社内デバイスの状況を可視化
―― まず、おおまかな業務内容を教えてください。
インターネット広告や、SEM、販売促進、イベントやセミナー運営などで、各社をお手伝いさせていただいています。設立から12年目で従業員数はアルバイトなどを含めて80名程度です。
―― お一人で全社のITの管理を引き受けているのでしょうか。
そうです。もともとPCが大好きでしたので、IT管理業務自体は嫌いではないのですが、社員数の増加と共に利用するPCの台数も増え、だんだん負担も多くなってきました。
一方で情報システム担当はわたし一人だけ、また他に担当している業務もありますので、対応が遅れてユーザーに迷惑をかけてしまうこともありましたし、必然的に残業も多くなってしまいました。
そういう意味では典型的な一人情シスとして、多くの中小企業が抱える悩みと同じ課題を抱えながら仕事をしてきたといえます。
そんなときに、「HP TechPulseプロアクティブ管理」を知りました。これまで手作業で実施していたデバイスの管理がブラウザ上で簡単に行えるので、自分の負担も軽くできますし、プロアクティブな対応が行えることで、ユーザーの満足度や生産性も向上できるのではと思いました。
五十嵐敏郎氏(システム部マネージャー)
―― 実際に導入されてみていかがでしたか。
あまりに便利で仕事がなくなってしまうのではと心配してしまいました(笑)
各エンドユーザーのデバイスにエージェントをインストールしておくだけで、デバイスの情報をWEBブラウザ上のダッシュボードで一目で確認できるのはとても便利です。
使用しているPCはHP以外の他社製PCも多いのですが、HP TechPulseプロアクティブ管理では、メーカーに関係なく同じレベルの情報が見られるのがとてもいいと思いました。
これまでは社内デバイスの一覧表をExcelで作成していましたので、正直なところこれだけでも導入効果を実感できました。必要な時にはダッシュボードからExcelにエクスポートもできますので、これも助かっています。
PCの一覧表には各デバイスのWindowsのバージョンやビルド番号、パッチの状態も表示されますので、都度パッチ未適用のユーザーに注意を促したり、意図しないタイミングで機能更新がかからないよう夜間や休日でのアップデートを促したりすることができるようになりました。
当社のようにWSUSなどがない管理環境であっても各クライアントの状況が可視化できれば、あとは運用でカバーすることもできます。デバイス管理の効率化という当初の目的以上に効果があったと実感しています。
―― 社内エンドユーザーへのサポートでは何か効果はありましたか?
サポートで最もたいへんなのがディスクの故障です。ディスクが故障してしまった場合、ほとんどのケースで私がデータ復旧を試みるか、場合によっては業者にサルベージを依頼することになります。私の負担も大きければ、エンドユーザーにとっても長時間にわたって仕事を継続できないのですから、会社にとっていいはずがありません。