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プレスリリース
パーパス(存在意義)を持って変革を主導:2021サステナブルインパクトレポートを発表

2022年7月7日

株式会社 日本HP

本文書では、HP Inc.(本社:カリフォルニア州パロアルト)が、2022年6月2日(現地時間)に発表した2021年のサステナブルインパクトレポートについてご紹介しています。

HP Inc.(以下「HP」)は昨年、現代において最も重要で、HPが大きな影響をもたらすことができる課題に対応するために、サステナブルインパクトの意欲的な課題を設定しました。それを実現するために、気候変動対策人権、デジタルエクイティについて2030年までの包括的な目標を定めています。HPは、「2021サステナブルインパクトレポート」(英語)を公開し、それらの分野における現時点の進捗を明らかにしました。HPは、これまでの進捗に自信を得ると同時に、学んだ教訓に基づいて行動し、改善が必要な分野への真摯な対応も重要であることを認識しています。

HPが21年にわたりサステナブルインパクトレポートを公開しているのはそのためです。成果を測れるものは必ず成し遂げられるという考えの下、常に透明性を重視してきました。

主な考察結果の一つは、サステナブルインパクトがビジネスにおいてますます必要不可欠になっているということです。HPのお客様は、優れた製品以上のものを求めており、HPが環境スチュワードシップと社会的公正を主導することを期待しています。2021年には、サステナブルインパクトの目標に関連したHPの新規売上は35億米ドルに達しました。これは2020年の3倍以上の金額です。その他の考察事項は以下のとおりです。

気候変動対策
炭素排出量ネットゼロの取り組み: HPは、2030年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス(GHG)排出量を50%削減し、2040年までに排出量ネットゼロを達成するという目標を掲げています。HPは、カーボンフットプリントを2019年比で9%削減しました。売上が同期間に8%増加していることから、この削減量は特筆すべき点です。2021年の主な推進要因は、製品のエネルギー効率の向上と、新型コロナウイルス感染症に伴う製品の変化でした。製品の変化とは、ポートフォリオの中でより軽量でエネルギー効率に優れたノートPCやインクジェットプリンターなどへの移行を指します。製品使用時に排出されるエネルギーは、カーボンフットプリントに最も大きく影響する項目の一つです。HPは、製品使用時に関連する温室効果ガス排出原単位を2015年比で39%削減しており、2025年までに30%削減するという目標を上回りました。

製品と梱包材の循環利用:HPは、2030年までに製品と梱包材の循環利用率を75%にするという目標を掲げています。これは、HPの製品と梱包材の年間総重量に占める、リサイクル素材、再生可能素材、再利用された製品や部品に由来する材料の割合を75%にするというものです。HPは2021年に、重量で39%の循環利用率を達成しました。現在、世界中で300種類以上のHP製品に、少量のオーシャンバウンド・プラスチックが使用されています(*1)。

また、HPは2025年までに使い捨てプラスチック梱包材を75%削減することも目指しており、2018年比で44%の削減を達成しています。さらに、HPパルプモールド・アドバンスドツーリング・ソリューションとChoose Packagingの買収によって、使い捨てプラスチック業界に多大な影響を与えています。

森林の再生と保護:2020年以来、HPブランドの用紙と紙製梱包材には、リサイクル素材または認証取得済み素材のみを使用しています。HPは、2030年までにHP製品とプリントサービスで使用されるHP以外の用紙による森林破壊を防止することを目指し、自社のフットプリント削減以上のことに取り組んできました。HPの戦略には、世界自然保護基金(WWF)とのパートナーシップを強化し、HPのプリンターによる印刷が森林に与え得る影響に対応することが含まれています。2021年には、HP製品とプリントサービスで使用された用紙に関する繊維原料の総消費量調達の23%に対応しました。

人権
ジェンダー平等:HPは、2030年までに管理職において男女比率50%のジェンダー平等に取り組む、「Fortune 100」初のテクノロジー企業です。2021年には、取締役以上の役職で女性が占める割合は世界で32.5%でした。HPにおける技術職およびエンジニア職の女性の割合は22.7%であり、2030年までに30%以上を達成するという目標に向けて順調に推移しています。

人種平等と社会的公正:HPは、人種平等と社会的公正に関するHPタスクフォースを通じて、制度的人種差別への対応に取り組み続けています。黒人およびアフリカ系アメリカ人のエグゼクティブは2020年比で33%増加し、2025年までに2倍にするという目標の約3分の1を達成しています。また、黒人およびアフリカ系アメリカ人の技術職の割合が2.3%から2.6%に増加しており、2025年までに2倍にすることを目指しています。HPは、それらの人数を倍増しても、黒人およびアフリカ系アメリカ人が労働市場に占める割合には及ばないことを認識しています。そのためHPは、2030年までに米国の労働市場における人種や民族のマイノリティグループの割合と同等以上の人員構成を目標としています。

労働者のエンパワーメント:HPは、2025年までにサプライチェーンのサステナビリティプログラムに参加する工場を2倍にするという目標を、予定より4年早く達成しました。2021年にこのプログラムに参加した工場は2015年比で114%増加しました。また、2030年までに労働者エンパワーメントプログラムを通じて100万人の労働者を支援することを目標とし、2021年には約35万人を支援しました。

デジタルエクイティ
HPは昨年、2030年までに1億5,000万人のデジタルエクイティを推進するという新たな目標を掲げ、初年度に430万人を達成しました。HPの戦略には、Aspen Digitalと連携してDigital Equity Acceleratorを構築することが含まれています。これにより、デジタル格差の影響で十分なサービスを受けられない地域社会のニーズを満たすための革新的なアプローチを非営利団体が拡大できるよう支援します。HPは先ごろ、世界中から寄せられた170 の応募の中から、最初の非営利団体を選定したことを発表しました。今後、それらの非営利団体と共に、女性や、周縁化された地域社会、障がいを持つ人、教育者、医師を対象として、デジタルエクイティへのアクセスの拡大に取り組んでいきます。

共に変革を実現
パーパス(存在意義)を持って変革を主導することは、常に「HP Way」の中核にある考え方です。HPはこれからも、社員、お客様、サプライヤーと共に、ビジネスを持続可能かつ公正な方法で成長させることに尽力していきます。それは、いかなる企業も単独では成し遂げられないことです。HPは、地球、人々、地域社会にポジティブで有意義な影響をもたらすために、社員、お客様、サプライヤーによる継続的な支援とイノベーションを必要としています。

詳細は以下のリンクを参照してください。
 ・サステナブルインパクト ウェブサイト(日本語): http://www.hp.com/jp/sustainability
 ・サステナブルインパクト 2021エグゼクティブサマリ(日本語PDF):https://h20195.www2.hp.com/v2/GetDocument.aspx?docname=c07638732

HPサステナブルインパクトの進捗2021

*1:2021年12月31日時点。すべてのHP製品がすべての国で販売されてはいません。HPは、2016年以降、オーシャンバウンド・プラスチック(OBP)の課題への対処に尽力しています。ハイチでは、OBDサプライチェーンの地元での構築をサポートしています。少量のOBPを300種類以上のHP製品に組み込むよう設計、製造しています。現在までに総量1,290トンのOBPを使用しました。