ステイホームが求められるなか、在宅勤務やテレワークにおけるコミュニケーションを円滑なものにするためのオンライン会議が定着しつつあります。そのためのソリューションとして広く活用されているのがZoomです。
拠点の会議室には最小限のメンバーだけが集まり、他のメンバーは遠隔地から会議に参加するといった形態は、今後、ますます一般的になっていくでしょう。
HP EliteOne 800 G6 All-in-Oneコラボレーションモデルは、特定用途向けデバイスに最適なWindows 10 IoT Enterpriseに、オンライン会議を実現するZoom Roomsをプリインストールしています。
Zoom Roomsは、会議室に常設された端末を会議のための専用端末として機能させるアプリです。毎回、会議用にPCをセットアップすることなく、わずかなタッチ操作でZoomミーティングを開始できます。
起動すると、通常はZoomアカウントが自動サインインし、すぐにミーティングを開始できます。また、設定の変更等が必要な場合は、メニューでZoomアドミンという管理者用のアカウントでサインインすることで、Windows環境下での各種設定変更ができます。
会議専用の端末を用意することで、会議のメモをとったり、必要な書類を参照したりするなど、個々の参加者は自分のPCを自分のためだけに利用でき、会議に必要な時間を大きく短縮することに貢献するはずです。
オンライン会議は一般的なものになりましたが、2人に1人はそれに不満を感じているそうです。相手の音声が聴きづらかったり、それによって発言タイミングに困ったり、周囲の雑音が気になる、複数人が一箇所に集まっている場合は、座る場所によって音声の質が変わるなど、いろいろな不満がつのっているようです。
オンライン会議の音声のクリアさや、通信環境などは、相手の印象を決める重要な要素として、商談などのビジネスに直接影響を与えるものとなりつつあります(Jabra(GNオーディオジャパン(株))調べ)。
今後、離れたところにいる顧客の拠点と、自社拠点を結んでの商談はますます増えていくなかで、音声を真剣に考えなければならないのは自明です。
HP EliteOne 800 G6 All-in-One コラボレーションモデルは、82 dBを出力する5Wのデュアルスピーカーのリッチなサウンドと、集音範囲4mのデュアルインテリジェントマイクを搭載し、HPノイズキャンセリングソフトウェアによってスムーズなオンラインコミュニケーションの場を実現します。
QHDは4,096×2,160で、一般的に4Kと呼ばれる解像度でフルHDの約4倍に相当します。27型の場合、Windowsの表示スケールを175%に設定することで、24型フルHDディスプレイでの100%表示とほぼ同じサイズの表示が得られます。
デスクトップの表示領域は24型に対して約2.3倍に拡張され、PCとして利用する場合にも、複数のウィンドウを開いての作業効率も高まります。4K解像度ということもあり、100%表示では文字等が小さすぎますが、150%に拡大表示することで精細な表示で明瞭な視認性を確保し、より広い領域での会議環境をかなえます。
さらにタッチに対応し、スマホやタブレットと同様に、指先で直接画面を操作することができ、ピンチインやピンチアウト、フリックなどの操作でアプリのウィンドウをズームしたり、スクロールさせたりといった直感的な作業が可能です。プレゼンテーションなどを離れたところにいる相手に見せるような場合も、ダイナミックな演出で説得力を高めます。
会話が中心のオンラインミーティングでは、キーボードやマウスに手を触れる必要さえないかもしれません。
タッチ対応のスクリーンはZoomアプリのホワイトボード機能を使う際にも重宝します。画面に直接手書きするフリーハンドでの描画はマウスを使っての描画以上に直感的です。手描きした図も、瞬時に図形データに変換され、美しく、わかりやすいグラフィックスとして表現されます。
対面でのミーティングとは異なり、離れたところにいる相手とのオンラインコミュニケーションでは、対面のとき以上にインタラクティブなシカケが重宝します。タッチ対応は、そのためにも必須の装備だといえるでしょう。
すべてが装備されたノートPCとは異なり、大画面モニターでのオンライン会議のために、マイクとスピーカー、そしてカメラがオールインワンで揃った環境を揃えるのはなかなかたいへんです。必要なデバイスの接続も煩雑になりがちです。特に、複数のメンバーが同じ拠点に集まって参加するようなケースでは、一人だけが参加する場合とは違った装備が求められます。
HP EliteOne 800 G6 All-in-Oneコラボレーションモデルは、コラボレーションのために特化した据置端末として、その煩雑さを解消します。
スクリーン上部には5メガピクセルIRセンサー付きWebカメラ (マイク内蔵)を装備しています。オンラインミーティングのために外付けのカメラやマイクを用意する必要はありません。カメラの視野角は88度のワイドアングルで、複数メンバーが集まっている会議室で全員を映し出すためにも十分な画角です。
ノートPCと同様に本体だけでミーティングをスタートできます。外付けのデバイスを用意して接続するといった煩雑な作業は必要はありません。
