2020年6月29日
株式会社 日本HP
株式会社 日本HP(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:岡 隆史、以下「日本HP」)は、クリエイター向けの製品ラインアップを強化し、薄型軽量設計のモバイルワークステーション「HP ZBook」とクリエイター向けに性能を強化した「HP ENVY」の新製品を発表します。あわせて、業界のリーダーであるValveとのコラボレーションによるVRヘッドセットの新製品「HP Reverb G2 VR Headset」を発表します。
HPのワークステーションは、長年、製造業や建築業、プロの映像やアニメーション制作分野で多くのクリエイターに利用されてきました。テクノロジーの進化に加え、新しい世界様式が広がる中、いつでもどこでもクリエイティブな作業を可能にするパワフルかつ薄型軽量のデバイスが求められています。同時に、YouTuberや趣味でクリエイティブな活動に携わる人が増えています。日本HPは、これまで培ってきたクリエイティブ業界での経験をもとに、最新のテクノロジーを搭載したクリエイター向けPCをプロから個人向けへと拡大し、すべてのクリエイターが創造性を高め、生産性を向上し、クリエイトする楽しみを広げられるよう支援をしていきます。
HPクリエイター向けPC イメージムービー https://youtu.be/i8EY7l3P5PU
新製品の主な特長は以下の通りです。
〈プロフェッショナル向けに設計されたHP ZBook G7シリーズ〉
新製品の「HP ZBook G7」シリーズは、NVIDIA® GeForce®を採用し、NVIDIA Quadro® RTX4000を搭載したモバイルワークステーション「HP ZBook Studio(エイチピー ゼットブック スタジオ) G7」とクリエイター向け15インチノートPCとして世界最小(*1)となる「HP ZBook Create(エイチピー ゼットブック クリエイト)G7」の2機種です。さらに、多様化する在宅勤務の需要にも対応する、薄型軽量のモバイルワークステーション「HP ZBook Firefly(エイチピー ゼットブック ファイアフライ)」シリーズも発表します。
すべての「HP ZBook G7」シリーズは、プロが必要とするパフォーマンス、信頼性とセキュリティを薄型コンパクトデザインに搭載しています。第10世代インテル® CoreTMプロセッサーとNVIDIA グラフィックスを搭載し、MIL-STD 810Gテストにも準拠しています(*2)。世界で最も安全なモバイルワークステーションとして、「HP Sure Start Gen 6」でファームウェアやマルウェアの攻撃から保護します(*3)。
《HP ZBook StudioとHP ZBook Create》
「HP ZBook Studio G7」と「HP ZBook Create G7」とは同一の筐体にNVIDIA GeForce®とNVIDIA Quadro®グラフィックスをそれぞれ搭載します。両製品は、米国の電子製品環境評価基準「EPEAT」の「ゴールド」を達成、さらにオーシャンバウンド・プラスチックを使用した世界初のモバイルワークステーションです(*4)。
NVIDIA Quadro RTX4000グラフィックスを搭載する「HP ZBook Studio G7」は製造業や建設業でのデザインやリアルタイムレンダリング、VRまでの用途に最適です。
NVIDIA GeForce RTX 2070およびRTX 2070 Superグラフィックスを搭載する「HP ZBook Create G7」は高精細 4K OLEDディスプレイが選択可能で、プロフェッショナルな4K/8K動画編集からYouTuber、3D CG、VRコンテンツ制作から体験まで幅広いクリエイターをサポートします。
製品の特長は以下の通りです。
パフォーマンス
・ 新しいカスタムベイパーチャンバーと耐熱性に優れ剛性の高い液晶ポリマー ブレードファンを組み合わせたカスタムメイドの冷却機構を搭載。高性能を長時間、安定して発揮しクリエイティブ作業の効率を最大化します。
・ Z Power SliderやZ Predictive Fanアルゴリズムを搭載。冷却性能、静音性とシステム性能を状況に応じて最適化します。
・ クリエイター向けにBang & Olufsenがカスタムチューニングを施した150Hzのロールオフ・バス対応高性能スピーカーを搭載し、低音を備えた豊かなサウンドを提供します。
軽量コンパクトなデザイン
・ 狭額縁ベゼルの採用により、15.6インチモバイルワークステーションでクラス最小レベル。
・ CNCアルミ筐体の採用により、強度と耐久性を犠牲にすることなく軽量化を実現。塗装カーボンファイバーと比較して5倍の耐摩耗性を持ち、MIL-STD 810Gテストにも準拠しています。本体重量は1.9Kg~。
・ 最長17.5時間の長時間バッテリ駆動(*5) 。
環境に配慮した設計
・ 米国の電子製品環境評価基準「EPEAT」の「ゴールド」を達成。
