミュニケーションはより快適になります。例えば、Windows Studio Effects はNPUを利用しますが、インテル® Core™ Ultra プロセッサー を実装したPCであれば、これまで割かれていたCPUリソースをNPUに渡すことで、全体のパフォーマンスを向上させます」と宮澤氏。オンライン会議中の背景ぼかしやアイコンタクト機能、自動フレーミングといったAIを活用するエフェクトを使っている際でも、機能低下をさせずに高品質な映像を相手に届けることが可能だ。

そのようなAI活用はインテルのテクノロジーだけでなく、HPに新たに加わった Poly のテクノロジーでも生産性向上や業務効率化が実現できる。例えば、AIベースのノイズリダクションは、生活音を自動的に識別し、背景ノイズとしてフィルタリング。話者の音声のみをクリアに相手に伝えることに成功している。

「AIテクノロジーをふんだんに取り入れた Poly のソリューションにより、オンライン会議のリアリティが向上します。コロナ禍により、オンライン会議の機会は大幅に増加していますが、AIを使用した Poly の新しいカメラソリューション、スマートカメラテクノロジーによって、話者の表情を的確に伝えたり、会議室にいるそれぞれの人物をグループとして表示させたりすることで、まるで会議室にいるかのようなリアリティのあるコラボレーションを実現します」と宮澤氏。Polyの様々なテクノロジーにより、外的要因を排除することや、カメラのトラッキングを制御することも可能で、Poly のWeb会議ソリューションにより、オンライン会議はさらにやりやすくなると強調した。

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セキュリティにもAIが活躍

HPはPCベンダーだけでなく、セキュリティベンダーでもある。「HPには統合型セキュリティソリューションのWolf Securityをはじめとしたセキュリティ製品群があります。その中でもAIを活用したソリューションとしては『HP Sure Sense』があります」と宮澤氏。

一般的なアンチウイルスソフトはスタンダードなシグネチャによる検出で脅威を特定してブロックするが、未知の攻撃に対応するには時間が必要な点がデメリットだ。HP Sure Senseは従来のシグネチャ型検出に加え、AIマシンラーニングやAIディープラーニングにより、未知の脅威を先読みし検出・ブロックする。「AIによるこの一連の動作はミリ秒(0.001秒)で動作します。これにより、時間がかかるというデメリットを克服します」と宮澤氏。

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また、近年の脅威はOSが起動する前の、BIOS/UEFIを狙ってくるケースが増えていることに対し、「それに対してもインテル® vPro® プラットフォームが提供する、インテル® ハードウェア・シールドがBIOS/UEFIをハードウェアレベルで防御します。インテル® vPro® プラットフォーム対応のPCであれば、攻撃対象領域を最大で70%削減することが可能です」と宮澤氏は語る。

「自宅からオフィス、会議室、そしてその間のあらゆる場所に至るまで、HPはAIを利用した最先端のソリューション、エンドツーエンドの様々なポートフォリオを提供します。AI PCと呼ばれる新しいPCの登場により、今後の大きなトレンドとして、PCなどのデバイス上にあるCPU、GPU、NPUなども併用して処理されるハイブリッド化が進んでいくといわれています。本日お話しした通り、AIを利用することで私たちが抱えている様々な課題を解決できるようになります。ぜひ、2024年その初めの1歩を皆様とともに踏み出せることを楽しみにしております」と宮澤氏は最後に語ってくれた。

今後、AIを中心としたDXが加速していくことが今回のイベントでより鮮明になったと思う。HPが今後続々と発表するインテル® Core™ Ultra プロセッサー搭載のAI PCをはじめ、AIテクノロジーを盛り込んだサウンドソリューション、セキュリティソリューションなどを存分に活用し、みなさんの企業にとって最善の生産性向上を実現していただきたい。

※コンテンツ中の固有名詞は、一般に各社の商標または登録商標ですが、必ずしも「™」や「®」といった商標表示が付記されていません。

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