また、カメラはポップアップ方式で、必要がない場合には、軽く押し込むだけで本体上部に格納しておくことができるようになっています。プライバシーを気にする場合にも安心です。カメラを使いたいときは、軽くプッシュするだけで、レンズが顔を出します。
本体には入力用のHDMI端子が装備されています。この端子にノートPCなどを接続することで、HP EliteOne 800 G6 All-in-Oneコラボレーションモデルを、ノートPCの拡張ディスプレイとして利用することができます。オンライン会議の前の打ち合わせでも、手元のノートPCを接続すれば、ケーブル一本で接続するだけで大画面で効率よく準備をすることができます。また、ビデオレコーダーなどを接続すれば、必要なときにテレビにも早変わりします。会議スペースに設置する端末として、オンライン会議のみならず、あらゆる用途に便利に対応できるでしょう。
オールインワンという名前から想像できるように、PCの稼働に必要な要素がすべて筐体内に格納されています。電源アダプタも必要ありません。ケーブル一本を壁のコンセントに接続してAC電源を供給するだけです。雑然とした状態になりがちな本体裏もすっきりとさせることができ、本体の背面が、常に人の目に触れるような設置環境でも美観を損ねることはありません。壁掛け設置の場合、LANをWi-Fiに頼れば、電源ケーブルのみの最小限の配線ですませることができます。
標準装備のポートは次の通りです。
背面
USB 3.2 Type-A Gen1
USB 3.2 Type-A Gen2×2
USB 3.2 Type-C Gen2 x1
側面
USB3.2 Type-A Gen2 ×1
USB3.2 Type-C Gen2 x1
これらに加えて、
IN : HDMI×1
OUT : Dual-Mode DisplayPort™1.4×1
を持ち、さらに別のDisplayport対応モニターを接続して表示領域を拡張することができます。有線のギガビットイーサネットはもちろん、Wi-Fi6にも対応、あらゆるネットワークでオンラインコミュニケーションを支えます。
また、電源は本体内に内蔵されているため、電源アダプターを使わずにケーブル一本で電力を供給できます。壁への設置時などに配線を簡素化できるので、レイアウトの自由度も高まります。
4. 2×USB 3.2 Gen 2
5. RJ-45
6. DisplayPort™ 1.4 (出力)
7. USB-C® 3.2 Gen2
8. 2×USB 3.2 Gen 1
9. HDMI(入力)
10. ケーブルロックスロット
会議室のテーブルを有効に活かすために壁掛けでの利用をお勧めします。壁掛け用のVESA対応プレートを標準同梱し、スタンドは別売りとなります。不特定多数の従業員が使う会議室の専用端末では、ホワイトボードとしての利用などで画面に直接触れることが多くなります。特に新型コロナ感染症禍の今、その衛生管理も重要です。HP EliteOne 800 G6 All-in-Oneコラボレーションモデルのディスプレイは頑丈なガラスでカバーされ、簡単にクリーニング可能です。1000回の消毒にも耐えうるため常に清潔に保てます。
ハードウェアによる保護、ソフトウェアによる保護、その他の機能の組み合わせによって、サイバー攻撃のような脅威に備え、その被害を予防、検知し、復旧に至るまでのプロセスを担保します。
HPの独自開発によるチップ「HP Endpoint Security Controller」が、PCの理想的な状態を原点とし、現在の状態と比較して安全を確保します。悪意による改ざんが発見されればただちに復旧を開始します。この機能によって、たとえPCのBIOSが攻撃によって改ざんされたとしても自動的に正常な状態に回復するHP Sure Startや、セキュリティ機能をオフにさせないHP Sure Run、ウィルス感染によってOSが起動しなくなってしまっても自動的にネットワークから必要なイメージをダウンロードしてリカバリーするHP Sure Recoverといった機能が装備されています。
また、アンチウィルス対策のためのHP Sure Sense、ウェブ閲覧やメールの添付ファイルでの感染をなかったことにするHP Sure Clickなど、ソフトウェアによる対策などにより、HPのPCは、世界でもっとも安全なPCの座を守り続けています。
HP Sure Sense
ディープラーニングAIを活用してマルウェアを検知し、ブロックする新機能です。HP Sure Sensは、既知のマルウェアだけでなく、未知のマルウェアについても約99%を最短で20ミリ秒(1ミリ秒は1000分の1秒)で検知できるソリューションです。
HP Sure Start
専用チップがBIOSのコードや設定が正規の状態であるかどうかを起動時と実行時に監視し、マルウェア、ルートキット等の脅威、改ざんから自動復旧します。
HP Sure Recover
万が一OSがマルウェアに感染した場合、BIOSさえ正常であればセキュリティを確保してネットワーク経由で復旧します。
HP Sure Run
アンチウイルスなどのOS上の重要プロセスが正常に動作しているかをOSとは独立した専用チップが常に監視し、万が一停止した場合には正規の状態で再起動し自動復旧します。
HP Sure Click
ブラウザタブをハードウェア上で稼働するマイクロVMで隔離し、マルウェアをマイクロVM内に閉じ込め、タブのクローズで消去し感染から復旧します。