コロナ禍を経て定着した ハイブリッドワークは、今後も続くと考えられています。「柔軟な働き方」という新しい文化が、ウェルビーイングの向上やイノベーションの新たな機会を生み出しているからです。この新しい自由と引き換えに、ITおよびセキュリティチームに新たな優先事項が生まれています。仕事をする場所の境界が曖昧になったことで、企業のセキュリティ確保はより複雑になり、PCやプリンターなどのエンドポイント、つまり攻撃の起点のセキュリティ対策に注力する必要が高まっているからです。
これらの実態を明らかにするために、HPは2022年7月から8月にかけて5つの市場(米国、英国、フランス、ドイツ、日本)において、ハイブリッド組織*のITリーダーやセキュリティリーダーを対象に調査を行いました。調査は、セキュリティに特化した組織を持たずIT部門がセキュリティ対策を行っている従業員規模100~2,499人の組織と、セキュリティに特化した組織を持つ従業員規模2,500名以上の組織に対して実施し、それぞれの組織に対して調査結果と提言をレポートの形式でまとめています。いずれのレポートでも、エンドポイントデバイスに起因する脅威が、ハイブリッドワークにおける懸念点として最も多く挙げられていました。レポートでは、ハイブリッドワークの導入状況、セキュリティ投資に対する提言、それぞれの組織が既に導入しているツールやテクノロジーと今後導入予定のツールやテクノロジーなどについても議論しています。
*ハイブリッド組織とは、オフィスで働く従業員、リモートで働く従業員、あるいはその両方が混在するさまざまな従業員を持つ組織と定義しています。
Author : 日本HP