HPビジネスPCには多彩なセキュリティ機能が搭載されています。”Step by Step HPビジネスPCのセキュリティを使ってみよう"シリーズでは、毎回1つのセキュリティ機能を取り上げ、設定方法や利用手順をStep by Stepで解説し、セキュリティ機能を実際に使っていただくことを支援いたします。
今回はハードドライブが完全に消去された状態からでもWindows 10の再インストールを可能にするHP Sure Recoverの利用方法ついて解説します。
HP Sure Recoverは、対応するHPビジネスPCのハードウェアとファームウェアに組み込まれたOSのリカバリソリューションです。追加の設定やリカバリソフトウェア不要で、ハードドライブが完全に消去された状態からでもネットワーク接続(インターネット)からWindows 10を再インストールすることができます。また、HP Client Security ManagerやHP Manageability Integration Kitを使用して企業のカスタマイズされたOSイメージをリカバリするように設定することも可能です。
※一部の機種には無線LANネットネットワーク経由でHP Sure Recoverを利用できるものがありますがここでは有線ネットワークに接続されている場合について説明します
PCの電源を投入したら直ちにf11キーを押します。
ネットワークからの復元を選択します。以降Windows 10のインストールが完了するまで自動的に進みます。
ネットワークからリカバリソフトウェアがダウンロードされます。
リカバリソフトウェアが初期化されます。
ディスクパーティションが作成されます。
Windows 10がダウンロードされてインストールが開始します。
Windows 10のインストールが完了すると自動的に再起動します。
お使いの環境に応じてWindows 10の初期セットアップを進めたら完了です。
以下、Windows 10の初期セットアップの実行の例です。
「日本語」を選択して、「はい」をクリックします。
地域に「日本」を選択して「はい」をクリックします。
「はい」をクリックします。
「スキップ」をクリックします。
マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項の内容を確認し、「同意」をクリックします。
「組織用に設定」を選択し、「次へ」をクリックします。
「代わりにドメインに参加する」をクリックします。
Windows 10へのサインインに使用する名前を入力し、「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
※パスワードを設定する場合はここで入力するか、またはWindows 10にサインインした後で設定することができます。
デバイスのプライバシー設定の内容を確認し、「同意」をクリックします。
「いいえ」をクリックします。
※デバイス間でアクティビティ履歴を利用したい場合は「はい」をクリックします。
「同意」をクリックします。
※Cortanaに個人情報にアクセスさせたくない場合は「今は実行しない」をクリックします。
Windows 10のデスクトップが表示されたら完了です。
いかがでしたでしょうか。ぜひHP Sure RecoverをセキュアなPC環境実現の一助として活用ください。
Author:日本HP