2021.11.24

最新のインテル® Core™ プロセッサーを採用し、さらに機能が充実!HP Elite x2 G8
~ハイブリッドワークでどれだけ使える?編~

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2021年9月に発表された「HP Elite x2 G8」。HP法人ノートPCを代表するハイエンドモデルのEliteシリーズの中では2in1のジャンルに位置する製品だ。同モデルは今季、コロナ禍を受けて、世界的にビジネスへの取り組みが刷新されつつあるニューノーマル時代を見据えてスペックを一新。様々な点でパワーアップがなされている。今回は実際に同モデルを使ってハイブリッドワークを試してきたのでレビューをお届けしよう。

HP Elite x2 G8

コミュニケーションがなければ始まらない

働き方改革の準備中にコロナ禍によっていきなり本番を迎えたハイブリッドワーク。在宅ワークを中心に試行錯誤で始めた企業においても、これだけ長期間の実績を詰めばおのずと課題も明確になってくる。多くのビジネスマンや企業からのニーズを聞き、HPが出した答えのひとつが、今回レビューする「HP Elite x2 G8」になる。

あらゆる場所が仕事場となるハイブリッドワークの採用が進んでいる現在、多くの企業にとってコミュニケーション手段の中心はWeb会議だ。どのようなツールを使うとしても、最低限必要となるのがWebカメラとマイク、スピーカー、それにインターネットに繋がるためのPCだ。これらを個別に集めるのは面倒ではあるが、ノートPCの場合はすでにすべてが一体化されたデザインなので、そもそもWeb会議に向いている。しかし、気になるのはその品質だ。

HP Elite x2 G8では、本体のディスプレイ側と背面側に2基のWebカメラが搭載されている。Web会議では主にディスプレイ側のカメラを使うことになるが、こちらは1080p FHD品質の性能を持っており、高精細で発色の良い画質で相手に自分の表情を伝えることができる。

スピーカーはBang & Olufsen社がチューニングした内蔵ステレオスピーカーが搭載されており、クリアで広がりのある音質で相手の声を再現する。高品質なオーディオを開発しているブランドが手掛けた部分だけあって、Web会議ではもちろん、動画や音楽の視聴をさらに快適にしてくれるのもうれしいところだ。

そしてマイクだがトリプルマイクとなっており、実質的に全方位からの音を拾うことが可能。例えば、数名で同室しながらのWeb会議の場合、それぞれがノートPCを開いてツールを起ち上げているとハウリングが激しくなるケースがある。その場合でも、HP Elite x2 G8が一台あれば、背面や側面方向にいる人物が発する声も明瞭に受け取ることが可能となるのだ。

また、このマイクにはノイズキャンセル機能が備わっており、生活雑音を自動的にカットしてくれる。これは在宅ワークにおいて大きな武器となり、同居している人間やペットが出す雑音が相手には伝わりづらいというメリットをもたらしてくれる。集中した議論が必要なケースでは必須といえる機能となるだろう。

Web会議といえば、思ったよりもPCへの負荷が高いので、スペック的な安定感も必要だ。前回もお伝えしたように、HP Elite x2 G8では最新の第11世代インテル® Core™ プロセッサーを採用しているので、その点で心配はない。

インターネットへ繋がるための機能としてはWi-Fi6対応の無線LAN機能のほか、4G/LTE回線モジュール搭載モデルもあるので、場所を選ばず接続することができる。インターネット回線の品質はそれぞれだが、少なくともHP Elite x2 G8にはWeb会議を快適にする機能が十分に備わっていることは明らかだ。

自宅やサテライトオフィスを舞台としたWeb会議が日課になっている業種が増え続けている。場所を選ばず、快適なコミュニケーションがおこなえるデバイスへの要件は高まる一方だ

SIMは筐体を支えるキックスタンドの収納スペースに収まるようになっている

業務効率も生産性も向上

最近ではタブレットPCを業務の中で活かすケースが増えている。生産管理や在庫管理、POSなど、独特のデバイス形状が業務にマッチする例が意外と多かったことに改めて気づかされる。これは日常業務でも当てはまり、例えば営業職であっても、分厚いカタログを持ち歩く代わりにタブレットPCにデータをまとめ、現場ではその画面を指し示しながら商談するといった使い方もできる。まさに業務効率化や生産性向上へのヒントが詰まったデバイスなのだ。

とはいえ、ノートPCでこそ実現できる「入力」という作業も従来通り必要になる。その両者の特性を融合した2in1が人気なのも、こうした理由からだ。HP Elite x2 G8においては、いずれのケースでも高いパフォーマンスを発揮するようにデザインされている。

最新プロセッサーはもちろん、持ち歩きに苦労しないコラボレーションキーボード、一度に得られる情報量を飛躍的に伸ばしてくれる3:2比率のディスプレイ、タッチペン対応のタッチパネルなどはもちろん、Thunderbolt4対応のUSB Type-Cポートなど拡張性も高い。

