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HP、昇華プリンターを変革する「HP Stitchプリンター」を発表
スポーツウェア/ファッション、室内装飾、ソフトサイネージ向けテキスタイル印刷分野へ参入

2019年4月24日

株式会社 日本HP

本リリースは、HP Inc.(本社:米国カリフォルニア州パロアルト)が、2019年4月23日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。

本発表のハイライト

● 世界最速のカラーマッチングをプリンター、RIP(ラスターイメージプロセッサー)、およびクラウドで実現(*1)

● サーマルインクジェット・プリントヘッドテクノロジーにより、時間と無駄を削減し、複数台のプリンタ―に対して色の一貫性を実現

● 転写紙とファブリックへのダイレクト印刷に長期間高品質なプリントを提供(*2)

● 問題発生に先立ってサポートを提供する「HP Proactive Services」により、ダウンタイムを防止

HP Inc. (以下「HP」)は、高速で正確なカラーマッチングに加え、効率的で印刷プロセスの簡素化を実現するデジタルテキスタイルプリンター「HP Stitch S プリンタ―(エイチピー スティッチ)」シリーズを発表しました。HPの最新のイノベーションを搭載した新製品は、商業デジタル印刷の普及を加速します。

HPグラフィクスソリューションビジネスの責任者であるサンティ・モレア(Santi Morea)は、次のように述べています。「デコレーションやファッション用アプリケーションのトレンド、オンデマンド生産やパーソナライゼーションはデジタル印刷の成長を加速しています。Smithers Piraによると、デジタルによるテキスタイル印刷市場は年率二桁で成長し、2023年までに55億ドルに達すると見込まれています。我々は、新しいHP Stitch Sシリーズの登場で、さらにデジタルプリントトランスフォーメーションが加速することを期待しています。」

HP サーマルインクジェット・テクノロジーと業界標準の色材を組み合わせた「HP Stitch Sプリンター」のポートフォリオは、優れた色の耐久性を保証します。内蔵分光測色機を初めて採用することで、高速かつ正確なカラーマッチングを実現します。新製品は「HP Stitch S300 プリンター(64インチ)」、「HP Stitch S500 プリンター(64インチ)」、および「HP Stitch S1000 プリンター(126インチ)」の3機種です。

「HP Stitch S300 プリンター」は、ユーザーによる交換可能なプリントヘッドを初搭載することで、製品のダウンタイムとサービス費用を削減します。「HP Stitch S300 プリンター」は、初めて昇華プリンターを使用するプロフェッショナル、プロトタイプ制作部門、およびプリントプロバイダー向けに最適に設計されています。

Color Concepts社のテューニス・ルース(Teunis Roos)氏は、次のように述べています。「HP Stitch S300は、従来使用していた昇華プリンターよりもはるかに操作が容易で高速でした。多くのプリンターは、プリントヘッドのメンテナンスと調整は手作業ですが、HP Stitch S300はパフォーマンス向上を目的に、より積極的に自動化が進んでいます。」

「HP Stitch S500 プリンター」は、昇華後の色を予測して再現することで、プロダクション環境でメディアの無駄を削減します。64インチ幅に対応する多用途プリンターは、左右対称の2つのCMYKのプリントヘッドと「Optical Media Advance Sensor」により、高精度で高速の1パスモード印刷を実現します。「HP Stitch S500 プリンター」は大量プリントを行う環境に特に適しています。

「HP Stitch S500 プリンター」の主な特長は以下のとおりです。

● 生産工程を合理化:大容量インクタンク、大型のロール、および「HP Tension-Sensing Winder」は、無人印刷を可能にします。HP サービスとの連携や、クラウドフリートマネジメントツールを活用することで夜間の無人運転も安心です。

● 「HP Smart Colorツール」による信頼性の高いカラー:プリンター間で色の一貫性を保つことが可能なため、同一のプリントジョブを複数台で行えます。

● コスト節約:1200ネイティブdpiのプリントヘッドとHP Smart Nozzle Compensationシステムにより、プリントのやり直しやメディアの無駄を回避できます。またプリンター前面からメディアを装着し、スピンドルレスのシステムにより設置面積を最大50%削減します。(*3)

新しい昇華転写紙
HPは「HP Stitch S プリンター」シリーズ向けに新たな昇華転写紙も発表しました。この用紙はHPの昇華型インクと「HP Stitch S プリンター」シリーズと一体のシステムとして設計、テストされ、卓越したイメージ品質とカラーの一貫性を実現します。

「HP Stitch S300 プリンター」および「HP Stitch S500 プリンター」、ならびに昇華転写紙の販売は、米国では4月23日より開始します。また、4月24日から26日まで米国ネバダ州ラスベガスで開催されるISA 2019で初展示されます(ブース番号1935、1919)。
126インチの「HP Stitch S1000 プリンター」はISA 2019にて招待者限定で公開し、5月のFESPA 2019にて一般公開する予定です。

「FESA 2019」と「ITMA 2019」で日本語のブースツアーを実施
5月14日から17日までドイツのミュンヘンで開催されるFESPA2019、ならびに6月20日から26日までスペインのバルセロナで開催されるITMA 2019のHPブースでは、事前登録制による日本語のブースツアーを開催します。ブースツアーは、http://www.hp.com/jp/stitch2019にて登録を受け付けます。

「HP Stitch プリンター」シリーズの価格と提供予定
「HP Stitch プリンター」シリーズを販売する地域、販売開始時期、価格は国ごとに異なります。

*1:HPとサードパーティによる、「HP Stitch S プリンター」シリーズと2019年3月時点で25万USドル未満の他社製大判昇華プリンターとの比較試験に基づく。詳細についてはhp.com/go/stitchclaimsをご覧ください。

*2:ファブリックへのダイレクトプリントは少量の運転が対象。

*3:2019年1月時点で市販されている、他の64インチ昇華型のテキスタイルプリンターとの比較。

HPについて
HP Inc.は、世界中のあらゆる場所のすべての人々の暮らしを向上させるためのテクノロジーを創出しています。パーソナルシステムズ、プリンター、3Dプリンティングソリューションの製品やサービスを通じて、驚きの体験を提供します。HPに関する詳細は、http://www.hp.com を参照ください。

製品写真ライブラリ(画像データは以下のURLからご覧になれます。)
http://www.hp.com/jp/wfp_pr/