・ ワークステーションとして、初めてオーシャンバウンド・プラスチックを採用しています。
《HP ZBook Firefly》
「HP ZBook Firefly」シリーズは、NVIDIA Quadro P 520グラフィックスと最大 6コアの第10世代インテル Coreプロセッサーを搭載します。薄型軽量設計ながら、ユーザーは複数のアプリケーションでシームレスに作業を行えるパワーを搭載します。明るく鮮やかなHDR™ 400 4 K UHDディスプレイは、550nitの輝度を実現し、屋外などの周辺光の多い環境でも表示できます。
14インチの「HP ZBook Firefly 14 G7」は、最小最軽量のモバイルワークステーションで(*6)、場所を選ばずクリエイティブ作業が可能です。
15.6インチの「HP ZBook Firefly 15 G7」は、薄型軽量な筐体にテンキー付きキーボードを搭載。設計者やクリエイターをはじめ高性能なPCを必要とする業務のリモートワークを実現します。
製品名 | HP Directplus価格(税抜) | 販売開始日 |
HP ZBook Studio G7 | 320,000円~ | 8月下旬 |
HP ZBook Create G7 | 226,000円~ | 8月下旬 |
HP ZBook Firefly 14 G7 | 185,000円~ | 8月上旬 |
HP ZBook Firefly 15 G7 | 188,000円~ | 8月上旬 |
〈個人向けHP ENVYシリーズ〉
クリエイティブな用途に最適な個人向けPCとして、最新の第10世代インテルCoreプロセッサー、NVIDIA GeForce RTXグラフィックスを搭載する「HP ENVY」シリーズ3機種を発表します。
15インチノートPC「HP ENVY 15」は、アルミニウムシャーシと82.6%の画面比率(*7)、タッチインターフェイスを搭載した最大4K OLED (VESA認証Display HDR True Black)ディスプレイ、ゲーミングPCクラスの排熱処理機能を備え、クリエイターに快適な制作環境を提供します。「HP ENVY All-in-One 32」は、コントラスト比6,000:1のHDR600ディスプレイを搭載した31.5インチのオールインワンPCで、デジタルクリエイションにパワーをもたらすだけでなく、スマートフォンとタブレットを切り替えられるマルチデバイス対応キーボードで、複数のデバイスをコントロールできます。「HP ENVY Desktop TE01」は、排熱処理効果を高めるために特徴的なルーバー(鎧板)をフロントベゼルに採用したエアフロ―と静音性に優れたミニタワーです。
《HP ENVY 15》
「HP ENVY 15」はクリエイターが求める優れたディスプレイと高性能グラフィックスを兼ね備え、長時間バッテリ駆動と高いパフォーマンスを実現したクリエイター向けノートPCです。
・ 第10世代のインテル Core i9(Hシリーズ)プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q Design(*8)、最大32GBのDDR4メモリーにより、高速レンダリング、シームレスなビデオの編集と再生、円滑なマルチタスク処理が簡単に行えます。
・ 100% DCI-P3の色域をカバーし、100,000:1のコントラスト比、400 nitの輝度の4K OLED (VESA認証DisplayHDR True Black)ディスプレイを搭載します。4K OLEDディスプレイは、Δ E (デルタE)<2基準を満たすように色補正されており、色彩の一貫性と正確性を実現します。
・ 洗練されたアルミニウム製シャーシにダイヤモンドカットのデザインを施し、タッチパッド上面には「ENVY」初のガラス層を設けて滑らかなタッチ体験を提供します。
・ 「HP QuickDrop」は、ファイル、写真、動画、文書、メモなどをENVY 15と、iPhone、iPad、Androidスマートフォン、Androidタブレット、Chromebook等、さまざまなデバイス間で簡単にデータを転送します。
《HP ENVY All-in-One 32》 「HP ENVY All-in-One 32」はナイトフォールブラックの筐体、アルミニウム製スタンド、ヘザーカラーのファブリック・スピーカーカバーに至るまで、こだわり抜いたデザインが施された31.5インチのオールインワンPCです。
・ 第10世代インテルCorei7プロセッサーとCore i9プロセッサーをラインアップし、最大でNVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Designのグラフィックス、最大32GBのDDR4メモリ、最大1TBのSSDと2TBのHDDのデュアルストレージが選択でき、写真や動画をスムーズに編集できます。RTX Studioは、リアルタイムレイトレーシングとAIアシストにより、主要なアプリケーションを40種以上実行できるため、単調なタスクや、高解像度動画のリアルタイム編集もスピーディーにこなせます。
