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【HP PCリユースプログラム導入事例】浄土宗宗務庁

浄土宗宗務庁

成果を目に見える形にする HP PCリユースプログラムで持続可能社会の実現に貢献

  • 浄土宗宗務庁

PCのライフサイクルの終わりには必ず、廃棄や売却などがある。リースの場合は業者に任せることができるが、買い取りの場合にはそれらの手段のために別のコストが発生する上に、コンプライアンスを考えた場合はデータ消去などの必要性もあるなど、一連の作業は決して簡単ではない。ここでは持続可能社会の実現という大きな目的も含め、PCライフサイクルの終端にHP PCリユースプログラムを選択した、浄土宗宗務庁の取り組みを紹介したいと思う。

事例紹介PDF
  • 目的
    PCリプレイスに係る業務の効率化と作業量の適正化
  • アプローチ
    リプレイスのタイミングに合わせてHP PCリユースプログラムを採用
  • システムの効果
    • リプレイスに係る時間および人的負荷の削減に成功
    • 余ったリソースを他業務に充てることで生産性が向上
  • 導入効果
    • 持続可能社会の実現へ向けた取り組み
    • 廃棄を少なくすることで環境への配慮を実現

宗務庁としての役割の効率化を目指す

浄土宗宗務庁は、全国に約7,000ヵ寺ある寺院と、僧侶(教師)約10,000人が属している浄土宗全体の寺務を担う機関だ。浄土宗の行政を司るために設置された浄土宗宗務庁は、宗教法人「浄土宗」規則により、主たる事務所を京都市東山区に置き、また従たる事務所を東京都港区に置いている。

「浄土宗は2024年に法然上人開宗850年を迎えました。私たちの組織は、宗祖法然上人の立教開宗の精神に則り、浄土宗の教旨をひろめ、儀式を行い、僧侶、檀信徒その他の者を教化育成することを目的とし、寺院及び教会を包括するほか、この法人の目的達成に必要な業務及び事業を行っております」と語るのは、浄土宗宗務庁 浄土宗企画調整室長 名越 邦博氏(以降、名越氏)だ。

浄土宗宗務庁では、DXにも積極的でペーパーレスの促進をはじめ、業務効率化を進めている。その一環として、業務で使うPCのライフサイクル管理について、懸念点があったのだという。

「業務使うPCは5年前後の入れ替えタイミングで都度購入していました。よくある運用かと存じますが、PCの使用者や用途、保管場所、ライセンス期限等を台帳に登録し、必要があれば随時更新するといった、本庁の規定に則った運用を行っております。廃棄についても、ライセンスや保守期限を軸に計画されるリプレイスと同時に行なっており、廃棄の際はデータ破壊を行なった上で廃棄業者様に引渡していました」と名越氏。

浄土宗宗務庁
浄土宗企画調整室長
名越 邦博氏

この際のデータ破壊や業者との調整に時間を要していたため改善が必要だと感じていた浄土宗宗務庁は、間もなく始まるPCリプレイスおよび工数削減について取引のあるSier数社に相談してみることにしたのだという。

PCリプレイスと持続可能社会の両立

相談を受けたSierの中からGateテクノロジーズ株式会社が選ばれ、サーバやPCのリプレイスの作業を行うことになった。同社はリプレイスの作業を進める際にHPと話をする機会があり、その際にHPから「HP PCリユースプログラム」のことを知ったのだという。

「ただ廃棄するというだけではなく、きちんとリユースとして発展途上国で再利用する部分などが、浄土宗宗務庁様が取り組んでいらっしゃる持続可能社会へ向けた取り組みにも合致すると思い、ご紹介することにしました」と語るのはGateテクノロジーズの淺田 昌志氏だ。

淺田氏がいうように、浄土宗宗務庁ではSDGsに対応する取り組みを進めており、HP PCリユースプログラムはまさにその精神にも合致するといえる。

「HP PCリユースプログラムは、HPの法人向けPCへの買い替えをしていただくことでご提供できるサービスで、簡単にいえば今までお使いだったHPまたはHP以外の法人向けWindows PCを1台5,000円で引き取らせていただくソリューションです。物を無駄にしないという部分で環境への配慮にもなりますし、リユースすることで、海外のITが行き届いていない地域へ再生PCを展開するという部分では社会貢献にもなります。データ消去に関しても国際基準に準拠した品質で実施されるので安全です」と語るのは株式会社 日本HP パートナー営業統括 第3営業本部 第1営業部 主任 堀 達也氏だ。

GateテクノロジーズとHPはこうして浄土宗宗務庁へ、HP PCリユースプログラムを提案。その内容が非常に有効的であり魅力的であったため、PCリプレイス後すぐに適用することとなった。

DXと社会貢献を一歩前進

「PCのリプレイスを進める中で、HP PCリユースプログラムは非常に有効かつ魅力的であったため、PCリプレイス後すぐに適用させていただくことになりました」と語る名越氏。

導入の決め手を伺ってみると、「改善を希望していた、データ破壊や廃棄業者様との調整の手間が省けたことや、本プログラムによって旧PCを買い取っていただけることもありますが、何よりも廃棄するつもりだったものが本プログラムによって再生し、再利用によって循環されることで、廃棄による環境への影響の低減に貢献ができるところがポイントでした。CSRが注目される現代において、本庁も様々な検討や実践を行なっておりますが、本プログラムを適用することで、通常の業務を行いながら無理なくカーボンニュートラル実現に向けた貢献ができるところも、とても魅力に感じました」と名越氏は語る。

今回のリプレイスによって浄土宗宗務庁が採用したPCはHPの法人向けPCのハイエンドモデル「HP EliteBook 1040 G9 Notebook PC」だ。第12世代インテル® Core™ プロセッサー搭載のインテル® vPro® プラットフォームを採用することで、高いパフォーマンスを発揮。インテル® Evo™ プラットフォームのバッジを持っていることからも分かるようにモビリティ性能も非常に高い製品だ。

そのほか、セキュリティ機能やWeb会議の品質を向上させる機能なども充実しているだけでなく、リサイクルマグネシウムや、再生プラスチック、オーシャンバウンド・プラスチックを採用するなど、環境への配慮も十分されているノートPCとなっており、浄土宗宗務庁のコンセプトに見合った仕様といえる。

また今回より、浄土宗宗務庁で使っているPCは、一部の専用PCを除くとすべてがノートPCへと入れ替えられたのだという。「これまではデスクトップPCがメインでしたが、ノートPCへ入れ替えました。ペーパーレス化の促進という意味でも、庁内で情報を持ち運ぶ際にノートPCを持つようになったことで、紙資料を減らすことに繋がっています。宗務庁の職員の意識も『まずはやれることから取り組んでいこう』という方向に変わってきたと感じています」と名越氏はPCリプレイスの感想を語る。

「HP PCリユースプログラムを利用しこれまでと比較しデータ破壊や廃棄業者様との調整の手間が省けました。PCの回収もHP様と業者様にすべてお願いできましたし、そういった時間も他の業務に充てられるので、業務効率の改善にも繋がったと感じております」と名越氏。

Gateテクノロジーズ株式会社
営業開発部
取締役 部長 淺田 昌志氏

株式会社 日本HP パートナー営業統括
情報通信事業本部 情報通信システム部
第3営業本部 第1営業部 主任 堀 達也氏

“これまでと比較してリプレイスの手間や時間が大幅に削減できました。
余った時間は他の業務に充てられるので、業務効率の改善にも繋がったと感じております。”

浄土宗宗務庁
浄土宗企画調整室長
名越 邦博氏

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