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HPビジネスPC・モニターとサステナビリティ

HP ビジネスPC・モニターとサステナビリティ

HPビジネスPC・モニターとサステナビリティ

HPビジネスPC・モニターと

サステナビリティ

“私たちの社会をより良くすることは、一部の人たちに任せられる仕事ではない。
それは、すべての人が共有すべき責任である。

デイブ・パッカード
HP創業者

デイブ・パッカード HP創業者

サステナブル調達とは、サプライチェーンにおいて環境や人権といった社会的要請に配慮しながら、持続可能な調達を達成するための取り組みを指します。近年、取引先を含めたサプライチェーン全体で関心が高まり、その重要性はますます注目されています。HPにおけるサステナブル調達および持続可能な製品のイノベーションは、時勢やHPの新たな試みではなく、創業当初より続けている取り組みのひとつです。

私たちの世界は変化しています

私たちの世界は変化しています

仮に全世界の人々が日本と同水準の生活を送った場合、約2.3個分の地球の資源が必要になるとされ、大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済システムや生活様式は、持続可能とは言えません。

出典:環境省ホームページ
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/zu/h27/html/hj15010102.html

目的意識を持つことは、地球だけでなくビジネスにも良いことです

  • $1.58B

    より循環型経済のために製品を革新します

    HPは、2023年の製品開発に15億8,000万ドルを投資。リサイクル材料の使用を増やし、製品の耐久性、リサイクルのしやすさ、製品のエネルギー効率を向上させる改良を続けています。

    HPの目標は、2040年までにバリューチェーン全体で炭素排出量をネットゼロにし、より循環型経済のために製品を革新することです。

  • 76%

    お客様のご要望に
    お応えします

    消費者の76%は、社会的責任を果たしている企業から購入する可能性が高いと回答※1。企業が社会的責任を果たすことは、お客様と強い信頼関係を築くことにつながります。

    2001年以来、HPは自社の社会的および環境的な取り組みに関する詳細情報を公開しています。

  • 60%

    お客様のビジネスを
    サポートします

    HPの2023年の総収益において、サステナブルに関する収益の割合は60%でした※2

    HPは、サステナビリティ目標を国連の持続可能な開発目標(SDGs)に合わせているため、お客様はHPとのパートナーシップがサステナビリティ目標の達成にどのように役立つかを確認できます。

HP製品は使用前から使用後まで、サステナブルな取り組みを推進

  • 使用前:
    材料や資源をリサイクルして再利用

    • 2023年、HPはパルプモールドまたは混合の紙製発泡体の梱包材で4,900万台以上の新製品を出荷しました。これは、2023年の出荷台数の約97%に相当します。
    • 2019年以降、約45万トン以上のリサイクル材料を、HP製品と梱包材に使用しています3。
    • 2019年以降、 3,050万本分の オーシャンバウンド・プラスチックを、350種類以上のHP製品(PCおよびモニター)に使用しています※4
  • 使用中:
    電力効率と耐久性を重視する設計

    • リアルタイムのパワートラッキングアプリケーションとセンサーにより、電力効率を最適化します。
    • 800 を超える ENERGY STAR® (国際エネルギースタープログラム)認定のPCおよびモニター製品を保有。エネルギー効率と総所有コストを削減します※5
    • 1モデルあたり12万時間以上に相当する、HP独自の品質基準テストをクリアする耐久性があります。
  • 使用後:
    製品の循環利用を推進

    • 日本HPでは、HP製(Compaq、DEC製を含む)の製品を回収しています。
    • PCリユースプログラムは、お客様がこれまでお使いになったPCを日本HPが買取り、データ消去および修再生後にリユース(再利用)します。
    • HP デバイスリフレッシュは、不要になった法人のお客様のPCを買取り。安全かつ法と環境規制に準拠した形で廃棄を実行し、新たなPC導入を支援します。
各段階の詳細(HP サステナビリティサポートポータル)

透明性と説明責任

HPのサステナブルインパクト戦略は、HPが世界で最も持続可能で公正なテクノロジー企業となるために必要不可欠な取り組みです。このような取り組みは、地球と社会の持続可能性を実現する上で欠かせないだけでなく、お客様が購入を決定するうえでますます重要になっています。

HPサステナブルインパクトレポート2023年版 概要(PDF)
透明性と説明責任

使用済みプラスチックが河川や海洋に流出することを防ぐ

海に流入したプラスチックは、取り除くのが非常に困難です。海水にさらされ、太陽の光で漂白されたプラスチックは、マイクロプラスチックと呼ばれる、より小さな粒子に分解されます。これらのマイクロプラスチックは、海底に沈んだり、海洋生物が摂取することで、海の健康や生態系にさまざまな問題を引き起こします。また、プラスチックは海から取り出せたとしても、劣化していることが多く、リサイクルや再利用も難しいのです。

