HP Metal Jetソリューションは、様々な業界で高品質な金属3D部品の大量生産を可能に
持続可能性と効率性におけるグローバルリーダーであるシュナイダーエレクトリック社は、新ソリューションを活用し画期的なアプリケーションを開発
2022年9月14日
株式会社 日本HP
本リリースは、HP Inc.（本社：米国カリフォルニア州パロアルト、以下「HP」）が、2022年9月12日に発表したプレスリリースに基づいて作成した日本語抄訳です。
ハイライト
HPは、「IMTS 2022（International Manufacturing Technology Show）」において、「HP Metal Jet S 100ソリューション」の販売開始を発表しました。「HP Metal Jet S100ソリューション」は、革新的な設計で、高品質な部品をデジタルで量産し、各業界の変革と3D金属部品の採用を加速させます。
製造業は、この10年間で劇的に進化し、現在、約12兆ドルの市場があると予想されています（＊1）。私たちは第4次産業革命の初期段階にあります。3Dプリンティングとその性能の急速な成長により、設計スピードを加速し、プロセス開発を改善して、真の製造プロセスを実現しています。
HPのパーソナライゼーション＆3Dプリンティング事業担当プレジデントであるディディエ・デルトーリ（Didier Deltort）は、次のように述べています。「変化のスピードが激しい世界で、私たちは、工業、消費財、医療から自動車にいたるまで産業全体が、製造プロセスとサプライチェーンをデジタルへ変革しようとしているのを目の当たりにしています。アディティブマニュファクチャリング（積層造形）の可能性が広がるにつれて、HPはデジタル製造を加速するための信頼できるパートナーと認められるようになりました。HPの新しいMetal Jetソリューションは、シュナイダーエレクトリック社のようなマーケットリーダーとの革新的なコラボレーションとともに、より持続可能で信頼性が高く効率的な製造の青写真を提供します。」
〈HP Metal Jet S100ソリューション〉
「HP Metal Jet S100ソリューション」は、ソフトウェアとハードウェアの両方において顧客中心かつ設計主導のエンドツーエンドのサプライチェーンソリューションに重点を置き、世界の金属製造分野においてデジタル改革への扉を開きます。
「HP Metal Jet S100ソリューション」は、工業生産能力、統合されたワークフロー、サブスクリプション、およびサービスを提供します。これは、お客様にとって今までにないレベルの技術的およびビジネス上の利点となり、ビジネス変革の目標の達成を支援します。モジュラーソリューションにより、ビルドユニットは4つの異なるステーション間を移動でき、ユーザーは金属部品の量産を継続的に行えます。
「HPは2018年に画期的なMetal Jetテクノロジーを発表して以来、3D金属の量産に向けて業界最先端のソリューションの開発に取り組んできました。3D金属プリンティングを活用して金属部品を製造することは、デジタルトランスフォーメーションを支える重要な推進力となります。HP Metal Jet S100ソリューションは、最初の設計段階から生産まで、ワールドクラスの金属部品をお客様に提供します。さらに、お客様がデジタルマニュファクチャリングの無限の可能性を実現できるよう重要なお手伝いをします。」と、HPの3Dメタル担当グローバル責任者兼ゼネラルマネージャーのラモン・パストール（Ramon Pastor）は述べています。
サーマルインクジェットテクノロジーとLatex化学に関するHPの比類のない専門知識と知的財産は、コスト、品質、生産性、および信頼性で利点をもたらします。HPのサーマルインクジェットプリントヘッドは、造形速度、部品の品質、再現性を劇的に向上させます。HPが開発した高度なLatex化学は、バインダー自体に大きなメリットをもたらします。より強力なグリーンパーツを実現し、脱バインダーの必要性をなくして、工業生産グレードの品質を生み出します。
HP Metal Jetテクノロジーの主な利点は次のとおりです。
〈革新的なコラボレーション、画期的なアプリケーション〉
進歩と新しい生産アプリケーションは、生産性の向上、部品コストの削減、優れた品質など、Metal Jetの利点を強調しています。
