HP、「drupa 2016」において印刷業界に革新をもたらすソリューションを展示

HP Inc. （本社：米国カリフォルニア州パロアルト、以下「HP」）ならびに株式会社 日本HP（本社：東京都江東区、代表取締役 社長執行役員：岡 隆史）は、「drupa 2016」において、印刷業界に革新をもたらす最新のHPデジタル印刷テクノロジーを含む、業界で最も幅広いデジタル印刷ソリューションを展示します。
また、HPは、印刷工程を管理するための革新的なクラウドベースのオペレーティングシステム「HP PrintOS（プリントオーエス）」を発表します。この新しいプラットフォームは、「drupa 2016」で初めて披露する予定です。

HPは、今回初めてdrupaで最大規模の出展を行い（ブース：ホール17）、11日間にわたり、世界最大のデジタル印刷ソリューションを展示します。HPは商業印刷、ラベル＆パッケージ、ラージフォーマット、サイン＆ディスプレイなどの分野において、最新のテクノロジーを活用したハードウェアとソリューションを展示します。

HPのプリントマーケティング部門の世界統括責任者、ロブ・レブラスブラウン（Rob Le Bras-Brown）は、次のように述べています。「drupa 2016において、HPは広大で革新的なデジタル印刷ソリューション・ポートフォリオを展示します。本日の「HP PrintOS」と今後drupa 2016開催までに予定している各種の発表により、HPはすべての印刷分野において革新を続け、印刷の可能性を広げることをお約束します。」

〈印刷工程管理を簡素化、自動化する「HP PrintOS」〉
印刷工程管理の最適化を目的としたオープンで安全性の高いクラウドベースのオペレーティングシステム「HP PrintOS」は、あらゆる分野と規模の印刷事業者が、「HP Indigoデジタル印刷機」、「HP PageWide Web Pressシリーズ」、「HP Scitexシリーズ」、「HP Latexシリーズ」とともに活用することができます。

「HP PrintOS」は直感的かつ分かりやすいインターフェイスを持つWebアプリケーションとモバイルアプリケーションの集合です。「HP Print OS」は、印刷工程の簡素化と自動化を可能とし、お客様がより迅速に印刷ジョブを実行できるよう設計されています。また、お客様はクラウドを通じて生産環境をモニタリングでき、生産性を向上させることができます。

ProCo社のプロダクションディレクター、グレーメ・パリー（Graeme Parry）氏は、次のように述べています。「当社ではマルチシフト／マルチプレスの運用体制をとっていますが、これまでデジタル印刷機の生産性を把握する方法がありませんでした。「HP PrintOS」によってこれらの情報へ、いつどこからでもアクセスでき、ビジネスの状況をこれまで以上に把握できるようになりました。当社は「HP PrintOS」を採用することで、生産性の向上に加えて従業員の教育も図っており、最適なツールを通じてオペレーターの能力向上を推進しています。「HP PrintOS」はすばらしいソリューションです。」

「HP PrintOS」のアプリケーションには、以下が含まれます。

・ Box（ボックス）：従来、Eメールやファイル転送サービスにより行われていたデータ入稿作業を簡素化するアプリケーションです。これまでプリプレスには多大な時間と労力が割かれていました。Boxはこれらのプロセスを標準化し、オーバーヘッドを削減しながら処理能力と収益性を高めます。

・ Site Flow（サイトフロー）：オーダー管理、プリプレス、印刷の生産管理機能を組み合わせたアプリケーションです。BtoBおよびBtoBtoC市場向けにサービスを提供する印刷事業者のニーズに応えます。Site Flowを使用することにより、印刷事業者は魅力的な価格とより高いサービスレベルを提供でき、クライアントへの発送を含め、毎日、数百から数万件に及ぶ注文に対応することが可能です。

「HP Indigoデジタル印刷機」と「HP PageWide Web Pressシリーズ」のお客様は、2016年5月31日より「HP PrintOS」を利用できます。保守サービス契約を締結済みのお客様はこれらのアプリケーションを無償で利用できますが、アプリケーションによっては使用料がかかる場合があります（＊1）。

＊1：「HP Latexシリーズ」および「HP Scitexシリーズ」のお客様への提供は2017年を予定しています。

■「PrintOS」についての製品情報は以下のURLを参照してください。
　http://www.hp.com/go/PrintOS（英語）