多くの企業がモビリティへの投資を加速し、働く人は様々な場所で、これまでよりも多くの他者と関わるようになっています。働き方が大きく変化している状況で、PCには性能と軽さ、品質と持続可能性、さらには仕事と生活の調和の実現が求められるようになってきました。「HP Elite Dragonfly」は、働き方を変えて軽やかに仕事をし、パフォーマンスを高めながら仕事も生活も楽しくしよう――というコンセプトのもと生まれたビジネス用コンバーチブルPCです。
Dragonflyとは、昆虫のトンボのことです。トンボは軽量で俊敏性に富み、進化により最初に羽根を持った昆虫の一種と考えられています。 新しい環境に誰もよりも早く順応し、新しい時代の先頭を行く進化を遂げたことから進化の象徴として、捉えられています。日本においては、前に進んで後に下がらないことから不退転の精神を表す〝勝虫〟として、戦国武将が鎧などの武具にあしらうなど、縁起物として扱われています。
「すべてを軽くする」というキャッチフレーズのもと登場したHP Elite Dragonflyのボディは、従来のアルミニウムより軽いマグネシウムを採用し軽量化を実現。細部の作成も可能な精密CNCマグネシウムによって 耐久性を損なうことなく、非常に軽量なまったく新しいシャーシを制作しました。このことにより、従来よりも32%の軽量化を実現しています。
従来機種との各パーツ部分の重量比較では、ディスプレイ裏側のカバー面が22%、キーボード面が32%、キーボード自体は26%、そしてガラス素材を採用したクリックパッドは37%の軽量化を実現しています。
軽くするといっても、バッテリー容量が犠牲になることはありません。2セル(38W)タイプのバッテリーの駆動時間は16.5時間、4セル(56.2Wh)の場合は 24.5時間となっています。なお、2セルバッテリー搭載モデルの重量は999g、4セル搭載モデルの場合は1.13kgとなっており、さほど重量が変わらないことから、より長時間持ち歩きたい場合は4セルバッテリーを選ぶといいでしょう。
また、いずれのバッテリーも、65W ACアダプターを使った「HP Fast Charge」により、およそ30分の充電でバッテリー容量の50%の駆動時間を確保できるようになっています。2セルモデルなら約8時間、4セルなら12時間です。出かける前や、空港ラウンジなどで30分だけでも充電すれば、1日の業務時間程度は利用可能となっています。
HP Elite Dragonflyのカラーは、光沢感がある藍色の「ドラゴンフライブルー」。ブルーは性別や地域を問わず、自信や個性を表す洗練されたカラーとされ、藍色は2020東京オリンピック・パラリンピックのテーマカラーにも採用されており、多くの日本人にとって親しみのある色です。撥油性コーティングを行っており、表面の油やをはじくことができるので簡単に指紋や汚れをふき取ることができます。
モバイルPCの天板(モニター裏面)のボディ上部には、通信のためのアンテナカバーがつけられており、樹脂素材のアンテナが目立つデザインのものも多く見受けられます。しかし、HP Elite Dragonflyは筐体設計の見直しによりアンテナの線がなくなり、すっきりしたデザインを実現しています。
また昨今のPC業界には、デザインや性能面だけでなく、環境へのインパクトをより軽減するため、新しく素材を発掘したりせずに製造していくというトレンドがあります。HP Elite Dragonflyも70%がリサイクル可能な素材を採用し、接着剤には海に流しても問題ないオーシャンプラスチックボンドが使われています。
HP Elite Dragonflyのモニター面は、フルHD 13.3インチ液晶タッチディスプレイを装備しながらベゼルをカットすることで85.8% の画面比率を実現しています。従来機種であり、画面比率83%の「HP EliteBook x360 1030 G3」と比較すると、上部のベゼルを42%、左右は14%も細くなっています。
HP Elite Dragonflyが搭載可能な液晶には複数のバリエーションがあります。ペン入力にも対応していますので、クリエイティブな用途向けにも活用できるでしょう。
常に持ち歩いて利用することを想定して造られたHP Elite Dragonflyは、軽量化や洗練されたデザイン面だけでなく、堅牢性も兼ね備えています。HPの大口顧客のひとつにアメリカ国防総省があります。このため、米軍の調達基準である耐衝撃や高温、低温、防塵といった19項目もの厳しいテストをおこなう「MIL-STD 810G」という規格に準拠しています。たとえば、天面からの加圧試験では500kgをクリアしています。東京の満員電車で最も混雑しているときにかかる圧力が200kgとされていますので、持ち運び時も安心です。