HPは、既にGKN、Parmatech、Cobra Golf、Legor Group、フォルクスワーゲンなどの主要なパートナーや顧客とともに金属３Ｄプリンティングにおいて強固な信頼関係を築いています。HPはまた、油圧システムとバルブ産業の革新的な企業であるDomin Digital Motion、高度な回転エンジンの新興開発企業であるLumenium、シュナイダーエレクトリック社など、世界中の新しいパートナーや顧客と金属部品の量産に向けて協力しています。
シュナイダーエレクトリック社は、エネルギーの管理と自動化 においてデジタルトランスフォーメーションをグローバルでリードしています。製品ポートフォリオには、住宅用、商業用、産業用、重要なアプリケーションにわたる製品、制御、ソフトウェア、およびサービスが含まれます。
シュナイダーエレクトリック社の北米パワープロダクツ＆システム担当シニアバイスプレジデントであるMichael Lotfy氏は、次のように述べています。「HPとのコラボレーションの結果となるビジネスの新しい可能性に期待しています。私たちは、より持続可能でアジャイルなイノベーション開発を可能にするソリューションを常に追求しています。HP Metal Jetを活用して、当社のチームはデジタルマニュファクチャリングと3Dプリンティングの有用性を実証する活用事例を導き出しました。持続可能性とElectricity 4.0に関する課題に取り組む顧客からの要求が進化するに伴い、それらを満たすべく、さらに多くのアプリケーションを創出できることを楽しみにしています。」
GKNとともに、シュナイダーエレクトリック社のNSXブレーカーで使用される新しいフィルターは、HP Metal Jetテクノロジーを活用して製造されました。これは、形状と材料が複雑なため、従来の工業生産では実現できませんでした。HP Metal Jetテクノロジーは、より限られたスペースでガス、圧力、および熱の影響を軽減する新しいパワーフィルター形状の設計を容易にして、大幅な生産性の向上と環境上の利点をもたらしました。
〈HPがIMTSで量産用3D金属プリンティングを展示〉
9月15日午前8時15分（米国中部標準時）に、IMTSで開催されるAdditive Manufacturing Conferenceの基調講演にMichael Lotfy氏とラモン・パストール、およびHPの3Dメタル市場開拓担当のグローバル責任者であるメーガン・フェリス（Meaghan Ferris）が登壇します。HPとパートナーおよび顧客が金属3Dプリント技術を活用して量産を推進する取り組みを紹介します。IMTS#433000のHPブースでは、新製品のHP Metal Jet S100ソリューションとさまざまな製造アプリケーションをご覧いただけます。
HP Metal Jet S100ソリューションの日本での販売は、2023年後半を予定しています。
新製品のHP Metal Jet S100ソリューションでビジネスを推進する方法は、以下のURLからご覧になれます。（英語）
https://www.hp.com/us-en/printers/3d-printers/products/metal-jet.html?jumpid=af_339dec540cMarcom
製品画像や動画は以下のURLからご覧になれます。（英語）
HP Disrupting Traditional Manufacturing with New Metal Jet S100 Solution for More Resilient Supply Chain
シュナイダーエレクトリックについて
シュナイダーエレクトリックは、あらゆる人がエネルギーや資源を最大限活用することを可能にし、世界の進歩と持続可能性を同時に実現することを目指しています。私たちはこれを、Life Is Onと表現しています。
持続可能性と効率性を実現するためのデジタルパートナーになることが私たちの使命です。
シュナイダーエレクトリックは、世界をリードするプロセス技術やエネルギー技術と、エンドポイントとクラウドをつなぐ製品、制御機器、ソフトウェアやサービスとを、ライフサイクル全体を通して統合し、その統合された管理を住宅、ビル、データセンター、インフラストラクチャを各種産業に展開することでデジタルトランスフォーメーションを推進します。
私たちは、最もローカルなグローバル企業です。社会にとって意義深い目的を持ち、多様な意見を取り入れ自ら行動するという価値観を持って、オープンスタンダードとパートナーシップエコシステムの拡大に尽力します。
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