・ 各種ポートへの簡単なアクセス、内蔵型のワイヤレス充電、ボタン一つで入力デバイスを切り替えられるマルチデバイス対応キーボードにより、制作現場の生産性が向上します。
・ 「HP Audio Stream」を搭載し、 内蔵スピーカーをスマートフォン用高音質ワイヤレススピーカーとしても利用できます。音源を忠実に再現する優れたサウンドを楽しめるほか、Bang & Olufsenがカスタムチューニングを施した内蔵型のフロントツィーターやサブウーファーでオーディオコンテンツの再生が可能です。これらのオーディオ体験では、PCの電源がオフになっている時でも、スマートフォンからPCスピーカーへとプレイリストを簡単にストリーミングできます。
・ HP ENVY 15同様に「HP QuickDrop」がプリインストール済みです。
《HP ENVY Desktop TE01》
ミニタワー型デスクトップPC「HP ENVY Desktop TE01」は、最新のプロセッサーやグラフィックスに加え、向上した排熱処理機構により、クリエイターに最適な制作環境を提供します。
・ 第10世代のインテル Core i5またはCorei7プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 2060 Super グラフィックスを搭載します。
・ 従来の25mmから35mmに大型化したヒートシンクで冷却効果を強化。騒音レベルが従来製品と比較して3dbA低減し、 29dbA~32dbAの静寂性を実現します。
・ HP ENVY 15と同様に「HP QuickDrop」がプリインストール済みです。
その他、クリエイティブ用途に適した個人向けPCの新製品とアクセサリは以下の通りです。
・ HP Spectre x360 15:15.6インチコンバーチブルPC「HP Spectre x360 15」は、「HP Spectre」シリーズでパワフルな性能を持つハイエンドモデルです。第10世代インテルCore i7プロセッサーとNVIDIA GeForceグラフィックス、最大15時間のバッテリ駆動時間を実現します。画面比率は90%、4K OLED (VESA認証DisplayHDR True Black)ディスプレイを搭載します。
・ HP ENVY 13:一般的な11インチ型ノートPCと同等クラスのフットプリントを実現したクラムシェル型の13.3インチノートPCです。画面比率88%で、第10世代のインテル Core i5プロセッサーと最長17時間のバッテリ駆動とWi-Fi 6による高速ネットワークを実現します。
・ HP ENVY x360 13:アルミニウムボディの上質な質感と洗練されたデザイン、画面比率88%で、AMD Radeon™ Graphics搭載のAMD Ryzen™ 4000 シリーズ・モバイルプロセッサーを備えた13.3インチコンバーチブルPCです。最長17時間のバッテリ駆動とWi-Fi 6、Bluetooth 5.0での高速ネットワークを特長としています。
・ HP ENVY x360 15: 15.6インチコンバーチブルPCです。画面比率88%で、第10世代のインテル Coreプロセッサー、またはRadeon Graphics搭載のAMD Ryzen 4000シリーズ・モバイルプロセッサーを搭載し、最長17時間のバッテリ駆動、Wi-Fi 6とBluetooth 5.0での高速接続が可能です。
・ HP MPP アクティブペン:スムーズなライティングを実現したアクティブペンです。4,096段階の筆圧と傾き検知に対応、更にレポートレートも向上しています。約30日間(*9)のバッテリ駆動時間に加え、USB-Tupe C™ケーブルで充電しながらの使用にも対応した、クリエイターにも適したペンで、ブラックとシルバーの2色展開です。
製品名 | HP Directplus価格(税抜) | 販売開始日 |
HP ENVY 15 | 179,800円~ | 7月下旬以降 |
HP ENVY All-in-One 32 | 298,000円~ | 7月下旬以降 |
HP ENVY Desktop TE01 | 118,000円~ | 7月下旬以降 |
HP Spectre x360 15 | 227,800円~ | 7月下旬以降 |
HP ENVY 13 | 114,800円~ | 7月下旬以降 |
HP ENVY x360 13 | 94,800円~ | 7月上旬以降 |
HP ENVY x360 15(Intel) | 109,800円~ | 7月下旬以降 |
HP ENVY x360 15(AMD) | 104,800円~ | 7月下旬以降 |
HP MPP アクティブペン | 9,800円 | 6月29日 |
〈VRヘッドセット「HP Reverb G2」〉
HPは、Valveと緊密に連携しSteamVRプラットフォームにネイティブで対応した最新のVRヘッドセット「HP Reverb G2 Headset」を発表します。最先端の表示、オーディオ、ジェスチャーテクノロジーを提供します。妥協のないVRヘッドセットは、クリエイト、ゲーム、コラボレーション、およびトレーニングに最適です。
