掲載日:2021/11/25

 ディスプレイ一体型のオールインワンWindows PCとして、すべての機能をスタイリッシュなボディに集約、さらに、Webカメラやデュアルマイク一体型のユニットを必要に応じてポップアップさせることで、オンライン会議に最適なコミュニケーションデバイスとして活用できます。耐久性、堅牢性、セキュリティ、パフォーマンス、拡張性、管理性、メンテナンス性等、あらゆる性能において優れた機能を提供するシリーズです。

 オールインワンという名前から想像できるように、PCの稼働に必要な要素がすべて筐体内に格納されています。電源アダプターも必要ありません。ケーブル1本を壁のコンセントに接続してAC電源を供給するだけです。雑然とした状態になりがちな本体裏もすっきりとさせることができ、本体の背面が、常に人の目に触れるような設置環境でも美観を損ねることはありません。

デザイン

フォームファクタ

 液晶ディスプレイ一体型オールインワン。電源ユニット、高品位スピーカー、ポップアップ対応カメラなど、現代のPCに求められるあらゆる要素を一体型ボディに集約しています。接続するのは電源ケーブル1本だけ。スイッチをオンにするだけで起動します。

 

カラー

シルバー

 

サイズ

幅: 539.72mm

奥行き: 236.98mm

厚み(高さ): 411.14mm(最小)~541.14mm(最大) (スタンド部含む・画面直立状態)

重量: 約9.28 kg

 

ディスプレイ

サイズ: 23.8inch

種類: IPS 液晶パネル

解像度: 1,920x1,080(60Hz)

縦横比: 16:9

表面処理: 非光沢

明るさ: 250nits

視野角: 178度(水平、垂直)

角度調整: 可能

>> チルト角、スイーベル範囲、高さ調整、ピボット回転対応 上下-5度、+18度、左右90度、高さ130mm

離席センサー: あり(HP PRESENCE AWARE)

>> 離席時に自動的にロック(Walk-away lock): デバイスの前から離れると、画面を暗くしたりロックしたりすることができます。

離席戻り時に自動的にウェイクアップ(Wake-on presence): デバイスの前に戻ったことを検知してシステムを立ち上げ、Windows Hello(顔認証)によるハンズフリー認証で作業をすぐ再開できます。

 

その他機能: ブルーライト低減機能HP Eye Ease

>> TÜV認定のブルーライト低減機能HP Eye Easeにより、目への負担軽減に貢献します。

 

■関連コンテンツ
・デモ動画:低ブルーライトパネル」- ディスプレイを長時間凝視しても、目の疲れを最小限に抑える低ブルーライトパネル

プラットフォーム

プロセッサー

ファミリー: 第11世代 Intel® Core™ プロセッサー・ファミリー

 

インテル® Core™ i5-11500 プロセッサー(6コア/12スレッド/キャッシュ12MB/2.70 GHz-最大4.60GHz)

 

インテル® Core™ i5-11600 プロセッサー(6コア/12スレッド/キャッシュ12MB/2.80 GHz-最大4.80GHz)

インテル® Core™ i7-11700 プロセッサー(8コア/16スレッド/キャッシュ16MB/2.50 GHz-最大4.90GHz)

 

 インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーの最新版が第11世代として、PC新製品への搭載が始まっています。

 Core™ i5、Core™ i7では、インテル® Iris® Xe 高性能グラフィックスを搭載、薄型軽量ノートPC 向けの世界最高クラスのプロセッサーとして、ビジネスにおける幅広い用途に最適のプロセッサーだといえるでしょう。

 グラフィックスリソースは、Microsoft TeamsやZoomといったオンライン会議用アプリでも活用されます。多人数での会議や、背景との合成などは、高いグラフィックス性能を要求します。豊かなコミュニケーションのためにも高性能グラフィックスの搭載は大歓迎です。

 CPU アーキテクチャーの改良により、第11世代インテル® Core™ プロセッサーでは、アプリケーションの処理性能は約2割向上、グラフィックス性能も、インテル® Iris® Xe グラフィックスによって2倍近くになりました。AI 機能にいたっては8倍の性能です。これらを最大限に駆使して最新のPCは稼働します。