これまで行っていた日常の業務はもちろん、アイデアや状況に合わせてノートPC、タブレットPCどちらのスタイルで使ってもユーザーのイメージ通りに使えるのは魅力だ。

また、ハイブリッドワーク中にこれらのパフォーマンスを安定して発揮できるようにするのがバッテリーだ。プロセッサーをはじめストレージや通信モジュールなどを効率化することで、HP Elite x2 G8はカタログスペックで約11時間(Mobilemark2018測定時)の連続稼働を実現している。

実際の状況は後述するが、電源を気にせず業務集中するには十分なスペックといえる。HP Elite x2 G8のバッテリーは急速充電が可能なタイプなので、残量が無くなっても約30分の充電で50%まで復旧する。前の日に充電するのを忘れてしまったようなケースでも、休憩時間に充電する程度でその日の残りの業務が続行できるのは非常に頼もしい。

サテライトオフィスやカフェなどはノートPCとして活用

拠点間や取引先へに移動に自動車を使う企業も増えている。狭い社内ではタブレットスタイルのほうが使いやすいHP Elite x2 G8なら、キーボードを外すだけで簡単にスタイルが変えられるので便利

HP Elite x2 G8を出張に連れていく

テレワークに最適な機能を備えたHP Elite x2 G8。在宅ワークで試用してみたが、ほとんどの作業でまったく問題なく業務がおこなえた。筆者はライターという職業柄、テキストを書くことがほとんどなので、その部分だけで言えばエディターとブラウザが使えればとりあえず仕事にはなる。

しかし実際には、写真撮影をして画像を加工したり、時には動画撮影および編集も依頼されたりもする。そのほか、挿入図の制作も依頼に含まれるケースもあるため、Adobe系のソフトウェアでの作業や、Officeツール群などを平行で使いながら業務を続けることのほうが多いのだ。いわゆるマルチタスクでの作業が日常的であるため、メモリ量やプロセッサーパワーはあるに越したことはない。

その点でいえばHP Elite x2 G8はほぼ完ぺきで、あえてこれ一台で作業をこなしてみても、いつも通りのペースで仕事を進めることができた。さすがに編集した動画のエンコードなどは、ハイエンドプロセッサーを搭載したデスクトップPCとは比較することは難しいが、それにかかる時間を計算して業務外でおこなうなどすれば十分対応できる。それを踏まえてもハイブリッドワーク時のパフォーマンスとしては、かなりのハイレベルであることが実感できた。

特に気に入ったのは3:2パネルだ。現在は2K、4Kの大画面ディスプレイを使っているが、少し前は16:10のディスプレイを好んで使っている時期があった。これはHP Elite x2 G8のコンセプトと同様、少しでも縦方向の情報が欲しくて導入していたのだが、ブラウジングや資料を見ながらの作業の際に得られる情報量が多くなるだけで、仕事のペースは確かによくなる。この感覚は実際にやってみないとなかなか伝わらないと思うので、みなさまもぜひ一度は体験していただきたい。

また、今回はたまたまタイミングが合ったので、出張先のビジネスホテルでのWeb会議でも試用してみた。結果はとても良好で、画質、音声ともにHP Elite x2 G8のスペックそのままにとてもスムーズに進行できた。シングルルームの狭いデスクでも、スリムデザインの筐体は収まりがよく、照明の位置さえ気にしておけば顔色も悪くない状態で会議に参加できた。

ビジネスホテルの狭い空間でも仕事がしやすい

椅子でくつろぎながら、膝上スタイルでメールを書いてみても快適だった

すべてにおいて、これ一台でハイブリッドワーク中の業務に幅広く対応できることが分かった。HP Elite x2 G8は、働く場所を選ばないこれからのニューノーマル時代に最適なパフォーマンスを提供してくれるPCのベストバイのひとつとなるだろう。多くのユーザーが感じているように、市場を見ると2in1製品の人気の高さが分かる。その中でもHP Elite x2 G8は十分な競争力を持った製品といえる。ハイブリッドワークでのメインマシンを探している方々は、ぜひHP Elite x2 G8を体感していただきたい。

PCのパフォーマンスとタブレットの
俊敏性を融合した2 in 1

HP Elite x2 G8

タブレット部分とキーボード部分が取り外し可能なデタッチャブル式の2in1。薄型で重さ820g※、キーボードとセットでも約1175g※の軽さと堅牢性のバランスを両立。第11世代インテル® Core™ プセッサー搭載し、多様なビジネス向け機能のほか、内蔵プライバシーディスプレイ、コラボレーションを促進する全方位マイクなど、あなたのビジネスを加速させます。

※最軽量時の質量です。質量は構成によって異なります

  • Windows 10 Pro(64bit)
  • 第11世代 インテル® Core™ i3 / i5 / i7 CPU
  • オンボード8GB / 16GB LPDDR4x-4266 SDRAM
  • 256GB / 512 GB SSD ストレージ
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