HPはオーシャンバウンド・プラスチックを循環型サプライチェーンに転換し、 価値の高い新しい製品にリサイクルできるように取り組んでいます。

オーシャンバウンド・プラスチック

オーシャンバウンド・プラスチックとは:
海岸や海沿いの地域で、海に流入する前に回収されたプラスチックごみです。

HP Go Beyond

約1億8,200万本

HPでは2016年以降、2,305トンのオーシャンバウンド・プラスチックを製品に使用。この量は約1億8,200万本の500mlボトルに相当し、使用済みプラスチックごみが河川や海洋に流出することを防いでいます。

オーシャンバウンド・プラスチック

より持続可能な製品を識別できる、包括的な環境ラベル

EPEAT®は、環境に与える影響を評価するために設けられた制度です。世界各国でPCやモニターなどの調達基準として採用され、米国の連邦政府機関では使用する電子機器の95%をEPEAT®認証済み製品とすることが義務付けられています。

EPEAT®ホームページ

原材料に使用される資源の節約、省エネルギー設計、有害物質量、製品の梱包、リサイクルなど必須基準とオプション基準があり、3つのランクで評価されます。

EPEAT®基準項目はこちら
  • EPEAT® ゴールド

    ゴールド:
    必須基準+オプション基準を 75%以上に適合

  • EPEAT® シルバー

    シルバー:
    必須基準+オプション基準を 50%以上に適合

  • EPEAT® ブロンズ

    ブロンズ:
    必須基準のみ適合

2020年以降、HPは世界各国でEPEAT® ゴールドおよびEPEAT®シルバー認証済み製品の保有を続けています。また、2024 年初頭、HP は 800 を超える ENERGY STAR® (国際エネルギースタープログラム)認定のPCおよびモニター製品を保有しています※6

HPのPCおよびモニターのポートフォリオ全体でのエコラベル
(2023年出荷分モデルの割合
割合
EPEAT®:環境に与える影響を評価するために設けられた制度
EPEAT (全体) 92%
EPEAT® ゴールド 61%
EPEAT® シルバー 31%
EPEAT® ブロンズ 0%
ENERGY STAR®:エネルギー効率に優れた製品の認定 90%

27カ国

HPのPCとモニターは、27カ国(米国、カナダ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、中国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、インド、アイルランド、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、英国)でEPEAT®に登録しています(2025年2月現在)

環境基準への対応

PCグリーンラベル、グリーン購入法、VOCガイドライン、J-Moss、RoHS指令、ENERGY STAR® (国際エネルギースタープログラム)などを製品別にまとめています。

  • 法人向けノートPC

  • 法人向けデスクトップPC

  • ワークステーション

  • モニター

HPの取り組みに対する評価

HPの地球環境への取り組みは、外部機関による表彰を受けています。

用語集

  • エコラベル

    エコラベルは、特定の製品やサービスのカテゴリーにおいて、全体的に環境に配慮した製品やサービスであることを証明するものです。ENERGY STAR®、ブルーエンジェル、EPEAT、グリーンラベル、ISO 14001などがある。

  • オーシャンバウンドプラスチック

    海岸や海沿いの地域で、海に流入する前に回収されたプラスチックごみ。HPは、世界初のオーシャンバウンドプラスチックを使用したノートPC、ディスプレイ、モバイルワークステーション、エンタープライズ向けChromebookを発売。HPはハイチで使用済ペットボトルの回収を実施しており、HPでは2016年以降、約1億8,200万本の500mlボトルに相当するオーシャンバウンドプラスチックをリサイクルしてきた。

  • 温室効果ガス

    二酸化炭素(CO2)、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなど、人間の社会活動によって増加し、地表近くに熱をとどまらせ、気候変動の主要因とされている。最も温暖化への影響力が大きいCO2の削減が一番の課題となっている。

  • カーボンフットプリント

    商品やサービスなどの温室効果ガスの排出量を表す指標。製品の原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの量をCO2に換算して表示したもの。

  • グリーン購入法

    国等の機関にグリーン購入を義務づけ、地方公共団体、事業者、国民もグリーン購入に努めることを定めた法律。製品ごとの環境基準を定めており、これを満たした製品は適合を宣言できる。

  • コーポレートガバナンス

    企業経営において公正な判断・運営がなされるよう、監視・監督する仕組み。株主やステークホルダーに配慮した健全な企業経営がされているかを管理する枠組み。

  • サステナビリティ

    将来にわたって、自然環境や社会を持続的に成長・発展させる考え方。そのために、環境課題や社会的責任に即した長期的に貢献できる企業活動や取り組みが加速している。

  • 省エネ法トップランナー基準

    パソコンなど機械器具について、省エネ型の製品を製造するよう基準値を設け、目標年度までにクリアすることを定めた法令。2019年に新基準および次回の目標年度(2022年度)が定められた。

