プレスリリース
日本HP、プロクリエイター向けモバイルワークステーションを発表
データサイエンス向けソリューションの提供も開始
データサイエンス向けソリューションの提供も開始
2022年6月14日
株式会社 日本HP
株式会社 日本HP(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:岡戸 伸樹)は、国内で初めてラインアップに投入する「HP ZBook Power」をはじめとするモバイルワークステーションの新製品5機種と、データサイエンティストの生産性向上を支援するソリューションを発表します。プロクリエイター向けに構築された最新のソリューションによって、パワーとパフォーマンスの向上、シームレスな共同作業、制限のないクリエイティブワークを実現します。
プロフェッショナルの創作活動を変革
プロフェッショナルは、場所を問わずにスピーディかつスムーズに作業を行えるパワーを求めています。HPのグローバル調査では、約半数がリモートワークまたはハイブリッドな働き方をし、外出先で作業をするプロクリエイターの25%が生産性の維持に苦労していると回答しています(*1)。建築、エンジニアリングに携わるプロフェッショナルの43%がより高速のCPUを必要とし、30%がより高速のGPUを求めていることから、クリエイターはワークフローを中断したり妨げたりすることのないデバイスを望んでいることが分かります。オフィスであっても、自宅のワークスペースであっても、あるいは外出先のアジャイルな環境であっても、アイデアがひらめいた時にどこでもそれを実現できるよう、作業負荷の高いタスクを高速化し、シームレスな共同作業を可能にする、パワフルで柔軟なテクノロジーが必要とされています。
「HP ZBook Power 15.6 inch G9」は、国内でZBookファミリーに新たに追加された機種で、コストパフォーマンスに優れ、エントリーからミドルレンジの3D CADの用途に適しています。第12世代 インテル® Core™ Hプロセッサーと、プロフェッショナル向けのモバイルGPUでミドルレンジのグレードであるNVIDIA®RTX A2000を搭載可能とし、オフィス内使用に最適な仕様構成となっています。
HP ZBookで最上位機種となる「HP ZBook Fury 16 inch G9」は、デスクトップ向けと同等の性能を持つモバイル向けCPUである第12世代 インテル Core HXプロセッサーと、プロフェッショナル向けのモバイルGPUで最高クラスのグレードであるNVIDIA RTX A5500を搭載可能です。8K動画の編集、3Dビジュアライゼーション、データサイエンス、機械学習など、作業負荷の高いタスクに必要なパフォーマンスを提供します。
薄型軽量なデザインながら高いパフォーマンスを発揮する「HP ZBook Studio 16 inch G9 」は、第12世代 インテルCore Hプロセッサーと、NVIDIA RTX A5500、またはゲーミングやVR向けの最高グレードであるGeForce RTX™ 3080 Tiが搭載可能です。これらのモデルは、NVIDIA Studioプログラムによって検証されており、人気の高いクリエイティブアプリケーションに対して安定したパフォーマンスの最適化を図るほか、NVIDIA Studio専用ソフトウェアであるOmniverse、Broadcast、Canvasへのアクセスを提供します。
「HP ZBook Firefly 14 inch G9」と「HP ZBook Firefly 16 inch G9」は、最もモバイル性に優れ、2Dからエントリー3D CADにまで対応可能です。第12世代インテル Core Uプロセッサーと、プロフェッショナルGPUでエントリグレードあるNVIDIA T550 を搭載し、最大64GBメモリを搭載することができるなど、薄型かつ軽量な製品でありながら優れた性能を持ち、持ち運び作業を行うユーザーの生産性を高めます。
製品名 | HP Directplus価格(税込) | 販売開始日 |
---|---|---|
HP ZBook Power 15.6 inch G9 | 376,200円~ | 7月上旬 |
HP ZBook Studio 16 inch G9 | 459,800円~ | 7月上旬 |
HP ZBook Fury 16 inch G9 | 459,800円~ | 8月下旬 |
HP ZBook Firefly 14 inch G9 | 290,400円~ | 7月上旬 |
HP ZBook Firefly 16 inch G9 | 310,200円~ | 7月上旬 |
データサイエンス向けワークステーション
日本HPは、データサイエンス向けワークステーションの環境設定と管理を容易にする「Z by HP Data Science Stack Manager」(*2)を発表します。また、一部のワークステーション製品に対し、人気の高いデータサイエンス開発者用ツールおよび実行ツールのプリロードモデルを追加し販売開始します。
データサイエンティストは演算能力を駆使してデータからビジネスインサイトを得ていますが、データサイエンティストの42%は、環境設定に時間がかかり過ぎると回答しています(*3)。HPのデータサイエンス向けワークステーションは、適切なツールにより複雑なデータセットを実用的なインサイトに変換するワークフローを加速し、データサイエンティストが日々直面している課題を解消します。
「Z by HP Data Science Stack Manager」は、UbuntuとMicrosoft WSL2の両方で使用できるデータサイエンスソフトウェアをカスタマイズするための世界初のワークステーション向けグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)です(*4)。これにより、データサイエンティストやデータアナリストがプロジェクトごとにデータサイエンス環境のカスタマイズと管理を行い、ワークフローをさらに高速化することがいっそう容易になります。キュレーションを行い管理されているこのソフトウェアスタックは、インテルのoneAPI AI Analytics Toolkitに含まれる一部のパッケージや、PyTorch、Python、NVIDIA RAPIDSといった、人気のあるデータサイエンスツールをテストし、プリロードすることによって、最適なデータサイエンス環境の構築を容易にし、短時間で環境設定を行うことができます。
国内においては、UbuntuとDSスタックをプリインストールした「HP Z4 G4 Workstation」と「HP Z8 G4 Workstation」を菱洋エレクトロ株式会社より、6月14日より販売開始します。菱洋エレクトロは、GPUビジネスで培った豊富な経験をもとに、Ubuntuや導入にあたるサポートなどの付加価値を加え販売、サポートします。これによって、Ubuntuの導入などが初めてのお客様などにも、安心してすぐに使用可能なデータサイエンスワークステーションを提供します。
菱洋エレクトロ株式会社 プレスリリース https://www.ryoyo.co.jp/info/products/19844/
発表に伴い、日本HPではNVIDIA RTX A6000 を組み合わせデータサイエンス用途に最適な「HP Z4 G4 Workstation」 を台数限定で販売する「HP Z4 G4 Workstation Data Science Stackお試しキャンペーン」を、オンラインストア HP Directplusで6月14日より実施します。
「Z by HP Data Science Stack Manager」は、下記のHPのデータサイエンス向けサイトよりダウンロード可能で、OSやGPUなどの要件にあったHPワークステーションで利用可能です。
https://jp.ext.hp.com/workstations/ml/
■製品に関する情報は、以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/workstation
■製品写真ライブラリ(画像データは以下のURLからご覧になれます。)
http://www.hp.com/jp/workstation_pr
*1:HPプロプライエタリー調査、2020年および2021年。主なセグメントには、AEC/PDM、M&E、ビジネス/プロフェッショナルサービス、その他のクリエイターが含まれます。
*2:「Z by HP Data Science Stack Manager」の使用には、Windows 10バージョン21H2(OSビルド19044)以降、または64ビット版Ubuntu 20.04が必要です。また、一部のZワークステーションで使用できます。
*3:HPプロプライエタリー調査(「Understanding Data Scientists」)、2021年11月。
*4:2022年5月時点で、3つ以上のISV認証、設定可能なプロフェッショナル向けグラフィックス、専用ワークステーションブランドを有する非ゲーミングモバイルワークステーションに関するHPの社内分析に基づきます。
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