「HP Reverb G2 VR Headset」の特長は以下の通りです。
・ 没入型の視聴:Valveと共同開発をした新レンズは、左右それぞれ2,160 x 2,160ピクセルのディスプレイとの組み合わせで、明るさとコントラストが大幅に向上、さらにVR空間内のテクスチャーや文字をより鮮明に見ることができます。また114度の広い視野角は、没入型体験を向上します。
・ VR空間オーディオに対応:新しいスピーカーは耳から10mm離れて設置されているため、装着や取り外しが容易です。 さらに、新しいオーディオソリューションはVR空間オーディオに対応しているため、ユーザーは視覚だけでなく聴覚でも3Dスペースの感覚を体験できます。
・ 新コントローラーによる自然な操作性:新コントローラーには、最適化されたボタンレイアウト、アプリケーションやゲームとの優れた互換性など新しい直感的な機能に加え、ヘッドセットと直接Bluetooth®でのペアリングする機能など簡単にセットアップできる機能が付属しています。 ヘッドセットに内蔵された4つのカメラによりコントローラーのトラッキング制度が2倍になり、外部センサーなしで6DoFに対応します。
・ 快適な着用感:「HP Reverb VR G2 Headset」は、フェイスマスクのクッションが増加しているため、長時間のVRセッションの重量配分が改善されています。交換可能なフェイスガスケット(オプション)により、ユーザーごとにクッションを交換することが可能です。ユーザーは、仮想と現実世界を移動する際に、フェイスマスクを簡単に90度反転できます。
製品名 | HP Directplus価格(税抜) | 販売開始日 |
HP Reverb G2 VR Headset | 59,800円 | 9月上旬 |
*1:2020年4月時点。NVIDIA GeForce RTX2060、2070、2080、NVIDIA Studio Certificationを搭載した15.6インチのタッチ対応ノートPCの総体積に基づく。
*2:MIL STD 810Gテストは米国国防総省の契約要件または軍事利用への適合性を実証することを意図したものではありません。テスト結果は、これらのテスト条件での将来の性能を保証するものではありません。
*3:Windowsおよび8 thGen以上のインテルプロセッサーまたはAMD Ryzen 4000プロセッサー以上を搭載したHPワークステーションでは、追加コストなしでHP独自の包括的なセキュリティ機能を利用できます。
*4:2020年4月時点。HPが社内で実施したISV認証モバイルワークステーションの分析に基づく。スピーカーのエンクロージャ部品に5%のオーシャンバウンド・プラスチック(海岸や海沿いの地域で、海に流入する前に回収されたプラスチックごみ)が含まれます。
*5:Windows 10 MM14のバッテリ寿命は製品、モデル、構成、搭載されているアプリケーション、仕様、利用方法、ワイヤレス機能、電源管理設定など、さまざまな要因によって異なります。バッテリの最大容量は経年と使用状況により自然に減少します。
*6:2020年5月時点でのHP社内分析に基づく。モバイルワークステーション(3つ以上のISV認定、カスタマイズ可能なプロフェッショナル向けグラフィックス、専用ワークステーションブランド)において体積で最小。重量で最軽量。
*7:画面比率は天板を机と垂直にして測定。
*8:NVIDIA Max-Q DesignはPCの薄型フォームファクターにおけるシステム熱と騒音を低減させます。システムのフォームファクターのデザインと厚さは様々です。全体的なグラフィックス性能は、Max-Q Designを使用していない別のグラフィックスソリューションより低い場合もあります。
*9:利用条件により、使用できる時間は異なります。
■製品に関する情報は、以下のURLを参照してください。
ワークステーション、VRヘッドセット: http://www.hp.com/jp/workstation
個人向けノートPC: http://www.hp.com/jp/portable_personal
個人向けデスクトップPC:http://www.hp.com/jp/desktop_personal
■製品写真ライブラリ(画像データは以下のURLからご覧になれます。)
ワークステーション、VRヘッドセット:http://www.hp.com/jp/workstation_pr
個人向けノートPC:http://www.hp.com/jp/consumer_notebook_pr
個人向けデスクトップPC:http://www.hp.com/jp/consumer_desktop_pr
文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
記載されている情報は発表時点でのものです。内容は予告なく変更する場合がございます。
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