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株式会社キンキ - HP PageWide XL プリンター

大判印刷の短納期ニーズを逃さない高生産対応モデル
「HP PageWide XL Pro 5200 MFP(広幅複合機)」の導入で課題を解決

株式会社キンキ 外観

“これまで外注せざるを得なかった案件も自社で受けることができるのでお客様にサービスが短納期でご提供できていますし、利益も上がっています。”

株式会社キンキ
〒599-8272 大阪府堺市中区深井中町1056-45
ウェブサイト:
https://www.kinki-net.com/

印刷業者である限り、短納期案件に対する備えは必須だ。大判印刷にも当然その流れはあり、自社の大判プリンターの品質と速度の兼ね合いに悩んでいる企業も多いだろう。HPの大判プリンターには豊富なポートフォリオがあり、品質重視、印刷速度優先、素材対応力重視等の違いによって最適なモデルを選ぶことが可能だ。今回は高速印刷対応の高生産機 HP PageWide XL Pro 5200 MFPを導入することで課題を解決した株式会社キンキに話を伺ったので紹介しよう。

導入されたHP PageWide XL Pro 5200 MFP

株式会社キンキ 内観

HPプリンターを選んだ理由

  • 短納期に対応する高速印刷が可能な高生産機であること。
  • 従来の大判高速印刷機をモノクロ専用モデルからフルカラー対応モデルへグレードアップ。
  • 協力企業と機種を揃えることで企業間サポートの強化が期待できる。

HPプリンターで解決できたこと

  • 期待どおりの高速印刷で、短納期の案件も全て対応できるようになった。
  • 豊富な機能で印刷サービスの幅が広がり、さらなるビジネスの発掘が可能になった。
  • オペレーションの生産性が向上し、印刷ミスの削減や業務効率化、生産性向上を実現できた。

大判図面印刷の短納期ニーズに応えるために

ドキュメントサービス業(複写業)として1965年の創業以来、大判プリント、一般商業印刷、製本、スキャニング、看板印刷・施工など、顧客の多種多様なニーズに応えるために幅広い業務領域をカバーしてきた株式会社キンキ(以降、キンキ)。同社は顧客に対して真摯に向き合い、顧客の課題解決と満足度向上を使命として活動を続けている。「お客様の要望をかなえるために、あらゆる方法を検討し、最適な提案はなにかと常に考えています。たとえ自社ではできないような案件でも協力企業を探したり募ったり、当社にお声をかけてくださったお客様にどのような形であってもお役に立てるよう努めています」と宮本氏。

印刷のプロフェッショナルとして安心感のある社風から幅広い業種の顧客を持つキンキは、2024年6月に大判プリンターを新たに導入した。「以前は、大判高速印刷機はモノクロ専用モデルしか保有していませんでした。大判カラー印刷は汎用インクジェット機を用いていたため、印刷速度はそれほど早くはありません。よって大量の大判カラー印刷を短納期で仕上げるというニーズに対して課題がありました」と語る。

これまでも大量の大判カラー印刷の依頼はあったものの、それに応えられる印刷機がなかったので、外注に依頼するなどの方法で対応していたのだという。「そのたびに残念な思いをしていました。ちょうどモノクロ大判高速印刷機の保守が終了するという時期だったので、この機会に大判カラー印刷にも高生産機を導入することに決めたのです」と宮本氏。キンキがこのとき採用を決めたのが「HP PageWide XL Pro 5200 MFP」だった。

圧倒的印刷スピードで期待に応えるHP PageWide XL Proプリンター

HP PageWide XL Pro 5200 MFPは1分間にA1サイズを最大20枚プリントできる高速印刷が特長の大判プリンターだ。 モノクロ図面とカラー図面が混在したデータも連続でプリントできるほか、最大10㎜厚までのボードや段ボール、厚紙カット紙に直接印刷することも可能。大容量1Lインクカートリッジにより、安定した生産能力とランニングコストの削減も期待できるモデルとなっている。

宮本氏は「HP PageWide XL プリンターに関しては、近所にある同業の協力会社が所有していたのでよく知っていました。その新製品が出たというのをHPのWebサイトで確認し、私たちの事業にぴったりのモデルだと思いました。特に厚手のボードなどにも販促やプレゼンテーションなどを直接印刷でき、提供できる印刷サービスの幅が広がりビジネス拡大につながるイメージもありました」と当時の期待を語った。

また導入決定には協力会社の存在が欠かせなかったという。「導入にあたっては前述の同業の協力会社に相談に乗っていただきました。使い勝手などの現場の情報をくわしく教えてくださったうえ、メンテナンスなどでサポートし合うことをお約束いただいたので、安心して導入を決めることができました。頼りになり助け合える同業者が近くにいるというのは大きな幸運でした。本当にお世話になりました」と宮本氏は述懐する。