 

 さらに、ハードウェアによるセキュリティ強化や内蔵された Thunderbolt™ 4、PCIe Gen 4 インターフェース、そして、統合インテル® Wi Fi 6 Gig+などが統合され、モダンなPCに求められるあらゆる要素がオールインワンで提供されます

 

インテル® vPro® プラットフォーム:  対応

>> インテル® vPro® プラットフォームはビジネスコンピューティング向けに開発された一連のハードウェア、テクノロジーを集約したプラットフォームです。具体的には、インテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジー(インテル® AMT)、インテル® vPro® 対応プロセッサー、EMA、インテルネットワークコントローラで構成されています。

 

 これらのハードウェアによって、リモート電源制御、ハードウェアアラームクロック、ハードウェアKVM、ブートリダイレクト、ファイアウォール越しのサポート、クラウドベースの管理性、無人システム制御、アップグレード管理などを実現します。

 

 コロナ禍によって企業・組織では、ハイブリッドワークが一般化し、オフィスで使われていたPCは、あらゆる場所で活用されています。分散化されたパソコンには、管理・運用面やセキュリティの問題が新たに発生するようになりました。

 在宅勤務で使われているPCはオフィスに置かれている場合とは異なり、IT部門によるメンテナンスやサポートが簡単ではありません。たとえば、PCは常に電源がオンの状態であるとは限りませんので、最新のソフトウェアやドライバーの更新を一斉に行いたいケースは全従業員に作業を依頼する必要があります。また、OS起動時は遠隔から問題解決できるツールもありますが、場合によってはBIOSやUEFIの再設定を求められる場合もあります。一般に販売されている多くのソリューションは、こうしたシーンでは対応できません。仮にWake on LANを利用して外部からPCの電源を入れることができたとしても、セキュリティ強化のためにBIOSパスワードを設定している場合には、入力する方法がありません。

 

 第11 世代インテル® vPro® プラットフォームの根幹となるのが、インテル® ハードウェア・シールドです。新しく加わったインテル® コントロールフロー・エンフォースメント・テクノロジーは、ソフトウェア単体によるソリューションでは防御できなかった様々なクラスの攻撃の阻止に貢献する画期的なテクノロジーです。

 

 さらに、インテル® スレット・ディテクション・テクノロジーは、ランサムウェアやクリプトマイニングの攻撃遮断を支援する、業界初の半導体レベルで実装されたAI 脅威検出機能です。

 こうしたアドバンテージを提供しているのはインテルだけで、世界で最も包括的なハードウェアベースのセキュリティを企業や組織に提供します。

 HPでは、オフィスで使われる一般的なPCにとどまらず、幅広い製品でインテル® vPro® プラットフォームに対応しています。具体的には、会議室に設置されるWeb会議専用PCやデジタルサイネージ端末としても活用可能なPOSシステムなどをラインアップしています。それらの端末の設置場所には、必ずしも近くに管理者がいるとは限らないため、遠隔からの管理・運用によって省人化していくニーズがますます高くなっていくでしょう。

 

ハードウェアアラームクロック

>> あらかじめ設定した時刻に指定したタスクを開始、ウィルス定義の更新やアプリのパッチ適用などを自動的に実行します。

 

ハードウェアKVM

>> トラブルでダウンしてしまっているなど、電源の状態やOSの動作状況に関わらず、遠隔地からハードウェアKVM(キーボード、ビデオ、マウス)と同様に、画面をモニターしながら遠隔にあるPCの管理操作ができます。OS稼働時にリモート操作できる一般的なソフトウェアKVMツールよりもはるかに柔軟性の高い運用が可能です。

 

ブートリダイレクト

>> 遠隔地の起動ドライブ、ディスク、USBメディア等を使ったシステムの起動。

 

インテル® vPro® に非対応のPCの管理

>> インテル® EMAを使えば、インテル® vPro® 対応PCと非対応PCを共存させての管理が可能です。ただし、インテル® vPro® 対応PCと比較すると、遠隔でできる操作範囲は限定的となります。 ※機能比較表

