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【HP Wolf Pro Security 導入事例】株式会社テラスカイ

株式会社テラスカイ

統合エンドポイントセキュリティサービスの導入で、最新の脅威にも対応できる 万全の安全対策を実現

  • 株式会社テラスカイ
  • HP Wolf Pro Security Service

セキュリティシステムを提案する側のシステムインテグレーターにとって、自社のセキュリティの強化は切実な課題となる。ある意味、すべての企業の手本になる必要があるため、取引先だけでなく、多くの視線が集まるのは当然といえるだろう。そんなシステムインテグレーターの大手、テラスカイでは既存のセキュリティソリューションの契約更新に伴うセキュリティ強化を実施、HP Wolf Pro Securityを導入することで万全のシステムを構築することに成功している。導入に関わった担当者に話を伺ってきたので紹介しよう。

事例紹介PDF
  • 目的
    既存のエンドポイントセキュリティソリューションの契約更新に伴う刷新
  • アプローチ
    最新のマルウェアに対抗できる新たなセキュリティソリューションの導入
  • システムの効果
    • 未然に検知しづらい添付ファイルやURLクリック型の攻撃をマイクロVM内に封じ込める
    • 従来のシグネチャ型アンチウイルスソフトの機能に加え、AIによる先読み検知で未知の脅威を検出・隔離
  • ビジネスへの効果
    • ユーザーに負荷の少ないサービスで業務効率と生産性を維持
    • 運用負荷軽減、運用管理の効率化による運用コスト低減

クラウド活用を牽引し続けるテラスカイ

2006年、時代に先んじてクラウドコンピューティングの全盛を予見し、クラウド専業のシステムインテグレーターとして創立された企業が株式会社テラスカイだ(以降、テラスカイ)。以降、「クラウドインテグレーター」としてビジネスを展開。クラウドのテクノロジーを活用した様々なサービスを展開することで、多くの顧客企業の課題を解決し、成長を続けている。

「一歩先をゆく確かな技術で、もっとも信頼されるパートナーを目指すことをスローガンに、お客様にとっての最適解をご提案しております。期待を超えるチャレンジと、ベストを探求することで、お客様を成功にお導きできればと、社員一同全力でサポートしています」と語るのはテラスカイの高島氏だ。

テラスカイはクラウドインテグレーション、クラウドコンサルティング、開発支援ツール、クラウドサービスなどをテーマに多様なソリューションを展開し、豊富な実績に裏付けされた的確な提案力で多くの企業の支持を受けている。「一方で、私たちは常に最新の脅威に対して注意を払う必要があると考えています。お客様に提案する立場であることはもちろん、お客様からお預かりしている機密情報もありますし、社会からの信頼を守るためにも、システムの安全性には十分以上の配慮を続けてきました」とテラスカイの西田氏。

自社のセキュリティに万全を期すことは、すべての業界にとっての共通した課題となるが、システムインテグレーターとして見られた場合、特に顧客企業からの視線は厳しくなるのは当然だ。「コロナ禍を経る中で、脅威も大きく変化しています。ランサムウェアや標的型攻撃、サプライチェーンを狙った攻撃等、悪意を持った組織による犯行は年々増加かつ高度化しているのが現状です。特にエンドポイントを狙った脅威はますます巧妙化しているので弊社としても注意喚起を続けています」と高島氏も言葉を続ける。

そんなテラスカイは脅威への対抗策としてエンドポイントにアンチウイルスソフトを導入していた。当然、アンチウイルスソフトも一定の効果はあるが、コロナ禍のタイミングで契約更新の時期が訪れたのだという。「アンチウイルスソフトは既知の脅威を防ぐのには最適なツールですが、添付ファイルやURL誘導型による攻撃には無防備な面もあります。契約更新のタイミングで、サブスクリプションの値上げも告知されていたので、他に最新の脅威にも対応できるソリューションは無いかと探してみることにしたのです」と西田氏は語る。

こうして2021年8月、テラスカイは新たなセキュリティソリューションを求め、調査に乗り出すことになった。

右から、株式会社テラスカイ
経営企画本部 経営企画部 情報システムチーム マネージャー 高島 拓也氏、
経営企画本部 経営企画部 情報システムチーム 西田 薫氏

右から、ディーアールエス株式会社
セキュリティ営業部 マネージャー 岩城 徹氏、
第一営業部 営業第一課 刈屋 晃氏

最新の脅威にも対応できるセキュリティソリューション

テラスカイがセキュリティソリューションを探し始めた段階で、以前から取引のあったディーアールエス株式会社(以降、DRS)にも相談、提案を依頼していたのだという。「私たちはPCのレンタルやPCライフサイクルマネジメントにおいて、テラスカイ様と協力関係にありました。エンドポイントとなるPCをご提供する立場として、セキュリティソリューションのご提案にも力を入れていたため、私たちも一緒にテラスカイ様に最適なソリューションを探すことにしました」とDRSでテラスカイの担当営業を務める刈屋氏は語る。