頼りになるサポートと 基本性能・コスト競争力の高さ

“コピーでの色再現性が高く、色に非常に厳しいお客様が
見ても納得してくださる品質であることが分かりました。
色にこだわる方に安心してご案内できるのも強みです。”

2024年6月、予定通りキンキへ導入されたHP PageWide XL Pro 5200 MFP。宮本氏は「導入当初に一部の印刷物の紙端で不具合が起こりました。後工程で糊付けや断裁をする部分だったので大きな問題にはなりませんでしたが、HPからは『必ず直します』と力強いお返事をいただき安心できました。新発売の機種であったため多少時間はかかりましたがしっかり直していただいたので、今では順調に使えています」と導入当時を振り返る。

運用が始まり、実際に業務を続ける中でのHP PageWide XL Pro 5200 MFPの印象はどのようなものだったのだろう。「なにより期待通りの印刷の早さがうれしかったです。この課題解決のために本機を導入したので満足しています。これまで外注せざるを得なかった案件も自社で受けることができるのでお客様にサービスが短納期でご提供できていますし、利益も上がっています」と当初の課題が無事に解決できたとのことだった。

また「スキャン対応モデルを選びましたが、コピーでの色再現性が高く、色に非常に厳しいお客様が見ても納得してくださる品質であることが分かりました。色にこだわる方に安心してご案内できるのも強みです」とも。

“直感的な操作感とプレビューの見やすさで
どのように印刷されるのかがイメージしやすく、未然にミスを防ぐことができます。”

続けて氏は「印刷をするうえで思いがけなく良かったのは、プリンターの操作性に関わるプリントソフトウェアの品質です。直感的な操作感とプレビューの見やすさで、どのように印刷されるのかがイメージしやすく、未然にミスを防ぐことができます。HP PageWide XL Pro 5200 MFPのオペレーションをする社員からもとても評判がよいです」と喜ぶ。

キンキが使っているプリントソフトウェアは「HP SmartStream」だ。HP SmartStreamは用紙サイズやカラー、モノクロなどの対応を自動検出できるほか、印刷に使用した各種設定をプリセットとして保存することで印刷工程をシンプル化するなど、プロフェッショナルが必要とするより高度な印刷機能を利用することができる(有償)。このプリントソフトウェアを使うことでさらなる業務効率化や生産性向上、少人数での大量タスクへの対応も期待できるため、積極的に利用するエンドユーザーは非常に多く、キンキにおいてもさっそく使いこなしているソリューションとなる。

HP Smartstreamの詳細はこちら

“HP PageWide XLPro 5200 MFPでは使用したカラーインクの量だけで
コストを計算することができるため、原価計算に大きな差が出ます。
そのぶん、お客様に魅力的な価格をご提案することができ、
喜んでいただいています。”

さらに特筆するべき点として挙げたのは、印刷コストに関してHP PageWide XL Pro 5200 MFPならではの原価計算と価格設定ができ、顧客に対して大きなコストメリットを提供できるようになったことだという。「一般的にトナー型の大判プリンターは1枚単位のカウンター方式で印刷コストを算出します。モノクロ印刷はモノクロカウントで、カラー印刷は割高のカラーカウントでの金額になります。ところがHP PageWide XL Pro 5200 MFPの場合はインクの消費量だけで印刷コストを計算します。例えば、大きな図面に小さく赤字の注釈が書かれている場合に、トナー型プリンターはカラー1枚と計算するのに対して、HP PageWide XL Pro 5200 MFPでは使用したカラーインクの量だけでコストを計算することができるため、原価計算に大きな差が出ます。そのぶん、お客様に魅力的な価格をご提案することができ、喜んでいただいています」と氏は語る。

大判図面印刷だけではない可能性を持つプリンター

HP PageWide XL Pro 5200 MFPの導入によって課題を解決し、さらなるビジネスの拡大を目指しているキンキ。宮本氏は「当初の狙いだった品質と速度は達成できたので、次は新しい機能を活かしたサービスのご提案が課題です。用紙や素材の対応力もあり、サービス開発にも十分な手応えを感じています」と展望を語る。

キンキにとってHP PageWide XL Pro 5200 MFPの当初の位置付けは「大判図面印刷で中核を担うプリンター」であったが、氏は続ける。「『各種大判印刷用途に対して、高速・安価なソリューションを提供するプリンター』という側面があることを、今後はお客様にPRしていきたいですね」。HPはこれからもキンキのビジネス拡大を支えるべく、サポートを続けていく。

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対象プリンター

HP PageWide XL Pro 5200 MFP

HP PageWide XL Pro 5200 MFP(広幅複合機)

モノクロ/カラープリントで高い生産性を誇る大判複合機により、スキャン、コピー、プリントの作業を簡素化します。

画期的なプリントスピードでGISマップや図面、POP、簡易ポスターの新たな品質基準を打ち立てます。

HP PageWide XL Pro 5200 MFPの詳細はこちら