インテル® vPro® プラットフォーム対応PC

 

セキュリティ管理、生体認証

TPM: 2.0準拠

指紋認証: あり(ディスプレイ底部)

顔認証: あり(Windows Hello対応)

MULTI-FACTOR AUTHENTIFICATION>> 標準搭載の指紋認証リーダーや、Windows HelloによるIR顔認証など、複数の認証要素を利用することで、データのセキュリティを強化することができます。

 

メモリ

容量: 4GB(4GB×1) / 8GB(8GB×1) / 16GB(8GB×2) / 32GB(16GB×2) (最⼤64GB)

着脱の可否: 可(空きメモリソケットに依存)

増設の可否: 可(空きメモリソケットに依存)

メモリ規格: PC4-25600 (DDR4-3200) DDR4 SDRAM(260 ピンDIMM) 2 SODIMM ソケット(1 ソケット / 2 ソケット占有済み) 

 

ストレージ

SSD1: 256GB(TLC)/512GB(TLC)/1TB(TLC)/Intel®Optane™

メモリH10 16GB+256GB SSD

SSD2: なし/256GB(TLC)/512GB(TLC)/1TB(TLC)

M.2: 対応 規格: PCIe x1 2230/2280(for WLAN)×1 、M.2 PCIe x4 2280 (for storage)×2

NVMe: PCIe NVMe

 

インテル® Optane™ : H10 with SSD (16GB+256GB)

>> M.2ストレージスロットにオプションのインテル® Optane™ メモリを追加することで、メインストレージのHDDを高速化することができます。インテル® Optane™ メモリ は、使用頻度の高いアプリやデータを扱うときのレスポンスをスピードアップし、作業効率を高めます。H10 with SSD (16GB+256GB)は、高速低遅延キャッシュメモリであるインテル® Optane™ メモリ とSSDをひとつの基板に実装しています。

インテル® Optane™ メモリ

 

■関連コンテンツ
・デモ動画:インテル® Optane™ メモリ H10 with SSD(オプション)」-アプリ起動時の立ち上がりも早く、重いアプリでも圧倒的に効率的に仕事ができます。

 

メディアカードリーダー: なし/ SD メディアカードリーダーライター

 

グラフィックス

チップセット: インテル® UHD グラフィックス 750

 

インターフェース

USBポートType-A: ×2(背面) 規格: USB3.2 Gen1×2、×3( 側⾯1、背⾯2) 規格: USB3.2 Gen2

 

USBポート Type-C: ×2(側⾯1、背⾯1 (チャージングポート)) 規格: USB3.2 Gen2(Display Port alt mode 対応)

 

外部ディスプレイ出力ポート: DisplayPort™1.4×1

外部ディスプレイ入力ポート: HDMI×1

>>この端子にノートPCなどを接続することで、ノートPCの拡張ディスプレイとして利用することもできます。ビデオレコーダーなどを接続すれば、必要なときにテレビにも早変わりします。

 

■関連コンテンツ
・デモ動画:HDMI in」- 本体に入力用のHDMI端子を装備、ノートパソコンなどを接続することで拡張ディスプレイとして利用

マイク、イヤフォンコンボジャック: あり

有線LANポート: Intel® I219-LM 1 ギガビット ネットワーク コネクション

 

MACアドレスパススルー対応

>> システム固有のMACアドレス情報を、USB等で外部に接続された別のネットワークコントローラーのMACアドレスにオーバーライドする機能です。USB等で接続された外部機器のコントローラーにかかわらず、システム固有のMACアドレスが使われ、さまざまなシステム管理アプリケーションから個々の機器を認識できるようになります。

 

Wake On LANについて

>> Wake On LANはマジックパケットを送信してLAN内のPCの電源をオンする機能です。一般に、マジックパケットはルーターを越えませんから、同じネットワークサブネット上で使用する必要があります。またインテル® vPro® プラットフォームでインテル® EMAを利用すれば、完全に電源が切れた状態のPCを有線LAN接続だけでなく、Wi-Fi接続においても起動させることができます。さらにインターネットを経由してルーターを越える場合でも利用が可能となります。在宅勤務やテレワーク等で企業内PCが分散した状態が恒常化している中でも、強力な管理機能を実現できます。メモリカードスロット:

 

電源ポート: 90 - 264V

拡張スロット: ×1 M.2 PCIe x1 2230/2280(for WLAN)、×2 M.2 PCIe x4 2280 (for storage)

 

 

電源

電源ユニット: 210W 80PLUS Platinum 認証電源ユニット( 電源変換効率92% 以上)

 

 

入力(HID※) ※ヒューマン インターフェース デバイス

キーボード

なし/USB 320Kキーボード(⽇本語)/USB 320Kキーボード(英語)

 

ポインティングデバイス

マウス: なし / USB 320M 光学マウス/USB 128 レーザーマウス

 

 

ワイヤレス

Wi-Fi

モジュール: なし / Intel® WiFi6 AX201 ax 2x2 +BT5 (インテル® vPro® 対応)

アンテナ数: 送信2、受信2

>> Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)は、Wi-Fi5(IEEE802.11ac)に対して、理論上約3倍のスピードでのデータ転送が可能です。多くのデバイスと同時に通信するためのテクノロジーや省電力への配慮により、混雑に左右されず、つながりにくさとは無縁で、バッテリへの負担を最小限に抑えたインターネット接続をかなえます(Wi-Fi6の機能を活かすにはアクセスポイントもWi-Fi6に対応している必要があります)。

 

その他通信

Bluetooth: Bluetooth® 5

 

■関連コンテンツ
・デモ動画:Wi-fi6搭載」- 8.2.11ax準拠のWi-Fi 6対応。前世代のWi-Fi 5に対して理論上約3倍のスピードでデータ転送。混雑にも左右されにくい快適なインターネット接続ができます。


その他

消毒モード

HP Easy Clean

>> 電源を切らずに、ボタン操作ひとつでタッチディスプレイ、キーボード、クリックパッドなどをロックして、本体のあらゆるところをきれいに掃除できます。家庭用のクリーナーシートで約1,000回のふき取り・消毒に耐えられるよう設計されています。

 クリーニングのさいに電源をOFF にしたりする必要がありません。タスクバーに常駐しているアイコンをクリックするだけでデバイスをロック、タッチディスプレイ、キーボード、クリックパッドなどが無効化されるためクリーナーシートなどを使用してデバイスを清掃・消毒できます。清掃・消毒が終わったらShift+Alt+Lで解除。または、設定した時間が経過すると自動的に消毒モードは終了します。

 

キーボードの消毒も、誤動作を心配する必要がないので安心してキレイにできます。

 

■関連コンテンツ
・デモ動画:HP Easy Clean」- 電源を切らずにキーボード、マウスなどをロック、クリーナーシートなどを使用してデバイスを清掃・消毒できます。

離席検知

HP Presence Aware (カスタマイズオプションのIR対応Webカメラが必要です)

>> 近接センサーがユーザーの存在を検出・認識し、PCから離れた場合はデバイスを自動でロック、近づいた場合は、Windows Helloがロックを解除、瞬時に元の状態に復帰します。ロックの解除にパスワードを入力する必要がなく、また、PCから離れたときに端末のロックを忘れても安心です。

 

カメラ

インカメラ: なし/あり

解像度: 5メガピクセル

IRカメラ: 搭載(Windows Hello対応)

>> ポップアップ方式で、必要がない場合には、軽く押し込むだけで本体上部に格納しておくことができるようになっています。プライバシーを気にする場合にも安心です。カメラを使いたいときは、軽くプッシュするだけで、レンズが顔を出します。

 

■関連コンテンツ
・デモ動画:ポップアップWebcam(IR対応・5メガピクセル)」- スクリーン上部に5メガピクセルIRセンサー付きWebカメラ(マイク内蔵)を装備、Web会議のために外付けのカメラやマイクを用意する必要はありません。