その時、DRSはすでにHP Wolf Pro Security(以降、HP WPS)を取り扱っており、その導入メリットからテラスカイにも最適だと考えたのだという。「HP WPSは脅威があっても仮想空間に封じ込める機能や、未知のマルウェアをAIで予測検出する次世代型アンチウイルスソフトなどが揃った統合エンドポイントセキュリティサービスです。最新の脅威にも対応できるソリューションを探しているテラスカイ様に最適なソリューションであると考えました」と語るのはDRSでセキュリティサービスの営業を担当する岩城氏。事情を聞いたHPと協力体制を作ることも決定し、本格的な提案へ向けて準備を始めることになった。

すぐにでもHP WPSのPoC(Proof of Concept:概念実証)を開始したいところであったが、同ソリューションの大規模アップデートが控えていたため一時的に検証はストップ状態になったものの、それらが解消された2022年4月に改めてPoCを開始。テラスカイの環境下での検証結果も良好だったため、同年8月には部分導入を開始することになった。

右から、
株式会社 日本HP パートナー営業統括 第三営業本部 第一営業部 主任 堀 達也氏、
ワークフォースサービス・ソリューション事業本部 ソリューション技術部 セキュリティソリューションアーキテクト 木下 和紀 エドワルド氏

「テラスカイ様にはすでにHPのビジネスPCをご導入いただいていましたが、PoC初期は既存の無償版HP WPSをアンインストールしてから有償版を入れ直す必要がありました。しかし、その後PoC期間中にこの問題は解決、アンインストール無しでも有償版のHP WPSがインストールできるようになり、本格導入は非常にスムーズにおこなえました」と語るのは導入をサポートしたHPの木下氏。

「お話をいただいた時期にちょうどHP WPSの大規模アップデートが重なっていたため、時間的にご迷惑をお掛けしてしまいましたが、PoC 開始後はとてもスムーズだったとお聞きしてとても安心しています」と、HPの堀氏は当時を振り返る。

「HP WPSはこれまでに無かった機能を提供する革新的なセキュリティソリューションですが、一方で導入事例があまり多くなく、PoCには時間がかかることも懸念していました。しかし結果的にセッティングもシンプルで、ネットワークの変更やサーバの構築も不要なことから、検証も導入も実にスムーズで驚きました」と刈屋氏。「マイクロVMによる隔離環境でのアプリケーション実行など、新しいテクノロジーがきちんと動作することが確認できたので、今後も様々なお客様にご提案できると大きな手応えを感じています。万が一、悪意のあるファイルを開いてしまっても、閉じてしまえば無かったことにできるという安心感はとても大きいと思いました」と岩城氏は語る。

“HPのビジネスノートPCのセキュリティ機能とHP WPSの導入の相乗効果で、自社のセキュリティ運用が大きく変わったと考えています”

株式会社テラスカイ 経営企画本部 経営企画部 情報システムチーム マネージャー 高島 拓也氏

導入メリットの高いHP Wolf Pro Security

現在、残数の導入を続けているテラスカイ。「以前から、HPのビジネスPCを使っていたのでHP WPSには使い慣れていましたから混乱もなく使えています。HP WPSの有償版はHP以外のベンダーのPCにも適用できる点も今後のPC運用という面でも幅が持たせられ魅力に感じています。」と高島氏。スキルの高い技術者を多く抱えるテラスカイでは、そもそも企業全体のITリテラシーが高いという理由もあり、順応性が更に高いという点もあるだろう。

「これまでのアンチウイルスソフトの中には、ソフトウェアのメジャーアップデートの度に、アンインストールして入れ直さないといけないものもありました。HP WPSは自動でアップデートしてくれるので、セキュリティ運用の負担は大きく減ったと思います。また、セキュリティログも確認できるので、万が一不測の事態があった際には大いに参考になると期待しています」と西田氏も導入後の感想を語る。

現在、HP WPSによるセキュアな環境を手に入れたテラスカイ。「今回のセキュリティソリューションの刷新で、自社のセキュリティ運用が大きく変わったと考えています。これはHP WPSとは違うお話になりますが、HPのビジネスノートPCには『HP Sure Start』など、ファームウェア/BIOSの保護機能やハードウェアレベルでのセキュリティ機能があります。近年、こうした部分への攻撃も増えていることから、HP WPSとの併用で更なる安心感が出たと考えています」と高島氏。

「HP WPSを提案していただいたDRS様には、これまでもご支援いただいていたPCレンタルに加え、今回のようなセキュリティ領域においてもプロフェッショナルとしてのアドバイスや最新情報を提供いただけるように期待しています。また、HP様にはより日本向けにローカライズされたサポートを期待しています。両社とも、これからもご協力いただけるとうれしいですね」と最後に西田氏は語ってくれた。DRSとHPはこれからもテラスカイをサポートしていく。

本事例や製品に関するお問い合わせ|日本HP WOLF SECURITY 担当チーム

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