米軍の調達基準だけでなく、HP内部においても12万時間も費やした試験を行っています。コンバーチブルPCでは、繰り返し使われるヒンジ部分が重要となりますが、180度までのヒンジ部分の開閉試験を2万5000回、360度の開閉は2万回行われています。ほかにも、キーボード部分に液体をこぼして10分放置したあと、基盤部分に染み込まないかや、一般的なデスクの高さ(76cm程度)から26方向に落としても壊れないなどのテスト結果を得ています。
オフィスの外に持ち出すPCには、丈夫さに加え、セキュリティ面での配慮も必須となります。HP Elite Dragonflyでは、ボタンを押すだけで左右45度からの覗き見を防止する、内蔵型プライバシースクリーン機能をもつ液晶を選択可能です。新幹線の車内やカフェであっても、覗き見られる心配がなく、機密性のある文書を参照できるでしょう。
また、プライバシーを気にしてWebカメラに付箋やシールを貼ったりする方も多いのではないかと思います。HP Elite Dragonflyのカメラ部分には物理的なシャッターが付いていますので、不用意な情報流出を防げます。ほかにも、利用者以外の人が起動できないよう、指紋認証や顔認証といった生体認証にも対応しています。
オフィスの外に持ち出すPCには、丈夫さに加え、セキュリティ面での配慮も必須となります。HP Elite Dragonflyは、ビジュアルハッキング、すなわち、PCを使っているところをのぞき見されて、データや業務機密などを盗まれる行為を抑止するための内蔵型プライバシースクリーン機能を搭載したモデルの選択が可能です。のぞき見による機密情報の漏えいを防止し、簡単なボタン操作でプライバシー機能を有効および無効にできます。機密情報を守るために別途外付けのプライバシースクリーンを購入する必要もありません。
チームのメンバー同士が離れた場所にいても、遠隔会議によってシームレスに機能して生産性を高められるコラボレーション面にも配慮されています。たとえば、360°全方位からの音を伝えられるよう、背面と全面にマイクが装備されています。6名ほどが同席できる部屋であれば、PCの周りに集まることで、追加のマイクなしで会議可能です。また外部のノイズをキャンセルするソフトウェアもついているので、たとえば周りが騒がしいカフェなどで会議に参加しなければならないときでも、クリアな音声で伝えることができます。
ノイズという面では、キーボードでのタイピング音にも配慮がされています。従来機種よりも、20 dB ノイズを低減しているため、会議中にキーボード操作が必要なときでもタイプ音が気になりません。
サウンドの出力面では、デンマークBANG&OLFSEN 監修のアンプにより、ビジネス用PCとしてはかなりクリアな音声の再生を実現しています。
モバイル向けのPCとはいえ、オフィスや自宅でさまざまな機器に接続できるよう、各種インターフェースを備えています。Thunderbolt™ 3 USB-Cは2ポートあり、従来型のUSB 3.1ポートもあります。通信面では、高解像度のビデオ会議にも耐えられ、従来の約3倍のデータ量を扱えるWi-Fi 6 (802.11ax18)にも対応、4G LTE通信が可能なNano SIM スロットもあります。
洗練されたデザインと軽量でコンパクトなボディに加え、長時間駆動をサポートするバッテリーを持つHP Elite Dragonfly。高い堅牢性とセキュリティ性能に加え、コラボレーションを支援するサウンド機能により、いつでもどこでも軽やかに持ち運び、高い生産性もたらす実力を備えています。
常に外に持ち歩いて取引先や顧客に画面を見せたりする営業職の方や、さまざまな拠点のスタッフや顧客と関わる管理職の方、創造のための刺激を求めるクリエイティブ職の方など、社外で安心して軽やかに業務を遂行したい、すべてのビジネスパーソンにおすすめのPCです。
重量999グラム、薄さ16.1mm、削り出しのマグネシウムボディの軽量ビジネスPC。
多彩なセキュリティ機能に加え、覗き見を防止する内臓型プライバシースクリーン、物理シャッターを備えたカメラ、コラボレーションを促進する全方位をカバーのマイクなど、ビジネスに必要なすべてをエレガントなボディーに備えました。
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
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プロセッサー | インテル® Core™ i5 |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | インテル® UHD グラフィックス 620 |
ストレージ | 128GB / 256GB SSD |