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PCの管理コスト削減にシンクライアント株式会社アイアイジェイテクノロジー

株式会社アイアイジェイテクノロジーは社内のデスクトップPCの運用管理コスト削減をめざし、HPのクライアント統合ソリューションCCIをパイロット導入した。社内情報セキュリティの強化に加え、ビジネスへの展開も視野に積極的な運用をめざす。

デスクトップ管理の悩みを解消

業務統括部 部長 田畑 広志 氏

業務統括部
部長 田畑 広志 氏

業務統括部 三浦 博文 氏

業務統括部
三浦 博文 氏

東京、神保町にある株式会社アイアイジェイテクノロジー(IIJ-Tech)のオフィス。モダンで開放的な受付エリアには国内インターネットビジネスの草分け、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)のグループ企業ロゴが並ぶ。その上位に位置するのがIIJ-Techだ。

にこやかに現れた田畑氏は同社の業務統括部部長。今回、社内PC管理の新規プラットフォームとしてHPのクライアント統合ソリューションCCIを採用した。その横に立つ三浦氏は同部のエンジニア。システムの検証や調整に腕を振るった。

「2年ほど前から、社内PCの管理コストを減らすソリューションを探していました」と田畑部長は経緯を振り返る。IIJ-Techには現在400名ほど社員がおり、その多くは専門エンジニア。

そこで使われているPCは社員数の4倍ほどある。PCの移設をはじめ、ソフトのアップデートやパッチ処理など、単純な管理作業だけでもかなりの手間だ。

特に手がかかるのは障害時のデータ復旧。何らかの理由でハードディスクが故障したような場合、ユーザはとにかくできるだけのデータ回収を望む。そこであらゆる手段を用いてデータを取り出そうとするわけだが、これがかなりの大仕事だ。

50%の回復に一日かかることもあり、こうした手間がPC管理のコスト、すなわち人件費として積み上がった。

「シンクライアントはそうした悩みを解決するソリューションでした」と田畑部長は微笑む。

管理負荷の削減とセキュリティ強化

シンクライアントはたしかに社内のデスクトップPC管理体制を大きく改善する。たとえば障害時のデータ復旧作業にしても、データはストレージ側に収まっているので、故障したシンクライアントやブレードPCを交換するだけで仕事は終わる。人事異動などでも、転勤先のシンクライアントからブレードPCにアクセスできる環境があれば、各自のデスクトップPCの搬送や移設の手間はない。

OSやソフトのアップデートもユーザの手を煩わせる必要がない。「クラアントが100台あったとしても、マスターをひとつ作るだけで、あとはすべて一括してアップデートできます」と三浦氏はHPのツール、RDP(Rapid Deployment Pack)の効率を強調する。

しかも、それだけではない。「あくまでも全社展開された場合の話ですが」と断りながら、田畑部長はシンクライアントのセキュリティ上の強みを挙げる。「セキュリティ上問題視されているソフトを入れるなと言う前に、ユーザに管理者権限を与えなければ、システムにそうしたソフトが入ることはまずありません」

また「自社はもちろん、客先の情報セキュリティも大事」と田畑部長は話す。たとえば同社には顧客先に常駐するスタッフがいるが、彼らが相手先のネットワークを使用することは両社の情報漏えいリスクを伴う。そんな時、リモートで自社のブレードPCにアクセスする環境を整えておけば、顧客側にとっても安心だ。情報セキュリティは顧客との信頼関係構築に欠かせない。シンクライアントがそれに一役買うというわけだ。

IIJ-Tech データセンター

ビジネスへの展開

IIJ-Techでの今回の導入規模は現在ブレードPC40台、シンクライアント40台。現在、三浦氏らのチームが、ワークグループ(管理、営業、技術、地方拠点、客先など)ごとにモニターユーザを設定し、ユーザビリティやアプリケーション構成などを検証している。

「今はまだパイロット導入の段階」と田畑部長は話すが、このステップを経てシステムを最適化し、徐々に規模を拡大しながら投資効果を出していく方針だ。

今回のクライアント一元管理のノウハウを取り入れて、サーバーサイドに強い同社のアウトソーシングビジネスをクライアントサイドにまで広げていこうという考えもある。パワーユーザの多い社内で効率的なクライアント統合に成功すれば、それを他業種に展開するのは難しい話ではないだろう。「社内の専門性の高い部署も使えるように、マスターをどう整備するかが鍵だと思っています」と田畑部長は顔をひきしめた。

達成目標

  • デスクトップPCの管理コスト削減
  • PC障害時の復旧作業の簡易化
  • 社内の情報セキュリティ強化

アプローチ

  • HPのクライアント統合ソリューションCCIを採用
  • ブレードPC40台、HP Compaq t5720 Thin Client 40台をパイロット導入
  • ワークグループ別にモニターユーザを設定し最適な構成検討
  • 将来的には全社的に導入

導入効果

  • クライアント管理の簡素化
    ハードウェア障害時も、ブレードPCやシンクライアントを交換するだけで、煩瑣なデータ復旧などの作業は不要。OS やソフトのアップデートやパッチ処理も一括で行える。
  • 管理工数減によるコスト削減
    人事異動の際のPCの移設や不具合対応といったサポート業務を低減。クライアント管理を一元的に行えるためサポート業務に費やしていたリソースコストを抑えることができる。
  • 社内機密データの管理強化
    データはすべてデータセンターに保管。端末としてのシンクライアントにはハードディスクがないため、データの保存 ・ 持ち出しができず、情報セキュリティが強化される。
  • 情報セキュリティ強化による顧客信頼度の向上
    情報漏えいの心配がないシンクライアントをシステム端末に用いることで、情報セキュリティに関する顧客の心配を払拭、信頼を得ることができる。

株式会社アイアイジェイテクノロジー

株式会社アイアイジェイテクノロジー

1996年11月設立の株式会社アイアイジェイテクノロジーは官公庁、大手金融機関などを中心にネットワークインフラのコンサルティング、アウトソーシング、インテグレーションを提供するプロフェッショナルサービス企業。親会社には国内インターネットビジネスの草分け、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)を擁し、その技術力と専門ノウハウを継承する。

大規模ECサイトの立上げなども手がけ、そのサービス実績は創業以来伸び続けている。従業員数は現在、約400名。その大半が高度な知識をもつエンジニアからなり、オンサイトで活躍するスタッフも多い。

同社のシステム管理と情報セキュリティを統括する田畑広志業務統括部部長(写真右)は今回、社内のクライアントPC管理の新規プラットフォームとしてHPのCCIを導入した。その実務にあたった同部の三浦博文氏(写真左)はこのプラットフォームに管理工数削減の大きな可能性を見る。将来的にはこのプラットフォーム構築で得たノウハウを自社のビジネスに取り込んでいく構想もあり、本格稼動後の成果に期待がかかる。

※本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。

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