  • 脱炭素社会

    地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量「実質ゼロ」を目指す社会。カーボンニュートラル=脱炭素。
    日本は、年間で12億トンを超える温室効果ガスを排出しており、2050年までに、これを実質ゼロにする必要があると環境省が宣言。

  • CDP

    2000年に英国で設立され、環境分野に対して国際的に取り組む非営利団体(NGO)。気候変動、水資源の保護、森林保護に対する企業の取り組みを評価して、投資家向けに情報を開示している。調査対象は、世界中の9600社以上の企業で、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosure/気候関連財務情報開示タスクフォース)が推奨する開示項目に沿った評価を実施。投資家から高く評価され、ESG投資で最も参照されるデータ。

  • CSR(Corporate Social Responsibility)

    企業の社会的責任。企業が組織活動を行うにあたって担う社会的責任・貢献のこと。事業活動を通して、環境や社会にプラスの影響を与えるために適切な意思決定を行うこと。

  • ENERGY STAR®

    国際的な省エネルギー認定制度で、米国EPA(環境保護庁)により、製品の消費電力など基準が設定されている。厳しい基準をクリアし、電力コストの削減や温室効果ガスの排出削減に貢献する製品を認定、ENERGY STARロゴの使用が認められている。日本では国際エネルギースタープログラムとして知られる。

  • EPEAT

    環境に配慮したIT製品の販売を促進するためにアメリカで設けられた、製品が環境に与える影響を評価するためのシステム。世界40か国で、PCやプリンターなどの調達基準として採用されて、米国の連邦政府機関は、使用する電子機器の95%をEPEAT認証済み製品にすることが義務付けられている。製品の環境性能によって、ゴールド・シルバー・ブロンズに格付けされる。評価の基準は、原材料に使用される資源の節約、省エネルギー設計、有害物質量、製品の梱包、リサイクルなど、企業全体の環境への取り組みが審査される。

  • ESG

    【 E 】 Environment – 環境
    【 S 】 Social – 社会
    【 G 】 Governance – 企業統治
    を表すもの。SDGsが「目標」であるのに対し、ESGはその目標を達成するために企業が取り組む「手段」。企業が長期的に成長する上で重視すべき3つの要素として、企業評価の判断軸とする「ESG投資」が注目されている。

  • EU RoHS指令

    EU(欧州連合)に加盟する国で流通する電気・電子機器において、特定有害物質の使用を制限する法令。2006年7月1日に6物質の制限が施行され、2019年7月22日からは計10物質を制限している。

  • J-MOSS

    日本版RoHS。国内で流通するパソコンなど7品目の電気・電子機器において6物質(旧RoHS指令と同じ)のどれかが基準値を超えて含有される場合、含有マークと含有状況の表示を必須とする法令。

  • PCグリーンラべル

    パソコンの設計、製造からリユース・リサイクルに至るまで、環境に対する包括的な取り組みを網羅した環境ラベル。適合製品は三ツ星によって格付けされる。

  • PRI

    責任投資原則(PRI:Principles for Responsible Investment)
    投資に対する原則として、国連が2006年に提唱。投資家が企業の分析・評価や意思決定を行う上で、財務指標に表れにくいESG要素を考慮すべきだとするガイドライン。

  • SDGs

    Sustainable Development Goalsの略。国連の持続可能な開発のための国際目標であり、17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなる。貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できることを目指す。2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年~2030年の間で達成するために掲げられた目標。

関連情報

HP サステナブル
インパクト戦略

~より良い社会と地球環境を保つために~

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免責事項

  1. 統計は、2024年3月の 「The case for human sustainability」(Deloitte Insights) より引用しました。
  2. Corporate Knightsの「Sustainable Economy Taxonomy (持続可能な経済の分類法)」(v6.0) に従って報告。HPでは、環 境ラベル (EPEAT® ゴールド/シルバー、TCO、Blue Angel、およびENERGY STAR®) に認定された製品、リサイクル素材 を使用して設計された製品、リサイクル、修理、または再販された製品、および、EOL管理ポリシーを備えた Product-as-a-Service (製品のサービス化) からの収益が含まれます。
  3. 2019 年から 2023 年までの PC、ディスプレイ、プリンター、消耗品、パッケージに基づいています。再生プラスチック、金属、繊維が含まれています。
  4. 2023年10月31日現在。
  5. 2024年3月現在。
  6. 2024年3月現在。

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