有限会社エフイーアイ 様
学習塾「イロハス・クール」を展開するエフイーアイがプリンター2台体制を実施
ハイエンド複合機「HP Officejet Pro 8600 Plus」を活用し、既存のレーザー複合機の運用上の課題を補完
プリントするものに応じてプリンターを使い分けることが、さまざまなメリットにつながる。HP Officejet Pro 8600 Plusはそのことを再認識させてくれました。
- 有限会社エフイーアイ 代表取締役 栢原 義則 氏
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学習塾「イロハス・クール」を展開する有限会社エフイーアイでは、既存のレーザー複合機1台だけでは解消できなかった運用上の課題を克服すべく、プリンター2台体制を指向し、HP Officejet Pro8600 Plusの活用を決断した。低ランニングコストやHPならではの多彩な機能が、課題解消にとどまらない効果をあげている。
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大家族のリビングのようなアットホームな教室
有限会社エフイーアイ(以下、エフイーアイ)は大阪市天王寺区で学習塾「イロハス・クール」を展開している。小学校低学年の能力開発から中学・高校受験、大学受験までと守備範囲は幅広い。現在はビルの2階1フロアと同じビルの4階の1室を使って活動している。
特にユニークなのは2階教室で、間仕切りを廃し、1フロアをひとつの部屋のように使用している。学習机と椅子が並ぶ場所もあれば、ソフトマットが敷かれ寝転がれるスペースもある。マンガ本が並ぶ本棚もある。ホワイトボードや電子黒板、植木などを目隠しのように使ってはいるが、どこで誰が何をやっているのかは、だいたいわかる。学習塾というよりは、大きなリビングルームのような雰囲気だ。代表取締役の栢原義則氏は次のように話す。
「もともとは4 階の1室を使っていたのですが、2階が全室空いたということで、間仕切りをなくす工事をし、こちらも使うようになりました。目指していたものがようやく実現したカタチです。子どもはなるべく伸び伸びさせたい。わからないところがあれば私や他の先生に気軽に声をかけてきますし、自習している高校生に小学生が教えてもらっていたりもします」
これはまさにエフイーアイの教育理念である「自由楽習」「自立共育」が具現化したものといえるだろう。そしてその一角には栢原氏ら、教員やスタッフの執務スペースもある。当然、そこにも間仕切りはない。
「私たちが事務仕事をしていても、子どもたちが教えを乞うたり、雑談しに来たりするんですよ」と栢原氏は目を細める。 -
低ランニングコストと「HP ePrint※」に注目
エフイーアイでは、以前からレーザー複合機を使っており、リースアップのたびに同クラスの新型機に入れ替えていた。アウトプット量は毎月5,000枚以上と、天王寺地区では常に3本の指に入っていたほどだ。
「オリジナル教材のプリントやコピーが多いです。低学年用の教材は大きくプリントするものも多く、A3の割合も高いです」と栢原氏。
レーザー複合機は塾生たちにも解放され、教科書やノートのコピーなど、自由に使われている。それがスタッフ陣の業務負荷にもなっていた。プリントした事務書類や業務上の機密書類が、子どもたちのコピーにまぎれてしまうこともたびたびあったという。
また、封筒への宛名プリントが、現行機種ではやりにくくなるなどの事象も起きていた。それらの解消に、新たなプリンターの導入を検討しはじめたのが、2012年末のことだった。その中で栢原氏の目に留まったのがHP Officejet Pro8600 Plusである。
「事務書類の専用機で考えていましたからA4が出せれば十分。それを前提に、あとはランニングコストを重視して検討しました。事務系の書類だけでも月に1,000 枚程度はプリントしますから。HP Officejet Pro 8600 Plus はA4カラー1枚あたりのプリントコストが、同クラスの他社製品と比較しても、またレーザー複合機と比較しても低い。これはポイントでした」
もうひとつ、栢原氏が注目したのがeメールの添付ファイルをそのままプリントできる「HPePrint※」の機能だ。エフイーアイではロボットキットの工作を行う教室も神戸に開設しているが、その成果物の写真のプリントに使えると直感したという。
神戸の教室は出張所のような位置づけで、設備も未整備。スタッフもリテラシーが高いわけではありません。『HP ePrint※』なら携帯からeメールを送れるだけの知識があれば使いこなせると期待しました」
このような経緯でHP Officejet Pro 8600 Plusは、スタッフらのデスクが並ぶスペースの一角に設置されることになった。 -
既存プリンターとの使い分けで用紙のムダも大幅に削減
では、実際に活用されているHP Officejet Pro8600 Plusは、栢原氏の目にはどのように映っているのだろう。
「やはり使い分けができるというのは便利です。事務書類やちょっとしたメール、ホームページをプリントするというときに、HP Officejet Pro8600 Plusでさっと出せる。プリントスピードも早いですし、1フロアとはいえ離れた場所のレーザー複合機まで取りに行く手間が省けています」と栢原氏は満足げだ。使い分けることで用紙のムダも削減できたという。
「子どもがA3の設定に変更していて、スタッフがA4の書類をA3で、しかも何十部もミスコピーしてしまうということもありましたが、そういう用紙のムダがさっぱりとなくなりました。使い分けられるとこういう効果もあるんだなと実感しました」
現在はまだ栢原氏がさまざまな機能を試しながら使っている状態だが、今後はスタッフや他の先生たちにも広げていきたいという。
オリジナル教材のテストプリントなどにも有効です。レーザーはカラー1枚20円以上と、何枚もテストするのは厳しい。インクジェットはそれほどコストを気にせずに出せますからね」
「HP ePrint※」は期待どおり、「ワイヤレスダイレクト」も使い方次第でいろいろなことができそうと語る栢原氏。複数台のプリンターをプリントするものに応じて使い分けることがさまざまなメリットにつながると、あらためて気づかせてもらったことが一番の収穫だと栢原氏は強調した。 - 導入事例の全文はこちらで確認できます(PDF:583KB)