オーディオ

スピーカー: Realtek ALC3274 、内蔵スピーカー

マイク: あり

>> Webカメラ上部に設置されたデュアルマイクは360°全方位、周囲4mの音を効率よく取り込めて周りの音声を正確に届けます。また、ポップアップでカメラ機能のON/OFFができるので、急なWeb会議でもプライバシーを確保できます

 

Audio by Bang & Olufsen

 

AIベースノイズキャンセリング>> 双方向のノイズをフィルタリングAIベースの高度なノイズリダクションにより、周囲の雑音をフィルタリングし、電話会議をより快適にします。

 

■関連コンテンツ
・デモ動画:ノイズキャンセリング」- 周囲の雑音を自動で除去し、TeamsやZoomなどのオンラインWeb会議中にクリアな声を相手に届けます。

HPダイナミックボイスレベリング>> 快適な通話をサポート。音声のボリュームを自動的に調整することで、マイクから近くても前に出ても後ろに下がっても一定の音量を保ちます。

 

 

ソフトウェア

サポート、管理、ユーティリティ: HP Quick Drop 、HP Easy Clean 、HPノイズキャンセリングソフトウェア(AIベース)HP Manageability Integration Kit 、HP Image Assistant(download)

Intel® Unite® プラグイン(日本語OS用) / Intel® Unite® プラグイン(英語OS用)

 

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・デモ動画:HP QuickDrop」- スマホとパソコン間で画像や文書ファイルを簡単転送

セキュリティ: HP Wolf Security for Business(HP Sure Sense、HP Sure Click 、HP Sure Start Gen6 、HP Sure Run 、HP Sure Recover、HP Presence Aware 、HP Sure Admin 、HP Secure Erase 、HP BIOSphere Gen6 、HP Tamper Lock

 

各種認証

EPEAT: Gold

>> EPEATは、米国環境保護庁(EPA)のの関連団体であるGlobal Electronics Council(GEC)が管理するパソコンやモニターの世界的な環境評価プログラムです。電子製品のアセスメントツールとして、デバイスのさまざまなライフサイクル環境を評価、一連の環境パフォーマンス基準に基づいて、製品をランク付けするものです。
 すべての必須基準を満たせばブロンズ、それに加えてオプションの50%を満たせばシルバー、75%を満たせばゴールドとしてランクされます。最新基準は2021年に策定されたEPEAT Registry 2.0で、製品仕様のみならず、CSRに関する要求が追加され、より厳しいプログラムとなっています。

 HPは、EPEAT認証取得製品ではワールドワイドで随一の認証数を誇るベンダーのひとつです。

 

HP Standard 011 General Specification for the Environment>> この製品には、規制値を超える以下の物質は含まれていません(環境のためのHP一般仕様を参照 http://www.hp.com/hpinfo/globalcitizenship/environment/pdf/gse.pdf)

 

  • Asbestos
  • Certain Azo Colorants
  • Certain Brominated Flame Retardants – may not be used as flame retardants in plastics
  • Cadmium
  • Chlorinated Hydrocarbons
  • Chlorinated Paraffins
  • Formaldehyde
  • Halogenated Diphenyl Methanes
  • Lead carbonates and sulfates
  • Lead and Lead compounds
  • Mercuric Oxide Batteries
  • Nickel – finishes must not be used on the external surface designed to be frequently handled or carried by the user.
  • Ozone Depleting Substances
  • Polybrominated Biphenyls (PBBs)
  • Polybrominated Biphenyl Ethers (PBBEs)
  • Polybrominated Biphenyl Oxides (PBBOs)
  • Polychlorinated Biphenyl (PCB)
  • Polychlorinated Terphenyls (PCT)
  • Polyvinyl Chloride (PVC) – except for wires and cables, and certain retail packaging has been voluntarily removed from most applications.
  • Radioactive Substances
  • Tributyl Tin (TBT), Triphenyl Tin (TPT), Tributyl Tin Oxide (TBTO)

 

