ホワイトインクの顔料は粒子が大きく重いため、プリントヘッドを詰まらせる可能性があります。また、インクカートリッジやプリントヘッド、その他のプリンターの構成部品に沈殿物が発生することもしばしば見られます。このような理由から溶剤やUVといった従来のテクノロジーでは、印刷していないときでも定期的なメンテナンスが必要になり、保守に時間がかかったり、インクが無駄になるなど懸念事項が多々あります。
2018年の HP Latex R プリンターシリーズ発売にあたり、 HP Latexホワイトインクの登場によって大判印刷業界に大きなブレークスルーが生まれました。画期的な躍進を実現したこのホワイトインクは、HP Latex 700Wおよび800Wプリンターでも使用できるようになりました。
これらのプリンターと関連する印刷サプライ品の設計には、ホワイトインクに特化した革新的な流体管理システムが採用されています 。
ホワイトインクでの印刷による高利益率 の アプリケーション制作を検討中なら、今こそホワイト印刷がもたらす機会と課題の双方に対応するよう設計されたHP Latex テクノロジーにご注目ください。
HPの革新的な自動再循環システムは、インク供給システム内とプリントヘッドの両方でホワイトインクを継続的に再循環させ、詰まりを防止して印刷可能な状態を維持するように設計されています※1。自動再循環とプリントヘッドのクリーニングにより、手動でのパージ作業を減らせます。使用しないときには取り外し可能なHPサーマルインクジェットプリントホワイトヘッドをオフラインの回転式チャンバーに格納できるため、次のホワイトプリントジョブまでの間に無駄が生じません※2。
HP Latexホワイトインクは、エクステリアグレードの二酸化チタン顔料を使用することで、驚くほど不透明度が高く、強く視覚に訴えかける、最も白いホワイト※3を実現するよう設計されています。
このホワイトインクは、滑らかで均一な層を印刷できるため、メディアの形状になじみます。光を均一に反射して高い光沢を放つため、アルミニウムや壁紙などのマテリアル上でメディアの質感を保つことができます。
HP Latexホワイトインクは時間が経過しても黄変がなく※4、化学的相互作用に対して高い耐性を備えており、UV硬化型インクとは異なり光重合開始剤や蛍光増白剤を含みません。
耐久性の高い水性HPLatexインクは、優れた耐擦過性※5を備えているため、後加工や出荷時の損傷リスクを軽減でき、磨耗が心配される公共スペースでもグラフィックを簡単に設置することができます。UVインクベースのテクノロジーと比較して、柔軟性のあるHPLatexインクでは折り畳んだり曲げたりしてもひび割れが生じることがなく、車両ラッピングやパッケージングなどの柔軟さを必要とするアプリケーションに最適です。さらに水性HPLatexインクは無臭の印刷物※6を作成することができ、特別な換気は必要ありません※7。
HP Latexホワイトインクを使用すると、最も白いホワイト※3を簡単に印刷し、柔軟性のある水性インクでまったく新しいアプリケーションの世界を切り拓いてビジネスを拡大できます。