MIL規格: MIL STD-810

>> MIL規格は、米軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格を総称したものです。ミルスペックとも呼ばれ、そのうち、耐環境性試験規格であるMIL-STD-810の一部に準拠していることで、優れた耐衝撃性を備えていることを客観的に示します。MIL-STDは米国防省標準を示します。準拠規格は最後にGやHのアルファベットを付加して表記される場合があります。アルファベットは版数を示し、2021年現在の最新版は8版でAから数えて8番目のHとなり、製品の発売時期によって版数は異なります。

 

NIST

>> 米国国立標準技術研究所(NIST: National Institute of Standards and Technology)は、科学技術分野における計測と標準に関する研究を行う米国商務省における政府機関です。NIST内のラボは情報技術に関する研究を行い、ラボ内のCSD(Computer Security Division)が、コンピューターに関する各種文書を発行し、サイバーセキュリティの基準となっています。
 NIST SP800-193は、プラットフォーム・ファームウェア・レジリエンス・ガイダンスとして2018年5月に発行されたSpecial Publicationシリーズの一つです。2011年4月に発行されたNIST SP800-147のシステムファームウェアの安全性と安全なアップデートメカニズムによる「信頼性」、「完全性」、「非バイパス性」に加え、「検知」と「復旧」に関する項目が加わり、プラットフォームレジリエンスがさらに強化されました。Gen5以降のHP Sure Startを搭載したHPビジネスPCはBIOSおよびその他の重要なプラットフォームデバイスファームウェアについてもNIST SP800-193を超えています。

 

 

Windows 11ミニマム要件について

 セキュアブート対応のUFEI、TPM 2.0、DirectX 12以上(WDDMドライバー)対応、VBSやHVCIなどのセキュリティ関連など、Windows 11をインストールするための基本要件を満たしています。

 プロセッサー要件は1GHz以上で2コア以上の64bit互換プロセッサーまたはSoC(Intelでは第7世代Core以降、AMDではZen 2以降)です。

 TPM(Trusted Platform Module)は、TCG(Trusted Computing Group)が策定したハードウェア内蔵のセキュリティチップで、その最新バージョンが2.0です。また、VBSやHVCIは、仮想化技術によってコードの整合性チェックがCPUに大きな負荷を与えることを抑止します。そのためにもTPM2.0が必須とされました。つまり、これらの要件は、セキュリティ強化にともなうものです。

 Microsoftは、Windows 10のミニマム要件のバックグラウンド説明で、Windows 11は、Windows Hello、デバイス暗号化、仮想化ベースのセキュリティ(VBS)、ハイパーバイザーで保護されたコードの整合性(HVCI)、セキュアブートなどの保護をデフォルトで有効にできるハードウェアを要求することにより、セキュリティの水準を引き上げるとしています。この説明では、これらの機能の組み合わせにより、テスト済みのデバイスでマルウェアが60%削減されることが示されています。

 セキュリティ確保はすべてに優先される原則です。その原則を満たすために、Windows 11は、すべてのCPUにTPMが組み込まれ、セキュアブートをサポートし、VBSやHVCIをサポートしていることを要求しているのです。

 

TCG(Trusted Computing Group)

>> 相互運用可能なトラステッドコンピューティングプラットフォームのために、ハードウェアベースでのオープンでベンダーニュートラルな国際的業界仕様・標準を開発・策定する非営利団体として2003年に設立されました。Compaq、Hewlett-Packard、IBM、Intel、Microsoftなどが結成したTrusted Computing Platform Alliance(TCPA)がその前身です。Windows 11で必須となったTPMの仕様についてもTCGが策定しています。HPは設立当初からの重要なメンバーです。

 

VBS(Virtualization-Based Security)

>> 仮想化ベースのセキュリティ。ハードウェアの仮想化機能によって、通常のオペレーティングシステムとは隔離された安全なメモリ領域を作成して分離する仕組み。この仮想保護モードを使用してOSの脆弱性を突破しようとする悪意のある攻撃を防ぎます。

 

HVCI(Hypervisor-Enforced Code Integrity)

>> VBSによって実現されるセキュリティソリューションのひとつ。各種ドライバーやコードが開始されるより前にその整合性を確認し、未署名のドライバーやシステムファイルがメモリに読み込まれないようにします。

 

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